校長のつぶやき

2023年3月の記事一覧

寂しいけど本当にありがとうございました!!

 いよいよ湖南を去る日が来てしまいました。まだまだ残って素晴らしい生徒、先生方、また地域の方々と色々な事にチャレンジしたいと思っていましたが、希望を叶えることはできませんでした。3年間を振り返ると不安から驚き、感動、そして愛着へと気持ちが変わっていきました。ただ気持ちの変化は赴任して2ヶ月も経たない短い期間でした。それだけ湖南の地は素晴らしいところでした。右も左も分からない新任校長のわがままなお願いにも応えて頂き、とても幸せな3年間でした。生徒もたくさんの経験をさせて頂き、かなり成長したと感じています。そしてこの生徒達が今後益々活躍し、湖南町に貢献すると強く思っています。地域の方々の優しさ、おもてなしの心に支えられた湖南高校はこれからも光り続ける学校になるはずです。
 私の最後の願いは今年になって言っている「地域創世に関わる日本一の学校になる」ことです。意欲ある生徒、生徒一人一人を真に大切にする教職員、湖南高校に対して協力を惜しまない地域の方々がいればきっと成し遂げられるのではないかと思います。しばらくの間(ちょくちょく顔を出すかも知れませんが・・・)離れてしまいますが、必ず湖南に戻ってきたいと思っています。また来たのかなど言わずに受け入れて頂ければ幸いです。 今年は春の訪れが早く感じます。私の異動も早すぎましたが、この3年間はとても幸せで充実したものでした。本当にありがとうございました。
湖南高校愛してます。湖南町愛してます。最高の時間ありがとうございました。

離任式に来てくれたそば部の卒業生(少し大人になった?)学校の梅(つぼみが膨らんできました)今年は出るのが早いお面になりました(笑)

来年も楽しみ!!

 令和5年3月15日、前期選抜試験の合格発表が行われました。合格した受験生の皆さんおめでとうございます。今日の気持ちを忘れずに、高校生活3年間を有意義に過ごして下さい。
 先日、1年生の総合的な探究の時間を使って、来年度の活動内容を考えました。湖南の活性化をコンセプトに生徒は色々なアイデアを出し合っていました。私達大人の考えではなく、若い発想力でとても活発な意見交換がされていました。私もアドバイザーとして参加しましたが、コミュニティ・スクールとしての3年間の活動が活かされ、いよいよ次のステップに進むことができそうだと感じました。私からのアドバイスは、「どうせできない」とか「やれるはずがない」など、最初から諦めるのではなく、具体的に何の目的でどんな方法で行うかを考え、高校生だけで困難なことは地域の人に相談してみることが大切であり、何より湖南を好きになり愛することが重要だと話しました。これまでは、どうしてもやらされ感がありましたが、1年生には自分たちで考え、主体的に行動する意欲がとても感じられました。今後、意見交換を行いながら「つなぐ」「つくる」「つたえる」の3つの「つ」を基本として活動を開始する予定です。校長としても、生徒達がどんな活動をしてくれるのか今からわくわくして、とても楽しみです。
半澤拓真と愉快な生徒達の活躍にこうご期待!!

清々しい磐梯山雪解け水の綺麗な菅川いつもより早い春の訪れ晴れ渡る布引の風車

立派に巣立ちました!!

 令和5年3月1日、福島県議会議員 佐久間俊男様、PTA会長 宗形幸二様、同窓会会長 桑名秀一郎様、学校運営協議会会長 小山伝一郎)様、湖南町区長会長 佐藤宗良様の御臨席を賜り、福島県立湖南高等学校第60回卒業式が挙行され、卒業生19名が立派に巣立っていきました。一人一人に卒業証書を配り涙をこらえながら3年間を振り返った時間となりましたが、みんないい顔をしていました。同窓会長の桑名秀一郎様の心のこもった涙の祝辞、大山紗生さんの答辞で卒業生の素晴らしい活躍が証明されました。私が式辞として話した内容は「皆さんがこれから歩んでいく社会は、VUCA(ブーカ)時代と言われ、何があるか分からない、予測不能な時代と言われています。皆さんは成人年齢が引き下げられた最初の学年にもなります。すべてにおいて先駆けとなり、中心となるべく選ばれた世代なのかも知れません。そんな皆さんに、私から最後の言葉を贈りたいと思います。「実行するは我にあり」です。人生は自分が実行しなければ何も始まりません。実行は誰かに代わってもらうわけにはいきません。実行を離れて人生はないのです。何よりも大切なことは、あくまでも自分との約束を守り、一度やろうと決心したことは必ずやり通し、決して自分を欺かないことです。一流の人は物の見方や考え方、実行の仕方が柔軟かつ強靱で、謙虚さを持ち合わせています。二流の人は一つの見方や考え方、実行の仕方しかできず、思いが弱く、すぐ他人に頼ろうとします。三流の人は、見ない、考えない、実行しない。何事も他人のせいにし、慢心しがちで他人の言うことを聞きません。湖南で過ごした皆さんは、柔軟性があり、人の意見を聞き入れ、実行することができる、豊かな人間性を身に付けた一流の人間です。VUCAの時代に対応できる、素晴らしい人間として、私は自信を持って送り出します」です。
 卒業生の立派な態度が在校生にも伝わり、すばらしい卒業式となりました。これからも湖南高校は福島県になくてはならない高校であると確信しました。ご臨席頂いた来賓・保護者の方々、本当にありがとうございました。

厳粛に行われた第60回卒業式卒業証書授与そば部の卒業生から色紙をもらいました。(一人足りない?)

そば部送別会桑名夫妻へお礼をしに行きました。