校長のつぶやき

今日のつぶやき

2学期が始まりました

 本校は、8月23日(金)から、第2学期が始まりました。
昨年度と同様に厳しい暑さに見舞われた今年の夏休みでしたが、生徒たちは大きなけがや病気になることもなく、元気に始業式を迎えることができました。
さて、今年度、本校では3年に1度の文化祭「菱の実祭」が、9月27日(金)から29日(日)の3日間開催されます。それに向けて、今、全校生が準備を進めています。
 夏休み中、校長室の上にある音楽室から、ピアノの音がたびたび聞こえてきました。音楽室に行ってみると、数名の生徒が文化祭に発表のために一生懸命ピアノや歌の練習をしていました。また、体育館の中では、猛暑の中、熱心にダンスの練習をしている生徒たちがいました。そのほか、多くの生徒が夏休み中に自主的に練習や運営の準備を進めていました。今の若者は冷めているとか言われることも多いですが、本校の生徒たちは文化祭に向け、かなり熱く、エネルギーを注いでいます。彼らを見ながら、青春っていいなあとうらやましく思っています。
23日の始業式で、全校生徒に対して、文化祭に向けて、一人一人がどんな些細なことにも全力であたること、責任を共有し、協力し合うことを話しましたが、全く必要なかったかもしれません。9月28日の文化祭が大変待ち遠しく思います。きっと素晴らしい文化祭になることでしょう。

おかげさまでした

 本校は、7月20日(土)から、夏休みに入りました。ようやく昨日あたりから日中の温度も上がり夏らしくなってきました。
 さて、終業式の前日、本校の生徒が登校途中、猛烈な腹痛と吐き気に襲われ、歩くことができなくなってしまい、路上にうずくまっていたそうです。バス停に向かっていた本校の生徒2名が、それを見つけ、生徒を介抱し、そして、学校へ連絡してくれました。連絡を受けた担任が現場に急行しました。担任が現場に着いたとき、通勤途中の数名の方が、車を止め、消防署への連絡と介抱を手伝ってくださっていたそうです。生徒は救急車によって病院に搬送され、おかげさまで大事には至りませんでした。担任が後から校長がお礼を申し上げるので、お名前を教えていただきたいとお願いしたところ、皆さんたいしたことしてないからと名前を告げずに立ち去られたそうです。皆さん通勤途中でお忙しかったと思いますが、生徒のために現場にとどまってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
 直接お礼を申し上げたいところですが、お名前もわからないため、この場を借りてお礼申し上げます。
 今回のことで、多くの方の親切な気持ち、生徒2名の友達を気遣う気持ちに触れることができ、大変うれしく思いました。本校の生徒が、このように人が困った状況に出会った場合、人を助けられるような大人になれるよう今後も頑張っていきたいと思います。

本校伝統の湖岸清掃

 7月に入っても毎日涼しい日が続いていますが、7月4日(木)に昭和48年から続いている湖岸清掃を実施しました。
 前日は雨が降っており、当日の天気が心配されましたが、朝には雨は上がり、湖岸清掃の時には曇り空となりました。猪苗代湖畔は、雨が降った影響で作業がやりにくいのでないかと心配しましたが、現地に行ってみると心配された雨の影響もさほどではなく、生徒たちは担当箇所に散らばって一生懸命ゴミ拾いに励んでいました。浜辺だけでなく、近くの草むらの中や道路脇までくまなくゴミを拾っていました。中には、つりの最中に折れてしまい、その場に捨てていったと思われる、釣り針のついたままの釣り竿など、そのままにしておくと危険なものや、草むらの中に目立たないにように捨てられていた不法投棄したと思われるゴルフのアイアンなど、さまざまなゴミを集めることができました。生徒たちは、ジャージが汚れるのも気にせず草むらに入っていき、地元のために懸命に活動に取り組んでいました。
 この活動が始まってまもなく50年目を迎えることになりますが、本校の良き伝統としていつまでも続けていってほしいと思います。

美しい学校

 今、湖南高校の正門を入ると、駐車場の花壇に咲く、色鮮やかな花々がお出迎えしてくれます。
 湖南高校では、毎年、花壇の整備、そして花の苗植えを全校生徒が行っています。今年も5月28日(火)に、まず花壇の雑草を取り除き、土を耕す作業を行いました。そして、6月12日(水)全校生で花壇に花の苗を植える作業を行いました。花壇は、昨年度創立70周年を記念して作り直しましたので真新しく、植えられた花々もさらに美しく見えています。
 さて、本校の自慢は、美しい花壇だけでなく、校舎の中もきれいなことです。本校は全校生88名の小規模校ですが、生徒たちが清掃の時、一生懸命清掃に取り組んでくれるおかげで、校舎は古いのですが、隅々まで清掃が行き届いており、とても整然とした雰囲気になっています。先日も学校訪問でいらっしゃった先生方に、校舎内がとてもきれいであると褒めていただきました。
 本校では、毎年7月に猪苗代湖岸の清掃活動を行っています。夏に湖水浴を楽しむため多くの人々が訪れます。その方々に少しでも気持ちよく楽しんでもらえるよう、そして、自分たちが学校生活を送っている湖南町をより美しくするために行っていますが、この活動の取り組みが、生徒たちの学校をきれいにしようとする気持ちを育てているのかもしれません。

快晴のもと、春の遠足に行ってきました

 5月24日(土)、全校生で春の遠足に行ってきました。

 朝から、雲一つない真っ青の空で、天気予報によると、かなり暑くなるとのことでした。そのため、出発式でも生徒たちに暑さ対策を徹底するよう注意を呼びかけました。
 学級ごとに、7.4km先の目的地、舘浜へ向けて元気に出発しました。途中、気温が高くなるか心配していましたが、さわやかな風が吹いていたため、気持ちよく歩くことができました。難所の峠も無事越え、約1時間30分かけて目的地である館浜に到着しました。
 早速、グループごとに分かれ、昼食作りが始まりました。野外炊飯の定番である焼きそばあり、焼き鳥、お好み焼きなど、皆楽しそうに作っていました。中には、今はやりのタピオカ入りのミルクティーを作る班などがあり、さすが流行に敏感な高校生です。
 去年は流しそうめんに驚かされました。今年は、なにやら竹の棒にホットケーキの液のようなものをかけ、それを火にあぶっている班がありました。まさかバームクーヘン?と思いながらその班の生徒に尋ねると、バームクーヘンを作っていますとの回答。うまく作れるのかなあと半信半疑でみていましたが、見事にバームクーヘンが完成しました。去年の流しそうめんにも驚かされましたが、今年のバームクーヘンにも大変驚かされました。しかし、高校生たちの発想力と行動力には毎年驚かされます。
 心配された気温でしたが、猪苗代湖から吹いてくる風が涼しくて、暑いと言うより少し涼しいくらいの1日で、火の近くで調理をするにはちょうど良い感じでした。食事も終え、満腹となったところでちょうど帰る時間となりました。全員で火の始末や調理をした周辺の掃除をし、学校へ戻りました。かなり疲れていたこともあり、来たときよりも帰りは学校までがやたら遠く感じました。
 往復約15kmの遠足でしたが、全員が無事元気に学校に戻ることができました。さわやかな天気にも恵まれ、料理も成功し、それぞれ満足した遠足になったのではないでしょうか。