校長のつぶやき

今日のつぶやき

新年度始まる

 平成31年度がいよいよ始まりましたが、今年度は、年度途中に令和元年となるなど、いろいろな意味で節目の年になるのではないでしょうか。
 そんな節目の年となる平成31年度の第1学期始業式と入学式が、4月8日に行われました。当日は、薄曇りではありましたが、春らしい暖かな日差しのもと、式を行うことができました。
 始業式には、欠席者もなく2年生と3年生全員が出席しました。前から生徒全員の顔を見ていましたが、どの生徒も新しい学年に臨む決意に満ちたいい顔をしていました。特に、校歌斉唱で大きな声で歌っている生徒が多かったことが、印象に残りました。元気な大きな声に、生徒たちのやる気を実感するとともに、今年度も充実した1年間になるだろうという期待を持つことができました。また、入学式の準備では、2、3年生が大活躍し、予定の時間よりもかなり早く終了することができました。
 午後には入学式が行われました。新入生17名、期待と不安の入り交じった緊張した様子で入場してきました。式辞のとき、壇上から一人一人の顔を見ていましたが、どの生徒も真剣な表情でしっかり話を聞いていました。そんな顔を見ながら、それぞれの目標達成のため、教職員一同しっかり指導していかなければと決意を新たにしました。
本校は、全校生88名の小規模校ではありますが、その分、教職員と生徒一人一人との関わりが深く、アットホームな環境の中で学校生活を送れるのではないかと思います。
 さて、今年度はどんなドラマが見られることでしょうか。始業式、入学式を見ながら期待が高まってきました。

平成最後の終業式

 平成最後の終業式を3月18日(月)に行いました。
 1校時は、1年間の感謝の気持ちをこめながら、みんなで大掃除を行いました。隅から隅まですっかりきれいになった校舎、すがすがしい気持ちになって終業式を行うことができました。
 1年生と2年生が、北校舎3階にある視聴覚室に集合し、窓から暖かな日差しが差し込む中、終業式を行いました。
集合した生徒一人一人の顔を見ながら、私はこの1年間を振り返っていました。私は、初めての高校勤務ということで、4月頃はかなり緊張と戸惑いの日々を送っていました。しかし、生徒たちや教職員の協力もあって、なんとかこの1年を無事過ごすことができました。また、70周年記念式典やさまざまな地域の行事等を通して、同窓会や地域の方々の本校に対する熱い思いを日々実感しながら、充実した1年間を過ごすことができました。
 今日から生徒たちは、春休みにはいりました。次年度に向けて有意義な日々を送ってくれることを期待しています。

感動の卒業式 39名の巣立ち

 3月1日(金)、朝から快晴となり、この時期としては珍しく暖かな天気のもと、平成30年度湖南高等学校の卒業式が行われました。
 福島県議会議員の佐々間俊男様はじめ多くのご来賓、保護者、在校生、教職員に見守られ3年生39名が式に臨みました。卒業証書授与、式辞、来賓の方の祝辞と式は粛々と進んでいきました。生徒会長の武田魁士君の卒業生への感謝の気持ちやこれからの生活へのエールなど、気持ちのこもった送辞にぐっとこみ上げてくるものがありました。続いて、卒業生を代表し、栗原萌さんが答辞を述べました。今までの学校生活を振り返りながら、保護者、地域の方々、教職員への感謝、そして、在校生への励ましの言葉など、栗原さんの涙を流しながらの言葉に、聞いている人全員がもらい泣き。
 式に臨んでいる人全員の暖かい気持ちに包まれながら、今年度の卒業式が終了しました。
 本校伝統の卒業生一人一人と教職員が握手しての退場。生徒と教職員がお互いの思いを伝え合い、感動的な光景でした。私自身は3年生とは1年間の短いつきあいでしたが、4月からのさまざまなシーンを思い出しながら、一人一人と握手し別れを惜しみました。
 3年生はこれからそれぞれ、自分の進路へ進んでいきます。今までの高校生活で得られた経験、知識、そして、人と人とのつながりを大切にしながら活躍してくれることと期待しています。

冬の遠足「スキー教室」

 2月22日(金)、猪苗代町にある「ファミリースノーパークばんだい×2」において、冬の遠足としてスキー教室を開催しました。
 冬になると、本校の校庭には雪が積もり、使えなくなります。そこで、2月になると体育では、スキーを行っています。近くに「福良スキー場」という小規模ながらスキー場もあり、生徒たちは、そこでスキーの練習をしてきました。本校では、以前スキー教室を開催していましたが、しばらくの間行われていませんでした。今年度、久しぶりに実施することになりました。
 当日は朝から青空が広がる、絶好のスキー日和となりました。1・2年生全員が2台のバスに分乗し、スキー場に向かいました。スキー場は、ほぼ貸し切り状態で、存分に練習することができました。気温が高く、雪がやや重く感じましたが、好天に恵まれ、ゲレンデから見える景色はとても素晴らしかったです。
午前中は、6つの班に分かれ、それぞれのレベルにあわせて練習を行いました。6名の地域の方が、ボランティアで指導にあたってくださいました。丁寧な指導により、生徒たちは、午前中の練習で腕前を挙げたようです。
 午後は、午前中の練習を生かし、それぞれ自由に滑走しました。朝、怖がっていた生徒も午前中の練習で自信をつけ、のびのびと滑走していました。午後2時に終了しましたが、どの生徒も満足げな表情だったのが、大変印象に残りました。
 高校でスキー教室を実施しているところは少ないのではないでしょうか。これも、雪国にあり、そして、地域の方々がしっかり支えてくださっている本校だからこそできる行事ではないかと思いました。
 

青空の下で除雪ボランティア

 2月7日(木)、「除雪ボランティア」を実施しました。この「除雪ボランティア」は、雪害に悩む高齢者の方々が、安心して生活するための手助けを目的として平成9年から始まり、今年で22年続いている、本校の伝統行事です。今年は、例年より積もった雪の量は少なかったのですが、寒い日が続いたこともあり、積もった雪がかなり堅くなっていました。しかし、当日は、朝から大変よい天気で、作業を始める頃には気温も上がり春のような陽気となりました。そのため、堅かった雪も少し緩み、作業をするのには絶好の状況となりました。
 福良地区8世帯、三代地区2世帯、中野地区2世帯の合計12世帯で作業を行いました。気温が上がり多少は雪も柔らかくなったようですが、それでも場所によってはかなり堅かったり、暖かさで屋根の雪が落ちてきたりと、作業に当たった生徒たちは汗をかきながらの作業となりました。中にはショートパンツになって作業を当たる生徒もいました。生徒たちは、地域の方から感謝の言葉をいただくなど、心も体も温まることができ、達成感をおおいに感じることができた1日となったようです。また、作業の様子はその日の夕方、地元テレビ局のニュースでも放映されました。
 
 

平成最後の3学期

 1月11日、いよいよ3学期が始まりました。年末はまだ雪が少なかったのですが、年明けから雪が降り続き、学校周辺は完全に白銀の世界となりました。
 午前中は、天気も良く、雪に覆われた布引山がとても美しく、大変すがすがしい気持ちで新学期を迎えることができました。しかし、気温は大変低く、始業式を行った体育館には、ジェットヒーターを4台も稼働させていましたが、なかなかの冷え込みでした。しかし、生徒たちは、そんな寒さの中、みな元気そうな表情で式に臨んでいました。特に、表彰式での男子生徒の大きな返事に、「よし、みんなと一緒に頑張るぞ」という気持ちにさせられました。
 さて、今年度は何かにつけて「平成最後の・・・」という言葉が聞かれますが、生徒たちにとって思い出に残るそんな「平成最後の3学期」になるよう、今年も職員一同頑張っていきたいと思います。
 

お~布引山が白い

 今年は、11月に入ってからもあまり寒くならず、まだ、湖南町でも初雪は降っていません。しかし、今週になってからは、日中も寒さを感じるようになってきました。

 そして、今日は、朝から冷たい雨が降っており、朝、校長室の窓のカーテンを開けると、布引山が白くなっているのが、目に飛び込んできました。「あ~、ついに布引山にも雪が降ったか。」と思いました。こうなると、いつ、高校周辺に雪が降ってもおかしくないですね。もしかすると、今日にも降るかもしれません。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツをやる人にとっては待ちに待った雪ではないでしょうか。本校は、今年度初めて「スキー遠足(仮称)」を2月に実施します。きっと生徒たちも雪を楽しみにしていることでしょう。しかし、寒さが苦手な私は、早く暖かい春にならないかなと、思ってしまいました。

 と、ここまで書いていたところで、校長室に掃除に来た3年生から、「先週の金曜日に、湖南町にもう雪、降りましたよ。」と、衝撃の一言。あらー困った、前半を書き直さないと思いましたが、まっ、週末だしいいかと言うことでお許しください。(「なんだそれ」、という突っ込みは無視します。)
 さて、こんな寒さの中、生徒たちは昨日から、期末考査に臨んでいます。今日で、半分が終わり、残りあと2日間です。ちらほらと、インフルエンザの話も聞かれるようになってきました。風邪など引かずに、後半戦に臨んでほしいと思います。
 

温かい言葉に助けられて

 10月中旬に風邪を引き、よく寝て栄養をしっかりとっていればそのうち治るだろうと、軽く思っていました。しかし、症状がだんだん悪化し、咳が止まらず、先週には寝ている間も咳が出るようになり、満足に寝られない状態となってしまいました。
 今週の月曜日も、体調はあまり回復せず、朝からぐったりとした状態で出勤しました。午前中はなんとか過ごしましたが、少し早めに帰ろうかと思い始めたとき、掃除の時間になり、当番の生徒たちが校長室に入ってきました。元気な2人組で一生懸命掃除をしてくれています。そんな姿を見ているうちに、私もその元気を分けてもらった気分になり、なんとなく体が軽くなってきた感じがしました。そして、ゴミを集めに来た3年生男子生徒が、校長室に入ってくるなり、「校長先生、風邪、治りましたか。」と声をかけてくれました。私が「まだ、治っていないんだ。」と答えたところ、彼から、「ぼくに風邪をうつしていいですよ。」という驚きの答えが!それを聞いていた1人の生徒が、「校長先生、風邪を誰かにうつすと治るんですよ。彼、体丈夫だから大丈夫ですよ。」と。なんともありがたいお言葉。うれしく思いましたが、もちろん3年生の大事な時期ですので、お気持ちだけいただきました。掃除が終わり、生徒たちが教室に戻ったあと、このやりとりを思い出して、癒やされた気分になっていました。
 そして、なんと、その温かい言葉のおかげか、翌日から少しずつ咳が止まり、木曜日には咳があまり出なくなりました。彼に風邪をうつしてしまったかと心配しましたが、元気そうだったので安心しました。
 今回、「病は気から」ではないですが、生徒の温かい言葉に元気をもらい、風邪が治ったと感謝するとともに、私自身が生徒や周囲の人たちにこんな言葉かけをしていただろうかと反省し、もっとよく見て言葉をかけていこうと思った次第です。

スポーツの秋:高校生のパワー炸裂

 10月25日と26日の2日間にわたって体育祭が開催されました。
 1日目は、体育館でクラス対抗の球技大会(バレーボール)を行いました。高校生ともなるとアタックもなかなか強烈で、私には怖くてレシーブすることはできないなと思いました。各クラスともチームワークもばっちりで、和やかな雰囲気で1日楽しむことができました。
 2日目は運動会でした。風がやや強かったものの秋晴れの絶好のコンディションの中で実施することができました。「登校5分前」という競技では、ワイシャツを着て、ネクタイを結び、鞄に教科書を詰めて、バスの模型を持ってゴールするという競技でしたが、ワイシャツのボタンをはめるのに手間取ったり、せっかく詰めた教科書を鞄から落としてしまったりとアクシデントがたびたび発生し、そのたびに順位が入れ替わるなど大いに盛り上がりました。その後、10人11脚、ケツ圧測定、借り物競走、○×クイズ、綱引き、イントロドンと競技が続き、最後はクラス対抗リレーでした。高校生たちは日頃から部活等で走っているので、当然速いと思っていましたが、実際に競争してみると職員チームもなかなか善戦したのですが、完敗でした。
 2日間を通して生徒たちのパワーを間近で実感するとともに、この行事を通して各クラスの団結が、今まで以上に増したのではと思いました。

 

避難訓練無事終了

 この前の3連休は、大変暑く、夏に戻ってしまったのかと錯覚するぐらいでしたが、昨日、今日は気温がぐっと下がり、秋らしい天候になっています。寒暖の差が激しいためか、体調を崩し学校を休んでいる生徒が先週より多いようです。
 そんな中、10月10日水曜日、管理棟である南校舎から出火したという想定で、防災避難訓練を実施しました。事前に生徒に知らせておいたということもありましたが、生徒たちはとても静かに、また、ふざけながらだらだらと移動している者は一人もおらず、素早く避難することができました。訓練を参観していた郡山消防署の方からも、生徒たちの態度について、お褒めの言葉をいただくことができました。
 今年は、全国的に台風、大雨、地震と災害が多かったように感じます。いつ、どこで、災害が発生するかわかりません。いざというときに備え、これからも生徒たちと一緒に防災について考えていきたいと思います。