校長のつぶやき

2019年7月の記事一覧

おかげさまでした

 本校は、7月20日(土)から、夏休みに入りました。ようやく昨日あたりから日中の温度も上がり夏らしくなってきました。
 さて、終業式の前日、本校の生徒が登校途中、猛烈な腹痛と吐き気に襲われ、歩くことができなくなってしまい、路上にうずくまっていたそうです。バス停に向かっていた本校の生徒2名が、それを見つけ、生徒を介抱し、そして、学校へ連絡してくれました。連絡を受けた担任が現場に急行しました。担任が現場に着いたとき、通勤途中の数名の方が、車を止め、消防署への連絡と介抱を手伝ってくださっていたそうです。生徒は救急車によって病院に搬送され、おかげさまで大事には至りませんでした。担任が後から校長がお礼を申し上げるので、お名前を教えていただきたいとお願いしたところ、皆さんたいしたことしてないからと名前を告げずに立ち去られたそうです。皆さん通勤途中でお忙しかったと思いますが、生徒のために現場にとどまってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
 直接お礼を申し上げたいところですが、お名前もわからないため、この場を借りてお礼申し上げます。
 今回のことで、多くの方の親切な気持ち、生徒2名の友達を気遣う気持ちに触れることができ、大変うれしく思いました。本校の生徒が、このように人が困った状況に出会った場合、人を助けられるような大人になれるよう今後も頑張っていきたいと思います。

本校伝統の湖岸清掃

 7月に入っても毎日涼しい日が続いていますが、7月4日(木)に昭和48年から続いている湖岸清掃を実施しました。
 前日は雨が降っており、当日の天気が心配されましたが、朝には雨は上がり、湖岸清掃の時には曇り空となりました。猪苗代湖畔は、雨が降った影響で作業がやりにくいのでないかと心配しましたが、現地に行ってみると心配された雨の影響もさほどではなく、生徒たちは担当箇所に散らばって一生懸命ゴミ拾いに励んでいました。浜辺だけでなく、近くの草むらの中や道路脇までくまなくゴミを拾っていました。中には、つりの最中に折れてしまい、その場に捨てていったと思われる、釣り針のついたままの釣り竿など、そのままにしておくと危険なものや、草むらの中に目立たないにように捨てられていた不法投棄したと思われるゴルフのアイアンなど、さまざまなゴミを集めることができました。生徒たちは、ジャージが汚れるのも気にせず草むらに入っていき、地元のために懸命に活動に取り組んでいました。
 この活動が始まってまもなく50年目を迎えることになりますが、本校の良き伝統としていつまでも続けていってほしいと思います。