校長のつぶやき

感謝に尽きます!!

 湖南高校の中庭には立派な赤松が植えられています。かなり昔からのつながりで、毎年須賀川の造園業の方に格安の金額でお願いしていましたが、ご高齢のため体調を崩され、今年はお願いすることができませんでした。赤松は2年間手を加えないと弱ってしまうということで、色々な方にお願いしましたが、立派すぎて予算的な問題でなかなか引き受けてもらうことができませんでした。事務長さんから相談を受けた私は、過去の勤務先でお世話になった福島市飯坂町の木村様の顔が頭に浮かびました。往復5時間の道のりを破格の金額でお願いするなんて虫がよすぎましたが、ダメ元で連絡を取ってみました。現状を見ないと何とも言えないということで下見に来て下さりましたが、第1声は「遠いな」でした。予算的な話もしましたが、笑いながら「しょうがねな、やるしかねえべ」とおっしゃっていただきました。感謝!感謝です。
 この時期は他の現場もたくさんあり、かなり忙しい状況でしたが約1ヶ月にわたり、週に2日程来ていただきました。松の剪定は高い技術が必要なので、木村様1人でやられていました。剪定をやった枝とやらない枝では全く違い、手が入った枝は見違えるようにかっこよく、きれいになりました。今まで選定作業をじっくり見たことがなかったので驚きを感じた位です。赤松の背景にある校舎の白い外壁と松の枝の間から見える青い空、そして松の赤い幹のコントラストは素晴らしい以外の言葉が見つかりません。
 松以外の植木も刈り込んでいただき、校務員の長島様が雪囲いをして下さりました。いよいよ厳しい湖南の冬がやってきます。地域の方々に支えられ、地元以外の方にも協力をいただきながら湖南高校は存在するんだと改めて感じました。この恩を忘れずに、より良い湖南高校にするために精進することを肝に銘じました。

赤い幹がとてもきれいです見事な仕上がり冬の準備雪囲い冬の使者