今日のつぶやき
「郷土料理を学ぶ」始まりました!!
6月17日(木)第1回の「郷土料理を学ぶ」を開催しました。テーマは「ちまき作り」でした。地元の菅野様・渡辺様・西田様から指導して頂き、約400個のちまきを作ることができました。笹はそば部の生徒が三王坂で収穫したものを使いました。笹はたくさんあるのに、慣れてくるとより大きい物を探したりと、結構時間がかかってしまいました。ちまき作りには生徒・教員を含めて約20名以上がチャレンジしましたが、数をこなすうちに作るスピードもあがり、終始わきあいあいとした雰囲気で実施することができました。片付けまでやって2時間位でしたが、ここで私の誤算がありました。ちまきさえ作ってしまえば、茹でるのは難しくないと高を括ってしまったのです。次の日お湯を沸かし、ちまきを茹で始めましたがす、もち米がもれてきたり、い草がほどけたり、ちまき自体がばらばらになったりと、ちまき作りより手間がかかってしまいました。料理は盛り付けまでといいますが、茹でるところまで生徒に体験させるべきだったと反省しました。中途半端な作り方をすると、どうなるかを見せたかったです。しかし、上手に茹で上がったちまきはとても美味しく好評でした。生徒は一人10個をお土産として持ち帰りました。参加したほとんどの生徒・教員が初めての経験でしたが、とても勉強になったと思います。指導して頂いた3名の方々には本当にお世話になりました。ありがとうございます。
そして、2回目は7月14日(水)に実施することが決まりました。テーマは湖南名物の「赤はらの天ぷら」です。太田屋旅館様にご指導を頂くことになっています。赤はらを開く作業も体験します。体験の希望があれば、湖南高校までご連絡ください。1回目が楽しく、大成功だと自負してしまったので、お調子者の校長はこれからも色々な郷土料理にチャレンジしたいと思います。地産地消を意識し、湖南の魅力を料理の面からも探究していきたいと思います。どんな郷土料理があるか教えて頂ければ幸いです。
プロジェクト始動!!
2年生の総合的な探究の時間では、昨年の蕎麦プロジェクトをもとに「古民家再生」の班と「商品開発」の班に分かれて活動を開始しました。古民家再生では、地元農家の小山順平さんやホールアース自然学校の和田祐樹さんの協力の下、古民家の解体を行っています。12月の完成を目指して取り組んでいますが、1階部分は湖南高校生が活動するコミュニティスペースとして生まれ変わる予定です。商品開発は、昨年度の校内レシピ発表会からの発展で、湖南高校生が開催するイベントで実際に販売できる商品を考えています。レシピ発表会で好評だった「そば団子」「そばチュロス」の他に、新たに「そばケーキ」や柿ピーならず「そばピー」が登場しました。どれもなかなかの出来でした。今後はさらに改良を加え、製造を委託できる企業へのプレゼンを行います。
また、湖南の町おこしを観光の面から考える”勝手にハイスクール観光協会「KONAN」”プロジェクトをスタートさせました。合同会社FRONTLINE代表であり、東京国際大学講師の前好光先生に講義をお願いし、湖南中学校卒業の3年生3名と1・2年生の有志8名がワークショップ形式で参加しました。クイズ形式で日本の観光を考えたり、仮想の町おこしを考えました。最後には湖南をテーマに「曼荼羅発想法」という手法を使い、湖南の魅力の発見や町おこしのアイデアを出し合いました。約2時間の講義でしたが楽しい雰囲気で行うことができました。今後継続して活動し、観光の面から町おこしを実現していきたいと思います。各プロジェクトを始動させるにあたり、今年も地域の方々から温かい協力を頂いております。ありがとうございます。心より感謝申し上げます。
なお、6月17日(木)には「ぐるっと湖南伝承会」の菅野洋子様から「郷土料理を学ぶ」ということで、生徒が収穫した笹でちまき作りにチャレンジします。湖南高校生がもっともっと湖南を知る機会を作りたいと考えておりますので、アイディアやご意見等ございましたら、気兼ねなく学校にご連絡ください。
自信を持って精一杯!!(私にはできる)
湖南の田んぼにも水が張られ、田植えも順調に進んでいるようです。先日は蕎麦ファームでお世話になっている阿部様の田植えを手伝わせて頂きました。ハウスから苗を運び車に積み、田植え機に苗を移動する単純な仕事でしたが、かなりの重労働であり、農家の方の並々ならぬ苦労を感じさせられました。米一粒を大切にしなければならない事を身にしみて感じました。また、山菜採りも教えていただき、タラの芽・コシアブラ・こごみ・うどの芽・行者ニンニク・水菜(ミズ)・ふうな・ゼンマイなどたくさん収穫させていただきました。天然の新鮮な山菜の味は格別でしたが、収穫に夢中になると遭難してしまう可能性があることも実感させられました。
さて、高校生の部活動においてメインの大会がいよいよ大詰めを迎えました。ボート部とソフトテニス部において県大会出場を果たし、全国大会を目指し最終調整を行っているところです。ソフトテニス部は、昨年の新人戦で9年ぶりの県大会出場でしたが、その勢いのまま今大会も活躍してくれました。特に阿部・遠藤組は新人戦の悔しさをバネに努力を重ねた結果、個人戦での県大会出場となります。ボート部では樋口愛さんが勝負をかけます。3年生は部員一人で、辛く苦しい思いをしてきましたが、最後まで継続することができました。これだけでも素晴らしいことだと思いますが、ここまで来たら愛さんの最高の笑顔と、二人三脚で指導してきた怖い?伊藤監督の涙を見たいと思っています。昨年はコロナ禍の影響でこの大会は中止となり、先輩方は悔しさを超えた無念さを感じながら卒業していきました。結果はもちろん大切ですが、大会が開催されることに感謝の気持ちを持つことも必要です。「大会に出場できる喜び」「先輩方の無念」「支えてくれた家族や仲間」等様々な思いをプレッシャーとしてではなく、「励み」として大会に臨んで欲しいと思います。
また、ボート部の活動に際しましては、地域の方々の多大なるご協力を頂きました。ありがとうございます。コロナ禍の影響で練習場所である荻野漕艇場の使用が禁止され、途方に暮れていましたが、三宅様からはモーターボートの提供、吉井様からは舟津川での練習の提案、若林様からは更衣室の提供、桑名様・鈴木様にはボート置き場として協力していただきました。すばらしい環境が整い、今後も充実した練習が出来るようになりました。練習を見られた方々からは激励の言葉もいただき、湖南の方々の優しさ改めて感じさせられました。本当にありがとうございます。
ソフトテニス部・ボート部の皆さん、まずは自信をしっかり持ってください。「私にはできる」を試合前に6回、呪文のように唱えてください。気合いが入るとともに、不思議とリラックスできるはずです。今までの努力を精一杯出し、悔いの残らない大会にしてください。
湖南高校ソフトテニス部・ボート部
全国大会出場を目指し、頑張っていきまっショイ!!
自靖自献(じせいじけん)!!
春の訪れとともに、新たに6名の先生方が赴任されました。詳細については湖南高校だよりに掲載されると思いますが、それぞれの先生方はやる気に満ち溢れています。生徒の皆さんは乗り遅れないようにしてください。そして新入生22名が入学式を終え、対面式において、緊張の中、先輩方と対面しました。2・3年生が少し大人の雰囲気を出していたように感じたのは私だけでしょうか。部活動編成では多くの1年生が加入し、それぞれの部が活気溢れる雰囲気となりました。コロナ禍ではありますが、湖南高校としていいスタートをきることができたと思います。
さて、コミュニティ・スクールとして2年目を迎えます。校長のつぶやきでも何度か書かせていただきましたが、今年は湖南へ貢献できる行動を、失敗を恐れずチャレンジしていきたいと思います。昨年1年間で湖南高校への協力体制は万全となりました。次は皆さん湖南高生の力で湖南の地を活気づかせてください。今回のタイトルは入学式でも話しましたが少し難しい言葉かも知れません。自ら靖んじ自ら献ずるという言葉ですが、意味としては「自分の心を穏やかに保つ事ができる人は、世のため人のために自らを尽くす事ができる」ということです。自分を犠牲にしてまで人のために何かをするということではありません。企業は利益を求めるために、世の中に迷惑になる仕事はしません。どんな仕事であっても、人が喜び、幸せになるために何が必要なのかを考えて業務に当たっています。将来、皆さんは就職して社会に出ます。つまり、職種は違っても世の中の人々に幸せを与えるために仕事をすることになるのです。湖南高校での生活で、心を穏やかに保ちながらその力を身につけてもらいたいと思います。湖南の課題は何なのか?原因はどこにあるのか?それを解決するために湖高生ができることは何なのか?私達教員が大人としての発想ではなく、若い皆さんの発想が必要なのです。在学中に湖南のためにやってみたいことを真剣に考えてください。普通ならできるはずがないことでも、地域の方々の力を借りる事によって実現できるかも知れません。まずは考え、そして行動に移すことです。
最後に、心が穏やかでないときには湖南のきれいな景色を見て落ち着きましょう。ぼーと見ているだけで心が落ち着きます。私も昨年1年間、湖南の素晴らしい景色に何度心を洗われたか分かりません。頼りになる湖高生、よろしくね!!
春なのにお別れですか(>_<)
3月に入り田畑の雪もすっかり消え、湖南も春らしさが一段と感じられるようになりました。過ごしやすいいい季節となりましたが、春はお別れの時期でもあります。歌手の柏原芳恵さんの作品に「春なのに」という歌がありますが、その歌詞の中に「春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれます 春なのに 春なのに ため息またひとつ」というフレーズがあります。今の私の気持ちそのままという感じです。
3月1日に3年生23名が、学び舎を旅立っていきました。今年は卒業生一人一人に卒業証書を渡しましたが、呼名に対しての大きな返事と証書をもらう時の表情は、堂々としていてとても立派でした。地域の方々の協力と優しさ溢れる教職員の丁寧な指導、そしてその指導を信じ学んでくれた生徒が一体となった証だと感じました。やはり湖南高校は生徒を大きく成長させる環境が整った学校なんだと実感しました。
また、教職員には避けられない年度末の人事異動もこの時期です。今年度お世話になった8名の先生方が異動されます。勤務年数はそれぞれ異なりますが、生徒へ向き合う姿勢は皆さん一緒で、生徒を第一に考え本気になって指導してくださりました。5年間勤務された熊谷明彦先生は、生徒が興味関心を引く印象に残る授業を行っていました。またコミュニティ・スクールの中心的な役割を果たし、蕎麦プロジェクトを成功に導いてくださいました。同じく5年間勤務された渡邉大典先生は、ICT教育のリーダーとしてiPadを使用した授業や、コロナ禍においてGoogleClassroomを利用し課題配布等を行っていただきました。ソフトテニス部の顧問としても9年ぶりに県大会出場に導き上位進出を果たしました。黒須由華先生は、家庭科の教員として週2回の勤務でしたが、生徒の悩みを聞いたり、ソフトテニス部の顧問としてご尽力いただきました。個人的に蕎麦打ちの練習もされており、蕎麦プロジェクトで大いに活躍してくださいました。中川沙彩先生は、国語科の教員として勤務され、1年生の副担任・ソフトテニス部顧問としてご尽力いただきました。常に笑顔を絶やさず、元気いっぱいで生徒に接していました。授業で使う小道具が印象的でした。遠藤真一郎先生は、数学科の教員として9月から勤務していただきましたが、短い期間にも関わらずに、あっという間に溶け込んでくださいました。ボート部の指導や実験を交えた授業を行ったり、多忙の中PTAの担当として「菱の葉」も立派に仕上げてくれました。4月からは茨城県の中学校教諭として勤務されます。守田徹郎先生は、数学科の教員として2年間ご尽力いただきました。考査前学習会など勤務時間外でも生徒に向き合っている姿がとても印象的です。力丸弥先生は、体育科の教員として1年間ご尽力いただきました。朝早くからグランドのライン引きや工夫を凝らした指導で、生徒の体力と技術力向上に努められました。渋川敦志先生は、スクールサポートスタッフとして9月から週2日の勤務をしていただきました。コロナウイルス感染症対策のための消毒作業や事務的な仕事を行っていただきました。アメリカ留学などの経験が活かされ、4月からは福島県の教員として勤務されます。簡単な紹介になってしまいましたが、それぞれの先生方は個性を活かしながら、生徒一人一人を真に大切にし、親身になって指導してくださいました。私が忘れかけていた教育の本質というものを目覚めさせてくれた情熱と本気な姿勢に感動しました。こんな素晴らしい先生方とお別れするのは寂しく、春なのにため息ばかりの毎日です。しかし、異動される先生方は新天地でも力を発揮するはずです。独り占めではなく、他校の生徒にもこの先生方の力を分けたいと思います。本当にご苦労様でした。そしてありがとうございました。
最後に、校長のつぶやきに1年間おつきあいいただきありがとうございました。3月中はため息ばかりかも知れませんがお許しください。しかし、4月からは、やる気溢れる新任の先生方をお迎えすることができます。私のため息も意気揚々とした口笛に変わっていると思います。来年度も読んでいただければ幸いです。
11月19日(火)10.0℃ 曇
霙が降っています