校長のつぶやき

自靖自献(じせいじけん)!!

 春の訪れとともに、新たに6名の先生方が赴任されました。詳細については湖南高校だよりに掲載されると思いますが、それぞれの先生方はやる気に満ち溢れています。生徒の皆さんは乗り遅れないようにしてください。そして新入生22名が入学式を終え、対面式において、緊張の中、先輩方と対面しました。2・3年生が少し大人の雰囲気を出していたように感じたのは私だけでしょうか。部活動編成では多くの1年生が加入し、それぞれの部が活気溢れる雰囲気となりました。コロナ禍ではありますが、湖南高校としていいスタートをきることができたと思います。
 さて、コミュニティ・スクールとして2年目を迎えます。校長のつぶやきでも何度か書かせていただきましたが、今年は湖南へ貢献できる行動を、失敗を恐れずチャレンジしていきたいと思います。昨年1年間で湖南高校への協力体制は万全となりました。次は皆さん湖南高生の力で湖南の地を活気づかせてください。今回のタイトルは入学式でも話しましたが少し難しい言葉かも知れません。自ら靖んじ自ら献ずるという言葉ですが、意味としては「自分の心を穏やかに保つ事ができる人は、世のため人のために自らを尽くす事ができる」ということです。自分を犠牲にしてまで人のために何かをするということではありません。企業は利益を求めるために、世の中に迷惑になる仕事はしません。どんな仕事であっても、人が喜び、幸せになるために何が必要なのかを考えて業務に当たっています。将来、皆さんは就職して社会に出ます。つまり、職種は違っても世の中の人々に幸せを与えるために仕事をすることになるのです。湖南高校での生活で、心を穏やかに保ちながらその力を身につけてもらいたいと思います。湖南の課題は何なのか?原因はどこにあるのか?それを解決するために湖高生ができることは何なのか?私達教員が大人としての発想ではなく、若い皆さんの発想が必要なのです。在学中に湖南のためにやってみたいことを真剣に考えてください。普通ならできるはずがないことでも、地域の方々の力を借りる事によって実現できるかも知れません。まずは考え、そして行動に移すことです。
 最後に、心が穏やかでないときには湖南のきれいな景色を見て落ち着きましょう。ぼーと見ているだけで心が落ち着きます。私も昨年1年間、湖南の素晴らしい景色に何度心を洗われたか分かりません。頼りになる湖高生、よろしくね!!

青松浜へ続く道青松浜馬入新田