校長のつぶやき

今日のつぶやき

3学期始まる

 本校では、1月10日(金)第3学期の始業式を行いました。
さて、例年、今の時期になると校舎周辺には多くの雪がつもり、駐車場には雪の山ができるのですが、今年は、雪が全くなく、周辺の田んぼも稲株が見えている状態が続いています。やはり地球温暖化の影響なのでしょうか。
本校では、雪の多い地域の特性を生かし、3学期の体育の授業はスキーをやっています。しかし、雪が全くないためスキーの授業がやれない状態が続いています。1月31日には、生徒たちが大変楽しみにしています「スキー教室」が予定されています。しかし、スキー教室を行うスキー場にも雪がない状態で、開催できるかとても心配です。今日の朝は大変冷え込み、少し雪も降ったようですが、スキーをするにはまだまだ十分ではありません。これからの積雪に期待するしかないですね。
 さて、3学期は、各学年にとってまとめの学期です。特に、3年生にとっては、高校生活の集大成となります。2月からは自宅学習となりますので、学校生活を送れるのも実質1月のみです。悔いが残らないようしっかり生活してほしいと思いますし、また、残りの学校生活を、苦楽をともにした同級生たちと十分楽しんでほしいと思います。
 

心に残った修学旅行

 10月22日から25日の4日間、本校の2年生23名が、奈良、京都、大阪方面に修学旅行に行ってきました。
 1日目、天気が心配されましたが、時間どおり福島空港から飛行機で伊丹空港へ。約1時間後、飛行機は伊丹空港に着陸し、空港からバスで法隆寺へと向かいました。バスガイドさんはベテランの方で,関西らしいユーモアたっぷりの話し方に、バスの中は笑い声に包まれました。そんな訳で飽きることなく、あっという間に法隆寺に到着。国宝である法隆寺の荘厳な雰囲気に一同感動し、次の目的地、東大寺へ。東大寺では、大勢の鹿の大歓迎に喜びながらも、ちょっとおっかなびっくりの生徒も。東大寺では、その大きさに圧倒されっぱなしでした。その後、二月堂、三月堂を見学し、奈良をあとに、今日の宿泊先の京都へと向かいました。宿泊は、東本願寺前の町屋作りで、中庭もある落ち着いた雰囲気の旅館でした。おいしい晩ご飯を食べ、1日目が終了しました。
 2日目、今日は、京都市内を班別研修です。それぞれの計画に従って史跡、水族館、ショッピングを巡ります。朝から、絶好の見学日和の青空が広がり、生徒たちは嬉々とした表情で出かけていきました。我々引率教員も,タクシーに乗って、チェックポイントである北野天満宮へ。途中、三十三間堂を見学しました。三十三間堂では、タクシーのドライバーさんに詳しく説明していただき、大変勉強になりました。北野天満宮に各班とも、ほぼ時間どおりにチェック完了。我々は、昼食を高台寺近くで、食べ、その後、清水寺で参拝してから、旅館へ戻りました。生徒たちが時間どおりに帰ってくるか心配しましたが、どの班も迷子になることもなく、時間前に帰ってきました。この日の晩ご飯は、すき焼きで,皆おなかいっぱいに食べ、満足して2日目終了。
 3日目、今日は、生徒が一番楽しみにしている日です。午前中、大阪城、海遊館を見学しました。海遊館に着いたあたりから、天気はあいにくの雨に。ホテルに到着し荷物を置いてから、いよいよ楽しみのUSJへ。雨で十分に楽しむことができるか心配でした。しかし、雨のため、入場者が少なかったため、アトラクションがいつもよりも待ち時間が短く、その分、思ったよりも多くのアトラクションを回れたようです。楽しみすぎて,集合時間を過ぎて帰ってくるかもと思っていましたが、全員が時間をしっかり守って帰ってきました。
 4日目、今日は、朝から雨。まず、中央卸売市場へ見学に向かいました。ここは、甲子園球場4つ分の面積があるという巨大な市場です。市場の方の案内で、市場の中を見学しましたが、遙か彼方まで広がっている売り場にただただ圧倒されっぱなしでした。市場からこの修学旅行最後の見学地、道頓堀へ。道頓堀では、たこ焼き,お好み焼きなどを食べたり、お土産を買ったりして過ごしました。まだまだ去りがたい気持ちでいっぱいでしたが、伊丹空港へと向かいました。伊丹空港では、天候不順のため、遅延する便があるなど、無事福島に帰ることができるか心配されましたが、福島便は予定どおりに離陸するということで一同ほっと胸をなで下ろしました。ここで4日間、我々に同行しお世話になった看護師さんともお別れとなりました。看護師さんから、「いろいろな学校の修学旅行などに参加してきたけれども、こんなに心に残った学校はありません。この4日間、本当に楽しかったです。お別れがとても寂しいです。」という言葉をいただき,大変感動するとともに、とても寂しい気持ちになりました。福島空港に無事到着し、バスで帰路につきました。
 今回の修学旅行では、後半2日間、雨が降るなど、少し天候には恵まれませんでしたが、生徒一人一人が規律ある行動を心がけたことや、班別行動などで協力し合ったことで、大きなトラブルもなく無事に終えることができました。生徒たちは、4日間を十分に楽しむとともに、多くのことを学んだことと思います。何より、看護師さんに大きな感動を残すことができたことは、素晴らしい成果の一つだったのではないでしょうか。そんな生徒たちと4日間を過ごすことができ、私にとっても忘れられない修学旅行となりました。

素晴らしかった「菱の実祭」

 9月27日から29日の3日間開催された本校の文化祭「菱の実祭」が、多くの感動を残し、無事終了しました。
 27日(金)には、午前中に開祭式を行った後、全校生による仮装行列を行いました。翌日からの各クラスによる展示発表に合わせたコスチュームに身を包み、福良地区内を歩きました。沿道には地区の多くの皆様が出られ、生徒たちに声援を送っていただきました。サンサングリーン湖南と湖南行政センターの前では、クラスごとにパフォーマンスを披露し、見ていただいた方々に採点していただきました。その後、学校に戻り、午後からは土曜日の一般公開に向けての最後の仕上げを行いました。
 28日(土)、いよいよ一般公開日。朝から薄曇りでまずまず天気となりました。
 PTAと同窓会の方々も朝早くから準備においでいただきました。すべての準備が整い、午前10時20分、オープニングセレモニーとして、正門前で文化祭実行委員長と校長によりテープカットを行い、一般公開が始まりました。教室では学級や部活ごとに趣向を凝らした展示が行われ、どの教室でも多くの来場者で賑わっていました。体育館では、PTAによるバザー、そして、有志によるダンスや動画、そして、歌やピアノ演奏の発表,中庭では、同窓会による恒例となっているそばと豚汁の販売が行われ、多くの方が、その味を楽しまれていました。
 体育館での発表も、教室での展示発表もご覧になっている方々に,大変喜んでもらえ、発表を行っている生徒たちもまた楽しそうでした。
 29日(日),楽しかった菱の実祭もいよいよ最終日となりました。この日は、体育館に全校生が集まり、有志によるダンス、動画、ピアノや歌の発表を鑑賞しました。友達の作った動画に爆笑したり、ダンス、ピアノや歌の発表に感動したり、とってもすてきな時間を過ごすことができました。準備の進捗状況に内心ひやひやしていましたが、さすが高校生、やるときはやります。どの発表も生徒たちの思いや工夫がいっぱい見られて見応えのあるものでした。菱の実祭の最後を飾る閉祭式では、実行委員長の挨拶、前期生徒会の挨拶に泣かされました。今回の文化祭のテーマソングである The Blue Heartsの「Train-Train」を全校生で肩を組んで合唱し、3日間にわたる菱の実祭の幕を閉じました。

文化祭前日

 本校の文化祭「菱の実祭」が、いよいよ明日に迫ってきました。今日は最後の追い込みということで、学校中が緊張感に包まれ、生徒たちは一人一人が、全力で自分に与えられた役割を全うしようと努力していました。生徒数が決して多くない状況において、生徒は一人が何役もの仕事をこなしており、ときにはいっぱいいっぱいとなり、不安になることもあったようです。今回の文化祭のテーマは、「BREAK THE SKY LIMIT!!~限界を超える~」ということですが、まさしく自分の限界を超える働きをしています。
 そんな中、ある生徒が「できるかなあ」と不安な気持ちをこぼしたとき、隣で仕事をしていた別の生徒が、「できるかできないかではなく、やるかやらないかだよ。」と励ましていました。私もそうですが、仕事に行き詰まったり、難しい仕事を任せられたりしたとき,ついついできない理由を探して言い訳をしがちです。できない理由を探す暇があったら、とにかくやるしかないということを教えられました。「やるかやらないかだよ」という言葉に大いに反省させられるとともに、生徒が今回の文化祭をとおして、多くのことを学んだなと感じた瞬間でした。
 

文化祭「菱の実祭」近づく

 本校の文化祭は「菱の実祭」と言い、3年に1度開催されます。そして、9月27日から29日の日程で開催されます。なお、一般公開は9月28日(土)です。
さて、生徒たちは、その文化祭に向けて準備を進めています。今、校舎内を歩くと、いろいろな場所に段ボール箱が山積みにされていたり、音楽室からはピアノの音が聞こえてきたり、また、体育館からはダンスの練習をしているグループがいたりと、学校全体が文化祭に向けて徐々に熱くなってきています。
今回の菱の実祭のテーマは、「BREAK THE SKY LIMIT ~限界を超えろ~」です。本校は、平成30年度入学生から1学年1クラスとなり、現在4クラス、全校生87名の小規模校です。人数が減った分、一人一人がこなさなければならない役割が増え、いろいろな面で大変な状況になっています。しかし、生徒たちは、そんな困難な状況をはねとばし、協力し合いながら文化祭に向けて張り切って準備をしています。
人数が少ないため、派手さはないかもしれませんが、きっと生徒たちの思いの詰まった素晴らしい文化祭になるのではないかと思っています。
また、本校の文化祭は、PTAの方々によるバザー、同窓会の方々によるそばと豚汁販売と、PTAや同窓会の協力もあるのも大きな特色かと思います。
どんな文化祭になるか今からとても楽しみです。多くの方々の来校を心よりお待ちしております。

 

2学期が始まりました

 本校は、8月23日(金)から、第2学期が始まりました。
昨年度と同様に厳しい暑さに見舞われた今年の夏休みでしたが、生徒たちは大きなけがや病気になることもなく、元気に始業式を迎えることができました。
さて、今年度、本校では3年に1度の文化祭「菱の実祭」が、9月27日(金)から29日(日)の3日間開催されます。それに向けて、今、全校生が準備を進めています。
 夏休み中、校長室の上にある音楽室から、ピアノの音がたびたび聞こえてきました。音楽室に行ってみると、数名の生徒が文化祭に発表のために一生懸命ピアノや歌の練習をしていました。また、体育館の中では、猛暑の中、熱心にダンスの練習をしている生徒たちがいました。そのほか、多くの生徒が夏休み中に自主的に練習や運営の準備を進めていました。今の若者は冷めているとか言われることも多いですが、本校の生徒たちは文化祭に向け、かなり熱く、エネルギーを注いでいます。彼らを見ながら、青春っていいなあとうらやましく思っています。
23日の始業式で、全校生徒に対して、文化祭に向けて、一人一人がどんな些細なことにも全力であたること、責任を共有し、協力し合うことを話しましたが、全く必要なかったかもしれません。9月28日の文化祭が大変待ち遠しく思います。きっと素晴らしい文化祭になることでしょう。

おかげさまでした

 本校は、7月20日(土)から、夏休みに入りました。ようやく昨日あたりから日中の温度も上がり夏らしくなってきました。
 さて、終業式の前日、本校の生徒が登校途中、猛烈な腹痛と吐き気に襲われ、歩くことができなくなってしまい、路上にうずくまっていたそうです。バス停に向かっていた本校の生徒2名が、それを見つけ、生徒を介抱し、そして、学校へ連絡してくれました。連絡を受けた担任が現場に急行しました。担任が現場に着いたとき、通勤途中の数名の方が、車を止め、消防署への連絡と介抱を手伝ってくださっていたそうです。生徒は救急車によって病院に搬送され、おかげさまで大事には至りませんでした。担任が後から校長がお礼を申し上げるので、お名前を教えていただきたいとお願いしたところ、皆さんたいしたことしてないからと名前を告げずに立ち去られたそうです。皆さん通勤途中でお忙しかったと思いますが、生徒のために現場にとどまってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
 直接お礼を申し上げたいところですが、お名前もわからないため、この場を借りてお礼申し上げます。
 今回のことで、多くの方の親切な気持ち、生徒2名の友達を気遣う気持ちに触れることができ、大変うれしく思いました。本校の生徒が、このように人が困った状況に出会った場合、人を助けられるような大人になれるよう今後も頑張っていきたいと思います。

本校伝統の湖岸清掃

 7月に入っても毎日涼しい日が続いていますが、7月4日(木)に昭和48年から続いている湖岸清掃を実施しました。
 前日は雨が降っており、当日の天気が心配されましたが、朝には雨は上がり、湖岸清掃の時には曇り空となりました。猪苗代湖畔は、雨が降った影響で作業がやりにくいのでないかと心配しましたが、現地に行ってみると心配された雨の影響もさほどではなく、生徒たちは担当箇所に散らばって一生懸命ゴミ拾いに励んでいました。浜辺だけでなく、近くの草むらの中や道路脇までくまなくゴミを拾っていました。中には、つりの最中に折れてしまい、その場に捨てていったと思われる、釣り針のついたままの釣り竿など、そのままにしておくと危険なものや、草むらの中に目立たないにように捨てられていた不法投棄したと思われるゴルフのアイアンなど、さまざまなゴミを集めることができました。生徒たちは、ジャージが汚れるのも気にせず草むらに入っていき、地元のために懸命に活動に取り組んでいました。
 この活動が始まってまもなく50年目を迎えることになりますが、本校の良き伝統としていつまでも続けていってほしいと思います。

美しい学校

 今、湖南高校の正門を入ると、駐車場の花壇に咲く、色鮮やかな花々がお出迎えしてくれます。
 湖南高校では、毎年、花壇の整備、そして花の苗植えを全校生徒が行っています。今年も5月28日(火)に、まず花壇の雑草を取り除き、土を耕す作業を行いました。そして、6月12日(水)全校生で花壇に花の苗を植える作業を行いました。花壇は、昨年度創立70周年を記念して作り直しましたので真新しく、植えられた花々もさらに美しく見えています。
 さて、本校の自慢は、美しい花壇だけでなく、校舎の中もきれいなことです。本校は全校生88名の小規模校ですが、生徒たちが清掃の時、一生懸命清掃に取り組んでくれるおかげで、校舎は古いのですが、隅々まで清掃が行き届いており、とても整然とした雰囲気になっています。先日も学校訪問でいらっしゃった先生方に、校舎内がとてもきれいであると褒めていただきました。
 本校では、毎年7月に猪苗代湖岸の清掃活動を行っています。夏に湖水浴を楽しむため多くの人々が訪れます。その方々に少しでも気持ちよく楽しんでもらえるよう、そして、自分たちが学校生活を送っている湖南町をより美しくするために行っていますが、この活動の取り組みが、生徒たちの学校をきれいにしようとする気持ちを育てているのかもしれません。

快晴のもと、春の遠足に行ってきました

 5月24日(土)、全校生で春の遠足に行ってきました。

 朝から、雲一つない真っ青の空で、天気予報によると、かなり暑くなるとのことでした。そのため、出発式でも生徒たちに暑さ対策を徹底するよう注意を呼びかけました。
 学級ごとに、7.4km先の目的地、舘浜へ向けて元気に出発しました。途中、気温が高くなるか心配していましたが、さわやかな風が吹いていたため、気持ちよく歩くことができました。難所の峠も無事越え、約1時間30分かけて目的地である館浜に到着しました。
 早速、グループごとに分かれ、昼食作りが始まりました。野外炊飯の定番である焼きそばあり、焼き鳥、お好み焼きなど、皆楽しそうに作っていました。中には、今はやりのタピオカ入りのミルクティーを作る班などがあり、さすが流行に敏感な高校生です。
 去年は流しそうめんに驚かされました。今年は、なにやら竹の棒にホットケーキの液のようなものをかけ、それを火にあぶっている班がありました。まさかバームクーヘン?と思いながらその班の生徒に尋ねると、バームクーヘンを作っていますとの回答。うまく作れるのかなあと半信半疑でみていましたが、見事にバームクーヘンが完成しました。去年の流しそうめんにも驚かされましたが、今年のバームクーヘンにも大変驚かされました。しかし、高校生たちの発想力と行動力には毎年驚かされます。
 心配された気温でしたが、猪苗代湖から吹いてくる風が涼しくて、暑いと言うより少し涼しいくらいの1日で、火の近くで調理をするにはちょうど良い感じでした。食事も終え、満腹となったところでちょうど帰る時間となりました。全員で火の始末や調理をした周辺の掃除をし、学校へ戻りました。かなり疲れていたこともあり、来たときよりも帰りは学校までがやたら遠く感じました。
 往復約15kmの遠足でしたが、全員が無事元気に学校に戻ることができました。さわやかな天気にも恵まれ、料理も成功し、それぞれ満足した遠足になったのではないでしょうか。

新年度始まる

 平成31年度がいよいよ始まりましたが、今年度は、年度途中に令和元年となるなど、いろいろな意味で節目の年になるのではないでしょうか。
 そんな節目の年となる平成31年度の第1学期始業式と入学式が、4月8日に行われました。当日は、薄曇りではありましたが、春らしい暖かな日差しのもと、式を行うことができました。
 始業式には、欠席者もなく2年生と3年生全員が出席しました。前から生徒全員の顔を見ていましたが、どの生徒も新しい学年に臨む決意に満ちたいい顔をしていました。特に、校歌斉唱で大きな声で歌っている生徒が多かったことが、印象に残りました。元気な大きな声に、生徒たちのやる気を実感するとともに、今年度も充実した1年間になるだろうという期待を持つことができました。また、入学式の準備では、2、3年生が大活躍し、予定の時間よりもかなり早く終了することができました。
 午後には入学式が行われました。新入生17名、期待と不安の入り交じった緊張した様子で入場してきました。式辞のとき、壇上から一人一人の顔を見ていましたが、どの生徒も真剣な表情でしっかり話を聞いていました。そんな顔を見ながら、それぞれの目標達成のため、教職員一同しっかり指導していかなければと決意を新たにしました。
本校は、全校生88名の小規模校ではありますが、その分、教職員と生徒一人一人との関わりが深く、アットホームな環境の中で学校生活を送れるのではないかと思います。
 さて、今年度はどんなドラマが見られることでしょうか。始業式、入学式を見ながら期待が高まってきました。

平成最後の終業式

 平成最後の終業式を3月18日(月)に行いました。
 1校時は、1年間の感謝の気持ちをこめながら、みんなで大掃除を行いました。隅から隅まですっかりきれいになった校舎、すがすがしい気持ちになって終業式を行うことができました。
 1年生と2年生が、北校舎3階にある視聴覚室に集合し、窓から暖かな日差しが差し込む中、終業式を行いました。
集合した生徒一人一人の顔を見ながら、私はこの1年間を振り返っていました。私は、初めての高校勤務ということで、4月頃はかなり緊張と戸惑いの日々を送っていました。しかし、生徒たちや教職員の協力もあって、なんとかこの1年を無事過ごすことができました。また、70周年記念式典やさまざまな地域の行事等を通して、同窓会や地域の方々の本校に対する熱い思いを日々実感しながら、充実した1年間を過ごすことができました。
 今日から生徒たちは、春休みにはいりました。次年度に向けて有意義な日々を送ってくれることを期待しています。

感動の卒業式 39名の巣立ち

 3月1日(金)、朝から快晴となり、この時期としては珍しく暖かな天気のもと、平成30年度湖南高等学校の卒業式が行われました。
 福島県議会議員の佐々間俊男様はじめ多くのご来賓、保護者、在校生、教職員に見守られ3年生39名が式に臨みました。卒業証書授与、式辞、来賓の方の祝辞と式は粛々と進んでいきました。生徒会長の武田魁士君の卒業生への感謝の気持ちやこれからの生活へのエールなど、気持ちのこもった送辞にぐっとこみ上げてくるものがありました。続いて、卒業生を代表し、栗原萌さんが答辞を述べました。今までの学校生活を振り返りながら、保護者、地域の方々、教職員への感謝、そして、在校生への励ましの言葉など、栗原さんの涙を流しながらの言葉に、聞いている人全員がもらい泣き。
 式に臨んでいる人全員の暖かい気持ちに包まれながら、今年度の卒業式が終了しました。
 本校伝統の卒業生一人一人と教職員が握手しての退場。生徒と教職員がお互いの思いを伝え合い、感動的な光景でした。私自身は3年生とは1年間の短いつきあいでしたが、4月からのさまざまなシーンを思い出しながら、一人一人と握手し別れを惜しみました。
 3年生はこれからそれぞれ、自分の進路へ進んでいきます。今までの高校生活で得られた経験、知識、そして、人と人とのつながりを大切にしながら活躍してくれることと期待しています。

冬の遠足「スキー教室」

 2月22日(金)、猪苗代町にある「ファミリースノーパークばんだい×2」において、冬の遠足としてスキー教室を開催しました。
 冬になると、本校の校庭には雪が積もり、使えなくなります。そこで、2月になると体育では、スキーを行っています。近くに「福良スキー場」という小規模ながらスキー場もあり、生徒たちは、そこでスキーの練習をしてきました。本校では、以前スキー教室を開催していましたが、しばらくの間行われていませんでした。今年度、久しぶりに実施することになりました。
 当日は朝から青空が広がる、絶好のスキー日和となりました。1・2年生全員が2台のバスに分乗し、スキー場に向かいました。スキー場は、ほぼ貸し切り状態で、存分に練習することができました。気温が高く、雪がやや重く感じましたが、好天に恵まれ、ゲレンデから見える景色はとても素晴らしかったです。
午前中は、6つの班に分かれ、それぞれのレベルにあわせて練習を行いました。6名の地域の方が、ボランティアで指導にあたってくださいました。丁寧な指導により、生徒たちは、午前中の練習で腕前を挙げたようです。
 午後は、午前中の練習を生かし、それぞれ自由に滑走しました。朝、怖がっていた生徒も午前中の練習で自信をつけ、のびのびと滑走していました。午後2時に終了しましたが、どの生徒も満足げな表情だったのが、大変印象に残りました。
 高校でスキー教室を実施しているところは少ないのではないでしょうか。これも、雪国にあり、そして、地域の方々がしっかり支えてくださっている本校だからこそできる行事ではないかと思いました。
 

青空の下で除雪ボランティア

 2月7日(木)、「除雪ボランティア」を実施しました。この「除雪ボランティア」は、雪害に悩む高齢者の方々が、安心して生活するための手助けを目的として平成9年から始まり、今年で22年続いている、本校の伝統行事です。今年は、例年より積もった雪の量は少なかったのですが、寒い日が続いたこともあり、積もった雪がかなり堅くなっていました。しかし、当日は、朝から大変よい天気で、作業を始める頃には気温も上がり春のような陽気となりました。そのため、堅かった雪も少し緩み、作業をするのには絶好の状況となりました。
 福良地区8世帯、三代地区2世帯、中野地区2世帯の合計12世帯で作業を行いました。気温が上がり多少は雪も柔らかくなったようですが、それでも場所によってはかなり堅かったり、暖かさで屋根の雪が落ちてきたりと、作業に当たった生徒たちは汗をかきながらの作業となりました。中にはショートパンツになって作業を当たる生徒もいました。生徒たちは、地域の方から感謝の言葉をいただくなど、心も体も温まることができ、達成感をおおいに感じることができた1日となったようです。また、作業の様子はその日の夕方、地元テレビ局のニュースでも放映されました。
 
 

平成最後の3学期

 1月11日、いよいよ3学期が始まりました。年末はまだ雪が少なかったのですが、年明けから雪が降り続き、学校周辺は完全に白銀の世界となりました。
 午前中は、天気も良く、雪に覆われた布引山がとても美しく、大変すがすがしい気持ちで新学期を迎えることができました。しかし、気温は大変低く、始業式を行った体育館には、ジェットヒーターを4台も稼働させていましたが、なかなかの冷え込みでした。しかし、生徒たちは、そんな寒さの中、みな元気そうな表情で式に臨んでいました。特に、表彰式での男子生徒の大きな返事に、「よし、みんなと一緒に頑張るぞ」という気持ちにさせられました。
 さて、今年度は何かにつけて「平成最後の・・・」という言葉が聞かれますが、生徒たちにとって思い出に残るそんな「平成最後の3学期」になるよう、今年も職員一同頑張っていきたいと思います。
 

お~布引山が白い

 今年は、11月に入ってからもあまり寒くならず、まだ、湖南町でも初雪は降っていません。しかし、今週になってからは、日中も寒さを感じるようになってきました。

 そして、今日は、朝から冷たい雨が降っており、朝、校長室の窓のカーテンを開けると、布引山が白くなっているのが、目に飛び込んできました。「あ~、ついに布引山にも雪が降ったか。」と思いました。こうなると、いつ、高校周辺に雪が降ってもおかしくないですね。もしかすると、今日にも降るかもしれません。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツをやる人にとっては待ちに待った雪ではないでしょうか。本校は、今年度初めて「スキー遠足(仮称)」を2月に実施します。きっと生徒たちも雪を楽しみにしていることでしょう。しかし、寒さが苦手な私は、早く暖かい春にならないかなと、思ってしまいました。

 と、ここまで書いていたところで、校長室に掃除に来た3年生から、「先週の金曜日に、湖南町にもう雪、降りましたよ。」と、衝撃の一言。あらー困った、前半を書き直さないと思いましたが、まっ、週末だしいいかと言うことでお許しください。(「なんだそれ」、という突っ込みは無視します。)
 さて、こんな寒さの中、生徒たちは昨日から、期末考査に臨んでいます。今日で、半分が終わり、残りあと2日間です。ちらほらと、インフルエンザの話も聞かれるようになってきました。風邪など引かずに、後半戦に臨んでほしいと思います。
 

温かい言葉に助けられて

 10月中旬に風邪を引き、よく寝て栄養をしっかりとっていればそのうち治るだろうと、軽く思っていました。しかし、症状がだんだん悪化し、咳が止まらず、先週には寝ている間も咳が出るようになり、満足に寝られない状態となってしまいました。
 今週の月曜日も、体調はあまり回復せず、朝からぐったりとした状態で出勤しました。午前中はなんとか過ごしましたが、少し早めに帰ろうかと思い始めたとき、掃除の時間になり、当番の生徒たちが校長室に入ってきました。元気な2人組で一生懸命掃除をしてくれています。そんな姿を見ているうちに、私もその元気を分けてもらった気分になり、なんとなく体が軽くなってきた感じがしました。そして、ゴミを集めに来た3年生男子生徒が、校長室に入ってくるなり、「校長先生、風邪、治りましたか。」と声をかけてくれました。私が「まだ、治っていないんだ。」と答えたところ、彼から、「ぼくに風邪をうつしていいですよ。」という驚きの答えが!それを聞いていた1人の生徒が、「校長先生、風邪を誰かにうつすと治るんですよ。彼、体丈夫だから大丈夫ですよ。」と。なんともありがたいお言葉。うれしく思いましたが、もちろん3年生の大事な時期ですので、お気持ちだけいただきました。掃除が終わり、生徒たちが教室に戻ったあと、このやりとりを思い出して、癒やされた気分になっていました。
 そして、なんと、その温かい言葉のおかげか、翌日から少しずつ咳が止まり、木曜日には咳があまり出なくなりました。彼に風邪をうつしてしまったかと心配しましたが、元気そうだったので安心しました。
 今回、「病は気から」ではないですが、生徒の温かい言葉に元気をもらい、風邪が治ったと感謝するとともに、私自身が生徒や周囲の人たちにこんな言葉かけをしていただろうかと反省し、もっとよく見て言葉をかけていこうと思った次第です。

スポーツの秋:高校生のパワー炸裂

 10月25日と26日の2日間にわたって体育祭が開催されました。
 1日目は、体育館でクラス対抗の球技大会(バレーボール)を行いました。高校生ともなるとアタックもなかなか強烈で、私には怖くてレシーブすることはできないなと思いました。各クラスともチームワークもばっちりで、和やかな雰囲気で1日楽しむことができました。
 2日目は運動会でした。風がやや強かったものの秋晴れの絶好のコンディションの中で実施することができました。「登校5分前」という競技では、ワイシャツを着て、ネクタイを結び、鞄に教科書を詰めて、バスの模型を持ってゴールするという競技でしたが、ワイシャツのボタンをはめるのに手間取ったり、せっかく詰めた教科書を鞄から落としてしまったりとアクシデントがたびたび発生し、そのたびに順位が入れ替わるなど大いに盛り上がりました。その後、10人11脚、ケツ圧測定、借り物競走、○×クイズ、綱引き、イントロドンと競技が続き、最後はクラス対抗リレーでした。高校生たちは日頃から部活等で走っているので、当然速いと思っていましたが、実際に競争してみると職員チームもなかなか善戦したのですが、完敗でした。
 2日間を通して生徒たちのパワーを間近で実感するとともに、この行事を通して各クラスの団結が、今まで以上に増したのではと思いました。

 

避難訓練無事終了

 この前の3連休は、大変暑く、夏に戻ってしまったのかと錯覚するぐらいでしたが、昨日、今日は気温がぐっと下がり、秋らしい天候になっています。寒暖の差が激しいためか、体調を崩し学校を休んでいる生徒が先週より多いようです。
 そんな中、10月10日水曜日、管理棟である南校舎から出火したという想定で、防災避難訓練を実施しました。事前に生徒に知らせておいたということもありましたが、生徒たちはとても静かに、また、ふざけながらだらだらと移動している者は一人もおらず、素早く避難することができました。訓練を参観していた郡山消防署の方からも、生徒たちの態度について、お褒めの言葉をいただくことができました。
 今年は、全国的に台風、大雨、地震と災害が多かったように感じます。いつ、どこで、災害が発生するかわかりません。いざというときに備え、これからも生徒たちと一緒に防災について考えていきたいと思います。