校長のつぶやき

今日のつぶやき

当たり前のことを当たり前に!!

 8月31日(月)に昭和48年から始まった湖岸清掃を実施しました。47年間続く伝統ある行事です。湖南高校校歌の1番は「磐梯は紫紺の山肌」、2番は「猪苗代漫たるその水」とあります。猪苗代湖を前に見る磐梯山は美しくて心が洗われます。そして、猪苗代湖の清らかな水は、湖南町に限らず私たちの生活に欠かすことのできないものです。湖南高校の先輩方はこの猪苗代湖の育む命に感謝するとともに、美しさを守ろうという強い思いがあったのではないでしょうか。これからもその意志をしっかり受け継いでいきたいと思います。

 ところで、今年はコロナウイルス感染症の影響で湖南七浜は閉鎖されました。その関係もあったかも知れませんが、例年に比べてゴミの量は少なかったようです。浜によってはほとんどゴミがない状況でした。湖の管理をされている方々のご尽力もあったと思います。しかし、私が担当した浜の一部はひどいところがありました。花火の残骸や大量のたばこの吸い殻、バーベキュー用具など故意に捨てていったとしか思えない状態で放置されていました。ゴミは持ち帰るのは当たり前なはず、楽しむのにもマナーは大切です。とても腹立たしく、悲しい気持ちになりました。しかし、湖南校生の姿を見てその気持ちも少し和らぎました。小雨の降る中でも楽しそうに、そして真剣に清掃活動をやってくれたのです。ボランティア精神ではなく、自分のお世話になっている地域の清掃活動はやって当たり前という感じでした。
 話は変わりますが、湖南高校のそばファームは順調に成長し、収穫を待つばかりとなっています。生育記録は生徒が毎日4人一組で行っています。1人くらいさぼっても支障がないのですが、みんな責任を持って記録を取っています。観察に行くのが当たり前、誰かに任せることもできるけど自分の責任を果たすのは当たり前という思いです。
 湖岸清掃であれ、生育記録であれ、当たり前のことを自然に当たり前にできる湖南校生はすばらしいと思います。校長として誇りに思うとともに、誰からも信頼され、愛される人間になるんだろうと強く感じました。自信を持って突き進んでください。

収穫間近の湖南高校蕎麦ファーム中地地区のそば花畑そば街道

成長を祈る!

 ホームページにも掲載いたしましたが、蕎麦プロジェクトの種まきが、学校運営協議会委員・そば栽培の中野生産組合代表の桑名秀一郎さんと福良地区認定農業者の阿部敏満さんの協力を得て無事に終了しました。本来であれば、蕎麦の種まきは梅雨明け後に行うべきですが、生徒に体験させるにはこのタイミングしかないということで決行しました。そんな状況下なので、1年生から3年生の全生徒が感謝の気持ちと順調な成長を願いながらの種まきとなりました。テレビ局や新聞の取材には「ちゃんと育つか不安」や「多くの人に蕎麦の魅力を知ってもらいたい」などと答えていました。いい経験ができたようです。
後日、イノシシよけの電柵を設置しました。阿部さんの指導を受けながら私も手伝いました。種をまく前の準備、鳥獣害の対策など、収穫までには大変な作業が必要なんだと、あらためて農家の方々の苦労を感じました。食品ロスの問題が言われていますが、この手間暇を考えたら、食べ物を粗末にすることは絶対にしてはならないと思います。今年は急な提案だったので、様々な作業をたくさんの方々に協力していただきましたが、来年はすべて生徒の皆さんだけでやってもらいたいと思います。畑をうねったり、肥料を蒔いたりと機械に頼らず行う予定です。楽しみにしていて下さいね(笑)
 また、先生方は2回目の蕎麦打ち研修会を行いました。私は今回こそは上手に打つぞと強い思いを胸に臨みましたが、そう簡単にはいきませんでした。努力なしでの成長はあり得ないということです。蕎麦打ちの道具を一式そろえて、自宅で自主練習するしかないと感じました。「継続は力なり」と生徒にもよく話していたので、必ず実行に移したいと思います。(家族からは試食は誰がするの?と言われそうです。当分の間、週末の献立はそばメニューとなるのでよろしくお願いします。)
 現在は、写真の通り蕎麦の芽が出ました。電柵のおかげでイノシシの進入形跡もありません。電柵の影響を受けず、生徒の皆さんが安全に観察できる場所も熊谷先生が作ってくれました。夏休み終了後からの経過観察をしっかり行って下さい。順調にいけば10月の中旬位に収穫となります。楽しみに待ちましょう。そして、蕎麦プロジェクトの最大の目標は、6次化商品の開発です。目にしたことのあるアイデアではなく、「発想を変え」「柔軟に」「大胆な」アイデアを考えて下さい。失敗を恐れてはいいものはできません。「どうせダメ」「やっても無駄」の先には何もありません。チャレンジすることで、はじめて結果がでます。その結果が失敗でも成功でもいいのです。その結果が新たなチャレンジとなるのです。商品開発だけの話ではなく、皆さんには「チャレンジ精神」を常に持ち続けてもらいたいと思います。

電柵を設置しました電柵を設置しました8月11日現在

8月11日現在8月11日現在生徒観察用

困難にぶつかることは最大のチャンスである!

 新型コロナウイルス感染症は、落ち着くどころか各地で感染者数が増加し、第2波の到来と言わんばかりに猛威をふるっています。コロナウイルスは私たち教育現場にも大きな影響を及ぼし、3年間という短い高校生活しかない生徒にとっては寂しい思いをさせてしまっていると思います。特に部活動においては上位大会が中止となり、それに伴い地区大会も相次いで中止となってしまいました。仕方がないかも知れませんが、非常に残念なことです。しかし、各方面の方々の協力により、救済措置としての大会が行われる競技もでてきました。1度は諦めかけていた3年生にも希望の光が見えてきたと思います。
 本校においては、卓球部・ボート部・ソフトテニス部が最後の大会を迎えられず、引退の可能性がありました。残念ながら卓球部においては代替大会が行われませんでしたが、部内で引退試合を行い最後のイベントを行ったようです。ソフトテニス部は8月2日に会津で県大会、ボート部は9月に開催予定の全国大会の予選会を8月1日に行われる予定となりました。開催にあたっては、たくさんの方々が万全を期すために準備して下さっています。参加する生徒の皆さんは感謝の気持ちを忘れることなく、精一杯悔いの残らない試合をしてもらいたいと思います。また、ボート部においては地域の方のご協力を頂き、平日は青松浜で練習することができるようになりました。荻野漕艇場までは片道1時間ほどかかり、実際に水上で練習するのは土日に限られていましたが、現在は毎日実践的な練習を行っています。蕎麦栽培の畑同様、1日もかからず調整が進み、実行に移すことができました。ご尽力いただき誠にありがとうございます。
 部活動の引退は、終わりではありません。結果がすべてでもありません。皆さんが積み上げできた成果は大会だけではなく、長い人生の中で何度でも披露することができます。悔しく、残念な気持ちもあると思いますが、この困難を最大のチャンスに変えて欲しいと思います。

追伸 ボートの練習の際、キュウリの漬け物など差し入れを頂き申し訳ございません。教職員も楽しみにしており、おいしくご馳走になっております。

ボート部練習風景青松浜にて(ボート部)

Enjoy 湖南

 すでにホームページでご紹介しているとおり、湖南高校「蕎麦プロジェクト」がスタートしました。私としては蕎麦の栽培から蕎麦打ち、そして試食までを生徒一人一人にさせたいと思っていましたが、なかなか難しいと考えていました。ところが、発案から畑の選定までに1日とかからず、あっという間にプロジェクトが動きだしました。湖南の地域の方々の機動力には驚かされるとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。
 私たち教員も負けてはいられません。6月20日(土)に無理を言って、同窓会長の桑名秀一郎様のご自宅において蕎麦打ちの研修会を行いました。生徒たちに蕎麦打ちの指導を行うためです。蕎麦粉と水の分量、練り方、伸ばし方、切り方等、必要な工程を教えて頂きました。参加した教員は全員が初めての体験で、必死の形相で蕎麦打ちを行いました。予想はしていましたが、かなり技術が必要なことがわかりました。打ち終わった蕎麦を綺麗にトレーに乗せるのですが、ブチブチと切れてしまい「そば」ではなく「そ・ば」という感じでした。案の定、茹でて食べてみたのですが、蕎麦を「ずるずる」と音を立てて食べることはできませんでした。「ず・ず・ず」くらいだったような気がします。でも新鮮な蕎麦粉のせいでしょうか、味はとても美味しかったです。秀一郎様のお計らいで、一緒に指導して下さったプロが打った蕎麦を食べさせて頂きましたが、絶品でした。少し緑かかっ蕎麦は香りもしてそばつゆをつけなくても甘さがあり「うまい」と感動しました。もちろん「ずるずる」とすすることもできました。
 私の性格は負けず嫌いなので、このままでは終われないと思いました。蕎麦打ち合宿を考えています。良質な蕎麦粉を提供して下さる秀一郎様に失礼に無いよう修行したいと思います。先生方一緒に頑張りましょう。ちなみに合宿は強制ではありませんよ。
 最後に、写真は6月29日(月)の畑の様子です。雄大な磐梯山をバックに、蕎麦の白い花が一面に咲きほこる日が待ち遠しい限りです。ただ心配なのはイノシシです。

湖南にはまりました

 6月7日(日)午前2時30分、私の携帯のアラームが鳴りました。まだ夜です。誤作動ではありません。湖南高校・大槻車庫・希望ヶ丘バス停のそれぞれの場所で環境整備が行われるからです。大槻車庫・希望ヶ丘においては、保護者の協力の下、除草作業やゴミ拾いを実施しました。湖南高校では、保護者・生徒が校地内の除草と窓ふきを行いました。とても綺麗になり、安全に学校生活が送れる環境が整いました。協力して頂いた保護者・生徒の皆さんご苦労様でした。また、ありがとうございました。そして、私が2時半に起床した理由は、地域に方々が5時から学校周辺の除草をして下さるからです。自宅の桑折町から5時に到着するには、3時には出発しなければなりませんでした。早い方は5時前に始まっていました。たくさんの方々のご協力を頂き学校周辺の草はなくなりすばらしい環境となりました。地域の方々に支えられ、愛され、期待されている学校であると改めて実感しました。本当に朝早くからありがとうございました。
 早起きは三文の得と言いますが、湖南高校に到着したときのすがすがしさは本当に気持ちよかったです。紺碧の空というのはこの日の空のことなんだと感動しました。磐梯山には雲海が広がっていました。爽やかで澄んだ空気を感じて日頃から雑多な生活をしている私に安らぎを与えてくれました。
 あまりにも気持ちよかったので、青松浜に行ってみました。まだコロナウイルスの影響でキャンプも制限されていましたが、何組かはテントを張っていました。猪苗代湖から見る磐梯山はとても雄大でかつ美しさがあり、また感動しました。帰りには学校前の菊屋さんに立ち寄りました。採ったばかりの地竹があったので、ご主人に食べ方を教えて頂き購入しました。また、奥様には地竹の缶詰作りも見せて頂きました。とても優しく対応して下さり、またまた感動です。
 こんな1日を過ごし、私は湖南の地にはまってしまいました。「地域の方々の優しさ」「自然の豊かさ」「澄んだ空気」は人を浄化させてくれます。赴任してまだ2ヶ月ですが湖南の良さを実感し、すっかり湖南町のファンです。これからも湖南町を探検して周りたいと思います。
 

 

湖南高校応援隊誕生

 5月13日(水)に3年生、5月14日(木)に1・2年生が登校し、40分7校時の授業を行いました。生徒は久し振りの再会に喜びの表情を見せるとともに、いきいきと授業に参加していました。何よりも先生方が休業期間中とは表情が違い、意気揚々としていたのが印象的でした。本当に子供たちが好きなんだなと感じました。1日でも早い学校再開を願うばかりです。
 さて、ホームページの最新情報にも掲載しておりますが、コミュニティ・スクールがいよいよスタートしました。「開かれた学校づくり」のために、11名の地域の方々を学校運営協議会委員として任命させて頂きました。学校運営協議会は①生徒の安全・安心な教育環境を作り②生徒の夢を全力でサポートする学校にし③生徒の郷土愛を育むために年5回の会議を行います。5月13日(水)はその第1回目でした。
 昨年より準備は行ってきましたが、いざ本番となると「活発な意見は出るのだろうか」「話題もなく時間だけが過ぎていくのではないか」等とても不安でした。しかし、協議会が始まるとその不安もあっという間に消え去りました。湖南高校として「困っていることはないのか」「何か協力できることはないのか」等、学校からの依頼があれば協力体制は作っていきたいというご意見を頂きました。頼もしい限りです。今までは、学校の課題があっても解決できないことが多々ありましたが、コミュニティ・スクールに指定されたことで、生徒の夢の実現や学校の限界を打ち破ることができそうな力を頂いた感じがしました。生徒たちが主体的に物事を考えて行動できるよう、教職員が寄り添って指導し、運営協議会の委員の皆さまにご協力を仰ぐ体制が確認されたと思います。委員の皆さまからは湖南高校を全面的に応援したいというお言葉も頂きました。湖南高校応援隊の誕生です。 まずは1年をかけて、1つでもいいので課題をクリアしていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。
 校長のつぶやきなので、最後にもうひとつつぶやいちゃいます。事務局の先生方、第1回協議会の運営ありがとうございました。ホームページへの協議会の様子や議事録のアップなどの素早さはすごいです。「生徒への情熱」「事務処理の速さ」「丁寧な対応」、校長としてまたまた感動を味わってしまいました。

今こそ見せよう湖南高生魂

 4月16日(木)3度目の正直で天気は晴れとなりました。1年生が湖南高校周辺を知るために行われる福良地区フィールドワークがようやくできました。実は悪天候のため2回延期されていたのです。午前中は雨模様で、今日もダメかと思っていましたが、午後には晴れ渡り暖かな春の日差しを受けてのフィールドワークとなりました。私も参加させていただき、途中おいしいコロッケを頂いたり、隠れ家的豆腐屋さんなんかを教えていただいたりして、福良地区の魅力を実感しました。来月は「ぐるっと湖南」という行事に参加する予定です。バスで湖南町を巡るのでとても楽しみです。

 しかし、楽しい一時もあっという間に終わり、放課後になると新型コロナウイルス感染症に対しての緊急事態宣言が全国に拡大されるという気分が重くなる知らせが入りました。もしかするとまた休業措置がとられるかも知れないという不安を感じました。案の定、金曜日にはゴールデンウィーク明けまでの臨時休業が発表されました。生徒に会えない寂しさ、感染の心配など不安ばかりが先立ってしまいました。

 ここで、落ち込んでばかりいられません。フィールドワークで湖南高校がますます好きになった私ですので、生徒の皆さんにこの緊急事態を乗り越えて、一日でも早く平常の高校生活を取り戻してもらいたいと思い、皆さんにメッセージを送ります。湖南高校魂を見せつけて下さい。

生徒の皆さんへ

 令和2年4月16日に政府から緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されました。これを受けて、県知事から学校一斉臨時休業の要請がありました。
 都市部はもとより、福島県においても陽性患者が連日確認されている状況です。感染拡大を抑える上で非常に重大な局面にありますので、生徒の皆さんも意識を高く持って対応して下さい。
 とはいえ、皆さんは令和2年度を希望を持ってスタートさせたところです。勉強に部活動に、そして目標に向かって活動するはずでした。それが新型コロナウイルスにより不自由な生活をしなければいけない状況となってしまいました。校長としても大変申し訳なく思っています。
 しかし、この危機的状況を乗り越えなければ、窮屈な生活は長引くばかりです。10年前東日本大震災が発生しました。皆さんはまだ幼稚園、小学生だったはずです。普通のことさえもままならない環境の中、たくさんの方々が皆さんを守ってくれました。その皆さんは今高校生です。先の見えない不安や焦り、いらだちは誰にでもあります。私たち湖南高校教職員は皆さんを精一杯守ります。周りの方々も守ってくれます。そして今度は皆さんもたくさんの方々を守らなければならない時です。今までの感謝の気持ちとともに、「家族」「友人」「今まで関わってきた方々」、皆さんにとって大切な人を守らなければなりません。
 この一斉休業期間の心構えは大丈夫でしょうか?学校が休みでうかれてはいませんか?けっして人ごとではありません。皆さんの行動一つで感染してしまうかも知れません。大切な人に感染させてしまうかも知れません。「命」という言葉を意識して下さい。皆さんができることは不要不急の外出を避け、感染予防を徹底すること、そして、自宅学習を課題ばかりではなく自主的に行うことです。
 ピンチをチャンスに変えることができるのが湖南高生です。試練を乗り越えることができるのも湖南高生です。校長として言っても無駄であれば言いません。しかし湖南高生ならできると信じて皆さんにメッセージをおくりました。
 窮屈な思いをさせて本当に申し訳ありません。ここが「ONE TEAM」である湖南高校の見せ所です。皆さんを信じています。



 

ONE TEAM

 令和2年度がスタートしました。4月8日(水)午前中に着任式・始業式、午後から入学式が行われ、新入生20名に対して入学を許可いたしました。驚いたのは着任式で一人一人の先生方に対して歓迎の拍手が送られたことです。着任者の一人として大変嬉しく思うのと同時に感動しました。入学式では代表の諸橋俊輔君から力強い決意のこもった誓いの言葉を頂きました。新入生の夢実現のために、私たち教職員も気を引き締めるとともに決意を新たにしました。
 しかし、新型コロナウイルス感染症対策のため、校歌斉唱ができなかったことが非常に残念です。湖南高校として全員が意識を高く持ち、感染予防に努めていきたいと思います。一日でも早く平常の学校生活に戻り、皆さんが元気に大きな声で歌う校歌を聴きたいと思います。
 さて、私は着任して約1週間、まだまだ湖南高校の事はわかりませんが、先生方と生徒の皆さんが一丸となって物事に取り組んでいる姿を見て胸が熱くなっています。先生方の生徒に対する情熱と思い、一人一人を大切に全員が担任であるという意識を持っていることがひしひしと伝わってきます。そしてそのような環境で成長している生徒は、先生方を信頼し、のびのびと自分の夢に向かって突き進んでいます。たった1週間ですが、これは湖南高校が誇れるものだと感じました。
 入学式の準備は、2・3年生と教職員全員で行いました。学年の隔たりもなくみんなで協力し、あっという間にできあがりました。素晴らしいとしか言い様がありません。これぞまさしく、生徒と教職員が「ONE TEAM」であるということです。
 私は、新しい環境に赴任することに不安ばかりでしたが、先生方から力をもらい、生徒から元気をもらって不安が期待と楽しみに変わってきました。こんな校長ですが、TEAMから力をもらいながら頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

大変お世話になりました

 今年度の卒業式は、残念ながら世界的なコロナウイルスの流行のため、例年よりも式の内容を大幅に縮小しての実施となり、47名の卒業生には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。47名の卒業生には、そんな状況には負けずに、4月からの新しい生活に元気いっぱいに頑張ってほしいと思います。
 さて、私事で申し訳ありませんが、令和元年度末の人事異動により、猪苗代町立猪苗代小学校への異動を命じられました。2年前、湖南高校への異動を命じられたときは、正直、ずっと小学校に勤務してきました私にとって驚くとともに大変不安な気持ちになったことを覚えています。しかし、生徒、保護者、本校の教職員、そして、地域の皆様に支えられ、本当に充実した2年間を過ごすことができました。また、高校ならではの貴重な経験をたくさんすることができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。令和2年度から湖南高校は、福島県立の高校としては、初めてのコミュニティースクールとして、新たな歴史を刻んでいくことになります。この2年間、そのための準備に邁進してきましたが、なんとか4月から順調にスタートできそうな状況となり、ほっとしています。湖南高校が今後も生徒たちのため、地域のために、ますます発展していくことを見守っていきたいと思います。
 4月からは、猪苗代湖の対岸の猪苗代小学校勤務となります。実は、猪苗代町には今まで3回勤務しており、今度で4回目となります。また、猪苗代湖周辺の勤務は、湖南高校を含めて6回目となり、猪苗代湖と本当に縁があるなと思っています。教育界の猪苗代湖ズとして、猪苗代小学校で、これまでの経験を生かし、頑張っていきたいと思います。

 この2年間、私のつたない文章におつきあいいただきまして、心から感謝いたします。ありがとうございました。
 最後になりましたが、湖南高校の生徒たちのますますの活躍と湖南町の皆様のご多幸をお祈りし挨拶といたします。

冬の遠足「スキー教室」

 1月31日(金)猪苗代町にある沼尻スキー場において、冬の遠足であるスキー教室を開催しました。昨年度までは2月中に実施していましたが、今年度より3年生も参加するため、1月31日の開催となりました。
例年1月に入ると、体育の授業は、近くの山にあるスキー場でスキーを行っていたのですが、今年は全く雪が積もっておらず、スキーの練習ができないまま、当日となってしまいました。
 31日は朝から雪が舞う少し寒い天候となり、スキー場のコンディションが心配されましたが、思ったより天気も崩れず、まずまずのコンディションの中でスキー教室を行うことができました。練習ができないまま、本番を迎えたので、けがなどが心配されましたが、大きなけがもなく、1日生徒たちは楽しむことができました。
 このスキー教室は、毎年、湖南町在住の方々にボランティア指導員としてご指導をいただいています。今年も7名の方に指導していただきました。丁寧に指導してくださったおかげで、生徒たちの技術も向上することができました。終了後、感想を聞いたところと、多くの生徒から「とっても楽しかった」「来年もスキー教室をやってほしい」という感想を聞くことができました。
今回のスキー教室でうれしかったことは、スキー教室が終わった後、多くの生徒がスキー板の後片付けやゼッケンの回収を進んで取り組んでくれたことです。特に、3年生が率先して動いていたのが印象に残りました。3年生は、2月になると自宅学習となりますが、きっと高校生活の最後のいい思い出になったことでしょう。

3学期始まる

 本校では、1月10日(金)第3学期の始業式を行いました。
さて、例年、今の時期になると校舎周辺には多くの雪がつもり、駐車場には雪の山ができるのですが、今年は、雪が全くなく、周辺の田んぼも稲株が見えている状態が続いています。やはり地球温暖化の影響なのでしょうか。
本校では、雪の多い地域の特性を生かし、3学期の体育の授業はスキーをやっています。しかし、雪が全くないためスキーの授業がやれない状態が続いています。1月31日には、生徒たちが大変楽しみにしています「スキー教室」が予定されています。しかし、スキー教室を行うスキー場にも雪がない状態で、開催できるかとても心配です。今日の朝は大変冷え込み、少し雪も降ったようですが、スキーをするにはまだまだ十分ではありません。これからの積雪に期待するしかないですね。
 さて、3学期は、各学年にとってまとめの学期です。特に、3年生にとっては、高校生活の集大成となります。2月からは自宅学習となりますので、学校生活を送れるのも実質1月のみです。悔いが残らないようしっかり生活してほしいと思いますし、また、残りの学校生活を、苦楽をともにした同級生たちと十分楽しんでほしいと思います。
 

心に残った修学旅行

 10月22日から25日の4日間、本校の2年生23名が、奈良、京都、大阪方面に修学旅行に行ってきました。
 1日目、天気が心配されましたが、時間どおり福島空港から飛行機で伊丹空港へ。約1時間後、飛行機は伊丹空港に着陸し、空港からバスで法隆寺へと向かいました。バスガイドさんはベテランの方で,関西らしいユーモアたっぷりの話し方に、バスの中は笑い声に包まれました。そんな訳で飽きることなく、あっという間に法隆寺に到着。国宝である法隆寺の荘厳な雰囲気に一同感動し、次の目的地、東大寺へ。東大寺では、大勢の鹿の大歓迎に喜びながらも、ちょっとおっかなびっくりの生徒も。東大寺では、その大きさに圧倒されっぱなしでした。その後、二月堂、三月堂を見学し、奈良をあとに、今日の宿泊先の京都へと向かいました。宿泊は、東本願寺前の町屋作りで、中庭もある落ち着いた雰囲気の旅館でした。おいしい晩ご飯を食べ、1日目が終了しました。
 2日目、今日は、京都市内を班別研修です。それぞれの計画に従って史跡、水族館、ショッピングを巡ります。朝から、絶好の見学日和の青空が広がり、生徒たちは嬉々とした表情で出かけていきました。我々引率教員も,タクシーに乗って、チェックポイントである北野天満宮へ。途中、三十三間堂を見学しました。三十三間堂では、タクシーのドライバーさんに詳しく説明していただき、大変勉強になりました。北野天満宮に各班とも、ほぼ時間どおりにチェック完了。我々は、昼食を高台寺近くで、食べ、その後、清水寺で参拝してから、旅館へ戻りました。生徒たちが時間どおりに帰ってくるか心配しましたが、どの班も迷子になることもなく、時間前に帰ってきました。この日の晩ご飯は、すき焼きで,皆おなかいっぱいに食べ、満足して2日目終了。
 3日目、今日は、生徒が一番楽しみにしている日です。午前中、大阪城、海遊館を見学しました。海遊館に着いたあたりから、天気はあいにくの雨に。ホテルに到着し荷物を置いてから、いよいよ楽しみのUSJへ。雨で十分に楽しむことができるか心配でした。しかし、雨のため、入場者が少なかったため、アトラクションがいつもよりも待ち時間が短く、その分、思ったよりも多くのアトラクションを回れたようです。楽しみすぎて,集合時間を過ぎて帰ってくるかもと思っていましたが、全員が時間をしっかり守って帰ってきました。
 4日目、今日は、朝から雨。まず、中央卸売市場へ見学に向かいました。ここは、甲子園球場4つ分の面積があるという巨大な市場です。市場の方の案内で、市場の中を見学しましたが、遙か彼方まで広がっている売り場にただただ圧倒されっぱなしでした。市場からこの修学旅行最後の見学地、道頓堀へ。道頓堀では、たこ焼き,お好み焼きなどを食べたり、お土産を買ったりして過ごしました。まだまだ去りがたい気持ちでいっぱいでしたが、伊丹空港へと向かいました。伊丹空港では、天候不順のため、遅延する便があるなど、無事福島に帰ることができるか心配されましたが、福島便は予定どおりに離陸するということで一同ほっと胸をなで下ろしました。ここで4日間、我々に同行しお世話になった看護師さんともお別れとなりました。看護師さんから、「いろいろな学校の修学旅行などに参加してきたけれども、こんなに心に残った学校はありません。この4日間、本当に楽しかったです。お別れがとても寂しいです。」という言葉をいただき,大変感動するとともに、とても寂しい気持ちになりました。福島空港に無事到着し、バスで帰路につきました。
 今回の修学旅行では、後半2日間、雨が降るなど、少し天候には恵まれませんでしたが、生徒一人一人が規律ある行動を心がけたことや、班別行動などで協力し合ったことで、大きなトラブルもなく無事に終えることができました。生徒たちは、4日間を十分に楽しむとともに、多くのことを学んだことと思います。何より、看護師さんに大きな感動を残すことができたことは、素晴らしい成果の一つだったのではないでしょうか。そんな生徒たちと4日間を過ごすことができ、私にとっても忘れられない修学旅行となりました。

素晴らしかった「菱の実祭」

 9月27日から29日の3日間開催された本校の文化祭「菱の実祭」が、多くの感動を残し、無事終了しました。
 27日(金)には、午前中に開祭式を行った後、全校生による仮装行列を行いました。翌日からの各クラスによる展示発表に合わせたコスチュームに身を包み、福良地区内を歩きました。沿道には地区の多くの皆様が出られ、生徒たちに声援を送っていただきました。サンサングリーン湖南と湖南行政センターの前では、クラスごとにパフォーマンスを披露し、見ていただいた方々に採点していただきました。その後、学校に戻り、午後からは土曜日の一般公開に向けての最後の仕上げを行いました。
 28日(土)、いよいよ一般公開日。朝から薄曇りでまずまず天気となりました。
 PTAと同窓会の方々も朝早くから準備においでいただきました。すべての準備が整い、午前10時20分、オープニングセレモニーとして、正門前で文化祭実行委員長と校長によりテープカットを行い、一般公開が始まりました。教室では学級や部活ごとに趣向を凝らした展示が行われ、どの教室でも多くの来場者で賑わっていました。体育館では、PTAによるバザー、そして、有志によるダンスや動画、そして、歌やピアノ演奏の発表,中庭では、同窓会による恒例となっているそばと豚汁の販売が行われ、多くの方が、その味を楽しまれていました。
 体育館での発表も、教室での展示発表もご覧になっている方々に,大変喜んでもらえ、発表を行っている生徒たちもまた楽しそうでした。
 29日(日),楽しかった菱の実祭もいよいよ最終日となりました。この日は、体育館に全校生が集まり、有志によるダンス、動画、ピアノや歌の発表を鑑賞しました。友達の作った動画に爆笑したり、ダンス、ピアノや歌の発表に感動したり、とってもすてきな時間を過ごすことができました。準備の進捗状況に内心ひやひやしていましたが、さすが高校生、やるときはやります。どの発表も生徒たちの思いや工夫がいっぱい見られて見応えのあるものでした。菱の実祭の最後を飾る閉祭式では、実行委員長の挨拶、前期生徒会の挨拶に泣かされました。今回の文化祭のテーマソングである The Blue Heartsの「Train-Train」を全校生で肩を組んで合唱し、3日間にわたる菱の実祭の幕を閉じました。

文化祭前日

 本校の文化祭「菱の実祭」が、いよいよ明日に迫ってきました。今日は最後の追い込みということで、学校中が緊張感に包まれ、生徒たちは一人一人が、全力で自分に与えられた役割を全うしようと努力していました。生徒数が決して多くない状況において、生徒は一人が何役もの仕事をこなしており、ときにはいっぱいいっぱいとなり、不安になることもあったようです。今回の文化祭のテーマは、「BREAK THE SKY LIMIT!!~限界を超える~」ということですが、まさしく自分の限界を超える働きをしています。
 そんな中、ある生徒が「できるかなあ」と不安な気持ちをこぼしたとき、隣で仕事をしていた別の生徒が、「できるかできないかではなく、やるかやらないかだよ。」と励ましていました。私もそうですが、仕事に行き詰まったり、難しい仕事を任せられたりしたとき,ついついできない理由を探して言い訳をしがちです。できない理由を探す暇があったら、とにかくやるしかないということを教えられました。「やるかやらないかだよ」という言葉に大いに反省させられるとともに、生徒が今回の文化祭をとおして、多くのことを学んだなと感じた瞬間でした。
 

文化祭「菱の実祭」近づく

 本校の文化祭は「菱の実祭」と言い、3年に1度開催されます。そして、9月27日から29日の日程で開催されます。なお、一般公開は9月28日(土)です。
さて、生徒たちは、その文化祭に向けて準備を進めています。今、校舎内を歩くと、いろいろな場所に段ボール箱が山積みにされていたり、音楽室からはピアノの音が聞こえてきたり、また、体育館からはダンスの練習をしているグループがいたりと、学校全体が文化祭に向けて徐々に熱くなってきています。
今回の菱の実祭のテーマは、「BREAK THE SKY LIMIT ~限界を超えろ~」です。本校は、平成30年度入学生から1学年1クラスとなり、現在4クラス、全校生87名の小規模校です。人数が減った分、一人一人がこなさなければならない役割が増え、いろいろな面で大変な状況になっています。しかし、生徒たちは、そんな困難な状況をはねとばし、協力し合いながら文化祭に向けて張り切って準備をしています。
人数が少ないため、派手さはないかもしれませんが、きっと生徒たちの思いの詰まった素晴らしい文化祭になるのではないかと思っています。
また、本校の文化祭は、PTAの方々によるバザー、同窓会の方々によるそばと豚汁販売と、PTAや同窓会の協力もあるのも大きな特色かと思います。
どんな文化祭になるか今からとても楽しみです。多くの方々の来校を心よりお待ちしております。

 

2学期が始まりました

 本校は、8月23日(金)から、第2学期が始まりました。
昨年度と同様に厳しい暑さに見舞われた今年の夏休みでしたが、生徒たちは大きなけがや病気になることもなく、元気に始業式を迎えることができました。
さて、今年度、本校では3年に1度の文化祭「菱の実祭」が、9月27日(金)から29日(日)の3日間開催されます。それに向けて、今、全校生が準備を進めています。
 夏休み中、校長室の上にある音楽室から、ピアノの音がたびたび聞こえてきました。音楽室に行ってみると、数名の生徒が文化祭に発表のために一生懸命ピアノや歌の練習をしていました。また、体育館の中では、猛暑の中、熱心にダンスの練習をしている生徒たちがいました。そのほか、多くの生徒が夏休み中に自主的に練習や運営の準備を進めていました。今の若者は冷めているとか言われることも多いですが、本校の生徒たちは文化祭に向け、かなり熱く、エネルギーを注いでいます。彼らを見ながら、青春っていいなあとうらやましく思っています。
23日の始業式で、全校生徒に対して、文化祭に向けて、一人一人がどんな些細なことにも全力であたること、責任を共有し、協力し合うことを話しましたが、全く必要なかったかもしれません。9月28日の文化祭が大変待ち遠しく思います。きっと素晴らしい文化祭になることでしょう。

おかげさまでした

 本校は、7月20日(土)から、夏休みに入りました。ようやく昨日あたりから日中の温度も上がり夏らしくなってきました。
 さて、終業式の前日、本校の生徒が登校途中、猛烈な腹痛と吐き気に襲われ、歩くことができなくなってしまい、路上にうずくまっていたそうです。バス停に向かっていた本校の生徒2名が、それを見つけ、生徒を介抱し、そして、学校へ連絡してくれました。連絡を受けた担任が現場に急行しました。担任が現場に着いたとき、通勤途中の数名の方が、車を止め、消防署への連絡と介抱を手伝ってくださっていたそうです。生徒は救急車によって病院に搬送され、おかげさまで大事には至りませんでした。担任が後から校長がお礼を申し上げるので、お名前を教えていただきたいとお願いしたところ、皆さんたいしたことしてないからと名前を告げずに立ち去られたそうです。皆さん通勤途中でお忙しかったと思いますが、生徒のために現場にとどまってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
 直接お礼を申し上げたいところですが、お名前もわからないため、この場を借りてお礼申し上げます。
 今回のことで、多くの方の親切な気持ち、生徒2名の友達を気遣う気持ちに触れることができ、大変うれしく思いました。本校の生徒が、このように人が困った状況に出会った場合、人を助けられるような大人になれるよう今後も頑張っていきたいと思います。

本校伝統の湖岸清掃

 7月に入っても毎日涼しい日が続いていますが、7月4日(木)に昭和48年から続いている湖岸清掃を実施しました。
 前日は雨が降っており、当日の天気が心配されましたが、朝には雨は上がり、湖岸清掃の時には曇り空となりました。猪苗代湖畔は、雨が降った影響で作業がやりにくいのでないかと心配しましたが、現地に行ってみると心配された雨の影響もさほどではなく、生徒たちは担当箇所に散らばって一生懸命ゴミ拾いに励んでいました。浜辺だけでなく、近くの草むらの中や道路脇までくまなくゴミを拾っていました。中には、つりの最中に折れてしまい、その場に捨てていったと思われる、釣り針のついたままの釣り竿など、そのままにしておくと危険なものや、草むらの中に目立たないにように捨てられていた不法投棄したと思われるゴルフのアイアンなど、さまざまなゴミを集めることができました。生徒たちは、ジャージが汚れるのも気にせず草むらに入っていき、地元のために懸命に活動に取り組んでいました。
 この活動が始まってまもなく50年目を迎えることになりますが、本校の良き伝統としていつまでも続けていってほしいと思います。

美しい学校

 今、湖南高校の正門を入ると、駐車場の花壇に咲く、色鮮やかな花々がお出迎えしてくれます。
 湖南高校では、毎年、花壇の整備、そして花の苗植えを全校生徒が行っています。今年も5月28日(火)に、まず花壇の雑草を取り除き、土を耕す作業を行いました。そして、6月12日(水)全校生で花壇に花の苗を植える作業を行いました。花壇は、昨年度創立70周年を記念して作り直しましたので真新しく、植えられた花々もさらに美しく見えています。
 さて、本校の自慢は、美しい花壇だけでなく、校舎の中もきれいなことです。本校は全校生88名の小規模校ですが、生徒たちが清掃の時、一生懸命清掃に取り組んでくれるおかげで、校舎は古いのですが、隅々まで清掃が行き届いており、とても整然とした雰囲気になっています。先日も学校訪問でいらっしゃった先生方に、校舎内がとてもきれいであると褒めていただきました。
 本校では、毎年7月に猪苗代湖岸の清掃活動を行っています。夏に湖水浴を楽しむため多くの人々が訪れます。その方々に少しでも気持ちよく楽しんでもらえるよう、そして、自分たちが学校生活を送っている湖南町をより美しくするために行っていますが、この活動の取り組みが、生徒たちの学校をきれいにしようとする気持ちを育てているのかもしれません。

快晴のもと、春の遠足に行ってきました

 5月24日(土)、全校生で春の遠足に行ってきました。

 朝から、雲一つない真っ青の空で、天気予報によると、かなり暑くなるとのことでした。そのため、出発式でも生徒たちに暑さ対策を徹底するよう注意を呼びかけました。
 学級ごとに、7.4km先の目的地、舘浜へ向けて元気に出発しました。途中、気温が高くなるか心配していましたが、さわやかな風が吹いていたため、気持ちよく歩くことができました。難所の峠も無事越え、約1時間30分かけて目的地である館浜に到着しました。
 早速、グループごとに分かれ、昼食作りが始まりました。野外炊飯の定番である焼きそばあり、焼き鳥、お好み焼きなど、皆楽しそうに作っていました。中には、今はやりのタピオカ入りのミルクティーを作る班などがあり、さすが流行に敏感な高校生です。
 去年は流しそうめんに驚かされました。今年は、なにやら竹の棒にホットケーキの液のようなものをかけ、それを火にあぶっている班がありました。まさかバームクーヘン?と思いながらその班の生徒に尋ねると、バームクーヘンを作っていますとの回答。うまく作れるのかなあと半信半疑でみていましたが、見事にバームクーヘンが完成しました。去年の流しそうめんにも驚かされましたが、今年のバームクーヘンにも大変驚かされました。しかし、高校生たちの発想力と行動力には毎年驚かされます。
 心配された気温でしたが、猪苗代湖から吹いてくる風が涼しくて、暑いと言うより少し涼しいくらいの1日で、火の近くで調理をするにはちょうど良い感じでした。食事も終え、満腹となったところでちょうど帰る時間となりました。全員で火の始末や調理をした周辺の掃除をし、学校へ戻りました。かなり疲れていたこともあり、来たときよりも帰りは学校までがやたら遠く感じました。
 往復約15kmの遠足でしたが、全員が無事元気に学校に戻ることができました。さわやかな天気にも恵まれ、料理も成功し、それぞれ満足した遠足になったのではないでしょうか。

新年度始まる

 平成31年度がいよいよ始まりましたが、今年度は、年度途中に令和元年となるなど、いろいろな意味で節目の年になるのではないでしょうか。
 そんな節目の年となる平成31年度の第1学期始業式と入学式が、4月8日に行われました。当日は、薄曇りではありましたが、春らしい暖かな日差しのもと、式を行うことができました。
 始業式には、欠席者もなく2年生と3年生全員が出席しました。前から生徒全員の顔を見ていましたが、どの生徒も新しい学年に臨む決意に満ちたいい顔をしていました。特に、校歌斉唱で大きな声で歌っている生徒が多かったことが、印象に残りました。元気な大きな声に、生徒たちのやる気を実感するとともに、今年度も充実した1年間になるだろうという期待を持つことができました。また、入学式の準備では、2、3年生が大活躍し、予定の時間よりもかなり早く終了することができました。
 午後には入学式が行われました。新入生17名、期待と不安の入り交じった緊張した様子で入場してきました。式辞のとき、壇上から一人一人の顔を見ていましたが、どの生徒も真剣な表情でしっかり話を聞いていました。そんな顔を見ながら、それぞれの目標達成のため、教職員一同しっかり指導していかなければと決意を新たにしました。
本校は、全校生88名の小規模校ではありますが、その分、教職員と生徒一人一人との関わりが深く、アットホームな環境の中で学校生活を送れるのではないかと思います。
 さて、今年度はどんなドラマが見られることでしょうか。始業式、入学式を見ながら期待が高まってきました。

平成最後の終業式

 平成最後の終業式を3月18日(月)に行いました。
 1校時は、1年間の感謝の気持ちをこめながら、みんなで大掃除を行いました。隅から隅まですっかりきれいになった校舎、すがすがしい気持ちになって終業式を行うことができました。
 1年生と2年生が、北校舎3階にある視聴覚室に集合し、窓から暖かな日差しが差し込む中、終業式を行いました。
集合した生徒一人一人の顔を見ながら、私はこの1年間を振り返っていました。私は、初めての高校勤務ということで、4月頃はかなり緊張と戸惑いの日々を送っていました。しかし、生徒たちや教職員の協力もあって、なんとかこの1年を無事過ごすことができました。また、70周年記念式典やさまざまな地域の行事等を通して、同窓会や地域の方々の本校に対する熱い思いを日々実感しながら、充実した1年間を過ごすことができました。
 今日から生徒たちは、春休みにはいりました。次年度に向けて有意義な日々を送ってくれることを期待しています。

感動の卒業式 39名の巣立ち

 3月1日(金)、朝から快晴となり、この時期としては珍しく暖かな天気のもと、平成30年度湖南高等学校の卒業式が行われました。
 福島県議会議員の佐々間俊男様はじめ多くのご来賓、保護者、在校生、教職員に見守られ3年生39名が式に臨みました。卒業証書授与、式辞、来賓の方の祝辞と式は粛々と進んでいきました。生徒会長の武田魁士君の卒業生への感謝の気持ちやこれからの生活へのエールなど、気持ちのこもった送辞にぐっとこみ上げてくるものがありました。続いて、卒業生を代表し、栗原萌さんが答辞を述べました。今までの学校生活を振り返りながら、保護者、地域の方々、教職員への感謝、そして、在校生への励ましの言葉など、栗原さんの涙を流しながらの言葉に、聞いている人全員がもらい泣き。
 式に臨んでいる人全員の暖かい気持ちに包まれながら、今年度の卒業式が終了しました。
 本校伝統の卒業生一人一人と教職員が握手しての退場。生徒と教職員がお互いの思いを伝え合い、感動的な光景でした。私自身は3年生とは1年間の短いつきあいでしたが、4月からのさまざまなシーンを思い出しながら、一人一人と握手し別れを惜しみました。
 3年生はこれからそれぞれ、自分の進路へ進んでいきます。今までの高校生活で得られた経験、知識、そして、人と人とのつながりを大切にしながら活躍してくれることと期待しています。

冬の遠足「スキー教室」

 2月22日(金)、猪苗代町にある「ファミリースノーパークばんだい×2」において、冬の遠足としてスキー教室を開催しました。
 冬になると、本校の校庭には雪が積もり、使えなくなります。そこで、2月になると体育では、スキーを行っています。近くに「福良スキー場」という小規模ながらスキー場もあり、生徒たちは、そこでスキーの練習をしてきました。本校では、以前スキー教室を開催していましたが、しばらくの間行われていませんでした。今年度、久しぶりに実施することになりました。
 当日は朝から青空が広がる、絶好のスキー日和となりました。1・2年生全員が2台のバスに分乗し、スキー場に向かいました。スキー場は、ほぼ貸し切り状態で、存分に練習することができました。気温が高く、雪がやや重く感じましたが、好天に恵まれ、ゲレンデから見える景色はとても素晴らしかったです。
午前中は、6つの班に分かれ、それぞれのレベルにあわせて練習を行いました。6名の地域の方が、ボランティアで指導にあたってくださいました。丁寧な指導により、生徒たちは、午前中の練習で腕前を挙げたようです。
 午後は、午前中の練習を生かし、それぞれ自由に滑走しました。朝、怖がっていた生徒も午前中の練習で自信をつけ、のびのびと滑走していました。午後2時に終了しましたが、どの生徒も満足げな表情だったのが、大変印象に残りました。
 高校でスキー教室を実施しているところは少ないのではないでしょうか。これも、雪国にあり、そして、地域の方々がしっかり支えてくださっている本校だからこそできる行事ではないかと思いました。
 

青空の下で除雪ボランティア

 2月7日(木)、「除雪ボランティア」を実施しました。この「除雪ボランティア」は、雪害に悩む高齢者の方々が、安心して生活するための手助けを目的として平成9年から始まり、今年で22年続いている、本校の伝統行事です。今年は、例年より積もった雪の量は少なかったのですが、寒い日が続いたこともあり、積もった雪がかなり堅くなっていました。しかし、当日は、朝から大変よい天気で、作業を始める頃には気温も上がり春のような陽気となりました。そのため、堅かった雪も少し緩み、作業をするのには絶好の状況となりました。
 福良地区8世帯、三代地区2世帯、中野地区2世帯の合計12世帯で作業を行いました。気温が上がり多少は雪も柔らかくなったようですが、それでも場所によってはかなり堅かったり、暖かさで屋根の雪が落ちてきたりと、作業に当たった生徒たちは汗をかきながらの作業となりました。中にはショートパンツになって作業を当たる生徒もいました。生徒たちは、地域の方から感謝の言葉をいただくなど、心も体も温まることができ、達成感をおおいに感じることができた1日となったようです。また、作業の様子はその日の夕方、地元テレビ局のニュースでも放映されました。
 
 

平成最後の3学期

 1月11日、いよいよ3学期が始まりました。年末はまだ雪が少なかったのですが、年明けから雪が降り続き、学校周辺は完全に白銀の世界となりました。
 午前中は、天気も良く、雪に覆われた布引山がとても美しく、大変すがすがしい気持ちで新学期を迎えることができました。しかし、気温は大変低く、始業式を行った体育館には、ジェットヒーターを4台も稼働させていましたが、なかなかの冷え込みでした。しかし、生徒たちは、そんな寒さの中、みな元気そうな表情で式に臨んでいました。特に、表彰式での男子生徒の大きな返事に、「よし、みんなと一緒に頑張るぞ」という気持ちにさせられました。
 さて、今年度は何かにつけて「平成最後の・・・」という言葉が聞かれますが、生徒たちにとって思い出に残るそんな「平成最後の3学期」になるよう、今年も職員一同頑張っていきたいと思います。
 

お~布引山が白い

 今年は、11月に入ってからもあまり寒くならず、まだ、湖南町でも初雪は降っていません。しかし、今週になってからは、日中も寒さを感じるようになってきました。

 そして、今日は、朝から冷たい雨が降っており、朝、校長室の窓のカーテンを開けると、布引山が白くなっているのが、目に飛び込んできました。「あ~、ついに布引山にも雪が降ったか。」と思いました。こうなると、いつ、高校周辺に雪が降ってもおかしくないですね。もしかすると、今日にも降るかもしれません。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツをやる人にとっては待ちに待った雪ではないでしょうか。本校は、今年度初めて「スキー遠足(仮称)」を2月に実施します。きっと生徒たちも雪を楽しみにしていることでしょう。しかし、寒さが苦手な私は、早く暖かい春にならないかなと、思ってしまいました。

 と、ここまで書いていたところで、校長室に掃除に来た3年生から、「先週の金曜日に、湖南町にもう雪、降りましたよ。」と、衝撃の一言。あらー困った、前半を書き直さないと思いましたが、まっ、週末だしいいかと言うことでお許しください。(「なんだそれ」、という突っ込みは無視します。)
 さて、こんな寒さの中、生徒たちは昨日から、期末考査に臨んでいます。今日で、半分が終わり、残りあと2日間です。ちらほらと、インフルエンザの話も聞かれるようになってきました。風邪など引かずに、後半戦に臨んでほしいと思います。
 

温かい言葉に助けられて

 10月中旬に風邪を引き、よく寝て栄養をしっかりとっていればそのうち治るだろうと、軽く思っていました。しかし、症状がだんだん悪化し、咳が止まらず、先週には寝ている間も咳が出るようになり、満足に寝られない状態となってしまいました。
 今週の月曜日も、体調はあまり回復せず、朝からぐったりとした状態で出勤しました。午前中はなんとか過ごしましたが、少し早めに帰ろうかと思い始めたとき、掃除の時間になり、当番の生徒たちが校長室に入ってきました。元気な2人組で一生懸命掃除をしてくれています。そんな姿を見ているうちに、私もその元気を分けてもらった気分になり、なんとなく体が軽くなってきた感じがしました。そして、ゴミを集めに来た3年生男子生徒が、校長室に入ってくるなり、「校長先生、風邪、治りましたか。」と声をかけてくれました。私が「まだ、治っていないんだ。」と答えたところ、彼から、「ぼくに風邪をうつしていいですよ。」という驚きの答えが!それを聞いていた1人の生徒が、「校長先生、風邪を誰かにうつすと治るんですよ。彼、体丈夫だから大丈夫ですよ。」と。なんともありがたいお言葉。うれしく思いましたが、もちろん3年生の大事な時期ですので、お気持ちだけいただきました。掃除が終わり、生徒たちが教室に戻ったあと、このやりとりを思い出して、癒やされた気分になっていました。
 そして、なんと、その温かい言葉のおかげか、翌日から少しずつ咳が止まり、木曜日には咳があまり出なくなりました。彼に風邪をうつしてしまったかと心配しましたが、元気そうだったので安心しました。
 今回、「病は気から」ではないですが、生徒の温かい言葉に元気をもらい、風邪が治ったと感謝するとともに、私自身が生徒や周囲の人たちにこんな言葉かけをしていただろうかと反省し、もっとよく見て言葉をかけていこうと思った次第です。

スポーツの秋:高校生のパワー炸裂

 10月25日と26日の2日間にわたって体育祭が開催されました。
 1日目は、体育館でクラス対抗の球技大会(バレーボール)を行いました。高校生ともなるとアタックもなかなか強烈で、私には怖くてレシーブすることはできないなと思いました。各クラスともチームワークもばっちりで、和やかな雰囲気で1日楽しむことができました。
 2日目は運動会でした。風がやや強かったものの秋晴れの絶好のコンディションの中で実施することができました。「登校5分前」という競技では、ワイシャツを着て、ネクタイを結び、鞄に教科書を詰めて、バスの模型を持ってゴールするという競技でしたが、ワイシャツのボタンをはめるのに手間取ったり、せっかく詰めた教科書を鞄から落としてしまったりとアクシデントがたびたび発生し、そのたびに順位が入れ替わるなど大いに盛り上がりました。その後、10人11脚、ケツ圧測定、借り物競走、○×クイズ、綱引き、イントロドンと競技が続き、最後はクラス対抗リレーでした。高校生たちは日頃から部活等で走っているので、当然速いと思っていましたが、実際に競争してみると職員チームもなかなか善戦したのですが、完敗でした。
 2日間を通して生徒たちのパワーを間近で実感するとともに、この行事を通して各クラスの団結が、今まで以上に増したのではと思いました。

 

避難訓練無事終了

 この前の3連休は、大変暑く、夏に戻ってしまったのかと錯覚するぐらいでしたが、昨日、今日は気温がぐっと下がり、秋らしい天候になっています。寒暖の差が激しいためか、体調を崩し学校を休んでいる生徒が先週より多いようです。
 そんな中、10月10日水曜日、管理棟である南校舎から出火したという想定で、防災避難訓練を実施しました。事前に生徒に知らせておいたということもありましたが、生徒たちはとても静かに、また、ふざけながらだらだらと移動している者は一人もおらず、素早く避難することができました。訓練を参観していた郡山消防署の方からも、生徒たちの態度について、お褒めの言葉をいただくことができました。
 今年は、全国的に台風、大雨、地震と災害が多かったように感じます。いつ、どこで、災害が発生するかわかりません。いざというときに備え、これからも生徒たちと一緒に防災について考えていきたいと思います。

花を添える

10月に入り、学校周辺では、今、稲刈りが盛んに行われており、まさに実りの秋といった趣です。 本校は、今年70周年の節目を迎え、先月22日に記念式典を開催しました。式典の後には、東京オリンピックとメキシコシティオリンピックのウェイトリフティングで金メダルを獲得した三宅義信氏の講演会、そして、祝賀会と多くの方々と共に70周年を祝うことができたこと、本当にうれしく思うとともに、さらなる発展のため頑張らなくてという思いを改めて持ちました。  さて、この70周年に花を添えてくれたのがボート部の活躍です。県大会で優勝し、7月に愛知県で開催されたインターハイにおいて、舵手付きクォドルプルに出場しました。そして、今、福井県で開催されている国体に、3年生の久下君が、会津高校の生徒とペアを組み、ダブルスカルに出場し、見事4位入賞を果たしました。この快挙は、本校にとっても、そして湖南町にとっても大きなよろこびだと思います。

湖南の歴史・民俗を学ぶ

 7月12日(木)の総合的な学習の時間に、湖南民俗研究所代表の橋本勝雄先生から、湖南町の歴史や民俗について全校生が学びました。
 湖南町には、5000年前の縄文時代から人が住んでおり、そのため、湖南町には、文化財や遺跡などが数多くあり、また、白河方面と会津を結ぶ街道筋でもあったことから、東北仕置きのため豊臣秀吉が通ったことや、江戸時代には大名行列が通ったことなどを教えていただき大変驚きました。
 さらに湖南町には、200以上の民話があることや安佐野万歳をはじめ舘の早乙女踊りなどの民俗文化があることで全国的に価値のある地域だそうです。
 短い時間でしたが、湖南町の歴史、民俗、文化財などを知ることができ、改めて地域に対する愛着を深めることができた貴重な時間となりました。

猛暑の中、伝統の湖岸清掃

 7月3日(火)、湖岸清掃を全校生で行いました。この湖岸清掃は、昭和48年に始まり、実に45年間続いている本校の伝統行事です。当時、ボランティア活動はまだまだ一般的でなかった頃ですので、まさに先進的な取り組みだったのではないでしょうか。
 今日は、朝から蒸し暑く、清掃を始める頃にはさらに気温が上がり、生徒たちにとってはかなりつらかったと思います。しかし、生徒たちは黙々と(楽しそうに?)ゴミを拾い続け、湖岸がかなりきれいになりました。これから湖水浴シーズンを迎えますが、訪れた方々に、きれいな湖岸で楽しんでもらえることと思います。
 なお、ゴミ拾いをしてみて思ったのですが、中にはプラスチック製コンテナなどのかなり大きいものや釣り竿のような『何でこんなものまで捨てて行くのか』と疑問に思ってしまうものまで、実に雑多なゴミがありました。誰かがきれいにするだろうではなく、それぞれがゴミを持ち帰る習慣が徹底してくるといいなと強く思いました。ワールドカップの会場で、日本人サポーターたちのゴミ拾いが話題になっていますが、身近な場所でもその活動が根付くといいですね。 

花を添える

 今日は、夏の空のように朝から気持ちよく晴れています。お昼の室内の温度は27℃ですが、湿度が高いのか、体感温度はもっとあるように感じます。(まだ、梅雨は明けていないはずですが、このまま夏を迎えるのでしょうか。)
 さて、本校は今年度創立70周年を迎え、9月22日(土)に記念式典や記念講演会などを開催します。現在、創立70周年記念事業実行委員会を中心に、その準備を進めています。なお、駐車場の南側にある花壇が老朽化により、痛みが目立ってきました。そこで、70周年の記念事業としてその整備工事を行うこととなり、6月中旬から工事を進めています。7月中にはきれいな花壇が完成する予定になっています。完成したらすてきな花々が学校を彩ってくれることでしょう。
 さらに、70周年に花を添えてくれたのは、ボート部です。6月2日、3日に喜多方市にある県営荻野漕艇場で開催された県高校体育大会において、舵手付クォドルプルで見事優勝し、インターハイの切符を手に入れることができました。また、ペアも3位に入り東北大会へ出場することができました。舵手付クォドルプルは、東北大会でも3位入賞を飾ることができました。部員の数が7名と決して多くない状況にあって、素晴らしい結果だと思います。奇しくも10年前の60周年の時にも、ボート部は県大会で女子舵手付クォドルプル、男子ダブルスカルとシングルスカルで優勝し、インターハイに出場しています。きっと、今年のクルーたちも、インターハイで大活躍してくれることでしょう。

春の遠足に行ってきました

  5月25日(金)気持ちよく晴れた空の下、春の遠足を実施しました。学校から猪苗代湖畔(1,2年が舘浜、3年が舟津浜)まで片道約7kmを全校生徒で歩きました。天候にも恵まれ気持ちよく歩くことができました。とはいうものの7kmを歩くのは久しぶりだったため、浜についたときにはかなりへばっており、学校までしっかり歩いて帰ることができるかかなり不安を覚えました。そんな私とは違って、なかには走って往復した強者もいるなど、高校生たちは、元気いっぱいに歩いていました。(情けないことに、3日たった今日もまだ筋肉痛で立ったり座ったりがきついです。)
 浜について、班ごとに分かれそれぞれ昼食の準備が始まりました。お好み焼き、焼き肉、焼き鳥、焼きそば、中には装置を組んで流しそうめんを楽しんでいる班もあり、高校生たちのアイディアに驚かされました。職員チームも、筍のホイル焼きやカルボナーラと豪華なメニューで、単身赴任中の私には久しぶりにごちそうにありつくことができました。
 楽しい1日でしたが、さらに、歩いている途中に道ばたのゴミを拾って歩いている生徒がいたり、黙々とゴミ捨て場でゴミの分別をしている生徒がいたり、水飲み場の清掃を一生懸命している生徒がいたりと湖南高校生の素晴らしい姿もたくさん見られ大満足の1日となりました。

校長のつぶやき開始

 今年度から、「校長のつぶやき」という新コーナーができました。このコーナーでは、学校内外のちょっとした出来事や気になったことなどを取り上げていきたいと思います。くれぐれも、「校長のぼやき」にならないよう、楽しい話題を提供できたらと思っています。
 例年にない暖かさで、校庭の雪があっという間に溶け、そして、桜が咲いたと思ったら、もう散り始め葉桜となってしまいました。いつもの年だと、連休中に満開になるということですが、残念ながら、今年は連休には完全に散ってしまうことでしょう。しかし、今年の4月は、夏のような暑さになったり、そして、翌日には前日より10℃以上も寒くなったりと寒暖の差が激しく、私のような病弱な人間(誰も信じてくれませんが)にとっては厳しい状況でした。
 桜は散ってしまいましたが、学校周辺には、いろいろな花が咲き始め、また、山肌には山桜でしょうかピンクの点々も見えます。まさに春といった風情になってきました。