校長のつぶやき

2021年6月の記事一覧

「郷土料理を学ぶ」始まりました!!

 6月17日(木)第1回の「郷土料理を学ぶ」を開催しました。テーマは「ちまき作り」でした。地元の菅野様・渡辺様・西田様から指導して頂き、約400個のちまきを作ることができました。笹はそば部の生徒が三王坂で収穫したものを使いました。笹はたくさんあるのに、慣れてくるとより大きい物を探したりと、結構時間がかかってしまいました。ちまき作りには生徒・教員を含めて約20名以上がチャレンジしましたが、数をこなすうちに作るスピードもあがり、終始わきあいあいとした雰囲気で実施することができました。片付けまでやって2時間位でしたが、ここで私の誤算がありました。ちまきさえ作ってしまえば、茹でるのは難しくないと高を括ってしまったのです。次の日お湯を沸かし、ちまきを茹で始めましたがす、もち米がもれてきたり、い草がほどけたり、ちまき自体がばらばらになったりと、ちまき作りより手間がかかってしまいました。料理は盛り付けまでといいますが、茹でるところまで生徒に体験させるべきだったと反省しました。中途半端な作り方をすると、どうなるかを見せたかったです。しかし、上手に茹で上がったちまきはとても美味しく好評でした。生徒は一人10個をお土産として持ち帰りました。参加したほとんどの生徒・教員が初めての経験でしたが、とても勉強になったと思います。指導して頂いた3名の方々には本当にお世話になりました。ありがとうございます。
 そして、2回目は7月14日(水)に実施することが決まりました。テーマは湖南名物の「赤はらの天ぷら」です。太田屋旅館様にご指導を頂くことになっています。赤はらを開く作業も体験します。体験の希望があれば、湖南高校までご連絡ください。1回目が楽しく、大成功だと自負してしまったので、お調子者の校長はこれからも色々な郷土料理にチャレンジしたいと思います。地産地消を意識し、湖南の魅力を料理の面からも探究していきたいと思います。どんな郷土料理があるか教えて頂ければ幸いです。

笹の収穫笹洗い難しい(^_^;)真剣です!たくさんできましたなんとか茹で上がりました

プロジェクト始動!!

 2年生の総合的な探究の時間では、昨年の蕎麦プロジェクトをもとに「古民家再生」の班と「商品開発」の班に分かれて活動を開始しました。古民家再生では、地元農家の小山順平さんやホールアース自然学校の和田祐樹さんの協力の下、古民家の解体を行っています。12月の完成を目指して取り組んでいますが、1階部分は湖南高校生が活動するコミュニティスペースとして生まれ変わる予定です。商品開発は、昨年度の校内レシピ発表会からの発展で、湖南高校生が開催するイベントで実際に販売できる商品を考えています。レシピ発表会で好評だった「そば団子」「そばチュロス」の他に、新たに「そばケーキ」や柿ピーならず「そばピー」が登場しました。どれもなかなかの出来でした。今後はさらに改良を加え、製造を委託できる企業へのプレゼンを行います。
 また、湖南の町おこしを観光の面から考える”勝手にハイスクール観光協会「KONAN」”プロジェクトをスタートさせました。合同会社FRONTLINE代表であり、東京国際大学講師の前好光先生に講義をお願いし、湖南中学校卒業の3年生3名と1・2年生の有志8名がワークショップ形式で参加しました。クイズ形式で日本の観光を考えたり、仮想の町おこしを考えました。最後には湖南をテーマに「曼荼羅発想法」という手法を使い、湖南の魅力の発見や町おこしのアイデアを出し合いました。約2時間の講義でしたが楽しい雰囲気で行うことができました。今後継続して活動し、観光の面から町おこしを実現していきたいと思います。各プロジェクトを始動させるにあたり、今年も地域の方々から温かい協力を頂いております。ありがとうございます。心より感謝申し上げます。
 なお、6月17日(木)には「ぐるっと湖南伝承会」の菅野洋子様から「郷土料理を学ぶ」ということで、生徒が収穫した笹でちまき作りにチャレンジします。湖南高校生がもっともっと湖南を知る機会を作りたいと考えておりますので、アイディアやご意見等ございましたら、気兼ねなく学校にご連絡ください。

自信の試作品古民家の解体作業前先生の講義前先生の名刺を頂きました