今日のつぶやき
さあ、2学期スタート!
さあ、2学期のスタートです!
1学期を振り返ると、様々な行事を地域の方々の協力を得ながら滞りなく進めることができました。改めて御礼申し上げます。そして、2学期も行事が目白押しです!
さて、1学期の終業式では手作りの真っ白い円柱(ウエットティッシュの筒にA4の紙を巻いたものを)を示しながら、同じものを見ていても、見る位置や場所、光の当て方などによって、円にも長方形にも見えること、これはものばかりでなく、人にも当てはまることを生徒に話しました。常に自分は同じ場所にいて他者を見るのではなく、いろいろと立ち位置を変え考え方を柔軟にして物事をとらえよう、そうすると今まで気が付かなかったことが見えてくるということを話しました。
この話を受けて、本日の始業式では、生徒に「処理水問題」について問いかけました。この問題は、一概に白黒をつけられるものではないこと、しかし、福島県人として、そしてこの地球に住む地球人としてしっかりと考えて欲しいこと、無関心ではいけないことを伝えました。本校では「地域課題探究」を学びの柱として日々の学習活動に取り組んでいます。この視点を更に大きく広げ、今回の問題について、まずは生徒同士で話をして欲しい、そして、「理論的」な解決方法を考えついたときには、是非校長室で話をして欲しいと伝えました。高校生という若い感性で、今学校で取り組んでいる課題解決の探究の力を是非発揮して欲しいと思っています。円柱が立ち位置が変わると○にも□にもみえることと同じで、この問題もどの位置に立って物事を考えるかで解が変わってくることを学んで欲しいと感じています。科学的、経済的、社会的、心理的、国際的・・・。この問題の切り口をどこにするのかという課題設定力も重要になってきます。最終的には、全てを網羅した視点で生徒なりの解を導き出して欲しいと思っています。そして、今あるこの大きな意見の違いを、生徒同士の直のコミュニケーションで味わって欲しいのです。今、SNS上には己の立ち位置を守りながら強い言葉で自分の主張をしているものが散見されますが、本校生には、今までの十数年の人生で得た知識や経験からで十分なので、他者と直のコミュニケーションを図りながら最適解を導き出して欲しいと思っています。本校では地域の方々と協力し、蕎麦や米の栽培から六次化商品の開発等を通じて食の安全安心についても取組を進めており、日々の学びの中で直のコミュニケーションが図られています。このような取組を進めている本校生だからこそ感じられる課題解決法が出てくることを期待するところです。
改めて、さあ、2学期のスタートです!
『地域創生に関わる日本一の学校』をスローガンに、新学期も生徒のパワー爆発で取組を進めて参ります。地域の皆様の御協力は勿論、県内、国内、そして世界中の皆さんの御協力と御支援をよろしくお願いします!
本校HPの記事や福島県教育委員会 公式noteを是非ご覧ください。
『地域創生に関わる日本一の学校』を目指して、今後も取り組んで参ります。
6/7 舟津の夕焼け
6/29 鬼沼
7/6 御霊櫃峠から望む磐梯山
7/7 学校上空に穴あき雲
7/22 猪苗代湖監視アルバイト
8/3 焼き畑(東京農工大生の卒論研究)
8/24 本校の蕎麦畑(花が少し・・・)
6月になりました。
先月(5月)も、生徒のめざましい活動あり、地域の方々の温かいバックアップありと内容の濃い1ヶ月でした。
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生徒総会では今年一年の予算、事業が承認。続く選手壮行会では、ボート部、ソフトテニス部の選手に、本校伝統の「しょい」(※しょいについては次回)でエール。ボート部、ソフトテニス部の地区大会応援に参加。ソフトテニスの団体戦では、惜しくも敗れはしたが、ファイナルセットのジュースまで戦い抜く健闘。1年生の総探で「ぐるっと湖南」に同行。地域伝承会から大内さん、西田さんの御協力を頂き、私自身も湖南について勉強。新しい知識のインプットにより地域に対する興味関心がさらに倍増。説明の中からマニアッククイズを出すなど楽しませてもらう。第1回学校運営協議会が開催され委員の皆さんと「ガッコのこどもは、地域みんなで育てっぺ」という強い思いを共有。他県の高校生の短期ホームステイ受け入れなど新たな取り組みも相談。観光ビジネスの授業では、東京国際大学の前先生が、日光市観光課の田中係長と来校し具体的な講義。前回授業での宿題を前先生がポスターにしてくれたものを拝見し感動。また日光市の観光PR動画に生徒も感動しモチベーションアップ。6月1日に2年探究「つくる」班が実施する「ちまき作り」の材料になる笹の葉取りに同行。昨年体験した3年生に講師を打診したところ快諾し2年生を指導。「この葉っぱ大丈夫ですかぁ」の質問に「OK!」「だめぇ」など適確に対応し、300枚を超える笹の葉の採取に成功。ちまきに使う「い草」も地産地消を目指したが、地域の方も「ここいらへんではみねーなぁ」ということで、郡山市の豊畳座敷店さんに提供いただく。5月も大島そば同好会の皆さんのご指導により、そば道初段位認定に向け生徒、教職員ともにラストスパート。中間考査の校内巡回中、生徒は集中して黙々と問題に取り組む。廊下の窓から見える磐梯山を堪能している校長を気にする生徒は誰もなし。「米粉大作戦」では、城北埼玉高校の生徒さん52名と田植えで交流。田植え指導の阿部さん、様子を見に来てくださった近所の方々に感謝。田植え前、城北埼玉の学校紹介プレゼンを全員で視聴。ノー原稿での巧みなトークに爆笑と驚嘆。少年湖畔の村に宿泊した城北埼玉高校の食事のまかないは、本校で伝統食を指導いただいている菅野さんと西田さんが担当(本校生も一部お手伝い)。餅バイキングでまたまた感謝。ボート部県IH予選では、女子シングルスカル第2位、男子シングルスカル第3位と、インターハイ出場には届かなかったが、それぞれが全力を出し切る。続く県総体に向けて再始動。花壇整備を全校生で実施。学年ごと受け持ちの場所を徹底して取り組む。美しい草花で地域の方々の目を楽しませるとともに、生徒の心の安寧にも期待。
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「コミュニティ・スクール 湖南高校」の5月1日から31日までの取組でした。
「改行」も忘れてしまうほどの濃厚な1ヶ月を過ごしました。
このほかにも、校外で「湖水保全ワークショップ」に参加するなど、生徒は個々の探究を深めています。今後の活動にもご期待ください。
なお、詳細は、本校HPの記事や福島県教育委員会 公式noteをご覧ください。
生徒総会 慎重審議中
選手壮行会 「がんばっていきまっっ『しょい』」
ソフトテニス部地区大会 フルセット対戦中
ぐるっと湖南 布引山にて
第1回学校運営協議会 活発に意見交換中
ちまき作り事前準備 い草の提供ありがとうございました
そば道初段位認定 時間も計り、本番に合わせた練習中
米粉大作戦 植え方について実演中
ボート部IH県大会 健闘と悔しさと
花壇整備中 次回、花植です。
『地域創生に関わる日本一の学校』を目指して、今後も取り組んで参ります。
1ヶ月がたちました!
新年度が始まり、1ヶ月がたちました。
この間、コミュニティ・スクールとしての本校に対し、地域の様々な方々からご挨拶と併せて、「何でも協力すっから、声かけてね」という、温かいお言葉をいただいております。本当に頼もしい限りです。
生徒も早速探究活動にいそしみ、各学年そして個々人が取り組みを進めています。PTA総会では蕎麦部が蕎麦打ち体験の講師を。2年生の観光ビジネスでは、東京国際大学の前先生をお招きし情報の発信について。また、また、総探では、「つくる」「つなぐ」「つたえる」の各班がそれぞれの課題について考察を深めていました。1年生は福良(学校のある地区)を散策し、地域理解に努めています。今後の生徒たちの活躍に期待大です。
湖南の地に赴任し、この雄大な自然に包まれ、日々気に入った景色をスマホで撮っています。まずは、是非皆さんにこの地を訪れ、景色と空気を味わってほしいと思います。そして、湖南の地の食や文化、歴史を感じ取っていただければと思います。皆さんのご来町をお待ちしています。
今年度の本校の取組を、是非よろしくお願いします。
校舎屋上から360°風景(右端・左端に磐梯山、真ん中奥に布引山風車群)
校舎北側の磐梯山 校舎南側の布引山風車群
寂しいけど本当にありがとうございました!!
いよいよ湖南を去る日が来てしまいました。まだまだ残って素晴らしい生徒、先生方、また地域の方々と色々な事にチャレンジしたいと思っていましたが、希望を叶えることはできませんでした。3年間を振り返ると不安から驚き、感動、そして愛着へと気持ちが変わっていきました。ただ気持ちの変化は赴任して2ヶ月も経たない短い期間でした。それだけ湖南の地は素晴らしいところでした。右も左も分からない新任校長のわがままなお願いにも応えて頂き、とても幸せな3年間でした。生徒もたくさんの経験をさせて頂き、かなり成長したと感じています。そしてこの生徒達が今後益々活躍し、湖南町に貢献すると強く思っています。地域の方々の優しさ、おもてなしの心に支えられた湖南高校はこれからも光り続ける学校になるはずです。
私の最後の願いは今年になって言っている「地域創世に関わる日本一の学校になる」ことです。意欲ある生徒、生徒一人一人を真に大切にする教職員、湖南高校に対して協力を惜しまない地域の方々がいればきっと成し遂げられるのではないかと思います。しばらくの間(ちょくちょく顔を出すかも知れませんが・・・)離れてしまいますが、必ず湖南に戻ってきたいと思っています。また来たのかなど言わずに受け入れて頂ければ幸いです。 今年は春の訪れが早く感じます。私の異動も早すぎましたが、この3年間はとても幸せで充実したものでした。本当にありがとうございました。
湖南高校愛してます。湖南町愛してます。最高の時間ありがとうございました。
来年も楽しみ!!
令和5年3月15日、前期選抜試験の合格発表が行われました。合格した受験生の皆さんおめでとうございます。今日の気持ちを忘れずに、高校生活3年間を有意義に過ごして下さい。
先日、1年生の総合的な探究の時間を使って、来年度の活動内容を考えました。湖南の活性化をコンセプトに生徒は色々なアイデアを出し合っていました。私達大人の考えではなく、若い発想力でとても活発な意見交換がされていました。私もアドバイザーとして参加しましたが、コミュニティ・スクールとしての3年間の活動が活かされ、いよいよ次のステップに進むことができそうだと感じました。私からのアドバイスは、「どうせできない」とか「やれるはずがない」など、最初から諦めるのではなく、具体的に何の目的でどんな方法で行うかを考え、高校生だけで困難なことは地域の人に相談してみることが大切であり、何より湖南を好きになり愛することが重要だと話しました。これまでは、どうしてもやらされ感がありましたが、1年生には自分たちで考え、主体的に行動する意欲がとても感じられました。今後、意見交換を行いながら「つなぐ」「つくる」「つたえる」の3つの「つ」を基本として活動を開始する予定です。校長としても、生徒達がどんな活動をしてくれるのか今からわくわくして、とても楽しみです。
半澤拓真と愉快な生徒達の活躍にこうご期待!!
立派に巣立ちました!!
令和5年3月1日、福島県議会議員 佐久間俊男様、PTA会長 宗形幸二様、同窓会会長 桑名秀一郎様、学校運営協議会会長 小山伝一郎)様、湖南町区長会長 佐藤宗良様の御臨席を賜り、福島県立湖南高等学校第60回卒業式が挙行され、卒業生19名が立派に巣立っていきました。一人一人に卒業証書を配り涙をこらえながら3年間を振り返った時間となりましたが、みんないい顔をしていました。同窓会長の桑名秀一郎様の心のこもった涙の祝辞、大山紗生さんの答辞で卒業生の素晴らしい活躍が証明されました。私が式辞として話した内容は「皆さんがこれから歩んでいく社会は、VUCA(ブーカ)時代と言われ、何があるか分からない、予測不能な時代と言われています。皆さんは成人年齢が引き下げられた最初の学年にもなります。すべてにおいて先駆けとなり、中心となるべく選ばれた世代なのかも知れません。そんな皆さんに、私から最後の言葉を贈りたいと思います。「実行するは我にあり」です。人生は自分が実行しなければ何も始まりません。実行は誰かに代わってもらうわけにはいきません。実行を離れて人生はないのです。何よりも大切なことは、あくまでも自分との約束を守り、一度やろうと決心したことは必ずやり通し、決して自分を欺かないことです。一流の人は物の見方や考え方、実行の仕方が柔軟かつ強靱で、謙虚さを持ち合わせています。二流の人は一つの見方や考え方、実行の仕方しかできず、思いが弱く、すぐ他人に頼ろうとします。三流の人は、見ない、考えない、実行しない。何事も他人のせいにし、慢心しがちで他人の言うことを聞きません。湖南で過ごした皆さんは、柔軟性があり、人の意見を聞き入れ、実行することができる、豊かな人間性を身に付けた一流の人間です。VUCAの時代に対応できる、素晴らしい人間として、私は自信を持って送り出します」です。
卒業生の立派な態度が在校生にも伝わり、すばらしい卒業式となりました。これからも湖南高校は福島県になくてはならない高校であると確信しました。ご臨席頂いた来賓・保護者の方々、本当にありがとうございました。
卒業アルバムが出来ました!!
卒業アルバムが完成してきました。そして、いよいよ3年生との別れです。19名の3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。長かったようで短かかった学校生活、楽しい思い出もあるけど辛いこともあった喜怒哀楽の3年間だったと思います。新型コロナウイルスの影響で、入学してすぐに2ヶ月の休業措置となり、思うようにスタートダッシュがきれませんでしたが、この3年間よく頑張りました。湖南高校で生活して良かったと思ってもらえたら教職員一同幸せです。また、ここまで支えて下さった家族、地域の方々への感謝の気持ちを忘れないで下さい。今回は皆さんの卒業にあたり、私から一人ひとりにメッセージを送りたいと思います。
あづま、かっこよさと優しさがにじみ出てきましたね。会社説明会の時、プリンをおごってもらったけど美味しかった。自宅の修理お願いしますよ!いちのせ、英語が得意になってきたのかな?寡黙な雰囲気の中、笑顔がよかった。湖南の土木は任せたよ!さき、なかなかの野球センスでしたね。そば打ちも綺麗で才能有り。将来の湖南についても能力を十分に発揮して下さい。だいち、能ある鷹は爪を隠すと言われますが、いつまでも隠してちゃだめだよ。これからは隠していた力を十分に見せて下さい!しゅんた、いつもにこにこ、そして優しさを振りまいてくれましたね。これからも笑顔を忘れずに信頼される販売員になって下さいね!けんご、いつも私の悪口言ってくれて?ありがとう。歌も上手いし、ユーモアもあるので、どこに行っても人気者になるよ!りょうた、物静かでクールな一面もあったけど、ちょっとおっちょこちょいなところもあるかも(怪我に気をつけて)。車の相談よろしくね!しんや、3年間で一番からみが多かったかな。そば部の部長として私の無理難題を引き受けてくれてありがとう。何でも器用にこなすしんやだからこそ頼り過ぎちゃったけど、湖南を忘れるなよ!ひろまさ、私の打った蕎麦を一番食べたのはひろまさかも。下手な蕎麦を嫌な顔をせずに食べてくれてありがとう。物知りで何でもできるから、これからの活躍も楽しみです!らいひ、読書量はすごいね。読書は人を成長させてくれます。これからもどんどん本を読んで、湖南高校の図書館の司書として戻ってきて下さい!れおん、最後までそば部への入部を拒みましたね。バレーの活動をさせたお礼に、英語が苦手な私に優しく教えてくれることを待っていますよ!こうた、ケバ部?の部長としてそば部のライバルでしたね。私の白髪頭をかっこよくしてくれることを願っています。よろしくね!ゆうた、面接での応対が素晴らしいと誰もが言っています。私とはあまりしゃべらなかったけど、嫌われていたのかな?それは冗談だけど、就職してもゆうたの良さ十分にアピールして下さい!しょうご、変な校長をけなしていたという噂は本当ですか?私も実感してますが(笑)。本番に強い男、就職しても頼りがいのある男になるでしょうね。泊まりに行ったらサービスお願いします!みさと、ピアノの伴奏ありがとう。節目節目のみさとのピアノで気持ちを切り替えることが出来ました。音楽関係でのみさとの活躍が楽しみです。厳しい世界かも知れないけど頑張れ!はるき、アレルギーを気にさせる学校行事ばかりで申し訳なかった。上級生一人の部活動も大変だったと思うけど最後までやりきったのはすごい。目標に向かって4年間も頑張れ!しゅんすけ、公言通り全国大会への出場はすばらしい。きつい、つらい、楽しいボート部だったと思うけど、今のボート部を守ったのはしゅんすけです。これからはもっと大きな物を守って下さい!ともや、あと1年くらい付き合ってもいいんだけど、卒業しちゃうのね。ともやをみているととても穏やかな気持ちになれるのが不思議でした。これからは自立(しんやに頼らず)心が大切だよ!みはる、遠くからの通学だったけど3年間よく頑張ったね。そば部の雪かきボランティアの時のおばあちゃんへの対応が今でも目に浮かびます。これからも活躍すること間違いないです!
これからの社会は予測不能な困難な時代(VUCA)と言われています。皆さんは東日本大震災、コロナウイルス感染症の辛さを乗り越え、成人年齢引き下げの最初の世代として活躍が期待されています。湖南高校での生活で確実に成長した皆さんならこの期待に応えられるはずです。自信を持ち、胸を張って羽ばたいていって下さい。そして、たまには学校に遊びに来て下さい。優しい先生方や変な校長が待ってます。
最後にさゆり先生、3年間お疲れ様でした。個性豊かな学年でしたが先生のご指導のお陰で立派に成長しました。本当にありがとうございました。
3年間よく頑張った!卒業おめでとう!!
よく頑張りました!!
2月22日(水)、ニャンニャンにゃんの猫の日、湖南高校1年生による音楽発表会が行われました。本校の音楽の授業は1年生のみで、毎年最後の授業で、各自が選んだ楽器を使って発表会が開かれています。今年は生徒16名が6グループに分かれて行われました。ピアノ演奏やギター、サックスなど経験者も未経験者も緊張しながらも堂々と演奏していました。中には手作りドラム?を使って盛り上げてくれたグループもありました。昭和生まれの私は、人前で歌うとか演奏するなんて考えられず、また、やったことのない楽器を使うなんてあり得ないと思っていましたが、湖南高校の発表会を見ることによって、その考えは覆されました。同時に完璧とまでいかなくても、しっかり演奏している姿を見て、かなりの努力をしたんだろうなと感動させられています。緊張と真剣な表情、そして今年は笑いを取っていてとても楽しませてもらいました。来年は2年生となり、コミュニティ・スクールの活動の中心となりますが、今日の雰囲気だとかなり活躍してくれると確信しました。練習は本当に大変だったと思いますが、素晴らしい時間をありがとうございました。また、指導して下さった遠藤歩先生、ご苦労様でした。また来年の発表会を楽しみにしています。
ちょっと寂しい!!
1月31日(火)、恒例の冬の遠足が行われ、沼尻スキー場でのスキー教室が行われました。湖南の指導員の方々から丁寧な指導を受け、かなり上達しました。何から何まで地域に助けられていると感じる一日でした。3年生にとっては最後の行事となり、2月からは自宅学習期間でしばらく会えなくなり、ちょっと寂しい気分です。
これに先立ち、30日にはそば部の3年生が最後のそば打ちを行いました。2年前にそば打ちを始めた頃とは想像もつかないくらいの仕上がりで感動しました。思えば、グランドで始まったキャッチボールがきっかけでそば部が結成されました。半ば強引にそば打ち甲子園に出場することを目標に4人を集め、そば打ちだけではなく、色々な行事に協力してくれました。私が思いついた無理難題には、一言二言文句を言いながらも助けてくれたなと、今になりしみじみと感じています。そば打ちの段位取得、GAPそばリレー、蕎麦とロック、東京日本橋でのイベント、三校合同イベント、宇都宮のこども食堂とのオンラインツアーなど地区外の活動はもちろん、地元で行った郷土料理を学ぶや米粉大作戦、湖畔の村のイベント協力など様々な場面で活躍してくれました。どの行事もそば部3年生の力で成功し、関わった方々からは感謝の言葉やお褒めの言葉を頂きました。コミュニティ・スクールの中心となったのは間違いありません。新型コロナウイルス感染症の影響で、入学後すぐに2ヶ月の休業となりながらも、ここまで頑張ってくれた4人には感謝しかありません。卒業式で泣いてしまいそうなのが怖いですが、この4人が残してくれたものを後輩が引き継ぎ、より充実した活動にしていきたいと考えています。残された1・2年生もようやくエンジンがかかってきました。地域創生に取り組む日本一の学校を目指す若い力に期待したいと思います。「いっちゃん」「さき」「しんや」「しょうご」本当にありがとう!!これからもそば部をよろしくね!ついで変な校長のことも忘れないで下さい。
1年の計は元旦に有り!!(壮大な目標言っちゃいました。)
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今日から3学期がスタートしました。1年の計は元旦に有りと言われますが皆さんは目標を立てたでしょうか?私は始業式で生徒達の前で大きな目標を宣言してしまいました。冗談ではなく時間はかかるかも知れませんが、実現できる目標だと思っています。今回のつぶやきでは話した内容をご紹介します。
「終業式では、サッカー日本代表の森保監督の話をしましたが、覚えていますか?その話の中で、高い目標を持ちましょうと言いました。1・2年生は体育の時間に指導を受けた福島出身のプロサッカー選手の遊佐克美さんの記事が新聞に掲載されていました。「古里の子どもたちを笑顔にしたい」という思いで、未来を担う子どもたちにサッカーの魅力を伝える活動のために経験の無い交流会を開くことにしたそうです。遊佐さんは「どの道に進んでも、全力で取り組む」と強い意志を話されていました。1年の計は元旦にありと言われています。皆さんは今年の目標や計画を立てましたか?私は壮大な目標を立てました。時間のある時に調べてもらいたいのですが、島根県の隠岐の島にある隠岐島前高校のような、地域創生に取り組む高校日本一になるということです。島前高校では『島留学』として、日本全国・世界各国からの生徒を募集し、北は北海道から南は宮崎までの生徒を受け入れています。生徒は目標をしっかり持って入学して来ているようです。都市と比較して、地域には「なにもない」と言われがちです。たしかにコンビニエンスストアもショッピングモールも映画館もおしゃれなカフェもありません。しかし地域には都市では失われてしまった「豊かな人間関係」や「継承されてきた伝統文化」、そして「不便さ」がまだ残されています。「ないものはない」をスローガンに掲げ、「ないものは創り出す」という気概や工夫をしている学校です。高校がある海士町(あまちょう)は人口2400人と湖南町より少ない町ですが魅力ある高校として全国から注目され続けています。湖南町と同じような環境の島前高校が実践できているのであれば、湖南高校にできないわけがないと思います。現在湖南高校はコミュニティ・スクールとして、地域の方々と様々な活動を行っています。この活動を通して皆さんの手で湖南高校を地域創生日本一の高校にしていきたいと思っています。私のような昭和の考えではなく、皆さんの若い力が必要なのです。どうか力を貸して下さい。」と話しました。
とても大きな目標ですが、湖南の地域に方々と湖南高校が知恵を絞ればきっと実現できると思っています。どうか今年も変な校長の壮大な目標にお付き合い下さい。よろしくお願いいたします。
今年もたくさんお世話になりました!!
今年もたくさんのご支援を頂きながら、色々なチャレンジをしてきました。12月17日には桑名佐奈恵様のご指導の下、しめ縄づくりにチャレンジしました。思ったより力仕事で汗だくになりましたが、無事に作り終えることが出来ました。また、午後には宇都宮のこども食堂(ちゅんちゅん食堂)の皆さんとオンラインツアーを行いました。宇都宮の子ども達に湖南の雰囲気を味わってもらおうと、そば部の生徒達が湖南町を紹介する動画を作成し、旅行気分で見て頂きました。初めての経験でしたので、楽しんでもらえたかは微妙ですが、次のステップになる企画でした。前先生、中塚様、いい機会を与えて下さりありがとうございました。
今年は昨年以上に新しいことにチャレンジすることが出来ました。自分達が中心で動くこともあり、かなりのプレッシャーもありましたが、結果はともかく、新たな発見が多くあった年でした。これも湖南の地域や同窓会の方々、先生方、そして生徒の協力があったからこそ為しえたものだと感じています。本当にありがとうございました。
今日28日はそば部の部活納めを行いました。蕎麦プロジェクトで収穫した新そばを打ち、先生方や部活動に来ていたソフトテニス部の生徒にに食べて頂きました。練習の成果が発揮できたかは分かりませんが、3年生はもちろん、2年生、1年生も一生懸命打っていました。そば部とその愉快な仲間達、そば打ちご苦労様でした。
来年も湖南の発展のために、色々とチャレンジしていきたいと考えております。ご迷惑をお掛けすると思いますが、何卒よろしくお願いいたします。今年1年本当にお世話になりました。良いお年をお迎え下さい。
3校合同イベント大成功!!
今年度初めてチャレンジした3校合同イベントが無事に終了しました。今までもたくさんのイベントに参加してきましたが、あくまでも協力するという意味合いが大きかったので、自分たちだけで企画する大変さを身にしみて感じました。
イベントは耶麻農業高校そば部の皆さん、福島商業高校の皆さんのご協力のお陰で、大盛況となりました。耶麻農業高校の「あすどら」やビオラ、福島商業高校の癒やされるパン、湖南高校の「湖南 the 1st」と「3rd」、そして岩瀬農業高校栽培のシクラメンは販売開始約1時間で売り切れとなりました。また、蕎麦の食べ比べでは、耶麻農業高校の「更科そば」と湖南高校の「藪そば」をほとんどの方々が食べ比べをして下さいました。ご来場いただいた方々に感謝申し上げます。
夕飯は菅野様、渡部様、西田様に協力いただき、餅バイキングと湖南の郷土料理を一緒に作りました。ボリュームたっぷりでとても美味しく頂きました。夕食後は耶麻農業高校と湖南高校の学校紹介を行いました。本来は生徒にやってもらう予定でしたが、準備の関係で耶麻農業高校の安部校長先生と私が行いました。どちらかというと学校自慢になってしまいましたが、私もそうですが安部校長先生も耶麻農業愛に溢れていると感じました。 次の日の朝は、耶麻農業高校そば部の部活動指導員の加藤さんに蕎麦打ちの講習会をやっていただきました。私達が打っている蕎麦とは違い、会津由来の丸のしという方法で打っていましたが、のし棒や包丁などの道具はもちろん、こね方も全く違うことに驚きました。朝食はその蕎麦を頂きましたが、のどごしが良くコシもありとても美味しく、温かい蕎麦と冷たい蕎麦の2杯も頂いてしまいました。
このイベントを通して、福島商業高校の取り組みや耶麻農業高校の活動・実績などを勉強することができました。コミュニティ・スクールとしての普通高校である湖南高校もまだまだ出来ることがあることにも気付かされました。来年に向けて新たなチャレンジを考えていきたいと思います。耶麻農業高校そば部のきびきびした動きやあいさつ、福島商業高校の接客態度など湖南高校にとってとてもいい経験ができました。本当にありがとうございました。
最後に、お忙しい中ご参加頂いた、耶麻農業高校安部有志校長先生はじめ顧問の先生方、福島商業高校鈴木政直先生に心より感謝申し上げます。
稲の収穫が終わりました!!
埼玉県川越市の城北埼玉高校と合同で植えた稲がすくすくと育ち、10月25日(火)に収穫を迎えました。この日を迎えるに当たり、城北埼玉高校の生徒からオンラインによるミーティングを行いたいと要望がありました。自己紹介を兼ねて事前に親睦を深めようとするものでした。通信環境が完全ではないため思うようにはいきませんでしたが、緊張しながらも楽しく行うことが出来ました。その甲斐あってか、稲刈りは田植えの時とは違い、会話も弾みいい感じでコミュニケーションを取っていたように見えました。どちらの生徒も刈り取りは初めてでしたが、束ねる作業は蕎麦の収穫をやった湖南高校生がどちらかというと指導役にまわっていたようです。収穫量は予想以上に多く、乾燥が終了次第城北埼玉高校へ届けたいと思います。楽しみに待っていて下さい。
稲刈りの他には、両校の学校紹介を行いました。学校の特色や取り組みを知ることにより、生徒が主体となって新たな活動が生まれるのではないかという雰囲気を感じました。 また、最後には本校学校運営協議会会長の小山」伝一郎様から、湖南の現状と題してお話を頂きました。学校の歴史や湖南の課題などを聴く中で、菱の実はどんなものか?地域に興味を持ってもらうためにはどうしたらいいのか?等の質問が出ました。
今年初めての交流となりましたが、とても有意義な活動になったと思います。来年も継続できそうな雰囲気であったので、今度は川越に伺ったり、今年以上の活動を行ったりと新たなチャレンジをしていきたいと思います。1年生の皆さん是非いいアイデアを考えて下さい。期待しています。
最後に、田植えや稲刈りの指導、田んぼの管理、昼食の炊き出しに協力して下さった阿部敏満ご夫妻はじめ、たくさんの地域の方々にご協力頂きました。ありがとうございました。感謝申し上げます。
ご来場ありがとうございました!!
第24回菱の実祭を10月1日(土)に一般公開しました。青空が広がる秋晴れの中、たくさんの方々にご来場頂きありがとうございました。3年に一度ということで、生徒はもちろん教職員もほとんど経験者がいない状況で、戸惑いながらも何とかやり遂げることができました。不手際等も多々あったかと存じますが、お許し頂ければ幸いです。
各学年のクラス企画や部活動・委員会・授業の展示、体育でのダンスの発表等、準備段階では悩みながら取り組んだものの、協力し合って成功させた生徒達の力には感動させられました。また、先生方も生徒と一緒に悩み、楽しんでいる姿は湖南ならではの光景だと感じました。湖南食堂では、恒例の同窓会による手打ちそばと豚汁の他に、保護者の方々による湖南の郷土料理「みそ揚げ」入りのおにぎりセットや玉こんにゃくが振る舞われました。200人前以上準備したのですが完売となりました。売店では同窓会監事の谷苗様の協力による朝採りの新鮮な白菜やとうもろこし、湖南産そば粉100%使用のパウンドケーキ「湖南 The 1st」を販売しましたが、いずれも完売でした。
この文化祭を通し、あらためて湖南高校は生徒・保護者・地域・同窓会・教職員が一体となった学校なんだと感じました。今後もこの関係をより強くし、魅力あるすばらしい学校づくりに励んでいきたいと思います。ご協力・ご支援ありがとうございました。
最後に、菱の実祭の期間中は栃木国体が開催されていました。ボート部3年の諸橋俊輔がシングルスカル福島県代表として出場しましたが、8位入賞という結果でした。10月5日(水)の福島民報・福島民友新聞に記事が掲載されています。ご声援ありがとうございました。
幸せを運ぶ湖南!!
9月に入りすっかり秋めいてきましたが、湖南高校のそばファームやひまわり畑は綺麗な花が咲き誇っています。そばの白い花とひまわりの黄色、バックに磐梯山の景色はとても幸せな気分になります。ひまわり畑の反省としては、除草がうまく出来なかったことです。草が多く歩きにくいところを来年は解消したいと思いますが、昨年よりはたくさんのひまわりが咲いています。ピークは若干過ぎてしまいましたが、まだまだ楽しめますので足を運んで頂きたいと思います。
夏休みは湖高生も活躍しました。猪苗代湖の湖水浴の監視、湖南小学校のボランティア、湖畔の村で行われた田舎体験の手伝いなど、日頃お世話になっている地域の方々へ微力ながらも貢献できたように感じます。8月26日(金)~28日(日)においては、高校でも講演などを頂いているFRONTLINE代表の前好光先生が開催した「小さなこどもバカンス村」のお手伝いをしました。前先生は、「こどもが成長していくために旅というものは、いわば、こころのアミノ酸のような役割を果たす。」とおっしゃっていました。ぐるっと湖南伝承会の方々の協力で行われましたが、関東から来た子ども達は湖南の自然豊かな環境と温かく優しさ溢れる地域の方々と触れ合い、いきいきと楽しそうに活動していました。確かに身近な所から知らない場所へ行くということは、色々な発見や経験ができます。参加した小中学生が、湖高生と関わることが出来たのも新鮮だったのではないでしょうか。手伝った高校生も戸惑いながらも楽しそうにしていました。訪れる人も待ち受ける人も、旅というのは生活のエネルギーになるんだと感じさせられました。縁あって色々な場面で関わった人たちが、笑顔で明るく元気になる姿を見て、私はひそかに幸せな気持ちになっていました。
歴史が動いた!!
雲は湧(わ)き 光あふれて 天高く 純白の球(たま) 今日ぞ飛ぶ
若人(わこうど)よ いざ まなじりは 歓呼(かんこ)にこたえ
いさぎよし ほほえむ希望 ああ 栄冠は君に輝く
野球好きでなくても一度は聴いたことがある歌詞だと思いますがわかりますか?福島市出身の偉大な作曲家古関裕而先生の「栄冠は君に輝く」です。高校野球に携わってきた私としては、この曲を聴くと力がわいてくる感じがします。今年の甲子園大会は聖光学院の準決勝進出、仙台育英高校が優勝し104年目にして東北に優勝旗が運ばれました。歴史が動いた瞬間でした。仙台育英の須江監督の言葉も感動を呼んでいます。「高校生活っていうのは、何て言うか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違う。青春ってすごく密なので。でもそういうことは全部ダメだダメだと言われて。活動しててもどこかでストップがかかって。どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、でも本当に諦めないでやってくれた」。コロナ禍において湖南高校生も息苦しい生活を虐げられていますが決して諦めないことが大切です。そして「若人(わこうど)よいざまなじりは歓呼(かんこ)にこたえいさぎよしほほえむ希望」とあるように周囲の期待に応えようとする素直な意志が必要です。
郷土料理を学ぶでお世話になっている菅野洋子さんは、昨年大病を患いながらも、湖南町の活性化のために忙しい毎日を送っています。年齢にもかかわらず行動力は若者以上です。9月6日に菅野さん達の郡山生活研究グーループ連絡協議会の方々と郡山女子大学の学生、そして湖南高校生による顆粒大豆を使ったレシピ作りを開始します。女性が変える未来の農業推進事業の一環です。高校野球の歴史は動きました。湖高生の力で白河の関ではなく、三森峠を多くの人に越えてもらい、湖南の魅力を知ってもらえるよう頑張っていきましょう。
すくすく育て!!
そばプロジェクトも3年目を迎えました。8月2日(火)に夏休み期間ではありましたが、全校登校日にし蕎麦の種まきを行いました。1年目の収穫量は58キロ、2年目は90キロ、3年目の今年は100キロを目指しています。オリエンテーションでは湖南で蕎麦の生産を行うきっかけや蕎麦の種まきまでの準備などのお話を伺いました。私達はお膳立てされたところでの活動なので、話を聞いた生徒達にとっては農業の大変さも理解できたのではないかと思います。水に弱い蕎麦なので雨が心配ですがすくすくと育つ事を祈るばかりです。
6月に城北埼玉高校と行った手植えによる稲は順調に育ち、穂が出始めました。穂が出始めるとカメムシ対策が必要になりますが、先日その消毒作業を体験してきました。炎天下の中、風や天気を予測しながら広い水田の消毒作業は過酷だということがわかりました。これからも美味しい米を作るために色々な農作業を体験していきたいと思います。
昨年失敗したひまわりプロジェクトもリベンジを果たすべく、今年もチャレンジしています。発芽も順調ですくすく育っていますが、種の撒き方が雑だった感じもします。たくさんの花を咲かせ、観光スポットになればいいのですが・・・。
蕎麦や稲、ひまわりは自然の力と農家の方々の愛情ですくすく育ちます。湖南高校の生徒は保護者・教職員・地域の方々の支援と自分の力で成長します。支援は完璧なはず、後は生徒自らが成長するための努力をするかにかかってきます。夏休み明けに少し大人になった皆さんの姿を見るのが今から楽しみです。ソフトテニス部は新人戦に向けて3泊4日の強化合宿を行っています。県大会出場を目指して頑張って下さい。
3年生大活躍!!
夏休みに入って早いものでもう1週間が経ちました。宿題は順調に進んでいますか?夏休みは多くのイベントがあり、ボランティアの要請もたくさんあります。今年は3年ぶりに湖祭りが開催され、湖南高校生も清掃のボランティアに参加しました。ボランティアではありませんが、湖水浴の監視のアルバイトも1・2年生8名が頑張ってくれています。暑い中ですが、事故の防止に全力を尽くしている姿が印象的です。特に3年生の頑張りが凄いので紹介します。1つは湖南小中学校のボランティアです。吾妻さん、三瓶さん、牧山さんの3名が、湖南小学校の児童の学習指導やプール監視を行いました。小学生は高校生が大好きらしく、楽しそうに時間を過ごしていました。高校生が遊んでやっているのか、遊ばれているのか分かりませんがお互いに思い出深い期間だったのではないでしょうか。最終日は小学生も高校生も名残惜しそうでしたが、バスの見送りをして期間を終了しました。2つ目は湖畔の村の家族キャンプ体験のボランティアです。そば部の一ノ瀬さん、三瓶さん、穂苅さんの3人がテントの組み立てや薪割り、キャンプファイヤーの手伝いや朝食の準備等を行いました。3人とも最初は何をしていいか分からずぎこちない動きでしたが、徐々に慣れてきて、参加者からはさすが高校生と言われるようになりました。3人の中には火の神様になってキャンプファイヤーを盛り上げてくれました。進路で忙しい中、ボランティアに参加してくれてありがとうございました。
日頃お世話になっている湖南の方々への感謝の意味を込めて、今後とも積極的にボランティアに参加しましょう。
夏がやってきました??
梅雨入りしたと思ったらあっという間に梅雨明け、例年より1ヶ月くらい早い宣言でびっくりしてしまいました。やはり温暖化は進み、今年も異常気象が続くのかと不安に思ってしまいます。しかし、梅雨明けしたとたんに梅雨空が続き、身体も心も調子を整えるのが大変な状況です。そんな中ではありますが、高校の中庭にあるアジサイが綺麗に咲き誇っています。どんよりした天気にもかかわらず、鮮やかなブルーの花を咲かせ、私達の心を爽やかな気持ちにさせてくれます。中野の梅花藻も花を咲かせました。綺麗な水の中で咲き誇るかわいらしい小さな花は涼しさを感じさせてくれます。全校生徒が行った花壇整備で植えたマリーゴールドやサルビアも順調に育っています。また、昨年失敗したひまわりプロジェクトも今年は早めに種をまきました。順調に発芽してもらいたいと思います。8月2日(火)には3年目のそばの種まきを行います。蕎麦ファームも阿部様のお力添えで綺麗に整備され、種まきを待つばかりの状況となっています。新型コロナウイルス感染症や異常気象にも負けず、力強く成長をしている植物の姿を見ると、私達人間も頑張らなければいけないと気付かされます。来週から夏休みです。だらだら過ごすのではなく、何か目標を決めて有意義な時間の使い方をしてもらいたいと思います。成長した生徒の顔を見られることに期待しています。
関東進出。暑さにやられました!!
新型コロナウイルス感染症の影響で延び延びになっていた東京日本橋ふくしま館「MIDETTE」でのイベントが、6月25日(土)にようやく実現しました。館長様はじめ、物販リーダーの杣様の多大なるご協力のお陰で実施できたこと感謝申し上げます。今回のイベントは、湖南高校生による「湖南の魅力発信プロジェクト in MIDETTE」として、桑名秀一郎農場の蕎麦粉を使った手打ち蕎麦の実演と販売、湖南高校生が開発したパウンドケーキ「湖南 the 1st」やmogumoguさんの米粉クッキー、里山再生家の三宅正芳さんの純度100%のなたね油を販売しました。そば部の3年生三瓶槙也、一ノ瀬由斗、大山紗生、穂苅渉冴が参加し緊張しながらも蕎麦打ちの実演や厨房での盛り付けを必死になってやってくれました。来館された方々から励ましの声も掛けられ、はにかみながらも喜んでいた姿が印象的でした。校長からすると、お菓子の販売ではもっと元気よく商品の紹介ができたらよかったのにと感じましたが、東京での初めての経験としては上出来だったかなと思います。
しかし、東京の暑さにはやられました。前日から入り準備を行いましたが、湖南の気候に慣れた私達にとって、東京の蒸し暑さは身体にこたえました。更に、この暑さのせいで人が出歩かず、来館者がいつもの半分位という状況でダメージが倍になってしまいました。暑い中来館された方々には、「蕎麦がものすごく美味しかった」「湖南ってどんなところ?」などと、湖南の魅力を伝えられたように感じましたが、なおさらもっと多くの方に伝えたいという気持ちが大きくなりました。反省点も多々あったので、より効果的に湖南をアピールできるようにリベンジを果たしたいと思います。
とはいえ、今回のイベントができたのは桑名秀一郎夫妻、小山香純様、三宅正芳様、地域の方々、学校関係者などたくさんの方々の協力があってこそです。助けてもらってばかりで湖南にはまだまだ貢献できていませんが、一つ一つの経験を活かし、ステップアップしていきたいと思います。今回参加した4人のそば部は、何かを感じたと思います。そして行動に移してくれると思います。(校長としての熱い期待、し過ぎかも!)本当にありがとうございました。
最後に、来館者の方から次のような励ましのメールを頂きました。
「たまたま訪れたふくしま館でしたが、高校のそば部とは珍しいと、しばらく見学さ せてもらいました。その手元が本格的で驚いてしまいました。早速自宅で頂きました が、あまりの美味しさに二度びっくり。家族全員、何度美味しいと言ったかわかりま せん。クッキーは米粉で作られていたんですね。二種類買ったのに、美味しくて翌日 にはもう無くなりました。湖南の魅力発信プロジェクトとのこと、我が家にはしっか り届きました。あまりの美味しさにメールさせて頂きました」
暑い中ご来館いただきましてありがとうございました。もう一度出展する機会があれば皆様に喜んでいただけるよう、今回以上に工夫を凝らしたいと思います。温かいメールありがとうございます。
無事に田植えが終わりました。そして地域の方々に感謝です!!
前日までの天気が嘘のように6月4日(土)は晴れ渡り、気温も上がり絶好の田植え日和になりました。田んぼや苗の準備、炊き出しなどは地域の方々に協力して頂き準備万端整ったのですが、自分もさることながら、ほとんどの生徒がやったことがない手植えが本当にできるのか校長としては不安で、朝4時に目覚めてしまいました(笑)。朝は湖南高校そば部と有志の生徒15名が「がち棒」という道具を使って、苗を植えるポイント作りを行いました。泥に足を取られるので、まっすぐに線を引くのが難しかったのですが、生徒と教員でおそるおそるやりました。どちらかというと生徒の方が上手にやっていたような気がします。
12時前に城北埼玉高校の生徒が到着し、地域のお母様方が朝から炊き出しをした塩むすびとたけのこ汁、みそ揚げが配られ昼食となりました。また、AGAP取得の桑名秀一郎農場の秀一郎さんからは、朝4時から打ったぶっかけ蕎麦が振る舞われました。生徒達は大喜びで食べていましたが、湖南の生徒達より城北埼玉の生徒達がおかわりの連続で、その食欲に驚かされました。やはり湖南の米と蕎麦はとても美味しいということを再認識させられました。また、飛び入りで昨年まで勤務されていた遠藤教頭先生が娘さんと一緒に激励に来てくれました。昼食後は、認定農家の阿部さんからの指導を受けて、いよいよ田植えの開始です。最初は慣れないせいかかなりゆっくりのペースでしたが、飲み込みの早い若い力は徐々にスピードを上げて約1時間半位で終えることができました。天気が良かったせいか日焼けで顔を真っ黒にした生徒や足を取られて転んでしまい真っ黒になった生徒など、生徒達は充実した様子でした。城北埼玉の生物部の生徒は、自宅で稲を育てたいと言って余った苗をもらっていくほどでした。とても楽しかったようで、「また来年も来ます」とも言っていましたが、来年もやらなくちゃいけないとプレッシャーを掛けられた感じです(笑)。短時間の活動だったので生徒同士の交流は限られたものとなりましたが、10月には収穫に来る予定となっています。今度は湖南高校全生徒で交流をする予定です。
校長としてはいい思い出にするばかりではなく、お互いの高校がある地域の課題に対して、生徒達が本気で向き合ってもらうことが願いです。他の高校では経験できないことができるのは地域の方々の協力があってこそです。感謝の気持ちを持ち、恩返しではなく地域に興味を持つことが大切なのです。湖南高校は地域の方々に支えられた学校なんだと改めて感じた1日となりました。無事に稲が育つことを祈るばかりです。協力して頂いた地域の方々、休み返上で参加して下さった先生方、本当のありがとうございました。
ステップアップ開始!!
インターハイの県大会が行われ、女子シングルスカルでは2年生の藤原早稀が14年振りに愛媛県で行われる全国大会への出場を決めました。ボート部は平日は学校、土日は喜多方市の荻野漕艇場に行って練習を行っています。決して恵まれた環境ではありませんが選手全員が一丸となり、高い目標に向かって日々努力しています。このボート部を牽引したのが3年生の諸橋俊輔です。3年生1人ながら9人の後輩をまとめてきました。昨年の新人戦では県代表として東北大会に出場しましたが、今回は惜しくも決勝で敗れてしまいました。しかしながら、今回の後輩の成長と活躍は、部長とし頑張ってきた諸橋の存在があったからだと思います。次は国体予選を控えています。気持ちを切り替えてリベンジしてもらいたいと思いま。また、ソフトテニス部も宗形春玖が3年生1人ながら部をまとめてきました。残念ながら県大会出場は果たせませんでしたが、この3年間の努力を次のステップで実らせてもらいたいと思います。
さて、コミュニティ・スクールとしてもステップアップをしなければなりません。6月4日(土)には、米粉大作戦と称して、手植えによる田植えを行います。米価の急落と小麦粉の高騰を踏まえて、米粉に着目しました。阿部様の協力の下、米作りの苦労を体験し、米粉による商品開発を目指しています。今回の田植えには埼玉県の城北埼玉高校の生徒も参加してくれます。県内外の高校生と交流し、他地域の特徴や課題などを共有することで、自分たちが生活している地域の新たな気付きにつなげていきたいと思います。たくさんの学校とつながりを持ち、湖南の地域活性化に貢献していくために、常にステップアップを目指します。
湖南に魅了されましょう!!
湖南高校の1年生は、湖南町を知るために「ぐるっと湖南」と称して毎年バスで史跡や名勝を見学します。今年は5月10日に行われました。ぐるっと湖南伝承会の大内様と西田様にお世話になりながら、1学年担当の半澤先生と安田先生、そして今年赴任した星教頭先生が引率として同行しました。実は一昨年、去年と私が同行しましたが、曇りや雨模様で寒かったという記憶がありますが、今回は絶好の天気でうらやましい限りです。日頃の行いのせいだと痛感しました(笑)。趣のある隠津島神社や磐梯山と猪苗代湖が一望できる布引高原、青松浜からの美しい景色で自然を感じ、福島県重要文化財である中地大仏や千手観音を間近で見ることで歴史的な学びをします。また、「お菅様と仏法僧」や「弘法大師の大蛇退治」など数々の民話も聞かせて頂きます。実際に体験すると、1日ではまわりきれない風土資産があることに驚かされます。私があっという間に湖南に魅了されたように、生徒の皆さんも湖南の素晴らしさに気付いてくれることを期待しています。
5月は高体連の大会が始まります。3年生にとっては最後の大会となります。今までの努力を精一杯出し切って、上位大会進出を果たして下さい。ソフトテニス部の地区大会は13日~15日、ボート部の県大会28日~29日です。頑張って行きまっショイ!!
いい季節になりました!!
田んぼのくろぬりや肥料まきが進み、田植えの準備が整ってきました。農家の皆さんは毎日忙しい日々が続き、綺麗に咲き誇った桜をゆっくり見ることもできないのではないかと思っているところです。また、山々の木々も新緑の季節となり、疲れた目を優しく保養してくれます。この季節を迎えると大雪だった冬も忘れてしまい、湖南の素晴らしい部分しか感じられなくなってしまう自分に笑ってしまいます。
さて、今年は湖南の魅力をどんどん発信していくため、湖南高生が考えたイベントを数多く実施したいと考えています。普通科の湖南高校と実業高校のコラボ企画なんかができたらいいなと思っています。また、米価が下がっていることや小麦粉の高騰から米粉の利用にチャレンジしたいと考えました。実はある日お世話になっている方から米粉の話を伺ったのですが、2日後にまた別な方から米粉の話題が出されました。好奇心旺盛な変な校長としてはやらなくちゃだめだと感じ、どうせやるなら稲の栽培から始めようと、すでに田んぼを確保してしまいました。田植えは手で植えようと考えていますので、生徒の皆さんよろしくお願いします。
米粉や蕎麦粉を使った六次化商品の開発、古民家を再生した「YOHAKU」の利用、SNS等を使った情報発信等、生徒の皆さんが活躍する場はたくさんあります。大いに活用し、湖南を知り、課題を解決する能力を身に付けて下さい。今年も色々な経験ができる1年になりそうで楽しみです。
爽やかなスタート!!
春の訪れとともに、新たに6名の先生・職員が赴任されました。星祐司教頭先生(体育)、入江格先生(体育)、半澤拓真先生(英語)、遠藤歩先生(音楽)、スクールカウンセラーとして高橋伸先生、事務職員として桑名敏生さんです。詳細については湖南高校だよりに掲載されると思いますが、着任された方々はやる気に満ち溢れています。生徒の皆さんは乗り遅れないようにしてください。
4月8日(金)に始業式と入学式を終え、令和4年度の湖南高校がスタートしました。3年生のうち4人は1学期中に成人となります。今まで出来なかったことも出来るようになりますが、その分責任も重くなります。3年生の皆さんは大人になる準備をしっかりして下さい。2年生は学校の中心として活躍しなければなりません。1年生と3年生をつなぐ役割として先輩としての自覚を持ちましょう。そして新入生16名のみなさん、入学おめでとうございます。二瓶萌香さんの力強い決意のこもった誓いの言葉のように、過去の自分にとらわれるのではなく、新たな自分を発見し成長させて下さい。
入学式と始業式で話した日本ハムファイターズの新庄剛志監督の言葉を覚えていますか?「夢をつかむためにはまずまわりに発信すること。人を笑顔にしたいなら自分が笑顔でいること。感謝されるには自分から感謝すること。その場を楽しませるにはまず自分が楽しむこと。失敗しないためには失敗しない準備をしておくこと。何かをやってもらう方法はまず自分からやること」でしたね。何事も自ら考え、実際に行動することが大切だということです。湖南高校生56名が自分の目標に向かって輝き出すことを願い、校長としても全力で関わっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。今年も昨年同様、変な校長で行動していきます。
最後に、入学式・始業式の日の天気も、対面式の日の天気も素晴らしく良かったです。皆さんの日頃の行いがいい?からだと思いますが、いいスタートが切れたと思います。あっという間に雪が解け、春の息吹を感じる湖南で思う存分楽しみましょう。
エール!!
厳しい寒さと大雪に見舞われた湖南の冬も雪解けも進み、ふきのとうが顔を出すなど春の足音が聞こえてきました。ぽかぽかとした陽気に心もうきうき気分になりますが、反面寂しさを感じる季節ともなります。学校には避けられない年度末の人事異動により、学校の原動力であった5名の先生方が異動されることとなりました。生徒のため、湖南高校のため、地域のために尽力されましたこと、本当にありがとうございました。感謝申し上げます。今回は異動される先生方を簡単に紹介させて頂きます。
遠藤潤教頭先生は高校教育課いわき教育事務所駐在管理主事としてのご栄転となります。本校勤務3年(実質6年)、一番早く出勤して一番遅く退勤する学校大好きな教頭先生でした。どんな時も笑顔で常に生徒の皆さんのことを考えていました。また、先生方の相談にも親身になって対応してくれました。変な校長が来てからは、変な教頭先生としてそば口上を踊ったり、そば打ち初段にチャレンジしました。教頭という仕事は激務だと言われていますが、本当に楽しそうに毎日過ごしている姿を見ていると、凄い教頭先生だなと感心するとともに、やっぱり相当な変人だなと感じました。4月からの職場では主に先生方の人事に関わる仕事に携われます。生徒のいないところでのご勤務になりますが、いわき地区の校長先生方との関係は密になると思います。ご活躍を期待しています。木村清志先生は船引高校へのご栄転となります。本校勤務5年にも関わらず、担任として2回、副担任として2回、計4回の卒業生を送り出しています。今年度は教務主任として皆さんの授業や行事の調整に当たって頂きました。授業は面白おかしく展開し、皆さんの珍回答にも屈せず、淡々と進める姿に感動しました。物事を冷静に判断し、一見クールに見えるかも知れませんが、メガネの奥の瞳がきらっと輝く時はユーモアたっぷりの話をしてくれます。印象的なのは、生徒ファーストの気持ちが強く、観察力が鋭いというところです。家庭訪問のタイミングや声掛けが絶妙でした。何度かお世話になった人もいると思いますが、私も木村先生のように、皆さんの変化に気付く事が出来るようになりたいと思っています。4月からはいきなり1学年の学年主任だと伺っております。ご活躍を祈念しております。伊藤恵美先生は福島県立あぶくま支援学校へのご異動となります。本校勤務8年と先生方の中では一番長く勤務され、誰よりも湖南高校を知り尽くし、誰よりも湖南高校を愛し、誰よりもボート部を愛してくれました。?!と思っています。ボート部では「きつい・つらい・楽しいボート部」をモットーに、未経験者を強くし全国大会や東北大会へ導く素晴らしい指導を行ってくれました。また、生徒会顧問として、生徒会行事の充実にも尽力して頂き、毎年趣向をこらした企画で楽しませてもらいました。私の中では、生徒に本気で向き合う情熱のある先生で、持ち前の明るさを十分に発揮し、周りの人を和ませてくれた先生でした。地域の方々との交流もあり湖南高校の顔というよりは湖南町の顔といった存在でした。4月からは今までとは違う環境となります。教員数も200人以上という大きな学校ですが、明るくパワフルな恵美先生なら湖南高校以上に期待されそして活躍されると思います。頑張って下さい。本間奈保子先生は帝京安積高校へ赴任されます。本校では4年間音楽の指導に当たって頂きました。この2年間は新型コロナウイルス感染症との戦いでしたが、授業においても様々な工夫をされ、支障なく楽しい授業が行われました。週に1日の来校でしたが、皆さんのリクエストに応えて、毎時間色々な歌を指導して下さいました。私は校長室に聞こえてくる皆さんの歌声を聞いて元気をもらってました。また、音楽発表会もすばらしい行事でした。やったことのない楽器の演奏や人前で歌うことはかなりの緊張だと思いますが、本間先生の授業を通して音楽の楽しさを知り、緊張よりも伝える大切さを学んだんではないでしょうか。そして何よりも卒業式でのピアノの生演奏です。本間先生の卒業生への思いのこもった演奏は参加した全ての方々に感動を与えてくれました。4月からは生徒数の多い学校となりますが、湖南高校同様に音楽の楽しさを教えて頂ければと思います。ありがとうございました。新井田真二さんは県中保健福祉事務所へのご異動となります。本校勤務は3年でしたが、業務の処理の速さや丁寧さはすばらしく、突然の教員の要望も受け入れていただきました。勤務先は奥様と同じ建物であり、ご自宅からも5分程度と伺っております。湖南では教員住宅に住まわれ厳しい寒さも体感されたと思いますが、今後は全ての面で温もりのある生活が出来るのではないでしょうか。学校事務とは畑違いの業務となりますが、湖南で培った迅速で丁寧な仕事ぶりであれば頼られる存在になること間違いなしです。ご活躍を期待しております。
昨年春のNHKの連続テレビ小説「エール」の主題歌「星影のエール」は、福島県にゆかりのあるGReeeeNの曲です。その歌詞には、「星の見えない日々を 超えるたびに 互い照らすその意味を 知るのでしょう 愛する人よ 親愛なる友よ 遠くまで 響くはエール」「星の見えない日々で 迷うたびに 誰か照らすその意味を 知るのでしょう 愛する人よ 親愛なる友よ あなたこそが エール」とあります。「互いを照らす」という歌詞には、誰かに支えられるだけではなく「自分が誰かを支える」という意味も込められています。また、何かに困ったとき、そっと手を差し伸べてくれる人っていると思います。そして誰かに優しくされると、「自分も優しくなろう」と思うようになります。自分と関わる周りの人がいるからこそ、自分も含め一人一人の存在が誰かにとってはエールなのかも知れません。私にとって5名の先生方はかけがえのない存在であり、励まされ元気づけられました。ずーっとエールを送られてきた感じがします。新天地では環境が大きく変わると思いますが、新たに出会う方々にエールを送るとともに、頑張り過ぎずエールを送られる側にもなって頂きたいと思います。お身体に気をつけて、疲れた時ははいつでも湖南の綺麗な景色と澄んだ空気を感じに来て頂きたいと思います。本当にありがとうございました。
意地でやっちゃいました!!
大雪だった今年の冬も雪解けが進み、ふきのとうの姿も見受けられる季節となりました。しかし、春の訪れにも関わらず、延期延期できていた雪灯籠祭りを3月16日(水)に実施しました。本来2月に行う予定で準備を進めてきましたが、まん延防止等重点措置が発令され実施することが出来ませんでした。3月は卒業式と高校入試で予定が取れずに、いつやるか迷っていました。すると急に気温が上がり一気に春の気配を感じると、みるみるうちに雪の量が減っていきました。今年の雪灯籠祭りはあきらめるしかないかなと思い始めた頃、地域の方から「いつやるの?楽しみにしてるよ」という声が聞こえてきました。これは意地でもやらなければならないと思った瞬間です。条件が悪くても来年のためにも工夫さえすれば何とかなると考えて、そば部の生徒とともに準備に取りかかりました。残雪がある場所は雪を利用し、ないところは中庭の形を利用しました。雪灯籠は作れませんでしたが、郡山市役所観光課
からお借りしたカップとロウソクを利用させていただき、約300個を設置しました。風もなく穏やかな天気でしたので、ロウソクは途中で消えることもなく約3時間ほど優しく灯してくれました。立ち寄っていただいた方々には、手作りの甘酒とかりんとうを振る舞い、幻想的な風景を楽しんでいただきました。「すごい、きれいだね」「優しい灯りに癒やされる」「窓に飾ってあるステンドグラス風のロゴがいいね」「頑張ったね」などお褒めの言葉をいただき、そば部の生徒も喜んでいました。正直に言うと、実験のために何度か雪が降りしきる中雪灯籠を作ったり、雪の中を歩けるように雪かきをしたり、かまくらを作ったりしましたが、私に言う言葉は「本当にやるんですか?」「雪がないのに出来るんですか?」と厳しいというかやる気がないというか、あまり乗り気のしないものでした。しかし、明るいうちにロウソクの灯をつけたのですが、徐々にあたりが暗くなってくるととてもきれいな風景が浮かんできて、生徒達から歓声があがりました。「やってよかった」「一面雪の中でやったらもっときれいだろうな」「来年もやりたい」などと前向きな声が聴かれました。意地でやった雪灯籠ですが、結果的には成功だったかも知れません。ドローン担当の1年生海斗君はまだ数回しか扱っていないにも関わらず操縦が上手で、撮影した写真や動画は素晴らしいものでした。海斗君には湖南の四季折々の動画を撮影してもらい、「湖南の魅力動画」を作ってもらう予定です。皆さん期待していて下さい。今回の企画は福島大学行政政策学類の学生さんとのコラボ企画でした。当日は滝田さん、渡邊さんが手伝って下さいました。予定通りであればもっと多くの学生さんに来ていただけたのですが、急な実施ですみませんでした。
最後に、17日にもやる予定でしたが、16日に発生した大地震のため学校が休校となり中止せざるを得ませんでした。また、お知らせが実施直前となりましたことお詫び申し上げます。来年は今年以上のものに仕上げたいと思いますので、お許し下さい。
羽ばたけ卒業生そして成人へ!!
15名の3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。長かったようで短かかった学校生活、楽しい思い出もあるけど辛いこともあった喜怒哀楽の3年間だったと思います。新型コロナウイルスに振り回され部分もありますが、湖南高校で生活して良かったと思ってもらえたら教職員一同幸せです。また、ここまで支えて下さった家族、地域の方々への感謝の気持ちを忘れないで下さい。今回は皆さんの卒業にあたり、一言で申し訳ありませんが、私から一人ひとりにメッセージを送りたいと思います。
あべちゃん、湖南でのフランス料理楽しみにしてますよ。こうたろう、左投手として野球やらせてみたかった。じゅんや、魅力ある湖南を託したぞ。きさき、放課後のピアノの音色に心が癒やされました。こうや、物知りなこうやの話を聞いて勉強になりました。すずゆう、物静かと思いきやユーモア一杯でしたね。ゆうと、正義感あふれるゆうとに会いに行きますよ。りのあ、優しい雰囲気のイラストありがとう。たくや、高校生活で一番成長した人間ですよ。そのか、笑顔一杯の看護師になってください。愛ちゃん、良く笑い、良く泣いたね。カットモデルやりますよ。しょう、家電で悩んだら聴きに行きますよ、よろしくね。くるみ、我が家の愛犬茶々をよろしく。しゅう、黙々とキーボードをたたく姿はかっこよかったね。わたゆう、ソフトテニスで鍛えた精神力を仕事でも見せてくれ。
これから皆さんはめまぐるしく変化する社会に巣立っていきます。そして4月1日に一斉に成人となります。辛いことや苦しいことがあるかも知れませんが、皆さんは湖南高校での生活で確実に成長しました。自信を持ち、胸を張って羽ばたいていって下さい。そしてたまには学校に遊びに来て下さい。優しい先生方や変な校長が待ってます。
最後に熊ちゃん、2年生からの担任ご苦労様でした。生徒の良さを十分に発揮させ、クラスをまとめてくれました。感謝です。熊ちゃんでなければこの学年はここまで成長しなかったかも知れません。
3年間よく頑張った!卒業おめでとう!!
伝統を受け継ぐ心優しき湖高生!!
昭和57年から始まった除雪ボランティアを2月4日(金)に実施しました。昨年は9件からの申し込みでしたが、今年は16件に増えました。赤津・福良・三代・中野・舘方面に分散して除雪を行いましたが、今年の雪の量はとても多いように感じました。新型コロナウイルス感染症の感染急拡大で、実施するかどうか迷いましたが、除雪を希望する方がいるのであればその要望に応えようと思い、依頼者とはできるだけ接触を避け、感染対策を徹底しながら実施に踏み切りました。本来であれば、依頼者とのコミュニケーションを取りながら行いたかったのですが、現状では仕方がないかなという思いです。
生徒達は今年の大雪にも関わらず、果敢に攻めていました。凍ってしまい地面に張り付いている場所も根気強く剥がしていました。腰の高さ以上の雪山も黙々と崩し、水路に流す作業を繰り返し行っていました。氷点下の気温の中でしたが、暑くなったのか、半袖で作業する生徒もいました。日頃お世話になっている地域の方々への感謝の気持ちがこもっているなと感じる光景でした。終了時間となり学校に戻る途中、まだ作業をしている私の場所の前を通った生徒(2年NK君)が、「残業はしませんよ」と声を掛けてきたので、「そんなこと言わないで残業して」と返したら、本気になって手伝ってくれました。とても優しく気配りの出来る生徒です。
依頼者から感謝の言葉を頂くと、生徒達もとても嬉しそうな表情をしてくれました。その言葉ときれいに片付いた場所を見て達成感があったのだと思います。校長の私が言うのも変ですが、本当に湖高生は素直で一生懸命な生徒ばかりです。伝統を受け継ぐ心優しい生徒を見ていると目頭が熱くなってしまいました。来年はコミュニケーションを取りながら実施できることを願っています。また、これからも積雪が予想されますので、除雪が必要な場合は学校にご連絡下さい。有志を募って伺います。
冬の遠足できました!!
湖南高校では、冬の体育の授業はスキーとなります。近くにある福良スキー場をお借りして練習しますが、リフトなどはないのでカニ歩きで斜面を登ります。ほとんどの生徒が初めてなので、いいトレーニングになります。練習の成果は冬の遠足として沼尻スキー場に行って確認します。その際にお世話になるのが湖南町在住の指導員の方々です。今年は6名の指導員の方にお世話になりました。それぞれのレベルに合わせた班編制を行い、準備運動・リフトの乗り方・滑り方など丁寧に指導して頂きました。若さ溢れる生徒達はあっという間に覚え、午後には上手に滑ることができるようになりました。すごいの一言です。(私は足首と膝が痛くなり老いを感じてしまいました笑)。指導員のお一人である椎谷様のご挨拶で、「郡山市の高校でスキーの授業をやっている学校は湖南高校だけです。この経験を活かして将来的にもスキーを楽しんで下さい」とお話し頂きました。高校卒業後も是非スキーを続けてもらいたいと思います。また、この遠足が出来るのは会津バスさんのご協力もあります。雪道にも関わらず安全に送迎をして頂きました。無事予定通り終了できたのは時間通りの行程のお陰です。沼尻スキー場では、コロナ禍の実施ということもあり、湖南高校専用のレストハウスを準備して頂き、昼食は美味しいカレーライスでお腹いっぱいになりました。3年生は最後の行事となりましたが、充実した表情がうかがえました。1・2年生はもっとやりたいという声がたくさん聞こえてきました。楽しんだ証だと思いますが、この行事を支えて下さっているたくさんの方々に感謝の気持ちを忘れないで下さい。
最後に、スキー場との打ち合わせや荷物の運搬等、冬の遠足全般を企画運営して下さった体育科の先生方には感謝申し上げます。お疲れ様でした。また、片付けを手伝ってくれた生徒達もありがとうございました。コロナ禍の中において無事に終えることが出来たのは指導員の方、先生方、生徒の協力の賜です。
湖南の冬を楽しもう!!
明けましておめでとうございます。昨年はたくさんの方々に支えられ色々な経験をさせて頂きました。今年もお願いすることが多くあると思いますが、湖南の魅力発信のために新たな取り組みにチャレンジしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
さて、この冬はラニーニャ現象で雪が多いと言われていましたが、予想通りという感じです。冷え込みも厳しく、毎日のように雪かきに追われています。しかし、湖南の道路や学校の駐車場は除雪が完璧に行われており、通勤も苦になりません。本当に助かっております。ありがとうございます。私の自宅のある伊達郡は除雪がほとんどされないので、側道に入ると車が動かなくなってしまう可能性があるくらいひどい状況です。この週末は道路の氷はがしに精を出しました。そこで、今年最初のチャレンジはミニ雪灯籠です。厳しい湖南の冬を楽しもうという企画です。グランドや中庭にたくさんのミニかまくらを作りロウソクの火をともしたら綺麗なんじゃないかという発想からですが、うまくいけば湖南高校ミニ雪灯籠祭りとして開催できればと思っています。福島大学の学生さん達も参加してくれる予定です。課題としては、風が吹くとロウソクの火が消えてしまうというところです。何とか克服しようと知恵を絞っているところですが、何かいい方法があれば教えて下さい。よろしくお願いします。
1月13日(水)には3学期の始業式が行われました。生徒達の元気な顔を見て雪かきの疲れも吹っ飛びました。生徒達には、若い力で湖南の魅力を全国に広めるようお願いしました。四季折々に素晴らしい表情を見せてくれる湖南の美しさを、生徒の斬新なアイデアと行動力でどんどん発信してもらえることを期待しています。
まずはミニ雪灯籠祭りが開催できるよう、生徒の皆さんの協力を待ってます。(校長からのお願い)
優しい教頭先生と愉快な仲間(先生)達!!
12月24日のクリスマスイブにサプライズが起きました。実は私は12月25日のクリスマス生まれです。今年で56歳になりました。この歳になると誕生日もクリスマスもワクワク感がなくなっているのが正直なところです。今年も妻と犬とでささやかなパーティーをやって終わりかなと思っていたのですが・・・
夕方、遠藤教頭に職員室に呼ばれ入ったところ、急に電気が消えハッピーバースデーの歌が聞こえてきました。何と、先生方が誕生会を開いてくれたのです。それもケーキが2つも準備されていました。1つは事務の増子さん手作りのポテトサラダケーキです。デコレーションケーキと間違えそうなくらいきれいに形作られていました。もう1つは大きなイチゴがたくさんのったデコレーションケーキです。驚きというか照れくさいというか複雑な気持ちでしたが、とても感動して涙がこぼれそうになりました。ロウソクまで準備して頂き、皆で美味しく食べました。遠藤教頭の言動が何日か前から怪しかった理由が分かった気がしました
私が先生達に支えられているのに、このようなサプライズを考える先生方はやっぱり凄いと思います。湖南高校の今の姿は、先生方の優しさや気遣いから成り立っているんだと改めて感じました。今年1年も地域の方々に支えられ、素直な生徒に力をもらい、優しい教職員の方々に励まされ楽しく生活できました。感謝感謝です。来年も奇抜なアイデアを出すと思いますが何卒よろしくお願いいたします。
厳しい寒さが続いています。お身体には十分に留意して頂き、新年にまたお会いできることを楽しみにしております。良いお年をお迎え下さい。本当にお世話になりました。
祝 三森峠開通(運がいい!!)
11月28日(日)、郡山市内と湖南町を結ぶ県道郡山湖南線の整備が全て完了しました。1983年(昭和58年)から整備が始まり、38年の時を経ての完成なので、地元の方々にとっては待ちに待ったというところだと思いますが、たった2年しかいない私がこのタイミングで立ち会えることは運がいいとしかいいようがありません。申し訳ない気持ちです。11月29日(月)、通勤のため初めて新しい道を通りましたが、とても快適でした。遠回りになるのかと思っていましたが、そんなことはなく、これから迎える本格的な冬も安全に通勤できそうです(油断大敵)。交通の便が良くなったことは、湖南高校にとっても追い風にしたいところです。湖南町内からはもちろん、郡山市内からの生徒も今まで以上に希望してもらえるように、魅力ある高校作りをしていかなければならないと気を引き締めました。
運がいいと言えば、私が赴任すると同時にコミュニティ・スクールに指定され、地元の方々と活動する機会をいただきました。湖南の素晴らしいところや課題などにも気付くことができ、今年度大学受験をする生徒の面接指導にも非常に参考になりました。また、地域の方々のつながりでひまわり畑のチャレンジや菜種油のラベル作り、郷土料理作りや2年続けての餅つき体験など普通科の高校では味わえない経験をたくさんさせて頂きました。校長としてとても幸せだと感じています。校長が幸せだと思うのですから、生徒はそれ以上に幸せを感じていると思います。
「運は引き寄せろ」とよく言われますが、ボーッとして努力しなければ運は巡ってきません。常日頃から地域や湖南高校の事を考え、課題の解決方法を想像することが大切です。現状に甘んじず、「より良く」を合い言葉に、湖南高校でもっともっと運のいい経験をさせて頂きましょう。
感謝に尽きます!!
湖南高校の中庭には立派な赤松が植えられています。かなり昔からのつながりで、毎年須賀川の造園業の方に格安の金額でお願いしていましたが、ご高齢のため体調を崩され、今年はお願いすることができませんでした。赤松は2年間手を加えないと弱ってしまうということで、色々な方にお願いしましたが、立派すぎて予算的な問題でなかなか引き受けてもらうことができませんでした。事務長さんから相談を受けた私は、過去の勤務先でお世話になった福島市飯坂町の木村様の顔が頭に浮かびました。往復5時間の道のりを破格の金額でお願いするなんて虫がよすぎましたが、ダメ元で連絡を取ってみました。現状を見ないと何とも言えないということで下見に来て下さりましたが、第1声は「遠いな」でした。予算的な話もしましたが、笑いながら「しょうがねな、やるしかねえべ」とおっしゃっていただきました。感謝!感謝です。
この時期は他の現場もたくさんあり、かなり忙しい状況でしたが約1ヶ月にわたり、週に2日程来ていただきました。松の剪定は高い技術が必要なので、木村様1人でやられていました。剪定をやった枝とやらない枝では全く違い、手が入った枝は見違えるようにかっこよく、きれいになりました。今まで選定作業をじっくり見たことがなかったので驚きを感じた位です。赤松の背景にある校舎の白い外壁と松の枝の間から見える青い空、そして松の赤い幹のコントラストは素晴らしい以外の言葉が見つかりません。
松以外の植木も刈り込んでいただき、校務員の長島様が雪囲いをして下さりました。いよいよ厳しい湖南の冬がやってきます。地域の方々に支えられ、地元以外の方にも協力をいただきながら湖南高校は存在するんだと改めて感じました。この恩を忘れずに、より良い湖南高校にするために精進することを肝に銘じました。
これからが本番!!
先日行われた一般社団法人全麺協主催の初段位技能審査郡山認定会で6名全員が合格しました。会場は張り詰めた雰囲気でかなり緊張しました。衛生検査から始まり片付けまで約1時間でしたが、あっという間の時間に感じるとともに、かなりの疲労感がありました。大島そば同好会の方々や桑名秀一郎様のお力添えで何とか合格できました。本当にありがとうございました。
合格した3人の生徒は、認定試験前に比べて自信を持ってそば打ちをするようになった感じがします。10月29日(金)に行われた脱穀の際には、参加して下さった阿部さんや交通安全協会の方々に新そばを打って試食していただきました。新鮮なそば粉のお陰だと思いますが、美味しいと褒めていただき、満足げな表情をしていたのが印象的でした。また、10月31日(日)には、令和3年度こなん里山キッズ「新そば打ち見学・試食会」において、参加者の目の前でそば打ちを行いました。緊張した面持ちもありましたが、無事にやり遂げました。次のチャレンジは11月3日(水)に福島駅前で行われる「蕎麦とロック2021」への参加です。桑名秀一郎さんのお手伝いという形ですが、蕎麦の有名店が多数出店する、かなりの賑わいを見せるイベントなので、不安はありますが頑張ってくれると思います(校長の期待)。
そして、本校で取り組んでいる今年度の蕎麦プロジェクトも最終段階に入っています。「六次化商品の開発」では、11月6日(土)に行われる湖南町商工祭にmogu・moguさんの協力のもと、湖南校生が考えたそば粉100%のパウンドケーキを販売する予定です。「古民家再生」は、室内はほぼ完成し、現在は使用する家具作りを行ってるところです。完成したら湖南校生が主体となったイベントを開催したいと考えています。
コミュニティ・スクールとなり2年が過ぎようとしています。昨年から地域の方々の多大なるご協力をいただきながら、色々な経験をしてきた2年生。感謝の気持ちはもちろんですが、湖南をより良くするためにどうするかを実践に移す時期となったのです。「これからが本番」、腕の見せ所といったところでしょうか。生徒会も新体制となり、学校の中心は2年生です。3年生を安心させるとともに、1年生を引っ張りながら、「より良い湖南」「より良い湖南高校」作りに励んでもらいたいと思います。
変な校長先生はかなり期待しています。よろしくお願いします。
※新そば打ち見学・試食会の放映は
11月7日(日)17時25分~ FCT(福島中央テレビ)「週間トピックス」です。
そば道にチャレンジ!!
そば部の2年生3名と教員3名が、一般社団法人全麺協主催の初段位技能審査郡山認定会に参加します。そば部の2年生はそば打ちの全ての工程を一人で出来るようになったので、軽い気持ちで参加させました。もちろん私も生徒よりは出来るぞ?と思い込んでいたので申し込みました。準備から片付けまで40分で終わらせるのが試験内容ですが、作法などはあまり分からなかったので、郡山市の大島そば同好会の方々にご協力頂きました。そこで初めてそば道を実感しました。「礼に始まり、礼に終わる」。そば打ちのそれぞれの工程は一つ一つ意味があり、それを理解しながら思いを込めて打っていくことが大切である。今まではあまり意識しなかった事を教えて頂きました。正直、完全に甘く見ていました。40分どころか全て終わらせるのに1時間以上かかってしまいました。受験生全員が「まずい、合格できない」という表情でした。
今まで、そば部が打った蕎麦を色々な方に食べて頂きましたが、「美味しい」という感想ばかりで、打つ度に馴れ合いになっていたのかもしれません。生徒が打った蕎麦を「おいしくない」とは言えるはずがありません。私達は勘違いをしていました。食べて頂く方に思いを込めて、そしてそば粉に対して熱意を込めて打たなければ、本当に美味しい蕎麦は提供できないということを思い知らされました。それから何度もイメージトレーニングをしたり練習を行い、現在はそば打ちを行う時には集中して、一つ一つの工程を思いを込めて進められるようになりました。40分ですべて終われるか微妙なところですが、この1週間で仕上げていきたいと思います。
つながりにくい蕎麦を思いを込めてつなげていくそば道は、教育にも当てはまるような気がしました。生徒それぞれに個性があり、それぞれに目標があります。十人十色ではないですが、みんなバラバラな状態を3年間でまとめていかなければなりません。生徒それぞれの良さを把握し、思いを込めて接していかなければならないことを、そば道からあらためて気付かされました。
目指せ!全員認定!!
うまい!湖南産蕎麦!!
厳しい夏の暑さも終わりを告げ、爽やかな秋を迎えようとしています。雨が続き寒いくらいの日もありましたが、稲やそばも順調に成長し間もなく収穫の時期となります。そんな中、9月3日(金)~5日(日)にかけてコラッセふくしまにおいて「ふくしま。GAPチャレンジ 蕎麦リレー」が開催されました。GAPの認知度アップと湖南の蕎麦の美味しを県内に紹介する目的で行われました。蕎麦でAGAPを取得したのは福島県で2件のみで、その1件が同窓会長の桑名秀一郎様です。日頃から蕎麦プロジェクトでお世話になっていましたので、今回はそば部の生徒4名がお手伝いをさせていただきました。お客様に提供するためには段取りが大切で、配膳や呼び出し、片付けなどスピーディに行わなければならず、生徒達は勉強になったとともにいい経験をさせていただきました。学校で見る姿とは違い、きびきびした動きや元気のあるあいさつなど、「いがいとやるね」と校長としても少し誇らしげに思えました。あいにくの天気とコロナウイルス感染症の影響で来場者が減少している中、限定100食の蕎麦は完売しました。すばらしい!ご苦労様でした。
また、湖南の蕎麦の美味しさもあらためて実感しました。お客様に出す前には、つゆの味加減などを確認するために茹でたての蕎麦を試食させていただきましたが、「うまい」の一言につきました。残念ながら、コラッセふくしまの水は湖南と違い硬水のため茹であがりが緑色ではなくなってしまいますが、美味しさには変わりありませんでした。10月にはそば部の2年生4人と教員5人が「全麺協素人そば打ち段位認定試験」の初段位に挑戦します。湖南の美味しくて安全な蕎麦を福島県のみならず全国に知ってもらうためにも、合格して色々な機会にそば打ちを行って食べてもらいたいと考えています。
農業をよりよいものにしていくためのGAPへの取り組みは、これからの持続可能な農業に必要不可欠であり、それを身近に感じることができる今回のイベントに参加させていただき本当によかったです。ありがとうございました。この2年の湖南の生活ですっかり農業のとりこになってしまいました。10年後の自分の姿が目に浮かぶ・・・
手塩にかける!!
2学期がスタートしました。夏休み中部活動を頑張って日焼けした姿で登校した生徒や進路を控えて少し緊張気味の生徒、夏休み気分がまだ残っていてちょっとぼーっとしている生徒など様々でしたが、元気に登校してくれて安心しました。しかしながら、夏休みに入りコロナウイルスの感染者数が急拡大し、福島県でも蔓延防止措置がとられる事態となり、学校生活にも支障をきたす可能性が出てきました。目に見えないものから身を守ることはかなり困難なことですが、感染予防対策をしっかり行い、感染リスクをできるだけ押さえ込みたいと思います。学校行事を含め、高校生活における生徒の貴重な体験は可能な限り実施したいと考えています。各自が予防できる全てのことを徹底して行っていきましょう。さて、7月30日に種まきをした蕎麦は順調に育ち、8月23日には花が咲き始めました。雨が心配でしたが、生徒の日頃の行いが良かったのか、種まきはベストタイミングだったようです。ただ忘れてはならないのは、種まきまでの畑の準備が万全だったことです。畑を何度も耕し、肥料を加え、畑周りの除草作業や皆さんが畑に行く道の整備などを阿部様が丁寧に行ってくれたのです。この手間が順調な生育を支えているのです。そして今年チャレンジしたのは「ひまわりプロジェクト」です。グランド脇に100m程のひまわりロード、蕎麦畑の隣の畑をお借りしてひまわり畑をつくりました。そば部がチャレンジしましたが、それぞれの場所で予想の3割程度の開花しかありません。正直失敗かなと思います。種をまくタイミングやまき方、まいた後の手入れ等暑いからとか雨だからといって後回しにしたり、手を抜いてしまったのが原因と思われます。「手塩にかけて育てる」という言葉がありますが、作物と真剣に向かい合い、決して手を抜かない姿勢が順調な生育に結びつくんだと感じました。この経験を活かし、来年はひまわりを含めて「彩りファーム」として四季折々の花を育てたいと新たな闘志を燃やしています。また、生徒の成長を手助けする教育者としても「手塩にかける」をあらためて実践しなければならないと思います。生徒任せでは生徒は成長はしません。全てにおいて手をさしのべる必要はないと思いますが、生徒のつまずきや悩んでいるときに、素早く関わりを持つことができる環境が大切なのです。生徒と真剣に向き合い、必要なときに必要なことを提供すること。努力しない生徒がだめなのではなく、努力させる準備を私達が整えなければならないと思います。湖南高校は「手塩にかけて育てる」を心掛け、生徒が目標を達成して成長した姿を想像し、喜びとして感じることのできる教員集団でありたいと思います。
永(栄)ちゃんはやっぱりかっこいい!!
昨年に引き続き、蕎麦プロジェクトの全校行事である「蕎麦の種まき」が7月30日(金)に行われました。運営協議会会長の小山様から挨拶を頂き、阿部様、桑名様始め同窓会や郡山北地区少年警察ボランティア協議会の方々のご協力により無事に終了しました。蕎麦は水を嫌う植物なので、種まきから1週間は晴天が続くことを願うばかりですが、8月2日には芽を出し始め、順調に成長しているようです。
蕎麦といえば、お世話になっている桑名様は「アジアGAP」を米と蕎麦の二品目で取得されましたが、蕎麦の取得は東北で初めてということです。そのそば粉を使ったお蕎麦屋さんが「そば処 MARU壱」です。テレビでも紹介される有名店ですが、店主の佐藤栄治様が大の永ちゃんファンで、店の一角は矢沢永吉一色となっています。蕎麦はもちろんですが、永ちゃん目的に県外からのファンも多く来店します。
先日、本校の体育教師の高柴先生の計らいで、高柴先生の友人が聖火リレーに参加した際に使用した聖火トーチとユニフォームを借りてきてくれました。生徒も先生方も本物を間近に見ることができ興奮しましたが、学校に来校される方々にも直接触れたり写真などを撮って頂きました。先ほど紹介したMARU壱の佐藤さんも写真を撮っていかれました。その際に少し話をしましたが、MARU壱はお蕎麦屋さんにしては珍しく、蕎麦の大盛りを無料にしているので、その理由を聞いてみました。「湖南の蕎麦はうまいのでたくさんの人にお腹いっぱい食べてもらいたいから」ということでした。私はそれを聞いた瞬間、感動とともに「かっこいい」と思いました。労力や利益にこだわらず、皆に喜んでもらいたいという気持ちが本当にかっこよかったです。もし湖南に来られる機会があれば、是非MARU壱にお寄り頂ければと思います。「天ぷら蕎麦の大盛り」を注文すれば満足度100%間違いなしです。(ちなみに宣伝料は頂いておりません 笑)
話は変わりますが、今年蕎麦ファームの隣にひまわり畑を作りました。種まきがうまくいかなかったのか思うように発芽せず、生育も良くない状況です。過ごしやすい湖南も猛暑や雨不足だったりで、異常気象は確実に進んでいるのかも知れません。農家の方々のご苦労が身にしみて感じています。まだまだ暑さは続くようです。コロナにも暑さにも負けず頑張っていきたいと思います。
ラッキーな日!!
休み明けの出勤は、土湯峠を通って湖南高校へ向かうのが最近の私のルーティーンです。7月12日月曜日、峠は山の天気でかなり強い雨が降っていましたが、沼尻のあたりからは降っていませんでした。リステル猪苗代を過ぎると虹が出ていました。思わず写真を撮ってしまいました。そして志田浜までくると、先ほどの虹が猪苗代湖に架かっていました。人生で初めてみる風景だったので、再び車を停めパシャリ!上戸から湖南線に入ってからもパシャリ!と何度も写真を撮ってしまいました。撮りながら、「週の初めからラッキー、何かいいことあるかな」なんて思いながら高校へ向かいました。放課後は今年チャレンジしている「ひまわりプロジェクト」の種まきをやりました。蕎麦ファームの手前の畑をお借りして、ひまわり畑にするプロジェクトですが、うまくいけば、ひまわりの黄色い花の後方に蕎麦畑の白い花、そしてその後ろには雄大な磐梯山が見えます。フォトスポットとして公開できたらと考えています。しかし、種まきはなかなか思うようにいかず、半分程度しかできませんでした。うまく育つか分かりませんが、なんとか生徒の力を借りて頑張っていきたいと思います。ひまわり畑の帰り際に、近所の方に声を掛けていただきました。「この前のちまき作り体験はいい、いいことやってくれた」という内容でした。生徒はちまき作りを体験して、湖南の自然を知るとともに郷土料理を味わえてとても楽しくできたので、地元の方々に感謝しているのですが、逆に地元の方からお褒めの言葉を頂いたのでとてもうれしく思いました。校長の勝手な思い込みかも知れませんが、生徒の皆さんが湖南を知る活動をすることで、地域の方々は力がわいてくるのではないでしょうか。体験することはとても大切なことです。そしてこの体験を通して、湖南をもっと元気づけるために皆さんができることは何なのか?「大人を動かす皆のアイデア」を期待しています。早朝の虹が運んでくれたラッキーな日となりました。
「郷土料理を学ぶ」始まりました!!
6月17日(木)第1回の「郷土料理を学ぶ」を開催しました。テーマは「ちまき作り」でした。地元の菅野様・渡辺様・西田様から指導して頂き、約400個のちまきを作ることができました。笹はそば部の生徒が三王坂で収穫したものを使いました。笹はたくさんあるのに、慣れてくるとより大きい物を探したりと、結構時間がかかってしまいました。ちまき作りには生徒・教員を含めて約20名以上がチャレンジしましたが、数をこなすうちに作るスピードもあがり、終始わきあいあいとした雰囲気で実施することができました。片付けまでやって2時間位でしたが、ここで私の誤算がありました。ちまきさえ作ってしまえば、茹でるのは難しくないと高を括ってしまったのです。次の日お湯を沸かし、ちまきを茹で始めましたがす、もち米がもれてきたり、い草がほどけたり、ちまき自体がばらばらになったりと、ちまき作りより手間がかかってしまいました。料理は盛り付けまでといいますが、茹でるところまで生徒に体験させるべきだったと反省しました。中途半端な作り方をすると、どうなるかを見せたかったです。しかし、上手に茹で上がったちまきはとても美味しく好評でした。生徒は一人10個をお土産として持ち帰りました。参加したほとんどの生徒・教員が初めての経験でしたが、とても勉強になったと思います。指導して頂いた3名の方々には本当にお世話になりました。ありがとうございます。
そして、2回目は7月14日(水)に実施することが決まりました。テーマは湖南名物の「赤はらの天ぷら」です。太田屋旅館様にご指導を頂くことになっています。赤はらを開く作業も体験します。体験の希望があれば、湖南高校までご連絡ください。1回目が楽しく、大成功だと自負してしまったので、お調子者の校長はこれからも色々な郷土料理にチャレンジしたいと思います。地産地消を意識し、湖南の魅力を料理の面からも探究していきたいと思います。どんな郷土料理があるか教えて頂ければ幸いです。
プロジェクト始動!!
2年生の総合的な探究の時間では、昨年の蕎麦プロジェクトをもとに「古民家再生」の班と「商品開発」の班に分かれて活動を開始しました。古民家再生では、地元農家の小山順平さんやホールアース自然学校の和田祐樹さんの協力の下、古民家の解体を行っています。12月の完成を目指して取り組んでいますが、1階部分は湖南高校生が活動するコミュニティスペースとして生まれ変わる予定です。商品開発は、昨年度の校内レシピ発表会からの発展で、湖南高校生が開催するイベントで実際に販売できる商品を考えています。レシピ発表会で好評だった「そば団子」「そばチュロス」の他に、新たに「そばケーキ」や柿ピーならず「そばピー」が登場しました。どれもなかなかの出来でした。今後はさらに改良を加え、製造を委託できる企業へのプレゼンを行います。
また、湖南の町おこしを観光の面から考える”勝手にハイスクール観光協会「KONAN」”プロジェクトをスタートさせました。合同会社FRONTLINE代表であり、東京国際大学講師の前好光先生に講義をお願いし、湖南中学校卒業の3年生3名と1・2年生の有志8名がワークショップ形式で参加しました。クイズ形式で日本の観光を考えたり、仮想の町おこしを考えました。最後には湖南をテーマに「曼荼羅発想法」という手法を使い、湖南の魅力の発見や町おこしのアイデアを出し合いました。約2時間の講義でしたが楽しい雰囲気で行うことができました。今後継続して活動し、観光の面から町おこしを実現していきたいと思います。各プロジェクトを始動させるにあたり、今年も地域の方々から温かい協力を頂いております。ありがとうございます。心より感謝申し上げます。
なお、6月17日(木)には「ぐるっと湖南伝承会」の菅野洋子様から「郷土料理を学ぶ」ということで、生徒が収穫した笹でちまき作りにチャレンジします。湖南高校生がもっともっと湖南を知る機会を作りたいと考えておりますので、アイディアやご意見等ございましたら、気兼ねなく学校にご連絡ください。
自信を持って精一杯!!(私にはできる)
湖南の田んぼにも水が張られ、田植えも順調に進んでいるようです。先日は蕎麦ファームでお世話になっている阿部様の田植えを手伝わせて頂きました。ハウスから苗を運び車に積み、田植え機に苗を移動する単純な仕事でしたが、かなりの重労働であり、農家の方の並々ならぬ苦労を感じさせられました。米一粒を大切にしなければならない事を身にしみて感じました。また、山菜採りも教えていただき、タラの芽・コシアブラ・こごみ・うどの芽・行者ニンニク・水菜(ミズ)・ふうな・ゼンマイなどたくさん収穫させていただきました。天然の新鮮な山菜の味は格別でしたが、収穫に夢中になると遭難してしまう可能性があることも実感させられました。
さて、高校生の部活動においてメインの大会がいよいよ大詰めを迎えました。ボート部とソフトテニス部において県大会出場を果たし、全国大会を目指し最終調整を行っているところです。ソフトテニス部は、昨年の新人戦で9年ぶりの県大会出場でしたが、その勢いのまま今大会も活躍してくれました。特に阿部・遠藤組は新人戦の悔しさをバネに努力を重ねた結果、個人戦での県大会出場となります。ボート部では樋口愛さんが勝負をかけます。3年生は部員一人で、辛く苦しい思いをしてきましたが、最後まで継続することができました。これだけでも素晴らしいことだと思いますが、ここまで来たら愛さんの最高の笑顔と、二人三脚で指導してきた怖い?伊藤監督の涙を見たいと思っています。昨年はコロナ禍の影響でこの大会は中止となり、先輩方は悔しさを超えた無念さを感じながら卒業していきました。結果はもちろん大切ですが、大会が開催されることに感謝の気持ちを持つことも必要です。「大会に出場できる喜び」「先輩方の無念」「支えてくれた家族や仲間」等様々な思いをプレッシャーとしてではなく、「励み」として大会に臨んで欲しいと思います。
また、ボート部の活動に際しましては、地域の方々の多大なるご協力を頂きました。ありがとうございます。コロナ禍の影響で練習場所である荻野漕艇場の使用が禁止され、途方に暮れていましたが、三宅様からはモーターボートの提供、吉井様からは舟津川での練習の提案、若林様からは更衣室の提供、桑名様・鈴木様にはボート置き場として協力していただきました。すばらしい環境が整い、今後も充実した練習が出来るようになりました。練習を見られた方々からは激励の言葉もいただき、湖南の方々の優しさ改めて感じさせられました。本当にありがとうございます。
ソフトテニス部・ボート部の皆さん、まずは自信をしっかり持ってください。「私にはできる」を試合前に6回、呪文のように唱えてください。気合いが入るとともに、不思議とリラックスできるはずです。今までの努力を精一杯出し、悔いの残らない大会にしてください。
湖南高校ソフトテニス部・ボート部
全国大会出場を目指し、頑張っていきまっショイ!!
自靖自献(じせいじけん)!!
春の訪れとともに、新たに6名の先生方が赴任されました。詳細については湖南高校だよりに掲載されると思いますが、それぞれの先生方はやる気に満ち溢れています。生徒の皆さんは乗り遅れないようにしてください。そして新入生22名が入学式を終え、対面式において、緊張の中、先輩方と対面しました。2・3年生が少し大人の雰囲気を出していたように感じたのは私だけでしょうか。部活動編成では多くの1年生が加入し、それぞれの部が活気溢れる雰囲気となりました。コロナ禍ではありますが、湖南高校としていいスタートをきることができたと思います。
さて、コミュニティ・スクールとして2年目を迎えます。校長のつぶやきでも何度か書かせていただきましたが、今年は湖南へ貢献できる行動を、失敗を恐れずチャレンジしていきたいと思います。昨年1年間で湖南高校への協力体制は万全となりました。次は皆さん湖南高生の力で湖南の地を活気づかせてください。今回のタイトルは入学式でも話しましたが少し難しい言葉かも知れません。自ら靖んじ自ら献ずるという言葉ですが、意味としては「自分の心を穏やかに保つ事ができる人は、世のため人のために自らを尽くす事ができる」ということです。自分を犠牲にしてまで人のために何かをするということではありません。企業は利益を求めるために、世の中に迷惑になる仕事はしません。どんな仕事であっても、人が喜び、幸せになるために何が必要なのかを考えて業務に当たっています。将来、皆さんは就職して社会に出ます。つまり、職種は違っても世の中の人々に幸せを与えるために仕事をすることになるのです。湖南高校での生活で、心を穏やかに保ちながらその力を身につけてもらいたいと思います。湖南の課題は何なのか?原因はどこにあるのか?それを解決するために湖高生ができることは何なのか?私達教員が大人としての発想ではなく、若い皆さんの発想が必要なのです。在学中に湖南のためにやってみたいことを真剣に考えてください。普通ならできるはずがないことでも、地域の方々の力を借りる事によって実現できるかも知れません。まずは考え、そして行動に移すことです。
最後に、心が穏やかでないときには湖南のきれいな景色を見て落ち着きましょう。ぼーと見ているだけで心が落ち着きます。私も昨年1年間、湖南の素晴らしい景色に何度心を洗われたか分かりません。頼りになる湖高生、よろしくね!!
春なのにお別れですか(>_<)
3月に入り田畑の雪もすっかり消え、湖南も春らしさが一段と感じられるようになりました。過ごしやすいいい季節となりましたが、春はお別れの時期でもあります。歌手の柏原芳恵さんの作品に「春なのに」という歌がありますが、その歌詞の中に「春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれます 春なのに 春なのに ため息またひとつ」というフレーズがあります。今の私の気持ちそのままという感じです。
3月1日に3年生23名が、学び舎を旅立っていきました。今年は卒業生一人一人に卒業証書を渡しましたが、呼名に対しての大きな返事と証書をもらう時の表情は、堂々としていてとても立派でした。地域の方々の協力と優しさ溢れる教職員の丁寧な指導、そしてその指導を信じ学んでくれた生徒が一体となった証だと感じました。やはり湖南高校は生徒を大きく成長させる環境が整った学校なんだと実感しました。
また、教職員には避けられない年度末の人事異動もこの時期です。今年度お世話になった8名の先生方が異動されます。勤務年数はそれぞれ異なりますが、生徒へ向き合う姿勢は皆さん一緒で、生徒を第一に考え本気になって指導してくださりました。5年間勤務された熊谷明彦先生は、生徒が興味関心を引く印象に残る授業を行っていました。またコミュニティ・スクールの中心的な役割を果たし、蕎麦プロジェクトを成功に導いてくださいました。同じく5年間勤務された渡邉大典先生は、ICT教育のリーダーとしてiPadを使用した授業や、コロナ禍においてGoogleClassroomを利用し課題配布等を行っていただきました。ソフトテニス部の顧問としても9年ぶりに県大会出場に導き上位進出を果たしました。黒須由華先生は、家庭科の教員として週2回の勤務でしたが、生徒の悩みを聞いたり、ソフトテニス部の顧問としてご尽力いただきました。個人的に蕎麦打ちの練習もされており、蕎麦プロジェクトで大いに活躍してくださいました。中川沙彩先生は、国語科の教員として勤務され、1年生の副担任・ソフトテニス部顧問としてご尽力いただきました。常に笑顔を絶やさず、元気いっぱいで生徒に接していました。授業で使う小道具が印象的でした。遠藤真一郎先生は、数学科の教員として9月から勤務していただきましたが、短い期間にも関わらずに、あっという間に溶け込んでくださいました。ボート部の指導や実験を交えた授業を行ったり、多忙の中PTAの担当として「菱の葉」も立派に仕上げてくれました。4月からは茨城県の中学校教諭として勤務されます。守田徹郎先生は、数学科の教員として2年間ご尽力いただきました。考査前学習会など勤務時間外でも生徒に向き合っている姿がとても印象的です。力丸弥先生は、体育科の教員として1年間ご尽力いただきました。朝早くからグランドのライン引きや工夫を凝らした指導で、生徒の体力と技術力向上に努められました。渋川敦志先生は、スクールサポートスタッフとして9月から週2日の勤務をしていただきました。コロナウイルス感染症対策のための消毒作業や事務的な仕事を行っていただきました。アメリカ留学などの経験が活かされ、4月からは福島県の教員として勤務されます。簡単な紹介になってしまいましたが、それぞれの先生方は個性を活かしながら、生徒一人一人を真に大切にし、親身になって指導してくださいました。私が忘れかけていた教育の本質というものを目覚めさせてくれた情熱と本気な姿勢に感動しました。こんな素晴らしい先生方とお別れするのは寂しく、春なのにため息ばかりの毎日です。しかし、異動される先生方は新天地でも力を発揮するはずです。独り占めではなく、他校の生徒にもこの先生方の力を分けたいと思います。本当にご苦労様でした。そしてありがとうございました。
最後に、校長のつぶやきに1年間おつきあいいただきありがとうございました。3月中はため息ばかりかも知れませんがお許しください。しかし、4月からは、やる気溢れる新任の先生方をお迎えすることができます。私のため息も意気揚々とした口笛に変わっていると思います。来年度も読んでいただければ幸いです。
自覚と学び!!
三寒四温という言葉がありますが、湖南にも春の足音が聞こえてきたように感じます。昨年は雪が少なく、昭和57年から始まった除雪ボランティアが中止となりましたが、今年は実施することとができました。あいにくの吹雪の中での除雪となりましたが、雪まみれになりながらも一生懸命に除雪を行っていた生徒の姿に感心するとともに胸が熱くなりました。テレビ局3社と新聞社2社が取材に来てくださり、各方面に情報提供をして頂いたお陰で、福島在住の方からは、「高校生が真剣に除雪を行っている姿にとても感動した」やボランティアを行った地元の方からは「手際のよい除雪とさわやかな挨拶を聴き自分の青春時代を思い出し、その姿を重ね合わせ感謝した次第です」など、たくさんの方々からお褒めの言葉を頂きました。生徒達もやりがいを感じたと思います。取材を受けた生徒の言葉で、「除雪はとても大変な作業だと実感しました。だからこそ私たちがやらなければならないと思います」「日頃地域の方々には協力してもらっているので、感謝の気持ちを込めてやっています」と、湖南高校で生活する上で自分たちの役割を自覚し始めたように感じました。そば選手権出場を目指して頑張っている生徒が打ったそばも試食していただき、生徒達にとってとても充実した1日になりました。
また、除雪を行うことによって学んだこともありました。あまりにもきれいに除雪してしまうと、凍ってしまい危険だということ。歩道を除雪すると、屋根から落ちてくる雪が歩行者にあたってしまうので、落下してこない場所を除雪するなど雪国ならではの知恵があるんことを学びました。
私の自宅そばの公園では、梅が開花しました。湖南高校の梅の木はまだつぼみも出ていませんが、確実に春が近づいています。厳しい冬を耐えた木々が、暖かな春を迎え、再びさわやかですがすがしい姿を見せてくれることを楽しみにしている今日この頃ですが、コロナ禍で不便な生活を虐げられた3年生も間もなく湖南高校を巣立っていきます。湖南の大自然に囲まれ、地域の方々の優しさに包まれながら一回りも二回りも成長した姿をみると湖南の素晴らしさをあらためて感じます。「湖南最高!!」
湖南の洗礼!!
遅くなってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。本年も湖南高校をよろしくお願いいたします。1月に入り、本校の体育の授業は各学年ともに2時間連続の授業となります。スキーを行うためです。学校のすぐそばの山にちょっとした斜面(福良スキー場)があり、そこを使って練習します。最近はほとんど湖南高校の専用ゲレンデ?になっています。秋に地元の方に草刈りをしていただき環境を整えますが、昨年は記録的な雪不足で1度も使う事が出来ませんでした。今年は大丈夫そうです。畑の中を歩かせていただいたり、スキー場を使わせていただき、誠にありがとうございます。感謝の気持ちを忘れずに練習に励みたいと思います。
さて、昨年とは打って変わり、今年の冬は雪・寒さともに厳しくなっています。湖南の冬に雪は当たり前なのですが、私にとっては雪の多さと、気温の低さに驚いています。先日は強風のため、ホワイトアウトの状況になり、車を運転していると前が全く見えなくなり3回ほど停車してしまいました。また、路肩が分からずハッとさせられました。赤と白のポールは降雪量を計る物と思っていましたが、路肩の目印だと言うことを教えていただきました。しかし、除雪の素早さと丁寧さには感動しました。雪の日は朝早く自宅を出るのですが、湖南の道路はすでに除雪がされており、全く運転に差し支えない状況です。さすがにスピードは出せませんが、非常に運転しやすく感じています。学校の駐車場もきれいに除雪され、先生方の出勤にも影響がほとんど無い状態です。いつもありがとうございます。この厳しい冬があるからこそ、住民の方々の思いやりや優しさが培われるんだと思いました。湖南に赴任して、地域の方々の優しさに触れ、自然豊かな環境にすっかり魅了されていましたが、雪と寒さの洗礼を受けた感じです。ただ、冬だから味わえる湖南の素晴らしさも発見できたので何とか乗り越えられそうです。また、のろのろ運転でご迷惑をお掛けいたしますがお許しください。
最後に、コロナウイルス感染症は収まるどころか拡大し続けています。医療従事者の方々は困難を極めた業務となっていることとお察しいたします。どうか健康には十分に留意され頑張っていただきたいと存じます。本校においては感染予防に全力を尽くしながら、可能な限り行事等を行い、生徒にとって有意義な高校生活を送らせたいと考えております。何かとご迷惑をお掛けいたしますが、今年もご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。
芽生え!!
湖南にも本格的な冬がやってきました。昨年は雪が非常に少なかったと聞いていましたが、今年は予報通り多くなりそうです。覚悟しながらも湖南の冬を楽しみたいと思います。
さて、そんな冬になぜ「芽生え?」だと思うかも知れませんが、今年1年、湖南校生は地域の方々に協力していただき、たくさんの経験をすることができました。その経験から意識が少し変わったように感じたからです。
全校生徒が行った蕎麦打ち体験、皆さんが真剣に蕎麦打ちを行い、おいしそうに食べている姿はとても印象に残っています。スペシャルゲストとして桑名佐奈恵様with赤鼻の方々による「そば口上」も反応よく聞いてくれました。試食後、率先して後片付けをしてくれた生徒がいました。「一からカレーライスを作る」では、自分達の手で育てた野菜やスパイス・温泉水から作った塩、何度も北塩原まで行って捕獲したウチダザリガニ等、苦労して食材を集め調理しました。味の感想は様々でしたが、食材を集めたり育てたりする大変さや食品の大切さを感じてくれたようです。「あすチャレ!Academy」では、学校が休みにも関わらず参加してくれた生徒達。当日は大雪になりましたが、雪かきを手伝ってくれたり、来客者の案内や車いすの補助など自主的に行動してくれたのがとてもうれしく感じました。講演者の植松隼人先生(デフサッカー男子日本代表監督)、ゲストとして山本恵理先生(東京パラリンピック出場を目指すパラ・パワーリフティング選手)も参加された生徒や一般の方々の真剣な取り組みに喜んでくださいました。
今年1年、「コミュニティースクール」「地域協働推進校」として地域の方々に協力していただき、様々な経験をした皆さんの成長を感じました。協力してくださった地域の方々への感謝の気持ちはもちろん、自主的に行動することができるようになりました。すばらしいことです。そして湖南校生の「芽生え」です。しかし、目標はまだ達成していません。湖南校生として湖南という地を知ることによって「地域の課題に気付き」、その課題に「どう関わっていくべきか」を考え、主体的に行動することができるようになることだからです。この1年、色々なヒントがあったと思います。ここからは皆さんがそのヒントを参考に自分ができることを考えなければなりません。冬休みの宿題?でもあるそば粉を使ったレシピ作りもその一つです。湖南の良さ・素晴らしさを活かした独創的なアイデアをたくさん考えてください。「芽生え」から「成長へ」です。期待しています。
コロナ渦で制限の多い1年ではありましたが、地域の方々には本当にお世話になりました。また、生徒の皆さんはよく頑張ったと思います。コロナウイルスの脅威はまだまだ収まりそうにありませんが、私もチャレンジ精神を忘れずに頑張っていきたいと思います。
それでは、1年間本当にお世話になりました。よいお年をお迎えください。
夢を語ろう!!
11月に入り、色鮮やかだった山々の木々も葉を落としはじめ、少し寂しさが感じられるようになりました。高校の植木にも校務員の長島さんが雪囲いをしてくださり、いよいよ湖南にも厳しい冬が訪れようとしています。今年の冬は昨年度と違い、雪が多い予想となってるので、私としては通勤にちょっと不安を覚える今日この頃です。
さて、厳しい寒さはありますが、湖南の空気はとても澄んでいて気持ちいいです。深呼吸をすると心がリフレッシュし、頭も冴えてきます。今年はコミュニティ・スクールとしてスタートし、教職員・地域の方々のご協力のお陰で、蕎麦プロジェクトの活動ができました。12月4日の蕎麦打ち・試食で一段落となりますが、アイデアだけでなく実行できたのは、湖南の地域性だと感じています。人間は欲張りなもので、一つ実行できると次も何かできるんではないかと考えてしまいます。湖南の澄んだ空気で頭が冴えた私も例外ではなく、アイデアがポンポン出てきてしまいます。実際に動かなければいけなくなるのは教頭先生を始め、先生方なのですが・・・(笑)。今回は私が来年度以降に実現できればいいなという3つの夢をつぶやきたいと思います。
1つ目は蕎麦プロジェクトを継続しつつ、「全国高校生そば打ち選手権大会」に出場することです。今年は蕎麦打ちの体験ですが、来年は体験ではなく本格的に技術練習を行い、おいしい手打ち蕎麦を提供できる生徒を育てたいと思います。将来的に湖南のそば粉を使ったそば屋さんを開店してくれたら幸せです。
2つ目は、湖南のそば粉を使った6次化商品の開発です。湖南校生の柔軟な発想で、お菓子やご飯のお供、おつまみ等おいしく湖南らしい商品を開発してもらいたいと思います。斬新なアイデアを待っています。
3つ目は古民家再生です。高校の周辺には空き家が目立っています。この空き家をうまく利用して、例えば「カフェ」や「観光案内所」や「直売所」であったりと、町の活性化につなげたいと思っています。もちろん湖南校生がデザインを考えたり整備したりしてイベントを企画します。実際にリフォームまではいかなくても、みんなが「湖南にこんな施設があったらいいのに」と思うものを考えてもらいたいと思います。
調子に乗っていろいろと夢を語ってしまいましたが、私は「夢は実現させるもの」と常に思っています。夢や希望・目標がなければ現状は維持できても向上はしません。自分の将来や地域の将来を考えた場合、「より良く」を目指さなければならないのではないでしょうか。
最後に、なぜこんな夢をつぶやいたかというと、湖南にはこの夢を叶える力があると思ったからです。蕎麦プロジェクトが実現できたように、皆さんのやりたいことが実現できるはずです。私たちが本気で考えた事に対して、地元の方々は本気に向き合ってくれます。こんな素晴らしい環境の湖南で皆さん大いに「夢を語りましょう」。
感謝から行動へ!!
蕎麦プロジェクトの蕎麦の収穫が10月5日(月)に行われ、小雨ではありましたが無事に終了することが出来ました。コンバインの力を借りることなく、手作業での刈り取りとなりました。慣れない鎌を手にみんなで力を合わせ約2時間ほどで終了しました。動物の侵入で倒されていたり、場所によって成長の仕方が違うなど、実際に体験してみてわかった事も多かったと思います。体育館ギャラリーで乾燥させ、15日(木)に脱穀を行いました。体育館一面にブルーシートを敷き詰め、蕎麦束を床にたたきつけたり、棒でたたいたりして実を落としました。なかなか実が落ちず意外と力が必要でした。その後、唐箕を使って選別しましたが、収穫量は約40㎏位で、蕎麦束の量に比べると意外と少ないといった感じでした。今後は粉をひいていよいよ蕎麦打ち体験です。予定では12月3日(木)を予定しています。生徒の感想も「楽しかった」「いい経験が出来た」などおおむね良好でしたが、これから必要なのは発想力と行動力です。今年度コミュニティ・スクールとしてスタートした湖南高校は、学校と地域の連携を図り、地域創生の核となり社会に貢献できる人材の育成を目的としています。これまでの活動は、地域の方々や学校が中心となって進めてきましたが、本来の姿は、皆さんがアイデアを出し、実行していくことです。湖南町に「興味を持ち」「課題を見つけ」「解決の糸口を考える」、そして自分達の力ではどうしようもない時に、地域の方々や先生の力を借りるのです。今年度は初年度として学校がヒントを与えました。次はいよいよ皆さんが主役です。湖南高校生が本気になることで、地域も学校も本気になります。「どうせやってもダメ」では先に進むことは出来ません。ダメでもともと、失敗してもいいのです。湖南の将来を見据えて、想像力を膨らませ、行動してください。「地元の高校が衰退すると町も衰退してしまう」「地元の高校に活気があると町が元気になる」という話があります。小規模校でも大きな役割を担っているのです。湖南校生の力で湖南町を元気に、そして魅力のあるよりよい町にしてもらいたいと願います。いや、必ずそうするのです。
「感謝から行動へ」湖南校生なら「やればできる」。校長として期待が高まるばかりです。
当たり前のことを当たり前に!!
8月31日(月)に昭和48年から始まった湖岸清掃を実施しました。47年間続く伝統ある行事です。湖南高校校歌の1番は「磐梯は紫紺の山肌」、2番は「猪苗代漫たるその水」とあります。猪苗代湖を前に見る磐梯山は美しくて心が洗われます。そして、猪苗代湖の清らかな水は、湖南町に限らず私たちの生活に欠かすことのできないものです。湖南高校の先輩方はこの猪苗代湖の育む命に感謝するとともに、美しさを守ろうという強い思いがあったのではないでしょうか。これからもその意志をしっかり受け継いでいきたいと思います。
ところで、今年はコロナウイルス感染症の影響で湖南七浜は閉鎖されました。その関係もあったかも知れませんが、例年に比べてゴミの量は少なかったようです。浜によってはほとんどゴミがない状況でした。湖の管理をされている方々のご尽力もあったと思います。しかし、私が担当した浜の一部はひどいところがありました。花火の残骸や大量のたばこの吸い殻、バーベキュー用具など故意に捨てていったとしか思えない状態で放置されていました。ゴミは持ち帰るのは当たり前なはず、楽しむのにもマナーは大切です。とても腹立たしく、悲しい気持ちになりました。しかし、湖南校生の姿を見てその気持ちも少し和らぎました。小雨の降る中でも楽しそうに、そして真剣に清掃活動をやってくれたのです。ボランティア精神ではなく、自分のお世話になっている地域の清掃活動はやって当たり前という感じでした。
話は変わりますが、湖南高校のそばファームは順調に成長し、収穫を待つばかりとなっています。生育記録は生徒が毎日4人一組で行っています。1人くらいさぼっても支障がないのですが、みんな責任を持って記録を取っています。観察に行くのが当たり前、誰かに任せることもできるけど自分の責任を果たすのは当たり前という思いです。
湖岸清掃であれ、生育記録であれ、当たり前のことを自然に当たり前にできる湖南校生はすばらしいと思います。校長として誇りに思うとともに、誰からも信頼され、愛される人間になるんだろうと強く感じました。自信を持って突き進んでください。
成長を祈る!
ホームページにも掲載いたしましたが、蕎麦プロジェクトの種まきが、学校運営協議会委員・そば栽培の中野生産組合代表の桑名秀一郎さんと福良地区認定農業者の阿部敏満さんの協力を得て無事に終了しました。本来であれば、蕎麦の種まきは梅雨明け後に行うべきですが、生徒に体験させるにはこのタイミングしかないということで決行しました。そんな状況下なので、1年生から3年生の全生徒が感謝の気持ちと順調な成長を願いながらの種まきとなりました。テレビ局や新聞の取材には「ちゃんと育つか不安」や「多くの人に蕎麦の魅力を知ってもらいたい」などと答えていました。いい経験ができたようです。
後日、イノシシよけの電柵を設置しました。阿部さんの指導を受けながら私も手伝いました。種をまく前の準備、鳥獣害の対策など、収穫までには大変な作業が必要なんだと、あらためて農家の方々の苦労を感じました。食品ロスの問題が言われていますが、この手間暇を考えたら、食べ物を粗末にすることは絶対にしてはならないと思います。今年は急な提案だったので、様々な作業をたくさんの方々に協力していただきましたが、来年はすべて生徒の皆さんだけでやってもらいたいと思います。畑をうねったり、肥料を蒔いたりと機械に頼らず行う予定です。楽しみにしていて下さいね(笑)
また、先生方は2回目の蕎麦打ち研修会を行いました。私は今回こそは上手に打つぞと強い思いを胸に臨みましたが、そう簡単にはいきませんでした。努力なしでの成長はあり得ないということです。蕎麦打ちの道具を一式そろえて、自宅で自主練習するしかないと感じました。「継続は力なり」と生徒にもよく話していたので、必ず実行に移したいと思います。(家族からは試食は誰がするの?と言われそうです。当分の間、週末の献立はそばメニューとなるのでよろしくお願いします。)
現在は、写真の通り蕎麦の芽が出ました。電柵のおかげでイノシシの進入形跡もありません。電柵の影響を受けず、生徒の皆さんが安全に観察できる場所も熊谷先生が作ってくれました。夏休み終了後からの経過観察をしっかり行って下さい。順調にいけば10月の中旬位に収穫となります。楽しみに待ちましょう。そして、蕎麦プロジェクトの最大の目標は、6次化商品の開発です。目にしたことのあるアイデアではなく、「発想を変え」「柔軟に」「大胆な」アイデアを考えて下さい。失敗を恐れてはいいものはできません。「どうせダメ」「やっても無駄」の先には何もありません。チャレンジすることで、はじめて結果がでます。その結果が失敗でも成功でもいいのです。その結果が新たなチャレンジとなるのです。商品開発だけの話ではなく、皆さんには「チャレンジ精神」を常に持ち続けてもらいたいと思います。
困難にぶつかることは最大のチャンスである!
新型コロナウイルス感染症は、落ち着くどころか各地で感染者数が増加し、第2波の到来と言わんばかりに猛威をふるっています。コロナウイルスは私たち教育現場にも大きな影響を及ぼし、3年間という短い高校生活しかない生徒にとっては寂しい思いをさせてしまっていると思います。特に部活動においては上位大会が中止となり、それに伴い地区大会も相次いで中止となってしまいました。仕方がないかも知れませんが、非常に残念なことです。しかし、各方面の方々の協力により、救済措置としての大会が行われる競技もでてきました。1度は諦めかけていた3年生にも希望の光が見えてきたと思います。
本校においては、卓球部・ボート部・ソフトテニス部が最後の大会を迎えられず、引退の可能性がありました。残念ながら卓球部においては代替大会が行われませんでしたが、部内で引退試合を行い最後のイベントを行ったようです。ソフトテニス部は8月2日に会津で県大会、ボート部は9月に開催予定の全国大会の予選会を8月1日に行われる予定となりました。開催にあたっては、たくさんの方々が万全を期すために準備して下さっています。参加する生徒の皆さんは感謝の気持ちを忘れることなく、精一杯悔いの残らない試合をしてもらいたいと思います。また、ボート部においては地域の方のご協力を頂き、平日は青松浜で練習することができるようになりました。荻野漕艇場までは片道1時間ほどかかり、実際に水上で練習するのは土日に限られていましたが、現在は毎日実践的な練習を行っています。蕎麦栽培の畑同様、1日もかからず調整が進み、実行に移すことができました。ご尽力いただき誠にありがとうございます。
部活動の引退は、終わりではありません。結果がすべてでもありません。皆さんが積み上げできた成果は大会だけではなく、長い人生の中で何度でも披露することができます。悔しく、残念な気持ちもあると思いますが、この困難を最大のチャンスに変えて欲しいと思います。
追伸 ボートの練習の際、キュウリの漬け物など差し入れを頂き申し訳ございません。教職員も楽しみにしており、おいしくご馳走になっております。
Enjoy 湖南
すでにホームページでご紹介しているとおり、湖南高校「蕎麦プロジェクト」がスタートしました。私としては蕎麦の栽培から蕎麦打ち、そして試食までを生徒一人一人にさせたいと思っていましたが、なかなか難しいと考えていました。ところが、発案から畑の選定までに1日とかからず、あっという間にプロジェクトが動きだしました。湖南の地域の方々の機動力には驚かされるとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。
私たち教員も負けてはいられません。6月20日(土)に無理を言って、同窓会長の桑名秀一郎様のご自宅において蕎麦打ちの研修会を行いました。生徒たちに蕎麦打ちの指導を行うためです。蕎麦粉と水の分量、練り方、伸ばし方、切り方等、必要な工程を教えて頂きました。参加した教員は全員が初めての体験で、必死の形相で蕎麦打ちを行いました。予想はしていましたが、かなり技術が必要なことがわかりました。打ち終わった蕎麦を綺麗にトレーに乗せるのですが、ブチブチと切れてしまい「そば」ではなく「そ・ば」という感じでした。案の定、茹でて食べてみたのですが、蕎麦を「ずるずる」と音を立てて食べることはできませんでした。「ず・ず・ず」くらいだったような気がします。でも新鮮な蕎麦粉のせいでしょうか、味はとても美味しかったです。秀一郎様のお計らいで、一緒に指導して下さったプロが打った蕎麦を食べさせて頂きましたが、絶品でした。少し緑かかっ蕎麦は香りもしてそばつゆをつけなくても甘さがあり「うまい」と感動しました。もちろん「ずるずる」とすすることもできました。
私の性格は負けず嫌いなので、このままでは終われないと思いました。蕎麦打ち合宿を考えています。良質な蕎麦粉を提供して下さる秀一郎様に失礼に無いよう修行したいと思います。先生方一緒に頑張りましょう。ちなみに合宿は強制ではありませんよ。
最後に、写真は6月29日(月)の畑の様子です。雄大な磐梯山をバックに、蕎麦の白い花が一面に咲きほこる日が待ち遠しい限りです。ただ心配なのはイノシシです。
湖南にはまりました
6月7日(日)午前2時30分、私の携帯のアラームが鳴りました。まだ夜です。誤作動ではありません。湖南高校・大槻車庫・希望ヶ丘バス停のそれぞれの場所で環境整備が行われるからです。大槻車庫・希望ヶ丘においては、保護者の協力の下、除草作業やゴミ拾いを実施しました。湖南高校では、保護者・生徒が校地内の除草と窓ふきを行いました。とても綺麗になり、安全に学校生活が送れる環境が整いました。協力して頂いた保護者・生徒の皆さんご苦労様でした。また、ありがとうございました。そして、私が2時半に起床した理由は、地域に方々が5時から学校周辺の除草をして下さるからです。自宅の桑折町から5時に到着するには、3時には出発しなければなりませんでした。早い方は5時前に始まっていました。たくさんの方々のご協力を頂き学校周辺の草はなくなりすばらしい環境となりました。地域の方々に支えられ、愛され、期待されている学校であると改めて実感しました。本当に朝早くからありがとうございました。
早起きは三文の得と言いますが、湖南高校に到着したときのすがすがしさは本当に気持ちよかったです。紺碧の空というのはこの日の空のことなんだと感動しました。磐梯山には雲海が広がっていました。爽やかで澄んだ空気を感じて日頃から雑多な生活をしている私に安らぎを与えてくれました。
あまりにも気持ちよかったので、青松浜に行ってみました。まだコロナウイルスの影響でキャンプも制限されていましたが、何組かはテントを張っていました。猪苗代湖から見る磐梯山はとても雄大でかつ美しさがあり、また感動しました。帰りには学校前の菊屋さんに立ち寄りました。採ったばかりの地竹があったので、ご主人に食べ方を教えて頂き購入しました。また、奥様には地竹の缶詰作りも見せて頂きました。とても優しく対応して下さり、またまた感動です。
こんな1日を過ごし、私は湖南の地にはまってしまいました。「地域の方々の優しさ」「自然の豊かさ」「澄んだ空気」は人を浄化させてくれます。赴任してまだ2ヶ月ですが湖南の良さを実感し、すっかり湖南町のファンです。これからも湖南町を探検して周りたいと思います。
湖南高校応援隊誕生
5月13日(水)に3年生、5月14日(木)に1・2年生が登校し、40分7校時の授業を行いました。生徒は久し振りの再会に喜びの表情を見せるとともに、いきいきと授業に参加していました。何よりも先生方が休業期間中とは表情が違い、意気揚々としていたのが印象的でした。本当に子供たちが好きなんだなと感じました。1日でも早い学校再開を願うばかりです。
さて、ホームページの最新情報にも掲載しておりますが、コミュニティ・スクールがいよいよスタートしました。「開かれた学校づくり」のために、11名の地域の方々を学校運営協議会委員として任命させて頂きました。学校運営協議会は①生徒の安全・安心な教育環境を作り②生徒の夢を全力でサポートする学校にし③生徒の郷土愛を育むために年5回の会議を行います。5月13日(水)はその第1回目でした。
昨年より準備は行ってきましたが、いざ本番となると「活発な意見は出るのだろうか」「話題もなく時間だけが過ぎていくのではないか」等とても不安でした。しかし、協議会が始まるとその不安もあっという間に消え去りました。湖南高校として「困っていることはないのか」「何か協力できることはないのか」等、学校からの依頼があれば協力体制は作っていきたいというご意見を頂きました。頼もしい限りです。今までは、学校の課題があっても解決できないことが多々ありましたが、コミュニティ・スクールに指定されたことで、生徒の夢の実現や学校の限界を打ち破ることができそうな力を頂いた感じがしました。生徒たちが主体的に物事を考えて行動できるよう、教職員が寄り添って指導し、運営協議会の委員の皆さまにご協力を仰ぐ体制が確認されたと思います。委員の皆さまからは湖南高校を全面的に応援したいというお言葉も頂きました。湖南高校応援隊の誕生です。 まずは1年をかけて、1つでもいいので課題をクリアしていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。
校長のつぶやきなので、最後にもうひとつつぶやいちゃいます。事務局の先生方、第1回協議会の運営ありがとうございました。ホームページへの協議会の様子や議事録のアップなどの素早さはすごいです。「生徒への情熱」「事務処理の速さ」「丁寧な対応」、校長としてまたまた感動を味わってしまいました。
今こそ見せよう湖南高生魂
4月16日(木)3度目の正直で天気は晴れとなりました。1年生が湖南高校周辺を知るために行われる福良地区フィールドワークがようやくできました。実は悪天候のため2回延期されていたのです。午前中は雨模様で、今日もダメかと思っていましたが、午後には晴れ渡り暖かな春の日差しを受けてのフィールドワークとなりました。私も参加させていただき、途中おいしいコロッケを頂いたり、隠れ家的豆腐屋さんなんかを教えていただいたりして、福良地区の魅力を実感しました。来月は「ぐるっと湖南」という行事に参加する予定です。バスで湖南町を巡るのでとても楽しみです。
しかし、楽しい一時もあっという間に終わり、放課後になると新型コロナウイルス感染症に対しての緊急事態宣言が全国に拡大されるという気分が重くなる知らせが入りました。もしかするとまた休業措置がとられるかも知れないという不安を感じました。案の定、金曜日にはゴールデンウィーク明けまでの臨時休業が発表されました。生徒に会えない寂しさ、感染の心配など不安ばかりが先立ってしまいました。
ここで、落ち込んでばかりいられません。フィールドワークで湖南高校がますます好きになった私ですので、生徒の皆さんにこの緊急事態を乗り越えて、一日でも早く平常の高校生活を取り戻してもらいたいと思い、皆さんにメッセージを送ります。湖南高校魂を見せつけて下さい。
生徒の皆さんへ
令和2年4月16日に政府から緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されました。これを受けて、県知事から学校一斉臨時休業の要請がありました。
都市部はもとより、福島県においても陽性患者が連日確認されている状況です。感染拡大を抑える上で非常に重大な局面にありますので、生徒の皆さんも意識を高く持って対応して下さい。
とはいえ、皆さんは令和2年度を希望を持ってスタートさせたところです。勉強に部活動に、そして目標に向かって活動するはずでした。それが新型コロナウイルスにより不自由な生活をしなければいけない状況となってしまいました。校長としても大変申し訳なく思っています。
しかし、この危機的状況を乗り越えなければ、窮屈な生活は長引くばかりです。10年前東日本大震災が発生しました。皆さんはまだ幼稚園、小学生だったはずです。普通のことさえもままならない環境の中、たくさんの方々が皆さんを守ってくれました。その皆さんは今高校生です。先の見えない不安や焦り、いらだちは誰にでもあります。私たち湖南高校教職員は皆さんを精一杯守ります。周りの方々も守ってくれます。そして今度は皆さんもたくさんの方々を守らなければならない時です。今までの感謝の気持ちとともに、「家族」「友人」「今まで関わってきた方々」、皆さんにとって大切な人を守らなければなりません。
この一斉休業期間の心構えは大丈夫でしょうか?学校が休みでうかれてはいませんか?けっして人ごとではありません。皆さんの行動一つで感染してしまうかも知れません。大切な人に感染させてしまうかも知れません。「命」という言葉を意識して下さい。皆さんができることは不要不急の外出を避け、感染予防を徹底すること、そして、自宅学習を課題ばかりではなく自主的に行うことです。
ピンチをチャンスに変えることができるのが湖南高生です。試練を乗り越えることができるのも湖南高生です。校長として言っても無駄であれば言いません。しかし湖南高生ならできると信じて皆さんにメッセージをおくりました。
窮屈な思いをさせて本当に申し訳ありません。ここが「ONE TEAM」である湖南高校の見せ所です。皆さんを信じています。
ONE TEAM
令和2年度がスタートしました。4月8日(水)午前中に着任式・始業式、午後から入学式が行われ、新入生20名に対して入学を許可いたしました。驚いたのは着任式で一人一人の先生方に対して歓迎の拍手が送られたことです。着任者の一人として大変嬉しく思うのと同時に感動しました。入学式では代表の諸橋俊輔君から力強い決意のこもった誓いの言葉を頂きました。新入生の夢実現のために、私たち教職員も気を引き締めるとともに決意を新たにしました。
しかし、新型コロナウイルス感染症対策のため、校歌斉唱ができなかったことが非常に残念です。湖南高校として全員が意識を高く持ち、感染予防に努めていきたいと思います。一日でも早く平常の学校生活に戻り、皆さんが元気に大きな声で歌う校歌を聴きたいと思います。
さて、私は着任して約1週間、まだまだ湖南高校の事はわかりませんが、先生方と生徒の皆さんが一丸となって物事に取り組んでいる姿を見て胸が熱くなっています。先生方の生徒に対する情熱と思い、一人一人を大切に全員が担任であるという意識を持っていることがひしひしと伝わってきます。そしてそのような環境で成長している生徒は、先生方を信頼し、のびのびと自分の夢に向かって突き進んでいます。たった1週間ですが、これは湖南高校が誇れるものだと感じました。
入学式の準備は、2・3年生と教職員全員で行いました。学年の隔たりもなくみんなで協力し、あっという間にできあがりました。素晴らしいとしか言い様がありません。これぞまさしく、生徒と教職員が「ONE TEAM」であるということです。
私は、新しい環境に赴任することに不安ばかりでしたが、先生方から力をもらい、生徒から元気をもらって不安が期待と楽しみに変わってきました。こんな校長ですが、TEAMから力をもらいながら頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。
大変お世話になりました
今年度の卒業式は、残念ながら世界的なコロナウイルスの流行のため、例年よりも式の内容を大幅に縮小しての実施となり、47名の卒業生には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。47名の卒業生には、そんな状況には負けずに、4月からの新しい生活に元気いっぱいに頑張ってほしいと思います。
さて、私事で申し訳ありませんが、令和元年度末の人事異動により、猪苗代町立猪苗代小学校への異動を命じられました。2年前、湖南高校への異動を命じられたときは、正直、ずっと小学校に勤務してきました私にとって驚くとともに大変不安な気持ちになったことを覚えています。しかし、生徒、保護者、本校の教職員、そして、地域の皆様に支えられ、本当に充実した2年間を過ごすことができました。また、高校ならではの貴重な経験をたくさんすることができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。令和2年度から湖南高校は、福島県立の高校としては、初めてのコミュニティースクールとして、新たな歴史を刻んでいくことになります。この2年間、そのための準備に邁進してきましたが、なんとか4月から順調にスタートできそうな状況となり、ほっとしています。湖南高校が今後も生徒たちのため、地域のために、ますます発展していくことを見守っていきたいと思います。
4月からは、猪苗代湖の対岸の猪苗代小学校勤務となります。実は、猪苗代町には今まで3回勤務しており、今度で4回目となります。また、猪苗代湖周辺の勤務は、湖南高校を含めて6回目となり、猪苗代湖と本当に縁があるなと思っています。教育界の猪苗代湖ズとして、猪苗代小学校で、これまでの経験を生かし、頑張っていきたいと思います。
この2年間、私のつたない文章におつきあいいただきまして、心から感謝いたします。ありがとうございました。
最後になりましたが、湖南高校の生徒たちのますますの活躍と湖南町の皆様のご多幸をお祈りし挨拶といたします。
冬の遠足「スキー教室」
1月31日(金)猪苗代町にある沼尻スキー場において、冬の遠足であるスキー教室を開催しました。昨年度までは2月中に実施していましたが、今年度より3年生も参加するため、1月31日の開催となりました。
例年1月に入ると、体育の授業は、近くの山にあるスキー場でスキーを行っていたのですが、今年は全く雪が積もっておらず、スキーの練習ができないまま、当日となってしまいました。
31日は朝から雪が舞う少し寒い天候となり、スキー場のコンディションが心配されましたが、思ったより天気も崩れず、まずまずのコンディションの中でスキー教室を行うことができました。練習ができないまま、本番を迎えたので、けがなどが心配されましたが、大きなけがもなく、1日生徒たちは楽しむことができました。
このスキー教室は、毎年、湖南町在住の方々にボランティア指導員としてご指導をいただいています。今年も7名の方に指導していただきました。丁寧に指導してくださったおかげで、生徒たちの技術も向上することができました。終了後、感想を聞いたところと、多くの生徒から「とっても楽しかった」「来年もスキー教室をやってほしい」という感想を聞くことができました。
今回のスキー教室でうれしかったことは、スキー教室が終わった後、多くの生徒がスキー板の後片付けやゼッケンの回収を進んで取り組んでくれたことです。特に、3年生が率先して動いていたのが印象に残りました。3年生は、2月になると自宅学習となりますが、きっと高校生活の最後のいい思い出になったことでしょう。
3学期始まる
本校では、1月10日(金)第3学期の始業式を行いました。
さて、例年、今の時期になると校舎周辺には多くの雪がつもり、駐車場には雪の山ができるのですが、今年は、雪が全くなく、周辺の田んぼも稲株が見えている状態が続いています。やはり地球温暖化の影響なのでしょうか。
本校では、雪の多い地域の特性を生かし、3学期の体育の授業はスキーをやっています。しかし、雪が全くないためスキーの授業がやれない状態が続いています。1月31日には、生徒たちが大変楽しみにしています「スキー教室」が予定されています。しかし、スキー教室を行うスキー場にも雪がない状態で、開催できるかとても心配です。今日の朝は大変冷え込み、少し雪も降ったようですが、スキーをするにはまだまだ十分ではありません。これからの積雪に期待するしかないですね。
さて、3学期は、各学年にとってまとめの学期です。特に、3年生にとっては、高校生活の集大成となります。2月からは自宅学習となりますので、学校生活を送れるのも実質1月のみです。悔いが残らないようしっかり生活してほしいと思いますし、また、残りの学校生活を、苦楽をともにした同級生たちと十分楽しんでほしいと思います。
心に残った修学旅行
10月22日から25日の4日間、本校の2年生23名が、奈良、京都、大阪方面に修学旅行に行ってきました。
1日目、天気が心配されましたが、時間どおり福島空港から飛行機で伊丹空港へ。約1時間後、飛行機は伊丹空港に着陸し、空港からバスで法隆寺へと向かいました。バスガイドさんはベテランの方で,関西らしいユーモアたっぷりの話し方に、バスの中は笑い声に包まれました。そんな訳で飽きることなく、あっという間に法隆寺に到着。国宝である法隆寺の荘厳な雰囲気に一同感動し、次の目的地、東大寺へ。東大寺では、大勢の鹿の大歓迎に喜びながらも、ちょっとおっかなびっくりの生徒も。東大寺では、その大きさに圧倒されっぱなしでした。その後、二月堂、三月堂を見学し、奈良をあとに、今日の宿泊先の京都へと向かいました。宿泊は、東本願寺前の町屋作りで、中庭もある落ち着いた雰囲気の旅館でした。おいしい晩ご飯を食べ、1日目が終了しました。
2日目、今日は、京都市内を班別研修です。それぞれの計画に従って史跡、水族館、ショッピングを巡ります。朝から、絶好の見学日和の青空が広がり、生徒たちは嬉々とした表情で出かけていきました。我々引率教員も,タクシーに乗って、チェックポイントである北野天満宮へ。途中、三十三間堂を見学しました。三十三間堂では、タクシーのドライバーさんに詳しく説明していただき、大変勉強になりました。北野天満宮に各班とも、ほぼ時間どおりにチェック完了。我々は、昼食を高台寺近くで、食べ、その後、清水寺で参拝してから、旅館へ戻りました。生徒たちが時間どおりに帰ってくるか心配しましたが、どの班も迷子になることもなく、時間前に帰ってきました。この日の晩ご飯は、すき焼きで,皆おなかいっぱいに食べ、満足して2日目終了。
3日目、今日は、生徒が一番楽しみにしている日です。午前中、大阪城、海遊館を見学しました。海遊館に着いたあたりから、天気はあいにくの雨に。ホテルに到着し荷物を置いてから、いよいよ楽しみのUSJへ。雨で十分に楽しむことができるか心配でした。しかし、雨のため、入場者が少なかったため、アトラクションがいつもよりも待ち時間が短く、その分、思ったよりも多くのアトラクションを回れたようです。楽しみすぎて,集合時間を過ぎて帰ってくるかもと思っていましたが、全員が時間をしっかり守って帰ってきました。
4日目、今日は、朝から雨。まず、中央卸売市場へ見学に向かいました。ここは、甲子園球場4つ分の面積があるという巨大な市場です。市場の方の案内で、市場の中を見学しましたが、遙か彼方まで広がっている売り場にただただ圧倒されっぱなしでした。市場からこの修学旅行最後の見学地、道頓堀へ。道頓堀では、たこ焼き,お好み焼きなどを食べたり、お土産を買ったりして過ごしました。まだまだ去りがたい気持ちでいっぱいでしたが、伊丹空港へと向かいました。伊丹空港では、天候不順のため、遅延する便があるなど、無事福島に帰ることができるか心配されましたが、福島便は予定どおりに離陸するということで一同ほっと胸をなで下ろしました。ここで4日間、我々に同行しお世話になった看護師さんともお別れとなりました。看護師さんから、「いろいろな学校の修学旅行などに参加してきたけれども、こんなに心に残った学校はありません。この4日間、本当に楽しかったです。お別れがとても寂しいです。」という言葉をいただき,大変感動するとともに、とても寂しい気持ちになりました。福島空港に無事到着し、バスで帰路につきました。
今回の修学旅行では、後半2日間、雨が降るなど、少し天候には恵まれませんでしたが、生徒一人一人が規律ある行動を心がけたことや、班別行動などで協力し合ったことで、大きなトラブルもなく無事に終えることができました。生徒たちは、4日間を十分に楽しむとともに、多くのことを学んだことと思います。何より、看護師さんに大きな感動を残すことができたことは、素晴らしい成果の一つだったのではないでしょうか。そんな生徒たちと4日間を過ごすことができ、私にとっても忘れられない修学旅行となりました。
素晴らしかった「菱の実祭」
9月27日から29日の3日間開催された本校の文化祭「菱の実祭」が、多くの感動を残し、無事終了しました。
27日(金)には、午前中に開祭式を行った後、全校生による仮装行列を行いました。翌日からの各クラスによる展示発表に合わせたコスチュームに身を包み、福良地区内を歩きました。沿道には地区の多くの皆様が出られ、生徒たちに声援を送っていただきました。サンサングリーン湖南と湖南行政センターの前では、クラスごとにパフォーマンスを披露し、見ていただいた方々に採点していただきました。その後、学校に戻り、午後からは土曜日の一般公開に向けての最後の仕上げを行いました。
28日(土)、いよいよ一般公開日。朝から薄曇りでまずまず天気となりました。
PTAと同窓会の方々も朝早くから準備においでいただきました。すべての準備が整い、午前10時20分、オープニングセレモニーとして、正門前で文化祭実行委員長と校長によりテープカットを行い、一般公開が始まりました。教室では学級や部活ごとに趣向を凝らした展示が行われ、どの教室でも多くの来場者で賑わっていました。体育館では、PTAによるバザー、そして、有志によるダンスや動画、そして、歌やピアノ演奏の発表,中庭では、同窓会による恒例となっているそばと豚汁の販売が行われ、多くの方が、その味を楽しまれていました。
体育館での発表も、教室での展示発表もご覧になっている方々に,大変喜んでもらえ、発表を行っている生徒たちもまた楽しそうでした。
29日(日),楽しかった菱の実祭もいよいよ最終日となりました。この日は、体育館に全校生が集まり、有志によるダンス、動画、ピアノや歌の発表を鑑賞しました。友達の作った動画に爆笑したり、ダンス、ピアノや歌の発表に感動したり、とってもすてきな時間を過ごすことができました。準備の進捗状況に内心ひやひやしていましたが、さすが高校生、やるときはやります。どの発表も生徒たちの思いや工夫がいっぱい見られて見応えのあるものでした。菱の実祭の最後を飾る閉祭式では、実行委員長の挨拶、前期生徒会の挨拶に泣かされました。今回の文化祭のテーマソングである The Blue Heartsの「Train-Train」を全校生で肩を組んで合唱し、3日間にわたる菱の実祭の幕を閉じました。
文化祭前日
本校の文化祭「菱の実祭」が、いよいよ明日に迫ってきました。今日は最後の追い込みということで、学校中が緊張感に包まれ、生徒たちは一人一人が、全力で自分に与えられた役割を全うしようと努力していました。生徒数が決して多くない状況において、生徒は一人が何役もの仕事をこなしており、ときにはいっぱいいっぱいとなり、不安になることもあったようです。今回の文化祭のテーマは、「BREAK THE SKY LIMIT!!~限界を超える~」ということですが、まさしく自分の限界を超える働きをしています。
そんな中、ある生徒が「できるかなあ」と不安な気持ちをこぼしたとき、隣で仕事をしていた別の生徒が、「できるかできないかではなく、やるかやらないかだよ。」と励ましていました。私もそうですが、仕事に行き詰まったり、難しい仕事を任せられたりしたとき,ついついできない理由を探して言い訳をしがちです。できない理由を探す暇があったら、とにかくやるしかないということを教えられました。「やるかやらないかだよ」という言葉に大いに反省させられるとともに、生徒が今回の文化祭をとおして、多くのことを学んだなと感じた瞬間でした。
文化祭「菱の実祭」近づく
本校の文化祭は「菱の実祭」と言い、3年に1度開催されます。そして、9月27日から29日の日程で開催されます。なお、一般公開は9月28日(土)です。
さて、生徒たちは、その文化祭に向けて準備を進めています。今、校舎内を歩くと、いろいろな場所に段ボール箱が山積みにされていたり、音楽室からはピアノの音が聞こえてきたり、また、体育館からはダンスの練習をしているグループがいたりと、学校全体が文化祭に向けて徐々に熱くなってきています。
今回の菱の実祭のテーマは、「BREAK THE SKY LIMIT ~限界を超えろ~」です。本校は、平成30年度入学生から1学年1クラスとなり、現在4クラス、全校生87名の小規模校です。人数が減った分、一人一人がこなさなければならない役割が増え、いろいろな面で大変な状況になっています。しかし、生徒たちは、そんな困難な状況をはねとばし、協力し合いながら文化祭に向けて張り切って準備をしています。
人数が少ないため、派手さはないかもしれませんが、きっと生徒たちの思いの詰まった素晴らしい文化祭になるのではないかと思っています。
また、本校の文化祭は、PTAの方々によるバザー、同窓会の方々によるそばと豚汁販売と、PTAや同窓会の協力もあるのも大きな特色かと思います。
どんな文化祭になるか今からとても楽しみです。多くの方々の来校を心よりお待ちしております。
2学期が始まりました
本校は、8月23日(金)から、第2学期が始まりました。
昨年度と同様に厳しい暑さに見舞われた今年の夏休みでしたが、生徒たちは大きなけがや病気になることもなく、元気に始業式を迎えることができました。
さて、今年度、本校では3年に1度の文化祭「菱の実祭」が、9月27日(金)から29日(日)の3日間開催されます。それに向けて、今、全校生が準備を進めています。
夏休み中、校長室の上にある音楽室から、ピアノの音がたびたび聞こえてきました。音楽室に行ってみると、数名の生徒が文化祭に発表のために一生懸命ピアノや歌の練習をしていました。また、体育館の中では、猛暑の中、熱心にダンスの練習をしている生徒たちがいました。そのほか、多くの生徒が夏休み中に自主的に練習や運営の準備を進めていました。今の若者は冷めているとか言われることも多いですが、本校の生徒たちは文化祭に向け、かなり熱く、エネルギーを注いでいます。彼らを見ながら、青春っていいなあとうらやましく思っています。
23日の始業式で、全校生徒に対して、文化祭に向けて、一人一人がどんな些細なことにも全力であたること、責任を共有し、協力し合うことを話しましたが、全く必要なかったかもしれません。9月28日の文化祭が大変待ち遠しく思います。きっと素晴らしい文化祭になることでしょう。
おかげさまでした
本校は、7月20日(土)から、夏休みに入りました。ようやく昨日あたりから日中の温度も上がり夏らしくなってきました。
さて、終業式の前日、本校の生徒が登校途中、猛烈な腹痛と吐き気に襲われ、歩くことができなくなってしまい、路上にうずくまっていたそうです。バス停に向かっていた本校の生徒2名が、それを見つけ、生徒を介抱し、そして、学校へ連絡してくれました。連絡を受けた担任が現場に急行しました。担任が現場に着いたとき、通勤途中の数名の方が、車を止め、消防署への連絡と介抱を手伝ってくださっていたそうです。生徒は救急車によって病院に搬送され、おかげさまで大事には至りませんでした。担任が後から校長がお礼を申し上げるので、お名前を教えていただきたいとお願いしたところ、皆さんたいしたことしてないからと名前を告げずに立ち去られたそうです。皆さん通勤途中でお忙しかったと思いますが、生徒のために現場にとどまってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
直接お礼を申し上げたいところですが、お名前もわからないため、この場を借りてお礼申し上げます。
今回のことで、多くの方の親切な気持ち、生徒2名の友達を気遣う気持ちに触れることができ、大変うれしく思いました。本校の生徒が、このように人が困った状況に出会った場合、人を助けられるような大人になれるよう今後も頑張っていきたいと思います。
本校伝統の湖岸清掃
7月に入っても毎日涼しい日が続いていますが、7月4日(木)に昭和48年から続いている湖岸清掃を実施しました。
前日は雨が降っており、当日の天気が心配されましたが、朝には雨は上がり、湖岸清掃の時には曇り空となりました。猪苗代湖畔は、雨が降った影響で作業がやりにくいのでないかと心配しましたが、現地に行ってみると心配された雨の影響もさほどではなく、生徒たちは担当箇所に散らばって一生懸命ゴミ拾いに励んでいました。浜辺だけでなく、近くの草むらの中や道路脇までくまなくゴミを拾っていました。中には、つりの最中に折れてしまい、その場に捨てていったと思われる、釣り針のついたままの釣り竿など、そのままにしておくと危険なものや、草むらの中に目立たないにように捨てられていた不法投棄したと思われるゴルフのアイアンなど、さまざまなゴミを集めることができました。生徒たちは、ジャージが汚れるのも気にせず草むらに入っていき、地元のために懸命に活動に取り組んでいました。
この活動が始まってまもなく50年目を迎えることになりますが、本校の良き伝統としていつまでも続けていってほしいと思います。
美しい学校
今、湖南高校の正門を入ると、駐車場の花壇に咲く、色鮮やかな花々がお出迎えしてくれます。
湖南高校では、毎年、花壇の整備、そして花の苗植えを全校生徒が行っています。今年も5月28日(火)に、まず花壇の雑草を取り除き、土を耕す作業を行いました。そして、6月12日(水)全校生で花壇に花の苗を植える作業を行いました。花壇は、昨年度創立70周年を記念して作り直しましたので真新しく、植えられた花々もさらに美しく見えています。
さて、本校の自慢は、美しい花壇だけでなく、校舎の中もきれいなことです。本校は全校生88名の小規模校ですが、生徒たちが清掃の時、一生懸命清掃に取り組んでくれるおかげで、校舎は古いのですが、隅々まで清掃が行き届いており、とても整然とした雰囲気になっています。先日も学校訪問でいらっしゃった先生方に、校舎内がとてもきれいであると褒めていただきました。
本校では、毎年7月に猪苗代湖岸の清掃活動を行っています。夏に湖水浴を楽しむため多くの人々が訪れます。その方々に少しでも気持ちよく楽しんでもらえるよう、そして、自分たちが学校生活を送っている湖南町をより美しくするために行っていますが、この活動の取り組みが、生徒たちの学校をきれいにしようとする気持ちを育てているのかもしれません。
快晴のもと、春の遠足に行ってきました
5月24日(土)、全校生で春の遠足に行ってきました。
朝から、雲一つない真っ青の空で、天気予報によると、かなり暑くなるとのことでした。そのため、出発式でも生徒たちに暑さ対策を徹底するよう注意を呼びかけました。
学級ごとに、7.4km先の目的地、舘浜へ向けて元気に出発しました。途中、気温が高くなるか心配していましたが、さわやかな風が吹いていたため、気持ちよく歩くことができました。難所の峠も無事越え、約1時間30分かけて目的地である館浜に到着しました。
早速、グループごとに分かれ、昼食作りが始まりました。野外炊飯の定番である焼きそばあり、焼き鳥、お好み焼きなど、皆楽しそうに作っていました。中には、今はやりのタピオカ入りのミルクティーを作る班などがあり、さすが流行に敏感な高校生です。
去年は流しそうめんに驚かされました。今年は、なにやら竹の棒にホットケーキの液のようなものをかけ、それを火にあぶっている班がありました。まさかバームクーヘン?と思いながらその班の生徒に尋ねると、バームクーヘンを作っていますとの回答。うまく作れるのかなあと半信半疑でみていましたが、見事にバームクーヘンが完成しました。去年の流しそうめんにも驚かされましたが、今年のバームクーヘンにも大変驚かされました。しかし、高校生たちの発想力と行動力には毎年驚かされます。
心配された気温でしたが、猪苗代湖から吹いてくる風が涼しくて、暑いと言うより少し涼しいくらいの1日で、火の近くで調理をするにはちょうど良い感じでした。食事も終え、満腹となったところでちょうど帰る時間となりました。全員で火の始末や調理をした周辺の掃除をし、学校へ戻りました。かなり疲れていたこともあり、来たときよりも帰りは学校までがやたら遠く感じました。
往復約15kmの遠足でしたが、全員が無事元気に学校に戻ることができました。さわやかな天気にも恵まれ、料理も成功し、それぞれ満足した遠足になったのではないでしょうか。
新年度始まる
平成31年度がいよいよ始まりましたが、今年度は、年度途中に令和元年となるなど、いろいろな意味で節目の年になるのではないでしょうか。
そんな節目の年となる平成31年度の第1学期始業式と入学式が、4月8日に行われました。当日は、薄曇りではありましたが、春らしい暖かな日差しのもと、式を行うことができました。
始業式には、欠席者もなく2年生と3年生全員が出席しました。前から生徒全員の顔を見ていましたが、どの生徒も新しい学年に臨む決意に満ちたいい顔をしていました。特に、校歌斉唱で大きな声で歌っている生徒が多かったことが、印象に残りました。元気な大きな声に、生徒たちのやる気を実感するとともに、今年度も充実した1年間になるだろうという期待を持つことができました。また、入学式の準備では、2、3年生が大活躍し、予定の時間よりもかなり早く終了することができました。
午後には入学式が行われました。新入生17名、期待と不安の入り交じった緊張した様子で入場してきました。式辞のとき、壇上から一人一人の顔を見ていましたが、どの生徒も真剣な表情でしっかり話を聞いていました。そんな顔を見ながら、それぞれの目標達成のため、教職員一同しっかり指導していかなければと決意を新たにしました。
本校は、全校生88名の小規模校ではありますが、その分、教職員と生徒一人一人との関わりが深く、アットホームな環境の中で学校生活を送れるのではないかと思います。
さて、今年度はどんなドラマが見られることでしょうか。始業式、入学式を見ながら期待が高まってきました。
平成最後の終業式
平成最後の終業式を3月18日(月)に行いました。
1校時は、1年間の感謝の気持ちをこめながら、みんなで大掃除を行いました。隅から隅まですっかりきれいになった校舎、すがすがしい気持ちになって終業式を行うことができました。
1年生と2年生が、北校舎3階にある視聴覚室に集合し、窓から暖かな日差しが差し込む中、終業式を行いました。
集合した生徒一人一人の顔を見ながら、私はこの1年間を振り返っていました。私は、初めての高校勤務ということで、4月頃はかなり緊張と戸惑いの日々を送っていました。しかし、生徒たちや教職員の協力もあって、なんとかこの1年を無事過ごすことができました。また、70周年記念式典やさまざまな地域の行事等を通して、同窓会や地域の方々の本校に対する熱い思いを日々実感しながら、充実した1年間を過ごすことができました。
今日から生徒たちは、春休みにはいりました。次年度に向けて有意義な日々を送ってくれることを期待しています。
感動の卒業式 39名の巣立ち
3月1日(金)、朝から快晴となり、この時期としては珍しく暖かな天気のもと、平成30年度湖南高等学校の卒業式が行われました。
福島県議会議員の佐々間俊男様はじめ多くのご来賓、保護者、在校生、教職員に見守られ3年生39名が式に臨みました。卒業証書授与、式辞、来賓の方の祝辞と式は粛々と進んでいきました。生徒会長の武田魁士君の卒業生への感謝の気持ちやこれからの生活へのエールなど、気持ちのこもった送辞にぐっとこみ上げてくるものがありました。続いて、卒業生を代表し、栗原萌さんが答辞を述べました。今までの学校生活を振り返りながら、保護者、地域の方々、教職員への感謝、そして、在校生への励ましの言葉など、栗原さんの涙を流しながらの言葉に、聞いている人全員がもらい泣き。
式に臨んでいる人全員の暖かい気持ちに包まれながら、今年度の卒業式が終了しました。
本校伝統の卒業生一人一人と教職員が握手しての退場。生徒と教職員がお互いの思いを伝え合い、感動的な光景でした。私自身は3年生とは1年間の短いつきあいでしたが、4月からのさまざまなシーンを思い出しながら、一人一人と握手し別れを惜しみました。
3年生はこれからそれぞれ、自分の進路へ進んでいきます。今までの高校生活で得られた経験、知識、そして、人と人とのつながりを大切にしながら活躍してくれることと期待しています。
冬の遠足「スキー教室」
2月22日(金)、猪苗代町にある「ファミリースノーパークばんだい×2」において、冬の遠足としてスキー教室を開催しました。
冬になると、本校の校庭には雪が積もり、使えなくなります。そこで、2月になると体育では、スキーを行っています。近くに「福良スキー場」という小規模ながらスキー場もあり、生徒たちは、そこでスキーの練習をしてきました。本校では、以前スキー教室を開催していましたが、しばらくの間行われていませんでした。今年度、久しぶりに実施することになりました。
当日は朝から青空が広がる、絶好のスキー日和となりました。1・2年生全員が2台のバスに分乗し、スキー場に向かいました。スキー場は、ほぼ貸し切り状態で、存分に練習することができました。気温が高く、雪がやや重く感じましたが、好天に恵まれ、ゲレンデから見える景色はとても素晴らしかったです。
午前中は、6つの班に分かれ、それぞれのレベルにあわせて練習を行いました。6名の地域の方が、ボランティアで指導にあたってくださいました。丁寧な指導により、生徒たちは、午前中の練習で腕前を挙げたようです。
午後は、午前中の練習を生かし、それぞれ自由に滑走しました。朝、怖がっていた生徒も午前中の練習で自信をつけ、のびのびと滑走していました。午後2時に終了しましたが、どの生徒も満足げな表情だったのが、大変印象に残りました。
高校でスキー教室を実施しているところは少ないのではないでしょうか。これも、雪国にあり、そして、地域の方々がしっかり支えてくださっている本校だからこそできる行事ではないかと思いました。
青空の下で除雪ボランティア
2月7日(木)、「除雪ボランティア」を実施しました。この「除雪ボランティア」は、雪害に悩む高齢者の方々が、安心して生活するための手助けを目的として平成9年から始まり、今年で22年続いている、本校の伝統行事です。今年は、例年より積もった雪の量は少なかったのですが、寒い日が続いたこともあり、積もった雪がかなり堅くなっていました。しかし、当日は、朝から大変よい天気で、作業を始める頃には気温も上がり春のような陽気となりました。そのため、堅かった雪も少し緩み、作業をするのには絶好の状況となりました。
福良地区8世帯、三代地区2世帯、中野地区2世帯の合計12世帯で作業を行いました。気温が上がり多少は雪も柔らかくなったようですが、それでも場所によってはかなり堅かったり、暖かさで屋根の雪が落ちてきたりと、作業に当たった生徒たちは汗をかきながらの作業となりました。中にはショートパンツになって作業を当たる生徒もいました。生徒たちは、地域の方から感謝の言葉をいただくなど、心も体も温まることができ、達成感をおおいに感じることができた1日となったようです。また、作業の様子はその日の夕方、地元テレビ局のニュースでも放映されました。
平成最後の3学期
1月11日、いよいよ3学期が始まりました。年末はまだ雪が少なかったのですが、年明けから雪が降り続き、学校周辺は完全に白銀の世界となりました。
午前中は、天気も良く、雪に覆われた布引山がとても美しく、大変すがすがしい気持ちで新学期を迎えることができました。しかし、気温は大変低く、始業式を行った体育館には、ジェットヒーターを4台も稼働させていましたが、なかなかの冷え込みでした。しかし、生徒たちは、そんな寒さの中、みな元気そうな表情で式に臨んでいました。特に、表彰式での男子生徒の大きな返事に、「よし、みんなと一緒に頑張るぞ」という気持ちにさせられました。
さて、今年度は何かにつけて「平成最後の・・・」という言葉が聞かれますが、生徒たちにとって思い出に残るそんな「平成最後の3学期」になるよう、今年も職員一同頑張っていきたいと思います。
お~布引山が白い
今年は、11月に入ってからもあまり寒くならず、まだ、湖南町でも初雪は降っていません。しかし、今週になってからは、日中も寒さを感じるようになってきました。
そして、今日は、朝から冷たい雨が降っており、朝、校長室の窓のカーテンを開けると、布引山が白くなっているのが、目に飛び込んできました。「あ~、ついに布引山にも雪が降ったか。」と思いました。こうなると、いつ、高校周辺に雪が降ってもおかしくないですね。もしかすると、今日にも降るかもしれません。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツをやる人にとっては待ちに待った雪ではないでしょうか。本校は、今年度初めて「スキー遠足(仮称)」を2月に実施します。きっと生徒たちも雪を楽しみにしていることでしょう。しかし、寒さが苦手な私は、早く暖かい春にならないかなと、思ってしまいました。
と、ここまで書いていたところで、校長室に掃除に来た3年生から、「先週の金曜日に、湖南町にもう雪、降りましたよ。」と、衝撃の一言。あらー困った、前半を書き直さないと思いましたが、まっ、週末だしいいかと言うことでお許しください。(「なんだそれ」、という突っ込みは無視します。)
さて、こんな寒さの中、生徒たちは昨日から、期末考査に臨んでいます。今日で、半分が終わり、残りあと2日間です。ちらほらと、インフルエンザの話も聞かれるようになってきました。風邪など引かずに、後半戦に臨んでほしいと思います。
温かい言葉に助けられて
10月中旬に風邪を引き、よく寝て栄養をしっかりとっていればそのうち治るだろうと、軽く思っていました。しかし、症状がだんだん悪化し、咳が止まらず、先週には寝ている間も咳が出るようになり、満足に寝られない状態となってしまいました。
今週の月曜日も、体調はあまり回復せず、朝からぐったりとした状態で出勤しました。午前中はなんとか過ごしましたが、少し早めに帰ろうかと思い始めたとき、掃除の時間になり、当番の生徒たちが校長室に入ってきました。元気な2人組で一生懸命掃除をしてくれています。そんな姿を見ているうちに、私もその元気を分けてもらった気分になり、なんとなく体が軽くなってきた感じがしました。そして、ゴミを集めに来た3年生男子生徒が、校長室に入ってくるなり、「校長先生、風邪、治りましたか。」と声をかけてくれました。私が「まだ、治っていないんだ。」と答えたところ、彼から、「ぼくに風邪をうつしていいですよ。」という驚きの答えが!それを聞いていた1人の生徒が、「校長先生、風邪を誰かにうつすと治るんですよ。彼、体丈夫だから大丈夫ですよ。」と。なんともありがたいお言葉。うれしく思いましたが、もちろん3年生の大事な時期ですので、お気持ちだけいただきました。掃除が終わり、生徒たちが教室に戻ったあと、このやりとりを思い出して、癒やされた気分になっていました。
そして、なんと、その温かい言葉のおかげか、翌日から少しずつ咳が止まり、木曜日には咳があまり出なくなりました。彼に風邪をうつしてしまったかと心配しましたが、元気そうだったので安心しました。
今回、「病は気から」ではないですが、生徒の温かい言葉に元気をもらい、風邪が治ったと感謝するとともに、私自身が生徒や周囲の人たちにこんな言葉かけをしていただろうかと反省し、もっとよく見て言葉をかけていこうと思った次第です。
スポーツの秋:高校生のパワー炸裂
10月25日と26日の2日間にわたって体育祭が開催されました。
1日目は、体育館でクラス対抗の球技大会(バレーボール)を行いました。高校生ともなるとアタックもなかなか強烈で、私には怖くてレシーブすることはできないなと思いました。各クラスともチームワークもばっちりで、和やかな雰囲気で1日楽しむことができました。
2日目は運動会でした。風がやや強かったものの秋晴れの絶好のコンディションの中で実施することができました。「登校5分前」という競技では、ワイシャツを着て、ネクタイを結び、鞄に教科書を詰めて、バスの模型を持ってゴールするという競技でしたが、ワイシャツのボタンをはめるのに手間取ったり、せっかく詰めた教科書を鞄から落としてしまったりとアクシデントがたびたび発生し、そのたびに順位が入れ替わるなど大いに盛り上がりました。その後、10人11脚、ケツ圧測定、借り物競走、○×クイズ、綱引き、イントロドンと競技が続き、最後はクラス対抗リレーでした。高校生たちは日頃から部活等で走っているので、当然速いと思っていましたが、実際に競争してみると職員チームもなかなか善戦したのですが、完敗でした。
2日間を通して生徒たちのパワーを間近で実感するとともに、この行事を通して各クラスの団結が、今まで以上に増したのではと思いました。
避難訓練無事終了
この前の3連休は、大変暑く、夏に戻ってしまったのかと錯覚するぐらいでしたが、昨日、今日は気温がぐっと下がり、秋らしい天候になっています。寒暖の差が激しいためか、体調を崩し学校を休んでいる生徒が先週より多いようです。
そんな中、10月10日水曜日、管理棟である南校舎から出火したという想定で、防災避難訓練を実施しました。事前に生徒に知らせておいたということもありましたが、生徒たちはとても静かに、また、ふざけながらだらだらと移動している者は一人もおらず、素早く避難することができました。訓練を参観していた郡山消防署の方からも、生徒たちの態度について、お褒めの言葉をいただくことができました。
今年は、全国的に台風、大雨、地震と災害が多かったように感じます。いつ、どこで、災害が発生するかわかりません。いざというときに備え、これからも生徒たちと一緒に防災について考えていきたいと思います。
花を添える
湖南の歴史・民俗を学ぶ
7月12日(木)の総合的な学習の時間に、湖南民俗研究所代表の橋本勝雄先生から、湖南町の歴史や民俗について全校生が学びました。
湖南町には、5000年前の縄文時代から人が住んでおり、そのため、湖南町には、文化財や遺跡などが数多くあり、また、白河方面と会津を結ぶ街道筋でもあったことから、東北仕置きのため豊臣秀吉が通ったことや、江戸時代には大名行列が通ったことなどを教えていただき大変驚きました。
さらに湖南町には、200以上の民話があることや安佐野万歳をはじめ舘の早乙女踊りなどの民俗文化があることで全国的に価値のある地域だそうです。
短い時間でしたが、湖南町の歴史、民俗、文化財などを知ることができ、改めて地域に対する愛着を深めることができた貴重な時間となりました。
猛暑の中、伝統の湖岸清掃
7月3日(火)、湖岸清掃を全校生で行いました。この湖岸清掃は、昭和48年に始まり、実に45年間続いている本校の伝統行事です。当時、ボランティア活動はまだまだ一般的でなかった頃ですので、まさに先進的な取り組みだったのではないでしょうか。
今日は、朝から蒸し暑く、清掃を始める頃にはさらに気温が上がり、生徒たちにとってはかなりつらかったと思います。しかし、生徒たちは黙々と(楽しそうに?)ゴミを拾い続け、湖岸がかなりきれいになりました。これから湖水浴シーズンを迎えますが、訪れた方々に、きれいな湖岸で楽しんでもらえることと思います。
なお、ゴミ拾いをしてみて思ったのですが、中にはプラスチック製コンテナなどのかなり大きいものや釣り竿のような『何でこんなものまで捨てて行くのか』と疑問に思ってしまうものまで、実に雑多なゴミがありました。誰かがきれいにするだろうではなく、それぞれがゴミを持ち帰る習慣が徹底してくるといいなと強く思いました。ワールドカップの会場で、日本人サポーターたちのゴミ拾いが話題になっていますが、身近な場所でもその活動が根付くといいですね。
花を添える
今日は、夏の空のように朝から気持ちよく晴れています。お昼の室内の温度は27℃ですが、湿度が高いのか、体感温度はもっとあるように感じます。(まだ、梅雨は明けていないはずですが、このまま夏を迎えるのでしょうか。)
さて、本校は今年度創立70周年を迎え、9月22日(土)に記念式典や記念講演会などを開催します。現在、創立70周年記念事業実行委員会を中心に、その準備を進めています。なお、駐車場の南側にある花壇が老朽化により、痛みが目立ってきました。そこで、70周年の記念事業としてその整備工事を行うこととなり、6月中旬から工事を進めています。7月中にはきれいな花壇が完成する予定になっています。完成したらすてきな花々が学校を彩ってくれることでしょう。
さらに、70周年に花を添えてくれたのは、ボート部です。6月2日、3日に喜多方市にある県営荻野漕艇場で開催された県高校体育大会において、舵手付クォドルプルで見事優勝し、インターハイの切符を手に入れることができました。また、ペアも3位に入り東北大会へ出場することができました。舵手付クォドルプルは、東北大会でも3位入賞を飾ることができました。部員の数が7名と決して多くない状況にあって、素晴らしい結果だと思います。奇しくも10年前の60周年の時にも、ボート部は県大会で女子舵手付クォドルプル、男子ダブルスカルとシングルスカルで優勝し、インターハイに出場しています。きっと、今年のクルーたちも、インターハイで大活躍してくれることでしょう。
春の遠足に行ってきました
5月25日(金)気持ちよく晴れた空の下、春の遠足を実施しました。学校から猪苗代湖畔(1,2年が舘浜、3年が舟津浜)まで片道約7kmを全校生徒で歩きました。天候にも恵まれ気持ちよく歩くことができました。とはいうものの7kmを歩くのは久しぶりだったため、浜についたときにはかなりへばっており、学校までしっかり歩いて帰ることができるかかなり不安を覚えました。そんな私とは違って、なかには走って往復した強者もいるなど、高校生たちは、元気いっぱいに歩いていました。(情けないことに、3日たった今日もまだ筋肉痛で立ったり座ったりがきついです。)
浜について、班ごとに分かれそれぞれ昼食の準備が始まりました。お好み焼き、焼き肉、焼き鳥、焼きそば、中には装置を組んで流しそうめんを楽しんでいる班もあり、高校生たちのアイディアに驚かされました。職員チームも、筍のホイル焼きやカルボナーラと豪華なメニューで、単身赴任中の私には久しぶりにごちそうにありつくことができました。
楽しい1日でしたが、さらに、歩いている途中に道ばたのゴミを拾って歩いている生徒がいたり、黙々とゴミ捨て場でゴミの分別をしている生徒がいたり、水飲み場の清掃を一生懸命している生徒がいたりと湖南高校生の素晴らしい姿もたくさん見られ大満足の1日となりました。
校長のつぶやき開始
今年度から、「校長のつぶやき」という新コーナーができました。このコーナーでは、学校内外のちょっとした出来事や気になったことなどを取り上げていきたいと思います。くれぐれも、「校長のぼやき」にならないよう、楽しい話題を提供できたらと思っています。
例年にない暖かさで、校庭の雪があっという間に溶け、そして、桜が咲いたと思ったら、もう散り始め葉桜となってしまいました。いつもの年だと、連休中に満開になるということですが、残念ながら、今年は連休には完全に散ってしまうことでしょう。しかし、今年の4月は、夏のような暑さになったり、そして、翌日には前日より10℃以上も寒くなったりと寒暖の差が激しく、私のような病弱な人間(誰も信じてくれませんが)にとっては厳しい状況でした。
桜は散ってしまいましたが、学校周辺には、いろいろな花が咲き始め、また、山肌には山桜でしょうかピンクの点々も見えます。まさに春といった風情になってきました。
近日公開予定
工事中!!
11月19日(火)10.0℃ 曇
霙が降っています