校長のつぶやき

歴史が動いた!!

 雲は湧(わ)き 光あふれて 天高く 純白の球(たま) 今日ぞ飛ぶ
 若人(わこうど)よ いざ まなじりは 歓呼(かんこ)にこたえ
 いさぎよし ほほえむ希望 ああ 栄冠は君に輝く
 野球好きでなくても一度は聴いたことがある歌詞だと思いますがわかりますか?福島市出身の偉大な作曲家古関裕而先生の「栄冠は君に輝く」です。高校野球に携わってきた私としては、この曲を聴くと力がわいてくる感じがします。今年の甲子園大会は聖光学院の準決勝進出、仙台育英高校が優勝し104年目にして東北に優勝旗が運ばれました。歴史が動いた瞬間でした。仙台育英の須江監督の言葉も感動を呼んでいます。「高校生活っていうのは、何て言うか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違う。青春ってすごく密なので。でもそういうことは全部ダメだダメだと言われて。活動しててもどこかでストップがかかって。どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、でも本当に諦めないでやってくれた」。コロナ禍において湖南高校生も息苦しい生活を虐げられていますが決して諦めないことが大切です。そして「若人(わこうど)よいざまなじりは歓呼(かんこ)にこたえいさぎよしほほえむ希望」とあるように周囲の期待に応えようとする素直な意志が必要です。
 郷土料理を学ぶでお世話になっている菅野洋子さんは、昨年大病を患いながらも、湖南町の活性化のために忙しい毎日を送っています。年齢にもかかわらず行動力は若者以上です。9月6日に菅野さん達の郡山生活研究グーループ連絡協議会の方々と郡山女子大学の学生、そして湖南高校生による顆粒大豆を使ったレシピ作りを開始します。女性が変える未来の農業推進事業の一環です。高校野球の歴史は動きました。湖高生の力で白河の関ではなく、三森峠を多くの人に越えてもらい、湖南の魅力を知ってもらえるよう頑張っていきましょう。

湖南高校蕎麦ファームそば部ひまわり畑手植えの田んぼ顆粒大豆の試作品