校長のつぶやき

2022年8月の記事一覧

歴史が動いた!!

 雲は湧(わ)き 光あふれて 天高く 純白の球(たま) 今日ぞ飛ぶ
 若人(わこうど)よ いざ まなじりは 歓呼(かんこ)にこたえ
 いさぎよし ほほえむ希望 ああ 栄冠は君に輝く
 野球好きでなくても一度は聴いたことがある歌詞だと思いますがわかりますか?福島市出身の偉大な作曲家古関裕而先生の「栄冠は君に輝く」です。高校野球に携わってきた私としては、この曲を聴くと力がわいてくる感じがします。今年の甲子園大会は聖光学院の準決勝進出、仙台育英高校が優勝し104年目にして東北に優勝旗が運ばれました。歴史が動いた瞬間でした。仙台育英の須江監督の言葉も感動を呼んでいます。「高校生活っていうのは、何て言うか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違う。青春ってすごく密なので。でもそういうことは全部ダメだダメだと言われて。活動しててもどこかでストップがかかって。どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、でも本当に諦めないでやってくれた」。コロナ禍において湖南高校生も息苦しい生活を虐げられていますが決して諦めないことが大切です。そして「若人(わこうど)よいざまなじりは歓呼(かんこ)にこたえいさぎよしほほえむ希望」とあるように周囲の期待に応えようとする素直な意志が必要です。
 郷土料理を学ぶでお世話になっている菅野洋子さんは、昨年大病を患いながらも、湖南町の活性化のために忙しい毎日を送っています。年齢にもかかわらず行動力は若者以上です。9月6日に菅野さん達の郡山生活研究グーループ連絡協議会の方々と郡山女子大学の学生、そして湖南高校生による顆粒大豆を使ったレシピ作りを開始します。女性が変える未来の農業推進事業の一環です。高校野球の歴史は動きました。湖高生の力で白河の関ではなく、三森峠を多くの人に越えてもらい、湖南の魅力を知ってもらえるよう頑張っていきましょう。

湖南高校蕎麦ファームそば部ひまわり畑手植えの田んぼ顆粒大豆の試作品

すくすく育て!!

 そばプロジェクトも3年目を迎えました。8月2日(火)に夏休み期間ではありましたが、全校登校日にし蕎麦の種まきを行いました。1年目の収穫量は58キロ、2年目は90キロ、3年目の今年は100キロを目指しています。オリエンテーションでは湖南で蕎麦の生産を行うきっかけや蕎麦の種まきまでの準備などのお話を伺いました。私達はお膳立てされたところでの活動なので、話を聞いた生徒達にとっては農業の大変さも理解できたのではないかと思います。水に弱い蕎麦なので雨が心配ですがすくすくと育つ事を祈るばかりです。
 6月に城北埼玉高校と行った手植えによる稲は順調に育ち、穂が出始めました。穂が出始めるとカメムシ対策が必要になりますが、先日その消毒作業を体験してきました。炎天下の中、風や天気を予測しながら広い水田の消毒作業は過酷だということがわかりました。これからも美味しい米を作るために色々な農作業を体験していきたいと思います。
 昨年失敗したひまわりプロジェクトもリベンジを果たすべく、今年もチャレンジしています。発芽も順調ですくすく育っていますが、種の撒き方が雑だった感じもします。たくさんの花を咲かせ、観光スポットになればいいのですが・・・。
 蕎麦や稲、ひまわりは自然の力と農家の方々の愛情ですくすく育ちます。湖南高校の生徒は保護者・教職員・地域の方々の支援と自分の力で成長します。支援は完璧なはず、後は生徒自らが成長するための努力をするかにかかってきます。夏休み明けに少し大人になった皆さんの姿を見るのが今から楽しみです。ソフトテニス部は新人戦に向けて3泊4日の強化合宿を行っています。県大会出場を目指して頑張って下さい。

蕎麦の種まきに参加して下さった方々緊張してるかも!!僕が一番上手!!すくすく育て!リベンジ、ひまわりプロジェクト穂がでました!!強くなれよ!!