校長のつぶやき

2021年11月の記事一覧

感謝に尽きます!!

 湖南高校の中庭には立派な赤松が植えられています。かなり昔からのつながりで、毎年須賀川の造園業の方に格安の金額でお願いしていましたが、ご高齢のため体調を崩され、今年はお願いすることができませんでした。赤松は2年間手を加えないと弱ってしまうということで、色々な方にお願いしましたが、立派すぎて予算的な問題でなかなか引き受けてもらうことができませんでした。事務長さんから相談を受けた私は、過去の勤務先でお世話になった福島市飯坂町の木村様の顔が頭に浮かびました。往復5時間の道のりを破格の金額でお願いするなんて虫がよすぎましたが、ダメ元で連絡を取ってみました。現状を見ないと何とも言えないということで下見に来て下さりましたが、第1声は「遠いな」でした。予算的な話もしましたが、笑いながら「しょうがねな、やるしかねえべ」とおっしゃっていただきました。感謝!感謝です。
 この時期は他の現場もたくさんあり、かなり忙しい状況でしたが約1ヶ月にわたり、週に2日程来ていただきました。松の剪定は高い技術が必要なので、木村様1人でやられていました。剪定をやった枝とやらない枝では全く違い、手が入った枝は見違えるようにかっこよく、きれいになりました。今まで選定作業をじっくり見たことがなかったので驚きを感じた位です。赤松の背景にある校舎の白い外壁と松の枝の間から見える青い空、そして松の赤い幹のコントラストは素晴らしい以外の言葉が見つかりません。
 松以外の植木も刈り込んでいただき、校務員の長島様が雪囲いをして下さりました。いよいよ厳しい湖南の冬がやってきます。地域の方々に支えられ、地元以外の方にも協力をいただきながら湖南高校は存在するんだと改めて感じました。この恩を忘れずに、より良い湖南高校にするために精進することを肝に銘じました。

赤い幹がとてもきれいです見事な仕上がり冬の準備雪囲い冬の使者

これからが本番!!

 先日行われた一般社団法人全麺協主催の初段位技能審査郡山認定会で6名全員が合格しました。会場は張り詰めた雰囲気でかなり緊張しました。衛生検査から始まり片付けまで約1時間でしたが、あっという間の時間に感じるとともに、かなりの疲労感がありました。大島そば同好会の方々や桑名秀一郎様のお力添えで何とか合格できました。本当にありがとうございました。
 合格した3人の生徒は、認定試験前に比べて自信を持ってそば打ちをするようになった感じがします。10月29日(金)に行われた脱穀の際には、参加して下さった阿部さんや交通安全協会の方々に新そばを打って試食していただきました。新鮮なそば粉のお陰だと思いますが、美味しいと褒めていただき、満足げな表情をしていたのが印象的でした。また、10月31日(日)には、令和3年度こなん里山キッズ「新そば打ち見学・試食会」において、参加者の目の前でそば打ちを行いました。緊張した面持ちもありましたが、無事にやり遂げました。次のチャレンジは11月3日(水)に福島駅前で行われる「蕎麦とロック2021」への参加です。桑名秀一郎さんのお手伝いという形ですが、蕎麦の有名店が多数出店する、かなりの賑わいを見せるイベントなので、不安はありますが頑張ってくれると思います(校長の期待)。
 そして、本校で取り組んでいる今年度の蕎麦プロジェクトも最終段階に入っています。「六次化商品の開発」では、11月6日(土)に行われる湖南町商工祭にmogu・moguさんの協力のもと、湖南校生が考えたそば粉100%のパウンドケーキを販売する予定です。「古民家再生」は、室内はほぼ完成し、現在は使用する家具作りを行ってるところです。完成したら湖南校生が主体となったイベントを開催したいと考えています。
 コミュニティ・スクールとなり2年が過ぎようとしています。昨年から地域の方々の多大なるご協力をいただきながら、色々な経験をしてきた2年生。感謝の気持ちはもちろんですが、湖南をより良くするためにどうするかを実践に移す時期となったのです。「これからが本番」、腕の見せ所といったところでしょうか。生徒会も新体制となり、学校の中心は2年生です。3年生を安心させるとともに、1年生を引っ張りながら、「より良い湖南」「より良い湖南高校」作りに励んでもらいたいと思います。
 変な校長先生はかなり期待しています。よろしくお願いします。

そばの脱穀段位認定会全員合格新そば打ち見学会・試食会新そば打ち見学会・試食会

 ※新そば打ち見学・試食会の放映は

  11月7日(日)17時25分~ FCT(福島中央テレビ)「週間トピックス」です。