校長のつぶやき

今日のつぶやき

無事に田植えが終わりました。そして地域の方々に感謝です!!

 前日までの天気が嘘のように6月4日(土)は晴れ渡り、気温も上がり絶好の田植え日和になりました。田んぼや苗の準備、炊き出しなどは地域の方々に協力して頂き準備万端整ったのですが、自分もさることながら、ほとんどの生徒がやったことがない手植えが本当にできるのか校長としては不安で、朝4時に目覚めてしまいました(笑)。朝は湖南高校そば部と有志の生徒15名が「がち棒」という道具を使って、苗を植えるポイント作りを行いました。泥に足を取られるので、まっすぐに線を引くのが難しかったのですが、生徒と教員でおそるおそるやりました。どちらかというと生徒の方が上手にやっていたような気がします。
 12時前に城北埼玉高校の生徒が到着し、地域のお母様方が朝から炊き出しをした塩むすびとたけのこ汁、みそ揚げが配られ昼食となりました。また、AGAP取得の桑名秀一郎農場の秀一郎さんからは、朝4時から打ったぶっかけ蕎麦が振る舞われました。生徒達は大喜びで食べていましたが、湖南の生徒達より城北埼玉の生徒達がおかわりの連続で、その食欲に驚かされました。やはり湖南の米と蕎麦はとても美味しいということを再認識させられました。また、飛び入りで昨年まで勤務されていた遠藤教頭先生が娘さんと一緒に激励に来てくれました。昼食後は、認定農家の阿部さんからの指導を受けて、いよいよ田植えの開始です。最初は慣れないせいかかなりゆっくりのペースでしたが、飲み込みの早い若い力は徐々にスピードを上げて約1時間半位で終えることができました。天気が良かったせいか日焼けで顔を真っ黒にした生徒や足を取られて転んでしまい真っ黒になった生徒など、生徒達は充実した様子でした。城北埼玉の生物部の生徒は、自宅で稲を育てたいと言って余った苗をもらっていくほどでした。とても楽しかったようで、「また来年も来ます」とも言っていましたが、来年もやらなくちゃいけないとプレッシャーを掛けられた感じです(笑)。短時間の活動だったので生徒同士の交流は限られたものとなりましたが、10月には収穫に来る予定となっています。今度は湖南高校全生徒で交流をする予定です。
 校長としてはいい思い出にするばかりではなく、お互いの高校がある地域の課題に対して、生徒達が本気で向き合ってもらうことが願いです。他の高校では経験できないことができるのは地域の方々の協力があってこそです。感謝の気持ちを持ち、恩返しではなく地域に興味を持つことが大切なのです。湖南高校は地域の方々に支えられた学校なんだと改めて感じた1日となりました。無事に稲が育つことを祈るばかりです。協力して頂いた地域の方々、休み返上で参加して下さった先生方、本当のありがとうございました。

初めてのがち棒まっすぐかな?転ぶの早くない?私に任せて!美味しくできました。城北埼玉高校が到着!お世話になる秀一郎さんと阿部さん今日の昼食!いただきます。阿部さんからの田植え指導田植え開始転ばないでよあ~あやっちゃった!終了!無事に育ちますように!!楽しい一日でした。また来ます!

ステップアップ開始!!

 インターハイの県大会が行われ、女子シングルスカルでは2年生の藤原早稀が14年振りに愛媛県で行われる全国大会への出場を決めました。ボート部は平日は学校、土日は喜多方市の荻野漕艇場に行って練習を行っています。決して恵まれた環境ではありませんが選手全員が一丸となり、高い目標に向かって日々努力しています。このボート部を牽引したのが3年生の諸橋俊輔です。3年生1人ながら9人の後輩をまとめてきました。昨年の新人戦では県代表として東北大会に出場しましたが、今回は惜しくも決勝で敗れてしまいました。しかしながら、今回の後輩の成長と活躍は、部長とし頑張ってきた諸橋の存在があったからだと思います。次は国体予選を控えています。気持ちを切り替えてリベンジしてもらいたいと思いま。また、ソフトテニス部も宗形春玖が3年生1人ながら部をまとめてきました。残念ながら県大会出場は果たせませんでしたが、この3年間の努力を次のステップで実らせてもらいたいと思います。
 さて、コミュニティ・スクールとしてもステップアップをしなければなりません。6月4日(土)には、米粉大作戦と称して、手植えによる田植えを行います。米価の急落と小麦粉の高騰を踏まえて、米粉に着目しました。阿部様の協力の下、米作りの苦労を体験し、米粉による商品開発を目指しています。今回の田植えには埼玉県の城北埼玉高校の生徒も参加してくれます。県内外の高校生と交流し、他地域の特徴や課題などを共有することで、自分たちが生活している地域の新たな気付きにつなげていきたいと思います。たくさんの学校とつながりを持ち、湖南の地域活性化に貢献していくために、常にステップアップを目指します。

成長著しいボート部しろかきの様子田植えの準備完了阿部さんありがとうございます

湖南に魅了されましょう!!

 湖南高校の1年生は、湖南町を知るために「ぐるっと湖南」と称して毎年バスで史跡や名勝を見学します。今年は5月10日に行われました。ぐるっと湖南伝承会の大内様と西田様にお世話になりながら、1学年担当の半澤先生と安田先生、そして今年赴任した星教頭先生が引率として同行しました。実は一昨年、去年と私が同行しましたが、曇りや雨模様で寒かったという記憶がありますが、今回は絶好の天気でうらやましい限りです。日頃の行いのせいだと痛感しました(笑)。趣のある隠津島神社や磐梯山と猪苗代湖が一望できる布引高原、青松浜からの美しい景色で自然を感じ、福島県重要文化財である中地大仏や千手観音を間近で見ることで歴史的な学びをします。また、「お菅様と仏法僧」や「弘法大師の大蛇退治」など数々の民話も聞かせて頂きます。実際に体験すると、1日ではまわりきれない風土資産があることに驚かされます。私があっという間に湖南に魅了されたように、生徒の皆さんも湖南の素晴らしさに気付いてくれることを期待しています。
 5月は高体連の大会が始まります。3年生にとっては最後の大会となります。今までの努力を精一杯出し切って、上位大会進出を果たして下さい。ソフトテニス部の地区大会は13日~15日、ボート部の県大会28日~29日です。頑張って行きまっショイ!! 

ぐるっと湖南へ出発!湖南の素晴らしさを感じよう!学校からの風車(留守番の校長撮影)学校からの磐梯山(留守番の校長撮影)

いい季節になりました!!

 田んぼのくろぬりや肥料まきが進み、田植えの準備が整ってきました。農家の皆さんは毎日忙しい日々が続き、綺麗に咲き誇った桜をゆっくり見ることもできないのではないかと思っているところです。また、山々の木々も新緑の季節となり、疲れた目を優しく保養してくれます。この季節を迎えると大雪だった冬も忘れてしまい、湖南の素晴らしい部分しか感じられなくなってしまう自分に笑ってしまいます。
 さて、今年は湖南の魅力をどんどん発信していくため、湖南高生が考えたイベントを数多く実施したいと考えています。普通科の湖南高校と実業高校のコラボ企画なんかができたらいいなと思っています。また、米価が下がっていることや小麦粉の高騰から米粉の利用にチャレンジしたいと考えました。実はある日お世話になっている方から米粉の話を伺ったのですが、2日後にまた別な方から米粉の話題が出されました。好奇心旺盛な変な校長としてはやらなくちゃだめだと感じ、どうせやるなら稲の栽培から始めようと、すでに田んぼを確保してしまいました。田植えは手で植えようと考えていますので、生徒の皆さんよろしくお願いします。
 米粉や蕎麦粉を使った六次化商品の開発、古民家を再生した「YOHAKU」の利用、SNS等を使った情報発信等、生徒の皆さんが活躍する場はたくさんあります。大いに活用し、湖南を知り、課題を解決する能力を身に付けて下さい。今年も色々な経験ができる1年になりそうで楽しみです。

馬入新田の水芭蕉玄関前のチューリップ昇降口の桜吹雪

爽やかなスタート!!

 春の訪れとともに、新たに6名の先生・職員が赴任されました。星祐司教頭先生(体育)、入江格先生(体育)、半澤拓真先生(英語)、遠藤歩先生(音楽)、スクールカウンセラーとして高橋伸先生、事務職員として桑名敏生さんです。詳細については湖南高校だよりに掲載されると思いますが、着任された方々はやる気に満ち溢れています。生徒の皆さんは乗り遅れないようにしてください。
 4月8日(金)に始業式と入学式を終え、令和4年度の湖南高校がスタートしました。3年生のうち4人は1学期中に成人となります。今まで出来なかったことも出来るようになりますが、その分責任も重くなります。3年生の皆さんは大人になる準備をしっかりして下さい。2年生は学校の中心として活躍しなければなりません。1年生と3年生をつなぐ役割として先輩としての自覚を持ちましょう。そして新入生16名のみなさん、入学おめでとうございます。二瓶萌香さんの力強い決意のこもった誓いの言葉のように、過去の自分にとらわれるのではなく、新たな自分を発見し成長させて下さい。
 入学式と始業式で話した日本ハムファイターズの新庄剛志監督の言葉を覚えていますか?「夢をつかむためにはまずまわりに発信すること。人を笑顔にしたいなら自分が笑顔でいること。感謝されるには自分から感謝すること。その場を楽しませるにはまず自分が楽しむこと。失敗しないためには失敗しない準備をしておくこと。何かをやってもらう方法はまず自分からやること」でしたね。何事も自ら考え、実際に行動することが大切だということです。湖南高校生56名が自分の目標に向かって輝き出すことを願い、校長としても全力で関わっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。今年も昨年同様、変な校長で行動していきます。
 最後に、入学式・始業式の日の天気も、対面式の日の天気も素晴らしく良かったです。皆さんの日頃の行いがいい?からだと思いますが、いいスタートが切れたと思います。あっという間に雪が解け、春の息吹を感じる湖南で思う存分楽しみましょう。

満開の福島市の桜と愛犬(茶々)春を迎えた青松浜湖南の桜はまだまだかな!つくしが出ました!

エール!!

 厳しい寒さと大雪に見舞われた湖南の冬も雪解けも進み、ふきのとうが顔を出すなど春の足音が聞こえてきました。ぽかぽかとした陽気に心もうきうき気分になりますが、反面寂しさを感じる季節ともなります。学校には避けられない年度末の人事異動により、学校の原動力であった5名の先生方が異動されることとなりました。生徒のため、湖南高校のため、地域のために尽力されましたこと、本当にありがとうございました。感謝申し上げます。今回は異動される先生方を簡単に紹介させて頂きます。
 遠藤潤教頭先生は高校教育課いわき教育事務所駐在管理主事としてのご栄転となります。本校勤務3年(実質6年)、一番早く出勤して一番遅く退勤する学校大好きな教頭先生でした。どんな時も笑顔で常に生徒の皆さんのことを考えていました。また、先生方の相談にも親身になって対応してくれました。変な校長が来てからは、変な教頭先生としてそば口上を踊ったり、そば打ち初段にチャレンジしました。教頭という仕事は激務だと言われていますが、本当に楽しそうに毎日過ごしている姿を見ていると、凄い教頭先生だなと感心するとともに、やっぱり相当な変人だなと感じました。4月からの職場では主に先生方の人事に関わる仕事に携われます。生徒のいないところでのご勤務になりますが、いわき地区の校長先生方との関係は密になると思います。ご活躍を期待しています。木村清志先生は船引高校へのご栄転となります。本校勤務5年にも関わらず、担任として2回、副担任として2回、計4回の卒業生を送り出しています。今年度は教務主任として皆さんの授業や行事の調整に当たって頂きました。授業は面白おかしく展開し、皆さんの珍回答にも屈せず、淡々と進める姿に感動しました。物事を冷静に判断し、一見クールに見えるかも知れませんが、メガネの奥の瞳がきらっと輝く時はユーモアたっぷりの話をしてくれます。印象的なのは、生徒ファーストの気持ちが強く、観察力が鋭いというところです。家庭訪問のタイミングや声掛けが絶妙でした。何度かお世話になった人もいると思いますが、私も木村先生のように、皆さんの変化に気付く事が出来るようになりたいと思っています。4月からはいきなり1学年の学年主任だと伺っております。ご活躍を祈念しております。伊藤恵美先生は福島県立あぶくま支援学校へのご異動となります。本校勤務8年と先生方の中では一番長く勤務され、誰よりも湖南高校を知り尽くし、誰よりも湖南高校を愛し、誰よりもボート部を愛してくれました。?!と思っています。ボート部では「きつい・つらい・楽しいボート部」をモットーに、未経験者を強くし全国大会や東北大会へ導く素晴らしい指導を行ってくれました。また、生徒会顧問として、生徒会行事の充実にも尽力して頂き、毎年趣向をこらした企画で楽しませてもらいました。私の中では、生徒に本気で向き合う情熱のある先生で、持ち前の明るさを十分に発揮し、周りの人を和ませてくれた先生でした。地域の方々との交流もあり湖南高校の顔というよりは湖南町の顔といった存在でした。4月からは今までとは違う環境となります。教員数も200人以上という大きな学校ですが、明るくパワフルな恵美先生なら湖南高校以上に期待されそして活躍されると思います。頑張って下さい。本間奈保子先生は帝京安積高校へ赴任されます。本校では4年間音楽の指導に当たって頂きました。この2年間は新型コロナウイルス感染症との戦いでしたが、授業においても様々な工夫をされ、支障なく楽しい授業が行われました。週に1日の来校でしたが、皆さんのリクエストに応えて、毎時間色々な歌を指導して下さいました。私は校長室に聞こえてくる皆さんの歌声を聞いて元気をもらってました。また、音楽発表会もすばらしい行事でした。やったことのない楽器の演奏や人前で歌うことはかなりの緊張だと思いますが、本間先生の授業を通して音楽の楽しさを知り、緊張よりも伝える大切さを学んだんではないでしょうか。そして何よりも卒業式でのピアノの生演奏です。本間先生の卒業生への思いのこもった演奏は参加した全ての方々に感動を与えてくれました。4月からは生徒数の多い学校となりますが、湖南高校同様に音楽の楽しさを教えて頂ければと思います。ありがとうございました。新井田真二さんは県中保健福祉事務所へのご異動となります。本校勤務は3年でしたが、業務の処理の速さや丁寧さはすばらしく、突然の教員の要望も受け入れていただきました。勤務先は奥様と同じ建物であり、ご自宅からも5分程度と伺っております。湖南では教員住宅に住まわれ厳しい寒さも体感されたと思いますが、今後は全ての面で温もりのある生活が出来るのではないでしょうか。学校事務とは畑違いの業務となりますが、湖南で培った迅速で丁寧な仕事ぶりであれば頼られる存在になること間違いなしです。ご活躍を期待しております。
 昨年春のNHKの連続テレビ小説「エール」の主題歌「星影のエール」は、福島県にゆかりのあるGReeeeNの曲です。その歌詞には、「星の見えない日々を 超えるたびに 互い照らすその意味を 知るのでしょう 愛する人よ 親愛なる友よ 遠くまで 響くはエール」「星の見えない日々で 迷うたびに 誰か照らすその意味を 知るのでしょう 愛する人よ 親愛なる友よ あなたこそが エール」とあります。「互いを照らす」という歌詞には、誰かに支えられるだけではなく「自分が誰かを支える」という意味も込められています。また、何かに困ったとき、そっと手を差し伸べてくれる人っていると思います。そして誰かに優しくされると、「自分も優しくなろう」と思うようになります。自分と関わる周りの人がいるからこそ、自分も含め一人一人の存在が誰かにとってはエールなのかも知れません。私にとって5名の先生方はかけがえのない存在であり、励まされ元気づけられました。ずーっとエールを送られてきた感じがします。新天地では環境が大きく変わると思いますが、新たに出会う方々にエールを送るとともに、頑張り過ぎずエールを送られる側にもなって頂きたいと思います。お身体に気をつけて、疲れた時ははいつでも湖南の綺麗な景色と澄んだ空気を感じに来て頂きたいと思います。本当にありがとうございました。

中庭の石碑石碑と松中庭の石碑玄関にある校歌玄関にある校訓

意地でやっちゃいました!!

 大雪だった今年の冬も雪解けが進み、ふきのとうの姿も見受けられる季節となりました。しかし、春の訪れにも関わらず、延期延期できていた雪灯籠祭りを3月16日(水)に実施しました。本来2月に行う予定で準備を進めてきましたが、まん延防止等重点措置が発令され実施することが出来ませんでした。3月は卒業式と高校入試で予定が取れずに、いつやるか迷っていました。すると急に気温が上がり一気に春の気配を感じると、みるみるうちに雪の量が減っていきました。今年の雪灯籠祭りはあきらめるしかないかなと思い始めた頃、地域の方から「いつやるの?楽しみにしてるよ」という声が聞こえてきました。これは意地でもやらなければならないと思った瞬間です。条件が悪くても来年のためにも工夫さえすれば何とかなると考えて、そば部の生徒とともに準備に取りかかりました。残雪がある場所は雪を利用し、ないところは中庭の形を利用しました。雪灯籠は作れませんでしたが、郡山市役所観光課
からお借りしたカップとロウソクを利用させていただき、約300個を設置しました。風もなく穏やかな天気でしたので、ロウソクは途中で消えることもなく約3時間ほど優しく灯してくれました。立ち寄っていただいた方々には、手作りの甘酒とかりんとうを振る舞い、幻想的な風景を楽しんでいただきました。「すごい、きれいだね」「優しい灯りに癒やされる」「窓に飾ってあるステンドグラス風のロゴがいいね」「頑張ったね」などお褒めの言葉をいただき、そば部の生徒も喜んでいました。正直に言うと、実験のために何度か雪が降りしきる中雪灯籠を作ったり、雪の中を歩けるように雪かきをしたり、かまくらを作ったりしましたが、私に言う言葉は「本当にやるんですか?」「雪がないのに出来るんですか?」と厳しいというかやる気がないというか、あまり乗り気のしないものでした。しかし、明るいうちにロウソクの灯をつけたのですが、徐々にあたりが暗くなってくるととてもきれいな風景が浮かんできて、生徒達から歓声があがりました。「やってよかった」「一面雪の中でやったらもっときれいだろうな」「来年もやりたい」などと前向きな声が聴かれました。意地でやった雪灯籠ですが、結果的には成功だったかも知れません。ドローン担当の1年生海斗君はまだ数回しか扱っていないにも関わらず操縦が上手で、撮影した写真や動画は素晴らしいものでした。海斗君には湖南の四季折々の動画を撮影してもらい、「湖南の魅力動画」を作ってもらう予定です。皆さん期待していて下さい。今回の企画は福島大学行政政策学類の学生さんとのコラボ企画でした。当日は滝田さん、渡邊さんが手伝って下さいました。予定通りであればもっと多くの学生さんに来ていただけたのですが、急な実施ですみませんでした。
 最後に、17日にもやる予定でしたが、16日に発生した大地震のため学校が休校となり中止せざるを得ませんでした。また、お知らせが実施直前となりましたことお詫び申し上げます。来年は今年以上のものに仕上げたいと思いますので、お許し下さい。

2月の実験2月の実験滝田さん作成ポスター(福大)ドローンからの文字湖南のロゴ(大山洋子さん作)スロープハート型ドローン(全体図)

羽ばたけ卒業生そして成人へ!!

 15名の3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。長かったようで短かかった学校生活、楽しい思い出もあるけど辛いこともあった喜怒哀楽の3年間だったと思います。新型コロナウイルスに振り回され部分もありますが、湖南高校で生活して良かったと思ってもらえたら教職員一同幸せです。また、ここまで支えて下さった家族、地域の方々への感謝の気持ちを忘れないで下さい。今回は皆さんの卒業にあたり、一言で申し訳ありませんが、私から一人ひとりにメッセージを送りたいと思います。
 あべちゃん、湖南でのフランス料理楽しみにしてますよ。こうたろう、左投手として野球やらせてみたかった。じゅんや、魅力ある湖南を託したぞ。きさき、放課後のピアノの音色に心が癒やされました。こうや、物知りなこうやの話を聞いて勉強になりました。すずゆう、物静かと思いきやユーモア一杯でしたね。ゆうと、正義感あふれるゆうとに会いに行きますよ。りのあ、優しい雰囲気のイラストありがとう。たくや、高校生活で一番成長した人間ですよ。そのか、笑顔一杯の看護師になってください。愛ちゃん、良く笑い、良く泣いたね。カットモデルやりますよ。しょう、家電で悩んだら聴きに行きますよ、よろしくね。くるみ、我が家の愛犬茶々をよろしく。しゅう、黙々とキーボードをたたく姿はかっこよかったね。わたゆう、ソフトテニスで鍛えた精神力を仕事でも見せてくれ。
 これから皆さんはめまぐるしく変化する社会に巣立っていきます。そして4月1日に一斉に成人となります。辛いことや苦しいことがあるかも知れませんが、皆さんは湖南高校での生活で確実に成長しました。自信を持ち、胸を張って羽ばたいていって下さい。そしてたまには学校に遊びに来て下さい。優しい先生方や変な校長が待ってます。
 最後に熊ちゃん、2年生からの担任ご苦労様でした。生徒の良さを十分に発揮させ、クラスをまとめてくれました。感謝です。熊ちゃんでなければこの学年はここまで成長しなかったかも知れません。

 3年間よく頑張った!卒業おめでとう!!

春を待つ磐梯山同窓会長宅のひな人形桑折町の梅

伝統を受け継ぐ心優しき湖高生!!

 昭和57年から始まった除雪ボランティアを2月4日(金)に実施しました。昨年は9件からの申し込みでしたが、今年は16件に増えました。赤津・福良・三代・中野・舘方面に分散して除雪を行いましたが、今年の雪の量はとても多いように感じました。新型コロナウイルス感染症の感染急拡大で、実施するかどうか迷いましたが、除雪を希望する方がいるのであればその要望に応えようと思い、依頼者とはできるだけ接触を避け、感染対策を徹底しながら実施に踏み切りました。本来であれば、依頼者とのコミュニケーションを取りながら行いたかったのですが、現状では仕方がないかなという思いです。
 生徒達は今年の大雪にも関わらず、果敢に攻めていました。凍ってしまい地面に張り付いている場所も根気強く剥がしていました。腰の高さ以上の雪山も黙々と崩し、水路に流す作業を繰り返し行っていました。氷点下の気温の中でしたが、暑くなったのか、半袖で作業する生徒もいました。日頃お世話になっている地域の方々への感謝の気持ちがこもっているなと感じる光景でした。終了時間となり学校に戻る途中、まだ作業をしている私の場所の前を通った生徒(2年NK君)が、「残業はしませんよ」と声を掛けてきたので、「そんなこと言わないで残業して」と返したら、本気になって手伝ってくれました。とても優しく気配りの出来る生徒です。
 依頼者から感謝の言葉を頂くと、生徒達もとても嬉しそうな表情をしてくれました。その言葉ときれいに片付いた場所を見て達成感があったのだと思います。校長の私が言うのも変ですが、本当に湖高生は素直で一生懸命な生徒ばかりです。伝統を受け継ぐ心優しい生徒を見ていると目頭が熱くなってしまいました。来年はコミュニケーションを取りながら実施できることを願っています。また、これからも積雪が予想されますので、除雪が必要な場合は学校にご連絡下さい。有志を募って伺います。

階段の凍り剥がし水路へGo!残業してます

冬の遠足できました!!

 湖南高校では、冬の体育の授業はスキーとなります。近くにある福良スキー場をお借りして練習しますが、リフトなどはないのでカニ歩きで斜面を登ります。ほとんどの生徒が初めてなので、いいトレーニングになります。練習の成果は冬の遠足として沼尻スキー場に行って確認します。その際にお世話になるのが湖南町在住の指導員の方々です。今年は6名の指導員の方にお世話になりました。それぞれのレベルに合わせた班編制を行い、準備運動・リフトの乗り方・滑り方など丁寧に指導して頂きました。若さ溢れる生徒達はあっという間に覚え、午後には上手に滑ることができるようになりました。すごいの一言です。(私は足首と膝が痛くなり老いを感じてしまいました笑)。指導員のお一人である椎谷様のご挨拶で、「郡山市の高校でスキーの授業をやっている学校は湖南高校だけです。この経験を活かして将来的にもスキーを楽しんで下さい」とお話し頂きました。高校卒業後も是非スキーを続けてもらいたいと思います。また、この遠足が出来るのは会津バスさんのご協力もあります。雪道にも関わらず安全に送迎をして頂きました。無事予定通り終了できたのは時間通りの行程のお陰です。沼尻スキー場では、コロナ禍の実施ということもあり、湖南高校専用のレストハウスを準備して頂き、昼食は美味しいカレーライスでお腹いっぱいになりました。3年生は最後の行事となりましたが、充実した表情がうかがえました。1・2年生はもっとやりたいという声がたくさん聞こえてきました。楽しんだ証だと思いますが、この行事を支えて下さっているたくさんの方々に感謝の気持ちを忘れないで下さい。
 最後に、スキー場との打ち合わせや荷物の運搬等、冬の遠足全般を企画運営して下さった体育科の先生方には感謝申し上げます。お疲れ様でした。また、片付けを手伝ってくれた生徒達もありがとうございました。コロナ禍の中において無事に終えることが出来たのは指導員の方、先生方、生徒の協力の賜です。

指導員の方々とご対面気合いの”しょい”上手くなるために真剣楽しんでます

湖南の冬を楽しもう!!

 明けましておめでとうございます。昨年はたくさんの方々に支えられ色々な経験をさせて頂きました。今年もお願いすることが多くあると思いますが、湖南の魅力発信のために新たな取り組みにチャレンジしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 さて、この冬はラニーニャ現象で雪が多いと言われていましたが、予想通りという感じです。冷え込みも厳しく、毎日のように雪かきに追われています。しかし、湖南の道路や学校の駐車場は除雪が完璧に行われており、通勤も苦になりません。本当に助かっております。ありがとうございます。私の自宅のある伊達郡は除雪がほとんどされないので、側道に入ると車が動かなくなってしまう可能性があるくらいひどい状況です。この週末は道路の氷はがしに精を出しました。そこで、今年最初のチャレンジはミニ雪灯籠です。厳しい湖南の冬を楽しもうという企画です。グランドや中庭にたくさんのミニかまくらを作りロウソクの火をともしたら綺麗なんじゃないかという発想からですが、うまくいけば湖南高校ミニ雪灯籠祭りとして開催できればと思っています。福島大学の学生さん達も参加してくれる予定です。課題としては、風が吹くとロウソクの火が消えてしまうというところです。何とか克服しようと知恵を絞っているところですが、何かいい方法があれば教えて下さい。よろしくお願いします。
 1月13日(水)には3学期の始業式が行われました。生徒達の元気な顔を見て雪かきの疲れも吹っ飛びました。生徒達には、若い力で湖南の魅力を全国に広めるようお願いしました。四季折々に素晴らしい表情を見せてくれる湖南の美しさを、生徒の斬新なアイデアと行動力でどんどん発信してもらえることを期待しています。
まずはミニ雪灯籠祭りが開催できるよう、生徒の皆さんの協力を待ってます。(校長からのお願い)

1月6日朝の気温(湖南高校)防球ネットが凍っています。なかなか綺麗かも。何個作れるかな?

優しい教頭先生と愉快な仲間(先生)達!!

 12月24日のクリスマスイブにサプライズが起きました。実は私は12月25日のクリスマス生まれです。今年で56歳になりました。この歳になると誕生日もクリスマスもワクワク感がなくなっているのが正直なところです。今年も妻と犬とでささやかなパーティーをやって終わりかなと思っていたのですが・・・
 夕方、遠藤教頭に職員室に呼ばれ入ったところ、急に電気が消えハッピーバースデーの歌が聞こえてきました。何と、先生方が誕生会を開いてくれたのです。それもケーキが2つも準備されていました。1つは事務の増子さん手作りのポテトサラダケーキです。デコレーションケーキと間違えそうなくらいきれいに形作られていました。もう1つは大きなイチゴがたくさんのったデコレーションケーキです。驚きというか照れくさいというか複雑な気持ちでしたが、とても感動して涙がこぼれそうになりました。ロウソクまで準備して頂き、皆で美味しく食べました。遠藤教頭の言動が何日か前から怪しかった理由が分かった気がしました
 私が先生達に支えられているのに、このようなサプライズを考える先生方はやっぱり凄いと思います。湖南高校の今の姿は、先生方の優しさや気遣いから成り立っているんだと改めて感じました。今年1年も地域の方々に支えられ、素直な生徒に力をもらい、優しい教職員の方々に励まされ楽しく生活できました。感謝感謝です。来年も奇抜なアイデアを出すと思いますが何卒よろしくお願いいたします。
 厳しい寒さが続いています。お身体には十分に留意して頂き、新年にまたお会いできることを楽しみにしております。良いお年をお迎え下さい。本当にお世話になりました。 

大きなイチゴがのったケーキポテトサラダのケーキサプライズに照れる私

祝 三森峠開通(運がいい!!)

 11月28日(日)、郡山市内と湖南町を結ぶ県道郡山湖南線の整備が全て完了しました。1983年(昭和58年)から整備が始まり、38年の時を経ての完成なので、地元の方々にとっては待ちに待ったというところだと思いますが、たった2年しかいない私がこのタイミングで立ち会えることは運がいいとしかいいようがありません。申し訳ない気持ちです。11月29日(月)、通勤のため初めて新しい道を通りましたが、とても快適でした。遠回りになるのかと思っていましたが、そんなことはなく、これから迎える本格的な冬も安全に通勤できそうです(油断大敵)。交通の便が良くなったことは、湖南高校にとっても追い風にしたいところです。湖南町内からはもちろん、郡山市内からの生徒も今まで以上に希望してもらえるように、魅力ある高校作りをしていかなければならないと気を引き締めました。
 運がいいと言えば、私が赴任すると同時にコミュニティ・スクールに指定され、地元の方々と活動する機会をいただきました。湖南の素晴らしいところや課題などにも気付くことができ、今年度大学受験をする生徒の面接指導にも非常に参考になりました。また、地域の方々のつながりでひまわり畑のチャレンジや菜種油のラベル作り、郷土料理作りや2年続けての餅つき体験など普通科の高校では味わえない経験をたくさんさせて頂きました。校長としてとても幸せだと感じています。校長が幸せだと思うのですから、生徒はそれ以上に幸せを感じていると思います。
 「運は引き寄せろ」とよく言われますが、ボーッとして努力しなければ運は巡ってきません。常日頃から地域や湖南高校の事を考え、課題の解決方法を想像することが大切です。現状に甘んじず、「より良く」を合い言葉に、湖南高校でもっともっと運のいい経験をさせて頂きましょう。

餅つきの様子力を込めて何餅がいい?うまい!お手伝いの方々冬本番! 

感謝に尽きます!!

 湖南高校の中庭には立派な赤松が植えられています。かなり昔からのつながりで、毎年須賀川の造園業の方に格安の金額でお願いしていましたが、ご高齢のため体調を崩され、今年はお願いすることができませんでした。赤松は2年間手を加えないと弱ってしまうということで、色々な方にお願いしましたが、立派すぎて予算的な問題でなかなか引き受けてもらうことができませんでした。事務長さんから相談を受けた私は、過去の勤務先でお世話になった福島市飯坂町の木村様の顔が頭に浮かびました。往復5時間の道のりを破格の金額でお願いするなんて虫がよすぎましたが、ダメ元で連絡を取ってみました。現状を見ないと何とも言えないということで下見に来て下さりましたが、第1声は「遠いな」でした。予算的な話もしましたが、笑いながら「しょうがねな、やるしかねえべ」とおっしゃっていただきました。感謝!感謝です。
 この時期は他の現場もたくさんあり、かなり忙しい状況でしたが約1ヶ月にわたり、週に2日程来ていただきました。松の剪定は高い技術が必要なので、木村様1人でやられていました。剪定をやった枝とやらない枝では全く違い、手が入った枝は見違えるようにかっこよく、きれいになりました。今まで選定作業をじっくり見たことがなかったので驚きを感じた位です。赤松の背景にある校舎の白い外壁と松の枝の間から見える青い空、そして松の赤い幹のコントラストは素晴らしい以外の言葉が見つかりません。
 松以外の植木も刈り込んでいただき、校務員の長島様が雪囲いをして下さりました。いよいよ厳しい湖南の冬がやってきます。地域の方々に支えられ、地元以外の方にも協力をいただきながら湖南高校は存在するんだと改めて感じました。この恩を忘れずに、より良い湖南高校にするために精進することを肝に銘じました。

赤い幹がとてもきれいです見事な仕上がり冬の準備雪囲い冬の使者

これからが本番!!

 先日行われた一般社団法人全麺協主催の初段位技能審査郡山認定会で6名全員が合格しました。会場は張り詰めた雰囲気でかなり緊張しました。衛生検査から始まり片付けまで約1時間でしたが、あっという間の時間に感じるとともに、かなりの疲労感がありました。大島そば同好会の方々や桑名秀一郎様のお力添えで何とか合格できました。本当にありがとうございました。
 合格した3人の生徒は、認定試験前に比べて自信を持ってそば打ちをするようになった感じがします。10月29日(金)に行われた脱穀の際には、参加して下さった阿部さんや交通安全協会の方々に新そばを打って試食していただきました。新鮮なそば粉のお陰だと思いますが、美味しいと褒めていただき、満足げな表情をしていたのが印象的でした。また、10月31日(日)には、令和3年度こなん里山キッズ「新そば打ち見学・試食会」において、参加者の目の前でそば打ちを行いました。緊張した面持ちもありましたが、無事にやり遂げました。次のチャレンジは11月3日(水)に福島駅前で行われる「蕎麦とロック2021」への参加です。桑名秀一郎さんのお手伝いという形ですが、蕎麦の有名店が多数出店する、かなりの賑わいを見せるイベントなので、不安はありますが頑張ってくれると思います(校長の期待)。
 そして、本校で取り組んでいる今年度の蕎麦プロジェクトも最終段階に入っています。「六次化商品の開発」では、11月6日(土)に行われる湖南町商工祭にmogu・moguさんの協力のもと、湖南校生が考えたそば粉100%のパウンドケーキを販売する予定です。「古民家再生」は、室内はほぼ完成し、現在は使用する家具作りを行ってるところです。完成したら湖南校生が主体となったイベントを開催したいと考えています。
 コミュニティ・スクールとなり2年が過ぎようとしています。昨年から地域の方々の多大なるご協力をいただきながら、色々な経験をしてきた2年生。感謝の気持ちはもちろんですが、湖南をより良くするためにどうするかを実践に移す時期となったのです。「これからが本番」、腕の見せ所といったところでしょうか。生徒会も新体制となり、学校の中心は2年生です。3年生を安心させるとともに、1年生を引っ張りながら、「より良い湖南」「より良い湖南高校」作りに励んでもらいたいと思います。
 変な校長先生はかなり期待しています。よろしくお願いします。

そばの脱穀段位認定会全員合格新そば打ち見学会・試食会新そば打ち見学会・試食会

 ※新そば打ち見学・試食会の放映は

  11月7日(日)17時25分~ FCT(福島中央テレビ)「週間トピックス」です。

そば道にチャレンジ!!

 そば部の2年生3名と教員3名が、一般社団法人全麺協主催の初段位技能審査郡山認定会に参加します。そば部の2年生はそば打ちの全ての工程を一人で出来るようになったので、軽い気持ちで参加させました。もちろん私も生徒よりは出来るぞ?と思い込んでいたので申し込みました。準備から片付けまで40分で終わらせるのが試験内容ですが、作法などはあまり分からなかったので、郡山市の大島そば同好会の方々にご協力頂きました。そこで初めてそば道を実感しました。「礼に始まり、礼に終わる」。そば打ちのそれぞれの工程は一つ一つ意味があり、それを理解しながら思いを込めて打っていくことが大切である。今まではあまり意識しなかった事を教えて頂きました。正直、完全に甘く見ていました。40分どころか全て終わらせるのに1時間以上かかってしまいました。受験生全員が「まずい、合格できない」という表情でした。
 今まで、そば部が打った蕎麦を色々な方に食べて頂きましたが、「美味しい」という感想ばかりで、打つ度に馴れ合いになっていたのかもしれません。生徒が打った蕎麦を「おいしくない」とは言えるはずがありません。私達は勘違いをしていました。食べて頂く方に思いを込めて、そしてそば粉に対して熱意を込めて打たなければ、本当に美味しい蕎麦は提供できないということを思い知らされました。それから何度もイメージトレーニングをしたり練習を行い、現在はそば打ちを行う時には集中して、一つ一つの工程を思いを込めて進められるようになりました。40分ですべて終われるか微妙なところですが、この1週間で仕上げていきたいと思います。
 つながりにくい蕎麦を思いを込めてつなげていくそば道は、教育にも当てはまるような気がしました。生徒それぞれに個性があり、それぞれに目標があります。十人十色ではないですが、みんなバラバラな状態を3年間でまとめていかなければなりません。生徒それぞれの良さを把握し、思いを込めて接していかなければならないことを、そば道からあらためて気付かされました。
 
          目指せ!全員認定!!

生産者のために思いを込めて協力して頂いた方に思いを込めて食べて頂く方に思いを込めてそば道を学ぼう

うまい!湖南産蕎麦!!

厳しい夏の暑さも終わりを告げ、爽やかな秋を迎えようとしています。雨が続き寒いくらいの日もありましたが、稲やそばも順調に成長し間もなく収穫の時期となります。そんな中、9月3日(金)~5日(日)にかけてコラッセふくしまにおいて「ふくしま。GAPチャレンジ 蕎麦リレー」が開催されました。GAPの認知度アップと湖南の蕎麦の美味しを県内に紹介する目的で行われました。蕎麦でAGAPを取得したのは福島県で2件のみで、その1件が同窓会長の桑名秀一郎様です。日頃から蕎麦プロジェクトでお世話になっていましたので、今回はそば部の生徒4名がお手伝いをさせていただきました。お客様に提供するためには段取りが大切で、配膳や呼び出し、片付けなどスピーディに行わなければならず、生徒達は勉強になったとともにいい経験をさせていただきました。学校で見る姿とは違い、きびきびした動きや元気のあるあいさつなど、「いがいとやるね」と校長としても少し誇らしげに思えました。あいにくの天気とコロナウイルス感染症の影響で来場者が減少している中、限定100食の蕎麦は完売しました。すばらしい!ご苦労様でした。
 また、湖南の蕎麦の美味しさもあらためて実感しました。お客様に出す前には、つゆの味加減などを確認するために茹でたての蕎麦を試食させていただきましたが、「うまい」の一言につきました。残念ながら、コラッセふくしまの水は湖南と違い硬水のため茹であがりが緑色ではなくなってしまいますが、美味しさには変わりありませんでした。10月にはそば部の2年生4人と教員5人が「全麺協素人そば打ち段位認定試験」の初段位に挑戦します。湖南の美味しくて安全な蕎麦を福島県のみならず全国に知ってもらうためにも、合格して色々な機会にそば打ちを行って食べてもらいたいと考えています。
 農業をよりよいものにしていくためのGAPへの取り組みは、これからの持続可能な農業に必要不可欠であり、それを身近に感じることができる今回のイベントに参加させていただき本当によかったです。ありがとうございました。この2年の湖南の生活ですっかり農業のとりこになってしまいました。10年後の自分の姿が目に浮かぶ・・・

稲荷寿司作りやるき満々ぶっかけそば充実の3日間広大な蕎麦畑

手塩にかける!!

 2学期がスタートしました。夏休み中部活動を頑張って日焼けした姿で登校した生徒や進路を控えて少し緊張気味の生徒、夏休み気分がまだ残っていてちょっとぼーっとしている生徒など様々でしたが、元気に登校してくれて安心しました。しかしながら、夏休みに入りコロナウイルスの感染者数が急拡大し、福島県でも蔓延防止措置がとられる事態となり、学校生活にも支障をきたす可能性が出てきました。目に見えないものから身を守ることはかなり困難なことですが、感染予防対策をしっかり行い、感染リスクをできるだけ押さえ込みたいと思います。学校行事を含め、高校生活における生徒の貴重な体験は可能な限り実施したいと考えています。各自が予防できる全てのことを徹底して行っていきましょう。さて、7月30日に種まきをした蕎麦は順調に育ち、8月23日には花が咲き始めました。雨が心配でしたが、生徒の日頃の行いが良かったのか、種まきはベストタイミングだったようです。ただ忘れてはならないのは、種まきまでの畑の準備が万全だったことです。畑を何度も耕し、肥料を加え、畑周りの除草作業や皆さんが畑に行く道の整備などを阿部様が丁寧に行ってくれたのです。この手間が順調な生育を支えているのです。そして今年チャレンジしたのは「ひまわりプロジェクト」です。グランド脇に100m程のひまわりロード、蕎麦畑の隣の畑をお借りしてひまわり畑をつくりました。そば部がチャレンジしましたが、それぞれの場所で予想の3割程度の開花しかありません。正直失敗かなと思います。種をまくタイミングやまき方、まいた後の手入れ等暑いからとか雨だからといって後回しにしたり、手を抜いてしまったのが原因と思われます。「手塩にかけて育てる」という言葉がありますが、作物と真剣に向かい合い、決して手を抜かない姿勢が順調な生育に結びつくんだと感じました。この経験を活かし、来年はひまわりを含めて「彩りファーム」として四季折々の花を育てたいと新たな闘志を燃やしています。また、生徒の成長を手助けする教育者としても「手塩にかける」をあらためて実践しなければならないと思います。生徒任せでは生徒は成長はしません。全てにおいて手をさしのべる必要はないと思いますが、生徒のつまずきや悩んでいるときに、素早く関わりを持つことができる環境が大切なのです。生徒と真剣に向き合い、必要なときに必要なことを提供すること。努力しない生徒がだめなのではなく、努力させる準備を私達が整えなければならないと思います。湖南高校は「手塩にかけて育てる」を心掛け、生徒が目標を達成して成長した姿を想像し、喜びとして感じることのできる教員集団でありたいと思います。

順調です(8月17日)花が咲きました(8月23日)まばらな開花(´・ω・`)花壇のひまわりと布引の水車

永(栄)ちゃんはやっぱりかっこいい!!

 昨年に引き続き、蕎麦プロジェクトの全校行事である「蕎麦の種まき」が7月30日(金)に行われました。運営協議会会長の小山様から挨拶を頂き、阿部様、桑名様始め同窓会や郡山北地区少年警察ボランティア協議会の方々のご協力により無事に終了しました。蕎麦は水を嫌う植物なので、種まきから1週間は晴天が続くことを願うばかりですが、8月2日には芽を出し始め、順調に成長しているようです。
 蕎麦といえば、お世話になっている桑名様は「アジアGAP」を米と蕎麦の二品目で取得されましたが、蕎麦の取得は東北で初めてということです。そのそば粉を使ったお蕎麦屋さんが「そば処 MARU壱」です。テレビでも紹介される有名店ですが、店主の佐藤栄治様が大の永ちゃんファンで、店の一角は矢沢永吉一色となっています。蕎麦はもちろんですが、永ちゃん目的に県外からのファンも多く来店します。
 先日、本校の体育教師の高柴先生の計らいで、高柴先生の友人が聖火リレーに参加した際に使用した聖火トーチとユニフォームを借りてきてくれました。生徒も先生方も本物を間近に見ることができ興奮しましたが、学校に来校される方々にも直接触れたり写真などを撮って頂きました。先ほど紹介したMARU壱の佐藤さんも写真を撮っていかれました。その際に少し話をしましたが、MARU壱はお蕎麦屋さんにしては珍しく、蕎麦の大盛りを無料にしているので、その理由を聞いてみました。「湖南の蕎麦はうまいのでたくさんの人にお腹いっぱい食べてもらいたいから」ということでした。私はそれを聞いた瞬間、感動とともに「かっこいい」と思いました。労力や利益にこだわらず、皆に喜んでもらいたいという気持ちが本当にかっこよかったです。もし湖南に来られる機会があれば、是非MARU壱にお寄り頂ければと思います。「天ぷら蕎麦の大盛り」を注文すれば満足度100%間違いなしです。(ちなみに宣伝料は頂いておりません 笑)
 話は変わりますが、今年蕎麦ファームの隣にひまわり畑を作りました。種まきがうまくいかなかったのか思うように発芽せず、生育も良くない状況です。過ごしやすい湖南も猛暑や雨不足だったりで、異常気象は確実に進んでいるのかも知れません。農家の方々のご苦労が身にしみて感じています。まだまだ暑さは続くようです。コロナにも暑さにも負けず頑張っていきたいと思います。

種まき(7月30日)発芽(8月2日)順調(8月4日)ひまわり畑永ちゃんが来た?

ラッキーな日!!

 休み明けの出勤は、土湯峠を通って湖南高校へ向かうのが最近の私のルーティーンです。7月12日月曜日、峠は山の天気でかなり強い雨が降っていましたが、沼尻のあたりからは降っていませんでした。リステル猪苗代を過ぎると虹が出ていました。思わず写真を撮ってしまいました。そして志田浜までくると、先ほどの虹が猪苗代湖に架かっていました。人生で初めてみる風景だったので、再び車を停めパシャリ!上戸から湖南線に入ってからもパシャリ!と何度も写真を撮ってしまいました。撮りながら、「週の初めからラッキー、何かいいことあるかな」なんて思いながら高校へ向かいました。放課後は今年チャレンジしている「ひまわりプロジェクト」の種まきをやりました。蕎麦ファームの手前の畑をお借りして、ひまわり畑にするプロジェクトですが、うまくいけば、ひまわりの黄色い花の後方に蕎麦畑の白い花、そしてその後ろには雄大な磐梯山が見えます。フォトスポットとして公開できたらと考えています。しかし、種まきはなかなか思うようにいかず、半分程度しかできませんでした。うまく育つか分かりませんが、なんとか生徒の力を借りて頑張っていきたいと思います。ひまわり畑の帰り際に、近所の方に声を掛けていただきました。「この前のちまき作り体験はいい、いいことやってくれた」という内容でした。生徒はちまき作りを体験して、湖南の自然を知るとともに郷土料理を味わえてとても楽しくできたので、地元の方々に感謝しているのですが、逆に地元の方からお褒めの言葉を頂いたのでとてもうれしく思いました。校長の勝手な思い込みかも知れませんが、生徒の皆さんが湖南を知る活動をすることで、地域の方々は力がわいてくるのではないでしょうか。体験することはとても大切なことです。そしてこの体験を通して、湖南をもっと元気づけるために皆さんができることは何なのか?「大人を動かす皆のアイデア」を期待しています。早朝の虹が運んでくれたラッキーな日となりました。

リステル付近から見た虹志田浜から見た虹上戸付近から見た虹フォトスポット予定地