地域カダイ探究・地域ミライ探究
地域ミライ探究 第1回講座報告
令和2年6月4日(木)に、地域ミライ探究を開講しました。この講座は、昨年度に現2年生が進めていた地域課題探究をパワーアップさせ、新たに1・2年生合同でスタートしたものです。統一のテーマに向けた生徒の主体的な学びをサポートしていきます。
今回の第1回講座では、ホールアース福島の和田祐樹さんが講師を務め、「大ホラ吹き大会」と「ウワサ話」でアイスブレイクしたあと、今年のテーマが発表されました。
『一からカレーライスを作る!』
初め、生徒は驚きの反応を見せたものの、終了間際にはカレーライスを作るために必要なものを、学年を問わず協力して考える様子が見られました。
今年度初めての1年生と2年生のグループワークではありましたが、縦割りグループを多方面で生かす湖南高校の底力に触れる機会となりました。
地域ミライ探究 第2回目報告
6月10日(水)、地域ミライ探究の第2回目を実施しました。ホールアースより、和田祐樹さん、莉子さんの2名をお迎えしての計100分間でした。生徒は第1回目でつくったグループになり、各自が調べてきた「カレーライスづくり」に必要な材料を出し合いました。前回に引き続き1,2年生合同での話し合いとなりましたが、お互いに意見を出し合い、協力しながら活動を進めることができていました。次回からはいよいよ生徒の希望する作業グループに分かれての活動開始となります。
地域ミライ探究 第3回目報告
6月25日木曜日の5、6時間目に地域ミライ探究の第3回目を実施しました。今回から生徒は6つの班に分かれての活動です。
「野菜、スパイス、主食、調味料、肉、その他」の6班それぞれが、「できること」「できるかもしれないこと」をインターネットや書籍を活用して探り、これからの作業の計画を立てました。中には学校の敷地にある畑の除草作業を始めた班もありました。次回の地域ミライ探究は7月9日ですが、各班は必要に応じて活動していきます。
地域ミライ探究 第4回目報告
7月9日(木)の5,6校時目に地域ミライ探究を実施しました。インターネットや書籍で調べ物をする班、地域の方に電話で教えを乞う班、肥料用のキエーロづくりを進める班など、各班ごとに作業を進めました。生徒たちのは6時間目終了のチャイムを気にすることなく作業や話し合いを続け、その姿に大いに励まされました。8月27日(木)の次回の授業日をどんな状況で迎えられるか、今から楽しみです。
<主食班>が、そばの種を蒔きました。
『一からカレーライスを作る』プロジェクトの中で、主食部分を担当する<主食班>が、7月17日(金)の放課後、地元農家の阿部さんご夫妻のご指導の下、そばの種を蒔きました。
『カレー』=<主食>=「そば」??と、疑問に思われた方もいるかもしれません。私たち<主食班>は、6月25日(木)よりカレーの主食として、何を栽培したらいいのか。何が可能なのか、を探ってきました。お米は、植え付けの時期が過ぎているということで、湖南町の赤津地区で農業を営む小山さんに、この時期から植え付け可能な雑穀についてお尋ねしました。いくつかご提案をいただき、その中から、私たちは、収穫成功の可能性が最も高い「そば」を選びました。つまり、『カレーライス』ではなく、『カレーそば』にするということです。
そこで、今度は、学校が立地する福良地区で、そばを栽培されている阿部敏光さん宅に直訴に伺いました。阿部さんには、指南役を快くお引き受けいただき、そばの種までいただきました。そして、学校駐車場脇の花壇に、種を蒔くことになったのです。
種まきから2週間が経過した7月31日(金)。まばらな部分もありますが、芽もだいぶ出てきたようです。↓
肉班、その他班共同での食材準備!
夏休みが始まってすぐの7月30日、31日に、肉班が、 食材を捕獲してきました。それを待ち受けるのは、全体のマネジメントを行うその他班。 雨が降る駐輪場の屋根の下、苦労しながら火を起こし、かまどを作りお湯を沸かしました。茹でられた材料はひとつずつ下ごしらえを加えられ、 カレーライスの材料、第一号となりました!え!?どんな食材かって?写真をヒントに考えてみてください。
スパイス班がスパイスの種を蒔きました。
7月28日(火)、スパイス班がスパイスの種蒔きと苗の植え替えを行いました。
今回のカレーでは、スパイスも種から育てます。スパイス班では、カレーらしい香りを求めてコリアンダーとクミンを、そしてカレーらしい辛さを求めて唐辛子を育てることに決定しました。
まずは種蒔き前日の7月27日、小石を集めたり種を水に浸したりと準備を行っておきました。
そして種蒔き当日。湖南町内で農業を営んでいる小山様にアドバイザーをお願いし、種蒔きを決行しました。生憎の雨にも負けず、生徒たちはプランターに石を敷き詰め、校内の畑の土をプランターに入れます。そしてコリアンダーとクミンの種を蒔き、唐辛子の苗を植え替えました。この唐辛子の苗は、湖南四季の里直売所様からご提供いただきました。
順調であれば、2ヵ月~3ヵ月でスパイスを収穫できるようです。夏休み期間である現在は、スパイス班の生徒たちが自宅にプランターを持ち帰り、各自で毎日お世話をしています。無事に少しずつ種が芽吹いており、今後の成長が楽しみです。
改めて、小山様、湖南四季の里直売所様、ありがとうございました。
地域ミライ探究 第5回目報告
8月27日(木)にホールアース自然学校の和田さんを招き、地域ミライ探究の第5回目を実施しました。12月10日にカレーライスを食べるために、各班の進捗状況を共有したのち、生徒は外部の方との電話相談や、農作業、キエーロづくりなど、それぞれに汗を流しました。次回は9月17日(木)に全体集合します。
<主食班> 花壇に植えたそばが成長しました
8月19日(水)現在。第1回目(7/17)の種まきから約一ヶ月、南側花壇の蕎麦はすくすくと伸び、長いものでは70cmほどに到達し、既に花も咲いています。第2回目(7/31)種まきの東側の花壇は、まだ30cm程度。これからが楽しみです。
9月2日(水)現在。第1回目から40日余り経過した南側花壇の蕎麦は、130cm程にまで伸びています。一方、東側花壇の生育状況はややまばらです。ちょっとしたアクシデントもあり、茎が倒れてしまった株もあります。収量が確保できるか心配です。「立ち上がれ!会津のかおり!」
《野菜班》畑に見知らぬものが・・・
これは人参です。果たして、土の中はどうなっているのでしょうか。
これは葉大根です。玉ねぎのような食感を得るために育てています。
そしてジャガイモです。左がニシユタカ、右がデジマという秋植えのジャガイモです。これらの野菜は野菜班が話し合って決めました。
デジマの写真の中には、なぜか・・・
・・・ナスのようなものが育っています。
野菜班は人参と葉大根、そして、突然出てきたナスのようなものを育てていきます。
地域ミライ探究 第6回目報告
地域ミライ探究6回目。
見通しが見えているチームも、暗中模索するチームも、それぞれに動きの活発な1日でした。
地域内外の方に相談しつつ、先生方とも試行錯誤しながら、何が正解かもわからず、とりあえず手を動かす。
タネをまいたり、火を起こしたり、蕎麦の試し炊きをしたり、ビニールハウス(?)を作ったり。。
正しいと思っても内的・外的それぞれの要因で思うようにいかないことも。泣いても笑っても12/10のカレー実食の日まであと84日。
次回の全体会は10月1日(木)です!
ホールアース自然学校 和田祐樹
<主食班> 「そば」をどう調理すれば、カレーと相性が良いのか?
9月17日(木)、そばもだいぶ育ってきました。ただ、生育がまばらで、
いつ収穫をして良いのか迷いどころです。
収穫までの間、そばをカレーに合うように調理するにはどうしたらいいのか?
試作品をつくってみました。
左は、候補①「そばがき」です。作り方は簡単でした。
右は、候補②「そばの実ご飯」です。原始的な味が魅力でした。
候補③オーソドックスな「そばの麺」です。
蕎麦打ちから挑戦しました。蕎麦100%の粉は、すぐにボロボロと切れてしまい、麺というよりは、蕎麦団子のようになってしまいました。
試食して、投票を行いました。
なんと、投票の結果、5票を集めた候補③の「麺」が選ばれました。どうやら、みんな、蕎麦打ちの醍醐味を味わってみたいようです。
ということで、12月のカレーライスは「カレーそば(団子?)」ということになる予定です。
スパイス班 コツコツお世話中&新しいスパイスが…
夏休み中のスパイス班は、プランターを家に持ち帰り、各自でお世話をしていました。二学期に入ってからは、プランターを学校に持ってきて、当番制でお世話をしています。水やり、草むしりなどをしていくうちに、唐辛子の花が咲きました。コリアンダーも、着々と成長しています。クミンも、とうとう芽が出てきました。写真でお分かりいただけるでしょうか…?
本日9月17日の総合探究では、ビニールハウス(?)を作りました。秋が深まり気温の下がっていく中、ビニールハウスで気温を保つことが狙いです。廃材を組み立て、ひもで固定し、透明ビニール袋をかぶせました。今後は試行錯誤しながら、ビニールハウスを増やしていくことを計画しています。
また、新たなスパイスを植えました。このスパイスの球根は生命力が強いので、畑・プランター・水耕・土水なし…と、4種類の生育環境を整えました。水耕栽培用の容器は、生徒がペットボトルを切って作成しています。どの生育環境がこのスパイスに合うのか、栽培しながら検証していきます。
「世界一高価」と言われるこのスパイス、10月頃の開花が楽しみです。
<主食班> 刈り取りをしました。
そばの種まきから72日目の今日10月1日(木)、収穫の目安と言われる実の黒化率がほぼ8割に達し、そばの刈り取りに踏み切りました。
機械を使えないルールがありますので、収穫後は、そばの穂を軍手で押さえ、引き抜く感じで脱穀を行いました。職員の増子さんからご教示をいただき、箕での選別方法も教わったのですが、なかなか上手くいきませんでした。しばらく乾燥させてから、選別作業に移りたいと思います。
その他班の今日。
10月1日(木)にその他班は、竹を利用したカレーライス皿とスプーンの試作、米ぬかから油を採取する可能性の模索、キエーロでの肥料作りを行いました。
特に、油の作り方については、生徒が突然電話したにも関わらず、三和油脂郡山工場様に親切にご助言をいただくことができました。
12月10日においしいカレーライスが食べられるように、足りないものはないかどうか、常にアンテナを張り巡らせながら、その他班は進みます。
スパイス班 ビニールハウス(?)はその後…
前回9月17日(木)に、木の杭とビニール袋でビニールハウスを作ったスパイス班でしたが…。残念ながら、そのビニールハウスもどきは、風で杭が倒れてしまいました。
そこで、今回10月1日(木)は、「どうすればプランターの気温を保ち、スパイスの成長を促進できるか」をまず話し合いました。その結果、出た対策は「プランターを室内で栽培する」「ビニールハウスを作り直す」の二点です。
方針が決まったので、すぐに動き出しました。
まずは校長先生や事務長に、プランターを教室内に移動していいか交渉しました。防水対策をしっかりと行うという条件で、許可していただけました。
続いて、ビニールハウスを作りました。今回は木の杭ではなく、針金ハンガーを活用しました。
針金を伸ばし、形を整え、ビニール紐で固定しました。
そうして出来上がったビニールハウス第二弾が、こちらです。
無事にプランターの気温が保てているようで、10月6日(火)現在、それぞれの植物の茎が頼もしい太さになってきました。
前回新たに植えた球根も、着々と芽を出しています。収穫に向けて順調に育つよう、お世話を続けていきます。
<主食班><その他班>合同で、ソバの脱穀・選別をしました。
10月15日(木)、今日は5・6校時目に『蕎麦プロジェクト』の【脱穀・選別】作業がありました。そこで、地元の方からお借りした唐箕を使って、ソバの実と異物を選り分ける作業を行いました。
これ幸いとばかりに、私たち<主食班>は、『一からカレーライスをつくる』プロジェクトのソバの脱穀・選別作業も、この唐箕を使って行いました。<主食班>だけでは、バス時刻までに作業を終えることができるか心配があったので、急きょ<その他班>の協力も得て、どうにか唐箕での選別作業を終えることができました。ただ、ソバの実の中に、沢山の小石が混ざっていたので、製粉の前に、小石を除去する作業が必要になってくるようです。まだまだ、蕎麦打ちまでの道のりは長そうです。
<肉班>ウチダザリガニ捕獲記
カレー作りの肉班では、その材料としてウチダザリガニの肉を考えています。
私たちは裏磐梯の水場でウチダザリガニの捕獲活動を行いました。北塩原村「ペンションとも」さんにご協力をいただきながらの活動で合計500匹以上のウチダザリガニをカレーの材料として確保することができました。
ウチダザリガニは外来種であり、裏磐梯では大量に繁殖し自然環境に悪影響をおよぼしています。その反面、肉は美味しくフランス料理の材料としても用いられているそうです。私たちはこのザリガニを美味しく料理して食べることで、ザリガニの駆除だけでなく、自然環境の保護についても学んでいけたらと考えています。
今回の活動にご指導・ご協力いただいた裏磐梯エコツーリズム協会様、ペンションとも様には深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
スパイス班 栽培状況はピンチ…!?
全ては、来る12月10日に、おいしいカレーを食べるために。
スパイス班では、現在スパイスを栽培中です。そして12月10日までに、収穫した素材を乾燥させ、粉末状にすりつぶし、「スパイス」に仕上げなければなりません。ところが…ここ最近の冷え込みで、スパイスの成長がゆるやかになってきたようです。
コリアンダーの葉は青々と伸びていますが、種は果たして…?レッドペッパーは本当にレッドになるのか…?
そんな中、新しく仲間入りしたにんにくは、着々と根と芽を伸ばしています。
また、とうとう、サフランには青紫色のつぼみがでてきました。近日中には、開花でしょうか?
カレーを作る日が迫り焦りも生じる中、安心するニュースでした。
これからも、スパイス班で、じっくりコツコツお世話を続けていきます。
速報!スパイス班 サフランが咲きました!
昨日、サフランのつぼみが出てきたことをお知らせしました。本日11月10日11時段階で、つぼみはより膨らみ、目立つ姿になっておりました。
そのつぼみが、本日午後、開花しました!
球根では見分けがつきませんが、花が咲くと、本当にサフランなのだと実感します。
カレーのスパイスに使用するのは、この花のめしべの部分のみです。放課後、さっそく3本すべてのめしべを抜きました。このめしべを乾燥させ、粉末にすると、高級スパイス「サフラン」となります。
めしべを抜かれた花は物寂しく見えますが…心を鬼にして、サフランの採取を続けていきます。
スパイス班 収穫&乾燥作業を行いました。
スパイス班は、12月10日までに、「スパイス」を完成させる予定です。
そのために必要な手順は、「収穫」「乾燥」「粉砕」です。そのため、本日11月13日(金)は、収穫作業と乾燥作業を行いました。収穫対象は、コリアンダー(パクチー)、レッドペッパーです。サフランも二輪開花したため、一緒に収穫を行いました。
収穫した素材は、しっかりと洗浄します。調理室には、コリアンダ―(パクチー)のあの独自の香りが漂いました。
重さを量ってみると、コリアンダー(パクチー)17グラム、レッドペッパー2グラムでした。これから乾燥させるので、完成するスパイスは更に軽くなると予測されます。まとまった量のスパイスを得ることは、今回の栽培よりももっとずっと大変なのでしょう…。
綺麗に洗った素材を、別室で並べ、干しました。
乾燥した素材が飛ばないように、上にキッチンペーパーを重ね、四隅には重石を載せました。うまく乾燥するよう、日当たりや換気に注意しながら見守っていきます。また、レッドペッパー・サフラン・にんにくは継続して栽培中です。順次、収穫して素材を増やしていきます。
<主食班> そばの製粉を行いました。
11月12日(木)、12月の「カレーライスを一から作る」本番前の、今回が授業時間としては、最後の総探。なんとか製粉を終わらせ、本番当日の蕎麦打ちをむかえたかったのですが……。前回、脱穀はしたものの、蕎麦の実の中に沢山の小石が混じっていたため、製粉前にその小石を一つまみずつ除去する地道な作業に明け暮れました。
しかし、人間は考える動物! 作業を進めていくうちに、蕎麦の実と小石を選別する方法を発見したのでした。蕎麦の実を軍手でつかみ取り、握りを緩めると、あ~ら不思議、蕎麦の実だけが、軍手の表面に残るのです。これにより作業は進展、自らの発明に満足顔。
ところが、今度は、総探の掟「機械は使わない」が私たちの前に立ちはだかったのでした。製粉に使用したのは、手挽きコーヒーミル。一度に製粉できる量は限られ、6校時目終了を告げる無情のチャイムが……。結局、時間切れとなってしまい、本番前に、もう一度時間を作って、製粉作業をする予定です。現在、石臼を探し求めています。どなたか、お借りできませんでしょうか?
その他班、カレーにまつわるエトセトラ。
11月12日(木)の地域ミライ探究の時間、その他班はいつもどおりカレーにまつわる作業を多方面で実施しました。
まずは、肉班と調味料班のためにさっと火をおこし、
次年度の肥料づくりとしてキエーロの中をかき混ぜ、
カレーライス(そば)を食べるための箸をせっせとこしらえて、
油のサンプルをいただけるという精油会社と連絡調整。
とにかくみんなで笑ってカレーライスを食べられるように、足りないものはないかと明日も頭を回転させます。
スパイス班 とうとうスパイスが完成!!
いよいよ、12月10日(木)、今年度の総合的な探究の時間の集大成として、カレーを作ります。
その準備として、12月7日(月)に、スパイス班では、乾燥させたコリアンダー・レッドペッパー・サフランをすりつぶしました。
コリアンダーは香りづけ、レッドペッパーは辛味づけ、サフランは色づけの効果のあるスパイスです。ただし、レッドペッパーは完熟まで育つ前に収穫してしまったので、赤くはなく緑のままの実と葉を使用しました。どの材料も、乾燥しきってカサカサになっています。
すりつぶすために使用した道具は、乳鉢・乳棒とポリ袋です。乳鉢・乳棒でゴリゴリとすりつぶす方法と、ポリ袋に入れた材料を両手でもみ砕く方法、両方を試してみました。
乳鉢・乳棒で砕くには、予想よりも時間と根気が必要でした。担当者を交換したり、手首を休ませたりしながら、ひたすらゴリゴリすりつぶしていきます。少量ずつではありましが、きめ細やかな粉末を生成することができました。
一方…ポリ袋では、砕くことはできるものの、粉末と言えるほど細かくすることはできませんでした。そこで、こちらも乳鉢に入れ、乳棒でゴリゴリとすりつぶしました。
1時間半ほどかかって、三種類のスパイスが完成しました。
完成した量は、コリアンダー1.68g、レッドペッパー0.34g、サフラン0.32gほど。乾燥させる前と比べると、たった10分の1ほどの量でした。まとまった量のスパイスを生産するためには、今回の何十倍・何百倍もの苦労が必要なのだろうと、しみじみ思われます。
粉砕作業と、道具の片づけまでを終えると。
種蒔き・栽培・収穫・乾燥・そして粉砕を終え、自分たちの手だけでスパイスを完成させたという高揚感がありました。
すりつぶしている段階で既に、コリアンダーの香りは鮮烈ですし、レッドペッパーの刺激も感じられました。また、サフランは乳鉢・乳棒、そして作業者の指を、黄色に染めてくれました。完成したスパイスは少量ですが、カレーの風味として活躍してくれることと期待します。
水を調達してきました!
カレーライスづくり前日の12月9日、その他班は湖南町馬入で湧出している水を汲んできました。明日の調理に使います!
各班の進捗状況確認ボードの数字もいよいよのこり1日です!!
<主食班> そばを石臼で挽きました。
コーヒーの豆挽きでは、なかなか進展しなかった製粉作業。先週の木曜日に行われた『蕎麦プロジェクト』で地元の方からお借りした石臼を使って、残っていたそばの実を製粉しました。作業効率は、コーヒーの豆挽きとは雲泥の差、スムーズに、しかも、きめ細かく、挽きあげることができました。
花壇いっぱいに咲き誇ったそばの花でしたが、収穫したそばの実は1200g程度でした。さらに、製粉した結果、そば粉として獲得できたのは850gでした。
いよいよ明日はカレー作り。なんとか間に合いました。
《野菜班》 じゃがいも収穫しました
12月に入りました。今日12/2(水)は2学期期末考査の最終日です。
ここ数日風は冷たいのですが、天候が比較的良かったので、テスト終了後に生徒たちはじゃがいもを収穫しました。
土がある程度乾燥していたので、じゃがいもを簡単に掘り返すことができました。
収穫時期が少し遅れ、この時期は夜間から朝方にかけて霜が降りてしまうため、作物の成長具合が心配されましたが…
なかなか立派なじゃがいもが土の中から出てきました。
全部で12株ほどであったため、野菜班の仕事は10分ほどで終わりました。
じゃがいもの栽培は初心者向けと言われていますが、今日の収穫作業からその理由が良く分かります。
今回収穫したじゃがいもは、来週まで暗所で乾燥させながら保管します。
立派なものから穴が開いて痛んでいるもの、未成熟で緑色のものまであります。
12月10日(木)はいよいよ「一からカレーライスを作る」時間です。調理して食べる際には、協力してくださった地域の方々への感謝の気持ちを忘れず、無駄がない様にしなければなりませんね。
《野菜班》 人参・葉大根収穫しました
12月2日(水)のじゃがいも収穫に引き続き、12月8日(火)には人参と葉大根の収穫を行いました。
午前中雨が降っており、少しぬかるみがありましたが生徒達は一生懸命活動しました。
予想よりも大きく成長した野菜に驚きと喜びを隠せません。
これで、8月から畑で栽培していた全野菜の収穫を無事に終えることができました。
最後に、今年の野菜班の収穫量をまとめると、
じゃがいも(ニシユタカ・デジマ) 3.65kg
人参(オレンジスティックNEO・メロディーライン) 3.3kg
葉大根(葉大臣) 4.0kg
となりました。果たしてどのようなカレーになるのか、すごく楽しみです。
”イチ”からカレーを作りました。
12月10日(木)、今年度の総合的な探究の時間の集大成の日です。「イチからカレーライスを作る」のプロジェクト名通り、徹頭徹尾、自分たちの力で作った食材・道具を使ってカレーを作りました。
この日の作業は、大きく3つのグループに分かれて行いました。まず1つめのグループの作業は、食器の仕上げです。《その他班》が中心となり、竹の器・箸にヤスリをかけました。そのほか、裂けてしまった竹を削り取ったり、箸を追加生産したり…。安心して使用できる食器になるよう、このグループでは特に丁寧に作業をしていました。
2つ目のグループの作業は、蕎麦打ちです。《主食班》が行いました。前日までに挽いておいたそば粉をこねて、のばし、切り、ゆで、水にさらし…湖南高校産そば粉100%の十割蕎麦を仕上げました。カレーと共に食べるため、蕎麦は太めです。
3つ目のグループの作業は、調理です。中心となるのは《野菜班》です。
また、福島県郡山市でレストラン「なか田」を営んでいる中田智之様を特別講師としてお招きし、ご指導をいただきました。
調理の第一段階は、《野菜班》の育てたにんじん、じゃがいも、葉大根、わさび菜の下ごしらえです。しっかりと水で洗い、一口大に切ります。その間に、《その他班》が調達した米糠油で、《肉班》が調達したウチダザリガニを炒めます。
その後は、《スパイス班》の作ったコリアンダー・レッドペッパー・サフランと、切り終えた野菜を投入し、炒めます。野菜が煮崩れないようじっくりと炒めたら、《その他班》が汲んだ馬入の湧き水で煮て、《調味料班》が精製した塩で味をつけます。
調理の工程が進むにつれ、いい香りが漂います。中庭で食器のヤスリがけをしている生徒たちも、興味津々です。
最後に味見をしつつ味を調えました。食器に装い、彩りとしてわさび菜とウチダザリガニを添え、カレーは完成です。
また、中田シェフが、生徒とともに2種類のカレーを作ってくれました。同じ野菜を用いスパイスや調味料を足して作った「見本品カレー」と、中田シェフが食材から厳選した「オリジナルカレー」です。計3種類のカレーで、食べ比べも行いました。
~生徒の感想~
「正直、口に合わなかった。しかし、カレーを1から作ることはとても難しいと感じた。自分たちで色々調べて、食材を確保し、頑張れたと思う。自分は《調味料班》として、温泉水から煮詰めて塩を作った。手に入るまで時間がかかりすぎたのが欠点だった。これを来年の活動に生かしたい。今回の活動で、食に興味を持てた。そして、食を大切にしようと思った。」
「1からスパイスを育てて、それがカレーに使われて嬉しかった。たくさんの種類のカレーができて、いろんな味を楽しめてよかった。スパイスで育てられなかったものや量が足りなかったものがあったので、きちんと下調べをして調達した方がいいと思った。カレーの味は賛否両論だったが、私は美味しかった。」
「半年以上かけて作ったカレーは、やっぱり初めて作ったので、すごく美味しかった訳ではなかった。でも、皆で協力して作ったカレーは、とても優しい味がした。私は《肉班》だったので、ザリガニを捕りに行ったり茹でて殻をむいたりするのが大変だったことが記憶に残っている。また、学校でこういう企画があったらいいと思った。」
無事にカレーを作り上げることができたのも、校外のさまざまな方々のご理解とご協力をいただくことができたからです。電話やメール、または対面で、さまざまなプロフェッショナルの方々に助けていただきました。この場を借りて、お礼を申し上げます。
次回の総合的な探究の時間では、今回のカレー作りの反省と対策を練ります。今回の経験を次代に引き継げるよう、生徒たちの活動はまだ続きます。
「イチからカレーライスを作る」振り返りと成果発表を行いました。
3月11日(木)、令和2年度最後の総合的な探究の時間です。生徒一人ひとりの活動を振り返り、「イチからカレーライスを作る」プロジェクトの成果発表を行いました。
休校期間など想定外の状態からスタートを切った、このプロジェクト。12月10日(木)にカレーを作り上げた後は、この活動の振り返りを行っていました。それぞれの班ごとに、この1年間の活動を通して「見つけた可能性」「悔しかったこと」「まとめ」を考え、本日発表しました。
「はじめは『カレーなんて絶対無理』だと思っていたけれど、挑戦してみたら意外とできた」「諦めないで続けることで、成功して自信がついた」「コツコツとやる作業は向いていないと思っていたけど、けっこうおもしろくて、新たな自分を発見した」など、各班ごとの発表では前向きな言葉が多く聞こえました。「タイムアップになってしまったので、もっと積極的に行動すればよかった」「当番を忘れてしまうことがあったので、もっと責任感を持ちたい」など、今後の生活に生かすことができる反省も、多く出てきました。
この1年間の活動を通して得た成果や課題、失敗も、是非みなさんが進化するための栄養としてください。
午後2時46分には、生徒と教職員が黙祷を行いました。
第1回 総合探究:「ライフストーリーグラフを作る」
4月22日(木)、1・2学年合同で2021年度最初の探究活動をおこないました。今回のテーマは自己理解・他者理解。講師にホールアース福島校の和田さん、湖南町でワイン用ブドウ栽培などに携わる小山さんのお二人を招き、ライフストーリーグラフの作成に挑戦しました。自分自身の人生を振り返り、友人の話に耳を傾ける中で、自分自身の強みと弱みを再確認し、これからチームとして探究活動に携わる仲間とのつながりを深めることができました。
(生徒の感想):「自己理解と他者理解という言葉の意味について理解できた。自分の話だけでなく、相手の話を聴くことも大切だと感じた。今日の授業を通して、過去の出来事を振り返ると、いろいろなことがあったんだと改めて考えさせられた。また、思っていた以上に、友達も同じことがあったりと、いろいろ知ることができて良かった。」
「その話をした相手の過去を詳しく知ることができ、この人はそういう人なんだと思っていたこととは逆の人もいてとてもビックリした。やはり話してみないとその人のことを知ることができないなと思った。みんなの話を聞くことや知らない部分を知ることができて良かったし、もっと相手を知りたいので日常的にみんなと話したいと思った。」
いよいよ次回から、1学年と2学年にわかれて探究活動を開始してゆきます。1年生は「地域カダイ探求」として調査、研究、プレゼンのノウハウを学びつつ、湖南町の魅力や課題を調査してゆきます。2年生は1年次の学習をいかし、「地域ミライ探究」をおこなっていきます。地域ミライ探究では、昨年の蕎麦レシピコンテストに出された品目の改良などに取り組んでゆきます。2年生は、それと平行し、湖南町の古民家の再生をプロデュースし、湖南町の魅力発信の中核となる拠点構築に挑みます。ゆくゆくは、湖南高校生が考案した様々な商品やアイディアをこの拠点を軸に世界に向けて発信してゆく予定です。
第2回 総合探究:A班「新しい蕎麦レシピの商品化チーム」・B班「湖南町にある古民家を地域の情報...
5月6日(木):本日の地域ミライ探究からA班(新しい蕎麦レシピを商品化するチーム)とB班(湖南町にある古民家を地域の情報発信拠点に改造するチーム)に分かれて活動をおこなってゆきます!
A班では、6月10日(木)の蕎麦プロジェクト商品開発校内品評会に向けて、蕎麦を使ったレシピを考案しています。その後は考案したレシピに徐々に肉付けしていくイメージで、商品を6次化していきます。
本時はA班をさらに2グループに分け、それぞれで蕎麦を使ったレシピを2品ずつ考えました。昨年出たレシピから選んで決めたグループもあれば、新しく自分たちが作りたいものを考え出したグループもありました。その後は、材料や作り方をサーフェイスを使って調べたりグループで議論したりして、よりよいものがつくれるよう準備をしました。中には、「そばレシピコンテスト」の経験をもとに、昨年つくったものをさらに改良しようと試みている生徒もいます。次回は実際に調理をし、試食します。
B班では、地域で農業に携わる傍ら、地域興しに関わる活動に従事されている小山さんを中心として、湖南町の抱える空き家問題や湖南町に人を呼び込むためには何が足りないかなど共に考えていきました。
探究活動の後半では、古民家を情報発信基地として活用するにあたって、どのような利用法が考えられるか、活発な議論がおこなわれました。生徒達からは「カフェ」、「イベントスペース」、「A班の考えた蕎麦商品の紹介と販売」、「地域のみどころを紹介するコーナーを作る」、さらにはそれらすべてあわせた「総合センター」など興味深い意見がたくさん出されました。いよいよ、次回は実際に古民家を視察し、改装をお手伝いする中で、プラン実現のためのイメージを広げてゆきます!
次回以降も活動の様子をどんどんアップしてゆきたいと思います!
第2回 総合探究:1学年地域カダイ探究 湖南町全住民アンケート結果についての考察を行いました
令和3年5月6日(木)の総合的な探究の時間において、「データから見る湖南町」というテーマで、湖南町全住民アンケート結果についての考察を行いました。
ジグソー法を取り入れ、「人口からみた湖南町」「産業面からみた湖南町」「地域活動の面からみた湖南町」「暮らしの面からみた湖南町」の4つのエキスパート班に分かれ、地域の課題、理由、対策、私たちにできること、住民の方々に聞いてみたいことについて探究を行いました。
話し合いの中では、湖南町の産業について多くの人に知ってもらいたい、そのためには湖南町の産業について自分たちも詳しく知っていきたいと意見が出されました。
第3回 総合探究:1学年地域カダイ探究 地域の方へのヒアリングに向けて、よりよい話の聴き方を学...
令和3年5月20日(木)の総合的な探究の時間では「話の聴き方を学ぼう」というテーマの授業を行いました。これから始まる湖南町の方々へのヒアリングにおいて、よりよい話の聴き方ができるスキルを学ぶというものです。
演習を通し、「傾聴」の方法や質問の仕方について体験を通して学びました。活動の中では、他人の気持ちを思いやることや、相手の立場に立って考えることの大切さを理解し、実践しようとする姿が伺えました。
第3回 総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家班)空き家のリノベーションをおこないました。
5月20日(木)第3回目となるこの日は、地域情報発信のプラットフォームとなる空き家リノベーションのための実働作業をおこないました。古民家に足を運ぶのはこの日が最初、どう改築してゆくのか、これからそこで何ができるのか、生徒たちの期待と不安も高まります。古民家の場所は学校から徒歩5分程度の場所で、福良地区の中心地。湖南町の情報発信をおこなっていくにはうってつけの場所です。
この日の作業は、天井解体。みな、慣れない作業ながらも、バールとハンマーを片手に懸命に作業に取り組みました。実際に汗を流しながら作業するなかで、これから自分たちの活動の拠点となる情報発信基地に対するイメージを膨らませてゆきました。
2時間の作業時間はあっという間に過ぎていきました。最終的な成果は・・・天井解体全て完了!ミッション達成です。生徒たちからは、「某テレビ番組」みたい、「こういう活動って普通に生活していたらできないよね」などの声が聞かれました。
次回も引き続き、実働作業です。ビフォア・アフターで今後どのような形になるのか楽しみです。予定としては、年内には改築は完了し、年明けにはイベントや情報発信基地として機能していく予定です。今後古民家がどう変わっていくのか、乞うご期待!
第3回 総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班)そばレシピの試作を行いました。
5月20日(木)5・6校時、A班「そばの6次化班」はそばの商品開発に向けて、レシピの開発と試作を行いました。今回の実習は生徒10名が「そばの種・そばケーキ」と「そば団子・そばチュロス」のグループに分かれて、約2時間、そばを使った4品目を開発・調理しました。
生徒たちは、昨年の「そばレシピコンテスト」での経験を活かし、手際よく調理に取り組んでいました。また、調理をしながらレシピを改良したり、食品を再調理したりしました。そして、生徒たちは出来上がった4品目すべての試食をすることができました。
生徒からは、「(そばケーキは)ふわふわしていておいしかった。手間はかかるが人気が出そう。」「(そばチュロスは)揚げたてはサクサクで良かったが、時間がたつとシナシナになってしまった。もう少し工夫をするともっとおいしくできると思う。」などの感想がありました。
引き続き、A班では湖南らしさを大切にしながら、地域の方々とともに品目のさらなるブラシュアップを図っていきます。
第4回 総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班) そばのレシピの選定を行いました
6月10日(木)5・6校時、2学年ミライ探究のA班「そばの6次化班」は、そばの商品開発に向けて、レシピの選定を行いました。
初めに、前回試作した4品について、それぞれのレシピ班内で反省を行いました。その後、各班が反省を発表し、全体で各レシピの良い点や改善点等を共有しました。
後半は席を替え、別なメンバーと議論し、さらに深い議論をすることができました。議論の中では「商品化を考えると保存性が心配だから〇〇のようにすればいいんじゃないか」、「『そばレシピ』だからそばの風味があるかどうかが大事じゃないか」など活発な意見が飛び交っていました。
最終的に商品化していくレシピは、「そば団子」と「そばケーキ」に決まりました。さらに「そばの種」を決定した商品とコラボさせるという素晴らしい案が出されました。
今後は選定した2品の改善や企業へのプレゼンテーション資料作りを進めていきたいと思います。
第4回 総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班) 空き家のリノベーション②
古民家リノベーションチームは前回に引き続き、天井解体作業をおこないました。今回で2回目ということもあり、作業にも大分慣れてきました。バールやハンマーなどの道具の使い方も板についてますね。梁の部分は前回の板はがしとは異なり、釘で固定された木枠をはがしてゆく作業のため、難易度はかなり高めです。バールで直接剥すのが困難な場所には鋸で切れ目を入れ、その切れ目に沿ってはがしてゆきます。また、天井を壊した後に出る廃材の撤去作業も一苦労です。しかし、そんな難易度や暑さにもめげず、着々と作業を進めてゆきました。
全体を見ていて、みんな手先がものすごく器用なことに気づきました。鋸の挽き方もじつにあざやか!!でもやはり、作業にはコツが必要です。むやみやたらと叩いたり、引っ張ったりしても、うまく外れるものではありません。そこは持ち前のチームワークを発揮し、教えあい学びあい、作業の効率化を図り、一時間過ぎたころには120%くらいの力を発揮できるようになっていました。
今回の作業を通して、建物2階の半分近くの梁撤去が完了しました。たかが作業、されど作業。同じ目標に向けて皆が気持ちを一つにする中で、気持ちも高まってゆきます。作業終了後、みんなで古民家の前で記念撮影。大変な作業でしたが、みんなやり切ったという顔してますよね。
第5回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班)空き家のリノベーション③
6月17日(木)今回の空き家リノベーションは、Bチーム9人を6対3の班に分け、2階の壁剥がしと1階のお風呂場解体を行いました。壁剥がし班は、霧吹きで壁の素材を柔らかくしてから鉄ベラて削っていくという作業を進めていきました。前回実施した天井の解体と比べると、一見簡単そうに見えますが、壁の素材によって堅さが異なり何度も何度も削らないと剥がれないため、生徒たちは汗だくになりながら一所懸命に取り組んでいました。単調な力作業は集中力と根気が要りますが、誰一人作業を投げ出すことなく、真剣な表情で取り組んでいました。休憩中には、現代アートを壁に描いている生徒も…!?
1階のお風呂場解体班は、壁剥がし班の作業効率化のため、2階にたまった廃材を運ぶ作業から取りかかりました。解体の取組を始めて3回目ですが、今回の廃材の量には目を見はるものがあります。廃材を2階から1階へと運びきり、生徒達はその量に「こんなに運んだのか!」と、自分たちの頑張りを目で見て確認すると同時に驚きの声をあげていました。
その後、階段下にあるお風呂場スペースを活用するために、そこにある壁や柱、天井板などの解体を行いました。天井の作業同様に解体には手順と勢いが大切で、これまでの経験を持つ生徒たちは次々と自分から方法を考えながら協力して解体を進めていました。取材班が2階から1階に降りると、そこには生徒と一緒になって解体に取り組む校長先生がいらっしゃいました。
2時間後、お風呂場解体は無事終わりました。しかし、壁剥がしは作業箇所の多さもあり全てを終えることはできませんでした。生徒たちの表情には2時間の作業を手を抜くことなくやり切ったという達成感と自負心が現れていました。
新たに生み出した1・2階のスペースをどう活用していくのか、次の総合探究の時間からはその方法を生徒たちが話し合って考えていくことになります。現地での作業を通して「自分たちの場所」という意識が芽生えてきた生徒たちが、それをどのように活用したいと考えるのか。生徒たちの活躍にご期待下さい。
第5回 総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班) 企業へのプレゼンテーションの資料準備
6月17日(木)5・6校時、2学年ミライ探究のA班「そばの6次化班」は、企業へのプレゼンテーションの資料作りを行いました。
前回の話し合いで、4品の試食品から「そばケーキ」と「そば団子」の2品を選定しました。今回は、①昨年度まで行ってきた「そばプロジェクト」のまとめ ②今年度のミライ探究「そばの6次化」のまとめ ③「そばケーキ」のまとめ ④「そば団子」のまとめ この4班に分かれて活動を行いました。
まずワークシートを用いて、それぞれの班ごとに、今までの活動を振り返り、企業の方へ伝えたいことをまとめました。その後、プレゼンテーションの資料作りを進めていきました。ある班では、パワーポイントに入力しながら資料作りを進めていました。また別の班では、タブレットを利用して発表原稿の作成を先に行っていました。準備の進め方に違いはありましたが、どの班も熱心に取り組んでいました。
次回もプレゼンテーションの資料作りを進め、本番に向けて取り組んでいきたいと思います。
第4回 総合探究:1学年地域カダイ探究 地域の方へのヒアリングに向けての質問事項を検討しました
令和3年6月10日(木)の総合的な探究の時間では、17日に予定されている「地域の方へのヒアリング」に向けた質問項目の事前準備を行いました。
生徒たちは湖南の今を理解するため、班ごとに「湖南の魅力は何ですか」「湖南町の産業で有名なもの」「困っていることや不便に感じていること」など、講師の方々に聞いてみたい質問事項を積極的に検討し、まとめることができました。
第5回 総合探究:1学年地域カダイ探究 地域の方へのヒアリングを実施しました
令和3年6月17日(木)の総合的な探究の時間では「地域の皆様へのヒアリング」を行いました。
当日はJA福島さくら湖南東支店 石田拓也様、日本郵便株式会社福良郵便局 滝田愛花様、渡富建設株式会社 谷苗博明様、有我凱斗様、美農然 齋藤幸江様、伊東あおい様にご来校いただき、各班ごとに地域の皆様と地域理解のためのグループワークを実施しました。
生徒たちは事前学習で考えてきた質問項目などをもとに、仕事の魅力や内容、所在する湖南の人口や産業、地域との関わりや活動等を地域の皆様から伺うことが出来ました。グループワーク中、地域の皆様は高校生の質問一つ一つに誠実に答えてくださり、生徒たちはそのお話を熱心に「聴いて」おり、今日のねらいである湖南町の地域の魅力と課題について理解を深めることが出来ました。
生徒からは、「人それぞれがいろんな仕事をしていて、農業や産業、建設会社など、あらゆる場面で活躍していて、みんながその仕事に誇りを持っていてすごいと思った。」「自分たち高校生から見ただけでは良く分からない部分があったが、自分たちに出来ることはたくさんあることが分かったので、出来ることをやりたい。」などの感想がありました。
3学年「自分ミライ探究」:進路学習会をおこないました。
本日は株式会社さんぽう様から講師をむかえ、進路学習会をおこないました。
生徒たちは就職、専門学校、大学と進路別に分かれ、それぞれの専門の先生から、これから受験にむけて必要な実践的な知識を学びました。
特に、面接指導では、礼儀や挨拶、日常マナーの大切さを講話と実技を交えながら指導していただくことで、進路意識を高めることができました。まだまだぎこちない部分もたくさんありますが、数ヶ月後にはみんな、立派な社会人になっているはず!? がんばれ3年生!!
第6回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班)オープンスペース活用案①調べ学習
7月8日(木)B班の古民家解体作業も一段落し、新たに「自分たちで作ったスペースをどう活用していくか」という段階へと進んでいきました。今回はオープンスペースの利用法にはどんなものがあるのかを知る、ということに焦点をあて、古民家を利用した先行事例の調べ学習を行いました。検索に使うツールはSurface(サーフェス)というタブレットです。生徒たちは日頃の授業でICTを使っているため、探究活動でも使いこなしています。
今回の調べ学習では、古民家活用のターゲットを「対象(地元の方、海外の方など)」「年齢」「職業」の3点に絞り、生徒は二・三人の各グループごとに「どのように人を呼び込むでいるか」「どんな工夫がされているか」など、先行事例をもとに調査・研究を進めていきました。各グループからは「動画を作って宣伝する」「和風・洋風などのコンセプトを決める」「ワーキングスペースやミーティングスペースを作る」「参加型のイベントを定期で行う」「常在の地域アドバイザーを担当してもらう」などの意見が出てきました。
生徒は自分たちが作業している「古民家」をどうしていけばいいのかイメージしにくいと思いますが、今回の活動を通して「オープンスペースの活用法」に関する基礎的な知識と案を獲得することができました。次回は調べた内容をもとに「古民家」を湖南に活かすことができる具体的なアイディアについて意見を出し合っていきます。
第6回 総合探究:1学年地域カダイ探究 湖南町内の企業・団体の見学を行いました
令和3年7月8日(木)の総合的な探究の時間では「湖南町内の企業・団体の見学」を行いました。
当日は3つの班に分かれ、日本郵便株式会社福良郵便局、JA福島さくら湖南東支店、渡富建設株式会社を訪問しました。
生徒たちは、6月17日に実施した「地域の皆様へのヒアリング」で得た情報や、今回の事前学習で考えてきた内容などを踏まえ、それぞれの仕事の魅力や内容、地域の方々とのかかわりの様子などを伺うことができました。また、今回の授業のねらいである湖南町の魅力と課題について、現地における体験を通し理解を深めることができました。
生徒からは、「実際に郵便局に行き、たくさんのことを知ることができました。特に郵便局が明治4年に創業されたことに驚きました。その他にも郵便局についてはじめて知ったことなどもたくさんあり、貴重な時間になったと思います。」「JA福島さくらの職員のみなさんが全員やさしく、質問などにも真剣に答えてくださり、すごく学びが深まりました。事前準備の段階から気になっていたことなども聞けてよかったです。」「企業を訪問し、自分があまりにも物事を知らなくて、当たり前のように感じていたものをより深く考えることができて良かったです。(渡富建設株式会社)」などの感想がありました。
第6回 総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班) 地元企業へのプレゼンテーションの...
7月8日(木)5、6校時、前回に引き続き、地元企業と連携し製品に磨きをかけるためのプレゼンテーションに向けた資料作りを進めました。生徒たちが地元企業の方々に説明したい項目は、①昨年度やってきたこと、②今年やってきたこと、③試行錯誤を重ねた現状のレシピ(そばケーキ)、④同レシピ(そば団子)の4つです。
生徒たちは4つの班に分かれてスライド資料を作成しています。各班ではスライド資料を自分の言葉でまとめ、内容が分かりやすくなるよう写真を配置したり、アニメーションにしたりと、自分たちの思いを上手に伝える工夫をしています。各班では内容や表現にこだわっているので、それぞれの思いが伝わるような発表になりそうです。
次回7月16日(金)は、いよいよ実際に地元の菓子店主や創作料理家に来て頂いてプレゼンテーションをします。良いプレゼンテーションができるよう、昼休みや放課後を使って練習し、本番に臨みたいと思います。
第7回 総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班)地元企業へのプレゼンテーション発表会
7月16日(金)5・6校時、2学年ミライ探究A班「そばの6次化班」では、湖南町の菓子店や創作料理研究家の方々を招いて、プレゼンテーション発表会が行われました。
今回、湖南町にある太田屋菓子店 樋口弘 様、菓子工房mogu・mogu 小山香純 様、湖南在住の創作料理研究家 小沼優香 様を講師としてお招きしました。
初めに、生徒による活動成果の発表が行われました。昨年度そして今年度の活動について、また先日の授業で選定した「そばケーキ」「そば団子」についての発表しました。生徒は今回の発表のために練習を積み重ねてきました。本番では、その成果を十分に発揮し、全員が堂々と発表していました。講師の方々からは「ここまで試行錯誤しながらレシピを開発している様子が伝わった。」「実際に実物を食べてみたい。」との感想をいただきました。
後半は、各レシピに分かれて、太田屋菓子店・菓子工房mogumogu 様の美味しいお菓子をいただきながら、講師の方々との交流会を行いました。交流会を通して、今後に向けた進展がみられました。また、講師の方々のプロとしての意識の高さを感じることができ、良い刺激を受けました。
今後、講師の方々から助言をいただきながら、レシピの完成に向けてレベルアップをしていきたいと思います。
第7回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班) オープンスペース活用案② 調査報告会
7月16日(金)・・・前回の探究活動から「考える」時間に移行しました。今後、湖南町の情報発信基地になる古民家をどう活用してゆくか。9人の高校生が知恵を絞ってゆきます。作業にあたっての第一歩は、日本全国の、「まちづくり」や「地域振興」で実績を上げている諸団体の先行事例研究でした。今回の時間は前時までに調査した情報の全体共有でしたが、みんなで協力しながら、イベント、空間利用、設備、情報発信のあり方など多岐にわたる取り組みをコンパクトに整理することができました。でてきたキーワードを整理すると「田舎暮らし」、「湖水浴」、「カフェ」、などなど。
情報共有の次は、いよいよ、湖南町でどのような取り組みができるか、考察してゆきます。
手順は、先行事例をベースに、「実践したら面白そうな取組」、「イベントを展開する湖南町の場」、そして「行きたくなりそうな仕掛け」などをかけ算して考え、全く新しいコンセプトを考えてゆきます。話し合いをしてゆく中でいろいろなアイディアが出てきましたが、途中、「昆虫食」の話題で盛り上がりすぎてしまい、タイムオーバーとなってしまいました。こういう脱線の中からいいアイディアが出てくる事が多いのですが、今回は残念ながら不発でした。できなかった部分は、次回までに企画書にまとめて提出です。
さて、この日は、教育委員会の視察があり、普段とは違う雰囲気の中で少しばかり緊張した時間となりました。
第7回 総合探究:1学年地域カダイ探究 地域の企業・団体の見学のまとめ・考察を行いました
令和3年7月16日(金)の総探の授業では、一週間前に訪問した「日本郵便株式会社福良郵便局」「JA福島さくら湖南東支店」「渡富建設株式会社」の見学の様子や、見学を通して見えてきた湖南町の魅力と課題、高校生の自分たちにできることなどについて話し合いながら、各班ごとにその成果を模造紙にまとめました。当日は教育委員による視察もありましたが、しっかりと活動していました。
7月20日のLHRの時間を利用して続きを行い、完成させました。
第8回総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班)そばレシピの試作第2弾
9月2日(木)5・6校時、2学年ミライ探究A班「そばの6次化班」では、2回目のそばレシピ試作を行いました。今回は、講師として湖南町の太田屋菓子店の樋口弘さんに来校いただきました。
5月に行った1回目の試作の反省や、7月のプレゼン発表で講師の方々から頂いた助言をもとにレシピを改良し、試作を行いました。
「そばケーキ」は、生地に茹でたそばの実を加えて焼き上げました。そばの実の食感が良いアクセントとなり、前回よりも美味しく仕上がることができました。
「そば団子」は、講師の樋口さんより指導・助言を頂きながら試作を進めました。前回は生地を揚げて作りましたが、すぐに硬くなるため、今回は主に生地を蒸して作りました。さらに、砂糖を加えるタイミングも、最初から加える場合と蒸してから加える場合を試してみました。蒸した後は、樋口様の助言により「二度つき(生地をついた後に冷やし、もう一度つく)」で生地をついていきました。その後、生地を団子状にしていくのですが、その工程は主に樋口さんに実演していただきました。その手つきは、さすがプロという腕前で、生徒も目を釘付けにして見ていました。最後は、団子を串に刺し、焼いて、みたらし餡をつけて完成となりました。団子もみんなで試食をしました。食感が柔らかくモチモチしていて、味も美味しくできました。「柔らかすぎる」という意見もあり、今後の課題もできました。
今回の試作では、前回の試作品と比べて大きな進化をすることができました。今回の反省や学んだことを活かして、完成に向けて進んでいきたいと思います。
第8回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班) ワークショップ:テーブルを作る
9月2日:この時間は日本大学工学部在学の高坂さんを講師に迎え「テーブル作り」のワークショップを開催しました。今回作るテーブルは現在リノベーションを行っている古民家で活用する家具です。建物の改装につづく、リノベーション第2段階ということで、再生が着々と進んでいることを実感させてくれます。机のデザインは高坂さんによるもので、今回われら湖南生は最後の仕上げの部分に係わる形になります。いろいろなところに自分たちの活動の痕跡を残せるというのは何か不思議な感じがしますね。この仕事が次の世代に引き継がれ、湖南町のなかで多くの人たちを繋ぐことになるわけですから。
まずは自己紹介から。世代の近い大学生が先生と言うこともあり、普段よりも和やかな雰囲気のなかですぐに打ち解けることができました。自己紹介の後、作業で使用する電動ドライバーの使い方について説明があり、それぞれ練習に入ります。普段は鉛筆ばかりの生徒達にとってはとても新鮮な体験だったようで、みんな夢中でねじ打ちの練習に没頭しました。そして、数回の練習で、一人前に道具を使いこなせるようになったとさ・・・。
さて、道具をつかいこなせるようになったので、いよいよ作成へと進んでゆきます。行程は以下の通りです。
◆作業1:ドライバーを使って脚をとりつける。
みな、蛮勇の持ち主?!ということで、恐れ知らずにもかかんにねじを打ちこんでゆきます。そのおもいっきりのよさのおかげで案外、あっさりと作業完成。しかも、なかなかのクオリティです。
・作業2:机にやすりをかけ、ニスを塗る。
黙々とやすりがけを行い、机の面をツルっツルに仕上げてゆきます。かけ終わった後の木目に手をやると、まるでそれは絹豆腐のような肌触り。そして、そこにニスを塗り込んでゆき、仕上げにはいってゆきます。
さあ、最後に脚をはめて、いよいよ重厚感があふれるテーブルの完成です。
最後は、机の前でキメのポーズ!
第8回 総合探究:1学年地域カダイ探究 地域の企業・団体の見学の発表をし、課題と魅力を振り返りました
令和3年9月2日(木)の総探の授業では、7月に訪問した「日本郵便株式会社福良郵便局」「JA福島さくら湖南東支店」「渡富建設株式会社」の見学の様子について、各班ごとに発表を行いました。その成果を踏まえ、湖南町の課題と魅力について再整理しました。今後は10月のコミュニティ・スクール6校合同ワークショップや、11月のプレ・インターンシップに向けて活動を進めていきます。
第9回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班) ①発表に向けての話し合い/②断熱材の設置
10月14日:今回は、自分たちが古民家再生活動で行ってきたことを踏まえ、①発表に向けての話し合いと②古民家の壁に断熱材を設置する、という二本立てで活動していきました。
はじめは①発表に向けての話し合いです。B班の生徒たちが古民家を訪れるのはおよそ3ヶ月ぶりで、そこには前回の活動で組み立てた机の姿が!!モチベーションも上がり、話し合いはこの机を囲むようにして進められました。今回の議題は「地域ミライ探究活動の成果発表について」です。これまで古民家再生班として取り組んできたことをどんな方法で学校や地域に向けて発表するのか、という具体的な方法や準備するべき物などについて意見を出していきました。
はじめはなかなか活発な意見は出てきませんでしたが、徐々に照明や壁紙など空間のデザイン案や「高校生らしさ」を押し出していくことなどのテーマ性を重視する意見も出るようになり、熱い議論となりました。可能か不可能か、そんなことは全て後回し!高校生らしい柔軟な発想を第一に様々な意見を集めることが出来ました。
次に取り組んだのは、壁に断熱材を設置する作業です。B班の生徒たちが発表を行うのは寒さも厳しくなる2月頃。断熱材の設置は夏は涼しく、冬は暖かく過ごすために必要不可欠です。久しぶりの古民家での活動ということもあり、生徒たちは元気いっぱいに断熱材を設置していきました。
初めての作業ではありますが、これまでの解体作業や机作りを乗り越えてきたB班の生徒たちにとってはまったく障害になりません。9人で協力して、2階外側の壁全てに断熱材入れ終わりました。頭脳労働と肉体労働の両方を終えて、心身ともに疲労は溜まりましたが生徒たちの表情はやり遂げた達成感が溢れていました。
次回からは、今回の話し合いで出たアイディアや課題をもとに、足りない物や必要な物を準備していくこととなります。総合探究の時間以外にも生徒たちが主体となって2月の成果発表に向けて取り組んで行きますので、随時ホームページにてお知らせして参ります。お楽しみに!
第9回総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班)そばレシピの試作第3弾
10月17日(木)5,6校時、2学年ミライ探究A班「そばの6次化班」では、3回目のそばレシピの試作を行いました。前回は「そば団子」のレシピ試作を中心に行いましたので、今回は「そばケーキ」の試作をメインに行いました。また「そばケーキ」ということで、湖南町の菓子工房mogu・mogu より小山香純さんに直接ご指導をいただきながら試作を進めました。
そばケーキ作りではメレンゲを泡立てたりバターを練ったりしますが、このような作業は素人の私たちにとっては難しいものです。小山さんの助言のもと、材料の加え方や入れる順番、完成の目安などを学ぶことができました。
今回の試作では、生徒を3つの班に分け、作り方や材料を一部変えた3パターンの試作を行いました。
各班のレシピで異なる部分は2か所あります。1つは使用する砂糖の種類で、きび砂糖、粉糖、グラニュー糖の3種類を使用しました。もう1つは生地へのそばの実の加え方で、生のままのそばの実を振りかける、茹でたそばの実を混ぜ込む、炒ったそばの実を混ぜ込むという3パターンを試しました。それぞれ焼きあがった見た目や食感に大きな違いがありました。比較してより良いレシピを考えることができそうです。
試食後、生徒はそばの実の食感の違いや生地の質感の違い、甘さの違いや香りの違いなどを楽しみ、比較し、分析しました。これからよりよいレシピについて、協議し決定していきます。また、商品化に向けたラッピングのパッケージデザインについても考えていきます。
第9回 総合探究:1学年地域カダイ探究 プレ・インターンシップ実習先の事前調査等を行いました。
令和3年10月14日(木)の総探の授業では、11月に行うプレ・インターンシップでの実習先についての事前学習を行いました。それぞれの企業の概要や業務内容をタブレットを用いて調査し、質問したいことなどを検討しました。あわせて、10月下旬に実施される6校合同ワークショップや、秋の遠足・震災防災教育についての事前準備も行いました。
「湖南高校生開発そばケーキ」限定販売します!
2学年ミライ探究A班「そばの6次化班」は、これまでそばレシピの開発を進めてきました。この度、「そばケーキ」について御協力いただいている「mogu・mogu」の小山香純さんに製造・包装・販売を委託し、「湖南高校生開発そばケーキ」を11月6日(土)に販売することになりました。
11月2日(火)、A班の生徒が商品に貼るPOPシールのデザインレイアウトを考えました。生徒は、「どのようにすれば湖南高校らしさがでるか?お客さんが印象に残るようなデザインになるか?」などを話し合いながらデザインを考えていました。どのようなデザインになるか楽しみです。
告知
湖南町商工会「商工祭」にて「湖南高校生開発そばケーキ」を販売します。ぜひ、御賞味ください。
日時:11月6日(土)10:00~16:00
ケーキは数量限定のため、売り切れ次第終了です。
場所:サン・サン・グリーン湖南
mogu・moguブース
「商工祭」についての詳細は、湖南町商工会のHP https://konanmachi.com/ を御覧ください。
「湖南 the 1st」!
11月6日(土)にサン・サン・グリーン湖南において開催される、湖南町商工会「商工祭」で発売されることが決定した「湖南高校生開発そばケーキ」について、前日の5日(金)に商品に貼るPOPシールが完成し、カッティングの作業を行いました。
数日前に話し合いによって出された、POPシールのデザインレイアウト案をもとに、2種類のPOPシールのデザインが完成しました。その後、教職員がシールの印刷を行い、シールのシートが出来上がりました。
放課後、2年生A班(そばの6次化班)の生徒が、印刷されたシールシートのカッティングを行いました。生徒は、購入されるお客様のことを考えて、ひとつひとつ丁寧に切り分けていました。2種類合わせて約110枚のシールが出来上がりました。
「湖南高校生開発そばケーキ」のネーミングも決定しました。商品名は「湖南 the 1st」です。この名前には、「湖南高校で開発したそばレシピの最初の商品であり、これからそばレシピの商品が第2弾、第3弾…と生まれていくようにしたい。」という生徒・教職員の想いや願いが込められています。
「湖南 the 1st」完売御礼!
11月6日(土)、サン・サン・グリーン湖南にて湖南町商工会「商工祭」が行われ、「湖南 the 1st(湖南高校生開発そばケーキ)」の販売が行われました。
今回の販売に関しては、そばケーキの開発に関わっていただいた湖南町赤津「mogu・mogu」の小山香純さんに製造・包装・販売を委託をしました。
当日は販売前に、前日まで準備をしてきた「POPシール」と「食品表示ラベル」を商品に貼る作業を行いました。生徒たちは、購入するお客様のことを想いながら、シールひとつひとつを丁寧に貼っていきました。
そして、10時より販売が始まりました。販売直後から「湖南 the 1st」を購入する方々が次々とブースを訪れ、行列ができていました。購入いただいた方の中には、「湖南 the 1st」の購入を目的に「商工祭」へ来場された方もいました。また、休日にも関わらず、本校の生徒・保護者・教職員も来場し、購入していきました。
多くの方々に購入していただいた結果、販売開始からわずか45分で完売となりました!
「湖南 the 1st」の完売後も、生徒たちはmogu・moguさんのお菓子販売の手伝いを積極的に行いました。
今回、来場した方々から「湖南高校、最近頑張っているね」「新聞に載っている湖南高校の記事見てるよ」など温かいお言葉を多く頂きました。湖南高校がコミュニティ・スクールとして、地域の方々に支えられているのだということを改めて感じることができました。「湖南 the 1st」を購入していただいた皆様、本当にありがとうございました。
最後に、短い期間の中で「湖南 the 1st」の製造・包装・販売をしていただいた小山香純さん、販売の機会を提供していただいた湖南町商工会の皆様、本当にありがとうございました。
「そば団子」を試作していただきました。
2学年・地域ミライ探究A班では、これまで「そばレシピ」の開発に取り組んできました。今回、「そば団子」の開発に御協力いただいている、湖南町舟津の太田屋菓子店の樋口弘さんより「そば団子」の試作品を作っていただきました。A班の生徒が試作してきたレシピをもとにして、樋口さんに改良を加えていただいたものです。
今回試作していただいたものは、プレーンの団子と「みたらし」「ごま」「つぶあん」の3種類の餡がかかった串団子です。早速試食させていただきました。
今後も樋口さんに御協力を頂きながら、改良を進めていきたいと思います。
第9回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班)①壁や天井の補修、②塗装準備
11月19日(金):今回は、前回の話し合いで出たアイディアを踏まえ、古民家を発表の場として整えていく準備を行いました。まずは①壁や天井の補修です。かなり内装は様変わりしてきましたが、まだまだ外から人を呼ぶことのできる段階ではありません。壁には拳大の穴や釘などが残ったままで、天井も梁をはずしたことで補修が必要な状態です。壁の補修は、突き出たままになっているビスや釘をバールを使って抜いていく整備班と穴が空いている箇所にパテ塗りをしていく補修班の2班に分かれて進めていきました。生徒たちは、なかなか抜けない釘やビスに四苦八苦しながらも、初めてのパテ塗りを慎重に行いました。天井の整備では、屋根板を固定するためにインパクトドライバーで釘を打っていきました。
次に行ったのが②塗装準備です。壁に塗装していく準備として、部屋の仕切りや窓のサッシなどに養生テープを使ってマスキング(塗料がはねるのを防ぐ作業)を行いました。この作業は器用さが求められ、集中力を使う重要な工程です。経験者もいたため生徒同士で教えあい、スムーズに進めていくことができました。
今回の活動内容は古民家再生における内装の最終調整とも言えるものです。出来上がる内装には生徒一人一人のアイディアと努力が息づいています。2年「地域ミライ探究」もいよいよ大詰め。A班「そばの6次化班」と協力しながら、古民家再生の完成に向けて活動していきます。
第9回総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班)「商工祭」振り返り&POPシールデザイ...
11月18日(木)5・6校時、2学年ミライ探究A班では、先日行われた湖南町商工会「商工祭」の振り返りとPOPシールのデザインづくりを行いました。
初めに、今月6日に行われた「商工祭」の振り返りをし、A班全員で「商工祭」とその前後の活動についての共有を行いました。前回の活動(そばケーキ試作)以降に行ってきた「シールのデザインレイアウトの考案」「シールシートのカッティング」「商工祭当日の活動の様子」「そば団子の試作品について」を写真のスライドを見ながら振り返りました。また、「商工祭」に参加した生徒から感想を述べてもらいました。当日参加できなかった生徒も、振り返りを通して「商工祭」当日の活動を共有することができました。
続いて、そばレシピ商品化第2弾に向けて、商品の包装に貼るPOPシールのデザイン案を考えました。先日作製した「湖南 the 1st(そばケーキ)」のシールデザインを参考にして、「目をひくもの、伝えたいことが伝わりやすいもの」「自分たちらしさ、高校生らしさ、湖南らしさ」とはどんなものかを考えながら、生徒ひとりひとりが自分のデザインを考えていきました。その後、3つの班に分かれ、それぞれのデザインについて説明し、各班ごとに話し合いながらデザイン案をまとめていきました。最後には、各班のデザイン案を発表して、A班全体での共有を行いました。
今後、A班全体でデザイン・レイアウトをまとめていき、商品化第2弾に向けての準備を進めていきたいと思います。
<生徒の感想>
・パッケージデザインを考えるのは難しいですが、良いものができたかなと思います。今後のデザインがどうなるのか楽しみです。
・班のメンバーひとりひとりが自分の意見を言えていたし、みんなで一緒にキャラクターのデザインを進めていたので良かったと思います。この調子でチームワークを高めていきたいと思います。
・みんなの案を知ることができて、それぞれの良さもあって良かったです。
1学年地域カダイ探究 プレ・インターンシップを行いました
令和3年11月9日(火)、1学年プレ・インターンシップを行いました。
当日は4つの班に分かれ、株式会社美農然、株式会社KONAN「地域介護支援センターにじのかけはし」、サウスレイク・コテージ田舎、株式会社南東北クボタ湖南営業所において1日実習を行いました。
生徒たちは、これまでの探究活動で得た視点や、事前学習で考えてきた内容などを踏まえ、それぞれの仕事の魅力や内容、地域の方々とのかかわりの様子などを伺うことができました。働くことの意義について学ぶとともに、地域の魅力と課題をこれまでと違った視点から見つめ直す機会となりました。今後は地域のために高校生ができることを自分事として考えていきたいと思います。
【株式会社美農然】
【株式会社KONAN「地域介護支援センターにじのかけはし」】
【サウスレイク・コテージ田舎】
【株式会社南東北クボタ湖南営業所】
第10回総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班)POPシールデザイン考案&これまでの...
11月9日(木)5・6校時、2学年ミライ探究A班では、前回に引き続きPOPシールのデザインづくりと2学期までの活動の振り返りを行いました。
初めに、そばレシピ商品化第2弾のPOPシールデザインの考案を進めました。前回考えた4つのデザイン案をもとに、今回は二班に分かれ、よりよいデザインは作れないか考えました。「目を引くもの、伝えたいことが伝わりやすいもの」、「自分たちらしさ、高校生らしさ、湖南らしさ」をさらに重要視し、前回考えたデザインと比較したり組み合わせたりしながら、より良いものを考えることができました。今回完成したデザインがPOPシールとなり、そばレシピ商品第2弾の魅力をより引き出してくれることでしょう。
続いて、2学期までの振り返りと活動のまとめを行いました。2月には「地域カダイ探究」「地域ミライ探究」の発表会が予定されているため、それに向けた活動全体のまとめです。まとめは「初回~地元企業へのプレゼンテーション発表会(4月~7月)」「地元企業の方とのレシピ開発(8月~9月)」「商工祭(11月)」「POPシールデザインづくりとそば団子(11~12月)」の四班に分かれて行い、それぞれの活動についてワークシートやWordにまとめていきました。まとめる際は過去の自分たちのワークシートなども参考にしつつ、グループ内で協議しながら行いました。2月の発表資料作りにもつながりますが、これまでの自分たちの活動を振り返るよい機会になりました。
第10回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班)漆喰を塗る
令和3年12月9日(木)に総合探究をおこないました。今年最後の作業は壁塗りです。
まずは壁に塗る漆喰を作ってゆきます。はじめに、ポリバケツに漆喰粉を入れ、そこに水を加えてゆきます。次に、大きな撹拌機を使ってグイグイと撹拌し、とろみがついたら完成。最初は大きな撹拌機に恐る恐るだった生徒たちも、慣れてくると皆、楽しそうに作業をこなしてゆきます。
さて、次に完成した漆喰を使い、壁を塗ってゆきます。いわゆる左官作業です。パレットに漆喰をのせ、それをコテで壁に塗ってゆきます。前回の作業で、壁はきれいに研磨してあるので、意外とすんなりと漆喰が壁になじんでいきます。難しいのは壁の端っこです。コテさばきが慣れてきても、筆とは勝手が違うため、うまく隅っこまで、漆喰が伸びません。それから、壁のボコボコと穴が開いたところもちょっぴり気になります。
2時間集中して壁一枚を仕上げることができました。思っていたよりも丁寧に塗ってゆくと時間がかかるものですね。見てください。劇的ビフォア・アフター。塗る前、塗った直後、そして漆喰が乾いた壁、ここまで白くきれいに仕上がるんです。
今年のリノベーションはこれにて終了です。新年を迎えるころには、この古民家も新しい情報発信基地として生まれ変わっているはずです。そういえば、この施設の名前ってまだ報告していませんでしたね。「ヨハク」っていいます。
第10回 総合探究:1学年地域カダイ探究 プレ・インターンシップの振り返りを行いました。
令和3年12月9日(木)の総探の授業では、11月に行われたプレ・インターンシップの振り返りを行いました。
株式会社美農然 様、株式会社KONAN「地域介護支援センターにじのかけはし」 様、サウスレイク・コテージ田舎 様、株式会社南東北クボタ湖南営業所 様において行った実習を通じて再発見した湖南町の魅力と課題、インタビューの内容、地域のために私たちにできることなどについて、班ごとにパワーポイントを用いながらまとめました。
生徒たちは、「湖南の企業のよいところや仕事の魅力などについてSNS等を用いて発信していくこと」や「湖南産野菜を利用したレシピの開発」など、今後の活動についてイメージをしながら取り組んでいました。
第11回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班)今年一年の総括
令和4年1月20日(木)に総合探究をおこないました。本年度における古民家リノベーション作業は前時で終了となり、この時間からは、2月3日(木)に予定されている学習成果発表会に向けた1年間の振り返りをおこなってゆきます。今年1年間は手を動かし、体を動かしながら模索した1年間でした。発表については、これまでの総括をするグループと古民家「余白」を活用したプランについてまとめるグループに分かれ、おこないます。
総括をするグループは、これまで取り組んできた古民家における作業をひとつひとつ振り返り、動画や文章で考えをまとめました。振り返ると、壁や天井の解体に始まり、漆喰塗りや断熱材の設置、机作りなど、創り出す作業も数多くおこなってゆきました。「なぜ、これらの活動をしてきたのか」初めて話を聞く人にも伝わるようなプレゼンテーションを目指して作成を進めました。
一方、活用プランをまとめるグループは、自分たちが関わってきた古民家「余白」でどんなことができるのかを伝えるプレゼンテーションを考えてゆきました。具体的な「案」は成果発表にてお伝えしますが、いずれも湖南の良さをどう伝えるのか、そこに湖南高校生たちがどう関わっていくのかということに重きを置いた、魅力溢れる発表になると思います。
成果発表まで残すところあとわずか。それぞれの班で取り組んできたことを学び合い、次年度の探究活動に繋げていくことができるこの成果発表会への期待は高まります!
第11回 総合探究:1学年地域カダイ探究 プレ・インターンシップの成果発表と次年度に向けてのア...
令和4年1月20日(木)の総探の授業では、11月に行われたプレ・インターンシップの成果発表を行いました。
5校時は、株式会社美農然様、株式会社KONAN「地域介護支援センターにじのかけはし」様、サウスレイク・コテージ田舎様、株式会社南東北クボタ湖南営業所様において行った実習を通じて再発見した湖南町の魅力と課題、インタビューの内容、地域のために私たちにできることなどについて、班ごとにパワーポイントを用いながら発表しました。
6校時は、1年間の活動の成果を踏まえ、次年度の「地域ミライ探究」で行ってみたい活動のアイディアを班ごとに話し合いました。本年度の2年生同様、a班「つくる班」とb班「つなぐ班」の2班編成になることを想定して、それぞれの班においてどんな活動ができるのか、付箋紙等を使いながらアイディアをまとめました。
生徒からは、「今は、スマホで分からないことや知りたいことはをすぐに調べられる時代で、例えばヘルパーの仕事などもわかったつもりでいましたが、実際、発表を聞いてみると、調べただけではやはり分からない辛さプラス嬉しさ等を感じられ、もっとボランティアを増やし会社のためにも自分のためにもやる人が増えていけばいいと思いました。」「今回のプレインターシップを通して、湖南町の魅力や課題について改めて知ったことや思ってたことと違うことが多くありました。どの会社も高齢化によって若者の不足や後継者がいないなど同じような課題があるということがわかりました。また、発表を聞いてどの会社も魅力ある楽しい会社だなと思いました。 来年度に向けた話し合いでは、楽しくたくさんのアイデアを出すことができたので良かったです。湖南の魅力をより多く伝えられるようにアイデアを出していきたいです。」「2年生になると地域ミライ探究が始まる、なので本年度インターンシップで学んだことを次に活かしたいと思います。」などの感想がありました。
第11回総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班)活動の整理・分析と成果発表会に向けた準備
1月20日(木)5,6校時、2学年ミライ探究A班では前回に引き続き、「そばの6次化」を通した学びの成果や課題を振り返り、今年度の活動を整理・分析しました。
生徒はこの活動から得た事柄を「湖南の魅力化」の点から整理し、構造化、可視化しながら、様々な視点で自分たちの意見を交わしていました。これらは、2月3日(木)に行われる「地域カダイ探究」「地域ミライ探究」活動の成果発表会の資料や原稿づくりを通して行われました。
生徒たちは1年間やってきた事や学びをシンプルかつ分かりやすく伝えるため、何度も資料内容を確認したり推敲を重ねたりしていました。引き続き、放課後や休み時間を上手に使いながら、思考の整理と発表の準備を続けていきます。
「令和3年度総合探究学習成果発表会」を行いました。
2月3日(木)視聴覚室にて、「令和3年度 総合探究学習成果発表会」を行いました。発表会の目的は、今年度1・2年生が、総合探究の時間を通して学んだことを総括し、生徒全体で情報を共有することです。コロナ下で規模を縮小しての開催となりましたが、総合探究の活動にご協力いただいた地域の方々をお招きし、1・2年生が学んだことを見ていただきました。
最初は1年生の発表です。1年生は「地域カダイ探究」を通して、研究発表技術を磨くとともに、次年度に向けて地域について学ぶ活動を行ってきました。発表ではパワーポイントを用いて、これまでの活動を紹介したうえで、その活動を通して見えてきた湖南町の魅力と課題を発表しました。今年1年間を通して見えてきた湖南町の魅力は「自然が豊か」「地域の方が優しい」「コミュニケーションが取りやすい」でした。課題は「少子化が進んでいる」「交通が不便」などの点でした。1年生は、湖南高校生が出来る取り組みとして「観光スポットを増やし、湖南町の魅力を発信すること」を提案し、その為にできることとして、新たな蕎麦レシピを考案・商品化、SNSなどでの魅力発信、ボランティア活動などに積極的に取り組むことなどが考えられる、と発表しました。
次に2年生です。2年生は「地域ミライ探究」の中で、2班に分かれて活動してきました。A班(つくる班)は蕎麦を使った6次化製品の開発に、B班(つなぐ班)は、湖南町の情報発信基地「よはく」を、文字通り作りあげていく活動に従事しました。
『A班(6次化製品開発)』による発表です。地元の企業様と一緒にレシピ開発を行い、レシピの改良を重ねてきた様子や、開発した商品を湖南町の商工会で販売した経緯などが報告されました。1年生からの「1年生に、ケーキや団子のレシピで、ここを改良してほしい、というところはありますか」との質問に、「ケーキ、団子共に蕎麦の風味をもっと活かせるようにしてほしい」と答える一幕がありましたが、まさに2年生から1年生へのバトンが渡された瞬間でした。
続いて休憩を挟み、2年生『B班(古民家再生)』による発表が行われました。B班は「総括チーム」と「活用チーム」、2つのチームに分かれて発表を行いました。
総括チームの発表では、今年1年間の活動内容を動画にまとめて紹介しました。その後、パワーポイントを用いて「古民家再生とはなにか」「どんな古民家にしたいのか」などを発表しました。その後、活用チームが今年1年間リノベーションしてきた古民家を、カフェ・ゲストハウスとして活用すること、そこでイベントを行うことを1年生に提案しました。
活用チームは、発表の最後に「2年生が関わった古民家をどう活かすかは1年生次第。自分たちの色を最大限に活かし、探究活動を引っ張っていってほしい」と、1年生にエールを送りました。
2年生の発表の後は、図書委員が取り組んできた【湖南民話プロジェクト】の発表を行いました。その発表の様子はこちらをご覧ください。
この発表会は、各学年、各チームが今年どの様な活動を行ったのか、共有する良い機会となりました。ここで共有された活動内容や課題は来年度の総合探究学習に活かされます。
今回の発表会を通して、参加した1・2年生は次のような感想を述べていました。
「2年生が作った蕎麦ケーキや蕎麦団子を越えるような食べものを作りたいと思いました。しかし、蕎麦ケーキが45分で70個完売したことを聞いて、かなりのプレッシャーです」
「今年2年生が行ってきた活動を、来年度は自分たちが改善・新たなチャレンジして湖南町をより良くし、情報発信をしていくんだな、と改めて実感しました」
「今回の発表会では、自分たちが1年間なにをしてきたのか、振り返ることができて良かった」
「総合探究学習成果発表会では、実際に自分たちが行ってきたことや、他の班や1年生が行ってきたことを知ることができて良かったです」
「一人一人の努力が集まって、一つの活動になっているのがよく理解できました」
第12回総合探究:2学年ミライ探究(A班・B班合同で)
令和4年2月10日(木)に、本年度最後の地域ミライ探究をおこないました。今回が今年度の最終回と言うことと、A班の中には今まで情報発信基地「余白」に行ったことがないという生徒がいたことから、この日は合同で、柱のヤスリがけをおこないました。
この作業は室内塗装の前作業であり、むらなく綺麗に色を塗るために不可欠の作業となっております。数は力と言いますが、今回は総勢18名で作業です。一人につき、柱一本を割り当てられ、一時間一本勝負。上から下までむらなく、研磨してゆきます。ヤスリがけ、磨く・・・単純な作業を連想するかもしれませんが、単純な中にも技術が求められる作業なのです。今回初めてリノベーションに参加した生徒の中にはDIYが得意な子もおり、ヤスリのかけ方や道具の使い方を教員や他の生徒に解説してくれるなんていう場面もありました。人それぞれに得意分野ってあるものですね。
さて、「余白」のオープニングも段々と近づいてきました。次年度はここをフル活用し、湖南町の魅力をどんどん、外部に発信していきたいと考えています。
第12回 総合探究:1学年地域カダイ探究 YouTuberの半沢幸多様にオンラインで講演いただ...
令和4年2月24日(木)の総探の授業では、本校卒業生で、現在、会社員をしながらYouTubeで釣りの動画を配信する活動をされている半沢幸多様に、オンラインで講演をいただきました。
半沢さんは、本校在学中はボート部に所属し活動されていたことや、大学での様子、卒業後の職業についてなどのお話を、「ライフストーリーグラフ」をもとにお話しいただきました。授業の後半は質疑応答の時間でしたが、生徒たちは積極的な質問を「半ちゃん」に投げかけていました。半沢さんからは、生徒たちに「目標を持ち続けることが大切」と話していました。
来年度の「地域ミライ探究」では、SNS等を活用して湖南町や湖南高校の魅力を発信する活動ができればというアイディアが生徒から出ています。今後も半ちゃんと協働しながら活動を展開していくことを考えています。
以下は、生徒からの感想です。
「今回、半ちゃんの講演をオンラインでやったのですが、僕はYouTuberと話す機会がなかなか無かったので非常に良い体験になりました。 また、半ちゃんの小さい頃の夢や今後の目標、湖南に対する思いも聞けたので、これからの地域ミライ探究に役立てるように頑張りたいと思います。半ちゃんありがとう!」
「今日は自己紹介や質疑応答などをしていただきありがとうございました。僕は「YouTubeで何を学びましたか?」「仕事を働きながらで辛くないですか?」と質問しました。回答は「自分が理解し、人に説明する能力が大切だと知った」「YouTubeは自分でやりたいと思っていたから苦ではない」ということでした。数学の授業でも理解できていることを人に説明したり、自分がやりたいこと(ゲームや運動)は楽しくて毎日やってしまったりするので、話に共感することが出来ました。僕はこのことを生かし学校生活を楽しみながら未来に向けて頑張りたいと思いました。また会う機会があるときは宜しくお願い致します。」
第13回 総合探究:1学年地域カダイ探究 1年間の振り返りを行いました
令和4年3月10日(木)の総探の授業では、来年度に向けた活動のアイディアの整理と、1年間の振り返りを行いました。
来年度の地域ミライ探究では、本年度に引き続き、a班「つくる班」とb班「つなぐ班」に分かれて活動することを想定しています。生徒たちは、本年度1年間の探究の授業で得た湖南町の魅力と課題についての視点を踏まえ、来年度、それぞれの班でどのような活動をすることができるかについて、アイディアを整理しました。
後半は、1年間の振り返りを行いました。1学年では、年明け頃から、「振り返りシート」をペーパーから「Googleフォーム」へと移行を進めています。ICTを活用し、1年間の成果と課題について振り返る機会としました。
以下は、生徒からの感想です。
「1年間、湖南についての理解を深めることができ、いろいろな活動を通して地域の魅力や課題についても知ることができました。湖南の方々の協力を得て、たくさんのことを知ることができたので楽しかったです!」
「今年学んだことを生かした商品を作りたいなと思います。また、湖南町について多くの人に知ってもらえるような斬新なものを開発したいです。」
「湖南の民話、イベントをYouTubeにあげていろいろな人に見てもらう。そうなったときは、 湖南高校としてではなく、湖南町公式として動画をあげてみたら面白いと思います。」
1学年 福良散策に行ってきました!
4月12日(火)の午後、1学年の生徒が福良地区を散策に出かけました。湖南高校のある福良地区の店舗や旧所名跡を訪ねて、生徒に地域について理解してもらうためです。当日は天気が良く絶好の散策日和になりました。
学校を出発し、昨年度の2学年古民家再生班が手掛けた「YOHAKU」を訪れました。中では、昨年度からお世話になっている小山順平さんに「YOHAKU」の説明をいただきました。
その後は、いつも通学でお世話になっている会津バス郡山湖南営業所、福良地区のお店や旧所名跡を回りました。途中精肉店に立ち寄り、担任の先生からコロッケ・メンチカツの差し入れがありました。最後に、菅川沿いの道を歩きながら、福良スキー場や「湖南高校そばファーム」を見学し、帰校しました。
生徒のみなさん、福良地区のことが理解できたでしょうか?来月は湖南地区全体を回る「ぐるっと湖南」を行います。
第1回 総合探究:1学年地域カダイ探究 総合探究ガイダンス&自己理解・紹介を行いました。
4月21日(木)3・4校時、図書室において1学年総合探究「地域カダイ探究」のガイダンスを行いました。正式には第1回目として「福良散策(こちら)」を行いましたが、他学年と平行して行う総合探究の時間は今回が初めてになります。
始めに、担任の先生から湖南高校における「コミュニティ・スクール」の取り組みについての説明がありました。3年間をかけて「地域カダイ探究」→「地域ミライ探究」→「自分ミライ探究」とつながる意味や目的。総合探究のもうひとつの柱である「蕎麦プロジェクト」とのつながり。コミュニティ・スクールとしての学校行事の在り方や地域探究部の活動例などが説明されました。
次に「自己理解」を深めるためのトレーニングとして、「マインドマップ」の作成を行いました。生徒たちは、「自分」というものから様々なもの(好きなもの・苦手なもの・趣味・学校生活など)を連想させ、マップを作成していきました。その後、各班でマインドマップを使っての自己紹介を行いました。自己紹介では、発表および聞き方のコツを一人ひとりが意識をして行いました。最後に代表生徒1名が全体の前で発表をしました。
今回の授業では、生徒一人ひとりが積極的に課題や発表を取り組んでいました。この1年間、この取り組み姿勢を忘れずに探究活動に取り組んでほしいと思います。
第1回 総合探究:2学年地域ミライ探究 ガイダンス及びチームに分かれて活動を行いました
本日から新年度の総合探究の授業が始まりました。第一回目の授業では、1年間の見通しを全体で確認した後、2つのチームに分かれて活動を行いました。今年も昨年に続き、a班(つくる班)とb班(つなぐ班)に分かれて活動します。a班のミッションは湖南町特産品を用いた6次化商品の開発です。そして、b班は、今年の5月にオープンを予定している情報発信基地「ヨハク」を活用し、福島県を元気にするCMを作成します。
それでは、この日に行われた各班の活動を簡単にご紹介します。
a班(つくる班)では郡山市観光課の方に来て頂き、a班の“クエスト”を提案して頂きました。今年は「サイクリングなどで猪苗代湖に観光に来る方々をターゲットに、ちょうど休憩地点となる湖南で気軽に食べられる商品を開発する」ことを目標に、それに加えて「湖南ならではのものを使った今までにない斬新でおいしいもの」という探究テーマでやっていきます。テーマが決まったところで、生徒たちは早速アイデアを出していきました。観光課の職員の方々、教員、生徒で話し合いながら、ユニークな意見を次々に出しており、総探への意欲的な参加が見られました。次回は、出したアイデアを絞りつつプレゼンテーションなどもしていきたいと思います。今年のオリジナル商品にもご期待ください!!
今年のb班(つなぐ班)のメインミッションは情報発信です。大きな柱として、KFBと東邦銀行共催による「2022年ふくしまの元気!応援 CM大賞」にチャレンジします。コンテストに出場するまでの道のりは平坦ではなく、まずは、郡山市の代表としての出場権を手にしなければなりません。しかし、私たちはこれまで一年間かけて湖南町の魅力を学んできました。湖南町には猪苗代湖や布引高原などの自然、里山、そして蕎麦、米、野菜といったうまい食材など、福島を「象徴」するものがたくさん詰まっています。加えて、私たちのチームは、自らYouTube配信を行う強力なメンバーの揃う最強の陣立てです。
湖南町の旨みをぎゅっと凝縮した濃厚な動画を作り、福島の魅力を湖南町から日本中に、そしてゆくゆくは世界に配信できたら楽しいですね。この時間はみんなでどんな動画を撮るか作戦会議をしましたが、時間がいくらあっても足りなさそうです。
今年の総合探究も、「みんないっしょに楽しんで」をモットーに頑張っていきます!
第2回 総合探究:1学年地域カダイ探究 2年生インタビュー準備を行いました。
4月28日(木)5・6校時、1学年地域カダイ研究の第2回目の活動が図書館にて行われました。
今回の活動は、5月に行われる2年生インタビューの準備を行いました。2年生インタビューを行う目的は、経験者である先輩の話を聞き、総探の具体的なイメージをつかみ、今後の活動の参考になる情報を入手するため。そして、6月に行う地域インタビューの前に経験を積むためです。
始めに、昨年の1年生が地域カダイ探究のまとめとして発表したスライドを見ました。そして、この1年間に行う活動の内容を把握しました。次に、地域カダイ研究の内容について、2年生に質問したいことを付箋に書いてリストアップしていきました。その後、個々に考えた質問を班でまとめていきました。「同じ(似たような)質問はないか?」「質問の順番はどうすればいいか?」「意図が伝わる質問か?」などを考えながら各班で質問をまとめていきました。最後に、2班ずつに分かれてインタビューの練習を行いました。
次回は、実際に2年生へインタビューを行います。今回の準備を活かして、目的を達成できるインタビューが行えるようにしてほしいと思います。
第2回 総合探究:2学年地域ミライ探究 つくる班、つなぐ班に分かれて活動開始!
令和4年4月28日(木)第2回目の総合探究の授業では、1回目に引き続き、a班(つくる班)とb班(つなぐ班)に分かれての活動となりました。a班のミッションは湖南町特産品を用いた6次化商品の開発、b班は、今年の5月にオープンを予定している情報発信基地「ヨハク」を拠点に、福島県を元気にするCMを作成します。
それでは、この日に行われた各班の活動を簡単にご紹介します。
a班(つくる班)では「サイクリングなどで猪苗代湖に観光に来る方々等をターゲットに、ちょうど休憩地点となる湖南で気軽に食べられる商品を開発する」ことを目標に、「湖南ならではのものを使った今までにない斬新でおいしいもの」という探究テーマで進めています。生徒たちは先週に引き続き、アイディアを出した後、そのアイディアを整理し、絞る段階となりました。a班は2つのグループに分かれて活動していますが、それぞれ、「地元野菜を使った春巻き」「湖南チキサンド(コナチキサンド)」を考案しました。生徒、教員、ホールアース和田様を交え、改善点等を洗い出しつつ、さらに具体化できるよう話し合い、総探への意欲的な参加が見られました。次回は、早ければ新レシピの試作段階に入っていきます。
b班(つなぐ班)は、今回はじめて15秒という枠内で地方PR動画を作成します。そのため、まずは15秒のPR動画とは何か、既存の動画を分析するところから始めることにしました。15秒という短い枠の中で、言いたいことを全て伝えるという作業は至難の業です。去年まで色々、湖南町について学んできたので、言いたいことはいっぱいあるのですが、全てを盛り込むことはできません。そのため、すでにある様々なタイプの動画を見て、考え、自分たちが作るべき動画の方向性を探りました。いろいろ見ていく中で、なんとなくではありますが、作るべき方向性が見えてきたように思います。次回までに、少しずつ、絵コンテを描きためていきます。
第3回 総合探究:2学年地域ミライ探究 つくる班、つなぐ班、それぞれ実践的な活動を行いました!
令和4年5月19日(木)、第3回目の総合探究の授業が実施されました。
a班(つくる班)では、「サイクリングなどで猪苗代湖に観光に来る方々等をターゲットに、ちょうど休憩地点となる湖南で気軽に食べられる商品を開発する」活動に取り組んでいるところです。「湖南チキサンド(コナチキサンド)」グループは、これまでに考案したアイディアをもとにした試作を行いました。今回は市販品を用いての調理となりましたが、鶏肉に整理し、絞る段階となりました。もう一方の班は、当初「地元の野菜を使った春巻き」を考案しましたが、生徒、教員、ホールアース和田様を交え、改善点等を洗い出しつつ、さらに具体化できるよう話し合い、アイディアの再考を行い、最有力候補として、蕎麦を生地に練りこんだケバブ、題して「ソバブ」が挙がりました。両チームとも、総探への意欲的な参加が見られました。中間考査明けの午後の時間を活用して、両チームともに試作を行い、さらに改善点を洗い出していくことになります。
b班(つなぐ班)は、2班に分かれ、郡山発信の地方CMづくりに取り組んでいます。15秒という短い時間にどれだけ自分たちの思いを込められるかの真剣勝負です。この日は動画の絵コンテ作りを予定していたのですが、片方の班はすでに撮影の方向性が固まったということで、撮影場所の下見に行くことになりました。ネタバレになってしまうので、あまり詳しいことは書けませんが、撮影隊長の二瓶君の話では、猪苗代のサイクリングロードを舞台に、スピード感あふれる作品になる予定とのことです。もう一つの班は、頭を抱えながらネタ出しです。やりたいことがいっぱいありすぎて、なかなか方向性が定まりませんでしたが、時間の終わり頃にはパワースポットというキーワードが浮かんできました。さあ、次回からいよいよ撮影開始?!
第4回 総合探究:2学年地域ミライ探究 つくる班はレシピの試作、つなぐ班は絵コンテ作成、撮影を...
令和4年6月9日(木)、第4回目の総合探究の授業が実施されました。
a班(つくる班)は、授業時間では2回目の試作でした。「湖南チキンサンド(コナチキサンド)グループでは、前回までの試作から改善しつつよりよいレシピを試しました。蕎麦の風味を強化するために衣にそば粉を加えたり、食感を変えるためにそばの実をつけて揚げたりしました。また見た目にも工夫を加えて、丸い形にしたり型でパンをくりぬいたりしました。味や食感はかなり改善され、見た目も良くなり、理想に少しずつ近づいているように思います。「ソバブ」グループは授業時間で初めての試作でした。そば粉を使った生地に具材を挟みこんで作ります。食べ応えのあるおいしい「ソバブ」が出来上がりました。両班とも工夫を凝らし、よりおいしく見た目もよく斬新なレシピが出来上がりつつあります。今後もさらに改良を重ねていく予定です。
b班(つなぐ班)のCMづくりはいよいよ動画素材の撮影の段階に入りました。今回は2班それぞれが絵コンテ作成班と動画撮影班とにわかれ、作業を進めていきました。絵コンテ班は、全体で話し合った内容をもとに必要となるシーンの絞り込みや細かいポーズ・画角の設定を行いました。誰にでも伝わる絵でまとめることはとても難しいことです。生徒たちは絵の上手い人やアイディア出しが得意な人などにわかれ、相談しながら作業を進めていました。撮影班は、それぞれの撮影場所に向かいました。猪苗代湖や隠津島神社などの様々な場所に赴き、自分たちが作りたいCMの雰囲気に合う場所の下見や実際に使うシーンの撮影を行いました。現地に行ってみることで初めて見えてくることも数多くあります。今回新たに撮影した素材をもとに再度打ち合わせをし、動画編集へと移る流れとなります。1学期も残すところあとわずかですが、個性あふれる15秒CMの完成を目指して両班ともに頑張っていきます!
第4回 総合探究:2学年地域ミライ探究 つくる班はレシピの改善、つなぐ班は撮影を行いました。
令和4年6月16日(木)、第5回目の総合探究の授業が実施されました。
a班:今回は試作をせずに、これまでの試作の反省と今後の方針について話し合いをしました。総合的な探究の時間では、試作などの活動的な場面だけでなく、話し合いなどの場面も必要不可欠です。これまでは各グループの中心メンバーが仕切ってくれていましたが、この話し合いで共通理解をはかり、全員が同じ目標を見据えて活動ができます。また共通理解の後は、これまでのレシピを見直したり、改めて自分たちの目的の確認と「湖南らしさ」とは何かについて考えたりしました。こういった抽象的な議題について結論を出すのはなかなか難しく、頭を抱えているような様子も見られましたが、自分たちのレシピに深みを出す良い機会になりました。次回もまた試作をする予定です。今後もよりよいレシピを追究していこうと思います。
b班:先週より本格的な撮影にはいりました。最近、天候が悪い日が続いており、この日も撮影できるかどうかが懸念されましたが、快晴とはいかないものの、なんとか撮影にこぎつけることができました。実際に撮影するまでは、撮り始めればすぐ終わるだろう・・・などとかなり軽い気持ちでいましたが、実際に動き出してみると、天候もそうですし、撮影場所までの移動手段、撮影クルーやキャストの都合など色々な問題がめまぐるしく私たちの行く手を阻みます。そして、迫り来る〆切の恐怖!この日、猪苗代湖へ撮影に向かったチームは授業時間内に撮影を終えることができず、学校に戻ってくる頃には17時頃になっていました。へとへとに疲れ果てての帰還となりましたが、いい動画が撮れたようで、戻ってきたクルー達はとてもいい顔をしていました★
第6回 総合探究:2学年地域ミライ探究 つくる班はレシピの試作、つなぐ班は撮影を行いました。
令和4年7月7日(木)、第6回目の総合探究の授業が実施されました。
a班:コナチキ班、ソバブ班ともにレシピの見直しを行いました。これらをもとに今回は試作を行いました。コナチキサンドはホットサンドメーカーを使ってトーストし包装までしてより完成品に近い形に、ソバブは課題であった生地やソースの改良を行いました。また今回は、郡山市観光課から主任の橋本様と主査の添田様、一般財団法人未来の準備室から青砥様、認定NPO法人カタリバから鈴木様をお迎えし、たくさんの方々に試作の様子を見て頂き、試食をして頂いて、助言をいただきました。試作のたびに新たな改善点が見つかり、なかなか終着点が定まりませんが、これからもよりよい商品を目指して頑張ります!
b班:いよいよ動画作成も大詰めです。撮影もあとワンカットで終了。ここから、編集作業やプレゼン用の資料作りを仕上げていかなければなりません。3ヶ月近くをかけて動いてきたプロジェクトだけに、思うところがたくさんありすぎて、話を絞り込んでいくのにものすごく苦労しています。また、各種部活動の大会が集中する時期のため、班の中での話し合いも進めづらい状況での作業となりました。しかし、プレゼンは来週です。みんなでラストスパート、頑張りきりたいと思います。
第7回 総合探究:2学年地域ミライ探究 つくる班はレシピ企画書作成、つなぐ班は地方CMコンテス...
令和4年7月14日(木)、第7回目の総合探究の授業が実施されました。
a班:前回の試作を経て、今回はレシピの反省・改善と今後に向けた方針について話し合いました。また、今回も郡山市観光課主任の橋本様、主事の鎌田様にご助言をいただきつつ行いました。各班ともに前回頂いた味の感想やレシピへの要望について改善案を考えました。その際、「誰に対して届けたい商品なのか」という軸をぶらさないようにしました。レシピの改善を続けていくと様々な案が出てくるため、方向性が見えにくくなってしまいます。自分たちが何をつくり、誰に対して届けて、どう感じてもらいたいのか。目的から逆算することで、方向性を捉え直し、改めて進めることができます。今後はレシピの改善はもちろん、徐々に商品の企画書作成も進めていきます。
b班:この日は郡山市役所広聴広報課より、課長の鈴木様と主査の國分様が来校し、KFB主催CM大賞の一次審査が行われました。動画撮影班は2つのチームに分かれ、パワーポイントを用いたプレゼンテーションをおこないました。最初にプレゼンをおこなったのは「湖南町のパワースポット」を紹介した須田監督のチームです。隠津島神社、赤津神社、御霊櫃峠など霊験あらたかで、パワーを頂けそうなスポットを紹介してくれました。つづいて、二瓶監督のチームが「湖南のサイクリングスポット」について説明してくれました。両チーム共に、動画作成のポイントや撮影での苦労話などを交えながら、CM作成に対する熱い思いを語ってくれました。プレゼン終了後、審査員のお二人からは、「撮影技術が高校生とは思えないくらい素晴らしい」とか、「湖南町の知らない魅力を再発見するきっかけになった」などのコメントをいただき、大きな励みとなりました。最後に、みんなで記念撮影をし、この会は終了となりました。
第8回 総合探究:2学年地域ミライ探究 つくる班が考案したレシピに係るプレゼンテーションを行いました
令和4年9月1日(木)、第7回目の総合探究の授業が実施されました。
今回はa班「つくる班」とb班「つなぐ班」合同で実施しました。これまでにa班が考案したレシピ「湖南チキサンド(コナチキサンド)」と「ソバブ」の商品化に向けたプレゼンテーションを行いました。当日は、地元企業である鴫原商店兼セブンイレブン郡山熱海町高玉店オーナーの鴫原隆様、郡山市観光課長の箭内勝則様、同観光係長の本田大介様に御来校いただき、今後の商品化に向けた御助言をいただきました。実際の商品化に向けて、材料の仕入れ先をどうするのか、価格設定をどうするのかなど、まだまだ解決しなければならない課題はありますが、鴫原様と協働し、販売に向けて取り組んでいきたいと考えています。また、b班では、a班のレシピを紹介する動画を作成するなど、次の活動につなげていきたいと考えています。
1学年地域カダイ探究 プレ・インターンシップを行いました。
11月8日(火)、1学年では総合的な探究の時間「地域カダイ探究」の一環である「プレ・インターンシップ」を湖南町において行いました。今回、インターンシップ先としてお世話になったのは「郡山市湖南行政センター」「湖南公民館」「サウスレイクコテージ田舎」「株式会社南東北クボタ湖南営業所」「中野生産組合 桑名秀一郎農場」の5か所です。
各職場では、仕事についての説明や模擬体験などをさせていただきました。普段慣れた学校を離れての体験であるため、生徒は始めのうち緊張した様子でした。しかし各体験先の方々の分かりやすく、かつ丁寧な説明や対応により徐々に緊張も解け、楽しくそして真剣に取り組む様子が見られ、充実した時間を過ごすことができたようでした。
今回の体験において、来年のインターンシップへの自信につなげることができただけでなく、湖南町についてさらに理解を深めることができました。
各受入れ先の皆様、お忙しい中の御対応、ありがとうございました。
地域課題探究ワークショップ(六校合同ワークショップ)に参加しました
11月10日(木)、西会津町の西会津高校にて「地域課題探究ワークショップ~地域は学びの宝庫、今、私達にできること~」(六校合同ワークショップ)が行われ、本校の1年生が参加しました。
このワークショップは、福島県立学校のうち「コミュニティ・スクール(学校運営協議会設置校)」となっている、川俣・湖南・猪苗代・西会津・川口・只見高校の6校の生徒が集まり交流を持つことで、自らのコミュニケーション力の向上や地域探究型学習の意義を理解し、主体的に取り組む力を育てることを目的に行われています。今回は、6校合わせて約130名の生徒が参加しました。
ワークショップでは、全体を15班に分けて活動を行いました。湖南高校生は各班に1人ずつに分かれるため、始めは緊張や不安が表情に表れていました。
開会式やアイスブレイクの後、「頼る力と頼られる力~なぜ今、探究活動が注目されるのか~」という題で、Future Lab代表の七島貴幸 様から講演がありました。
午後は、各学校の「地域課題探究活動」発表が行われました。本校の発表では、「郡山市湖南町について」「湖南高校について」「探究活動(地域カダイ探究・地域ミライ探究)について」「湖南高校独自の活動について」を発表しました。発表の中では、「民話プロジェクト」のことにも触れ、実際に「鬼沼」の語りを披露しました。その後の「グッジョブ・カード」の貼り付けでは、各校の生徒から多くのメッセージを頂きました。
次に、班別のワークショップとして、「『地域の課題』と『私たちの取組』」についての協議・発表がありました。各班でテーマを1つ選び、模造紙に付箋を貼り付けまとめながら、地域の課題についての解決法について協議していきました。最後に各班からの発表を行い、全体で意見を共有をしました。本校生も積極的に意見を出して活動を行い、まとめ役や発表役をする生徒も多く見られました。
今回のワークショップを通して、生徒は大変貴重な経験ができたとともに、本校の「良さ」を再認識することができたと思います。
第9・10回 総合探究:2学年地域ミライ探究 マイプロジェクトアワード福島県Summitに向け...
本年度は、a班「つくる班」とb班「つなぐ班」に分かれて活動してきました。a班では、湖南の特産品を用いた6次化商品開発を手掛け、「湖南チキサンド(コナチキサンド)」「ソバブ」の2種類のレシピ考案を行い、11月6日(日)の湖南町文化祭・湖南町商工祭において、地元企業である鴫原商店さんの商品の一つに「ソバブ」を加えていただき、販売させていただくことが実現しました。また、b班では、湖南町の魅力をPRする動画制作を行い、その成果物を、地方CMコンテストにおいて発表しました。第1位(郡山市代表)とはなりませんでしたが、2チーム中1チームが4位となり、2チームともコンセプトがかぶることなく、それぞれの視点で地域の良さを発信することができたことなど成果を収められました。
令和4年11月17日(木)の総合探究の授業では、その成果をまとめ、「マイプロジェクトアワード福島県Summit」に出場するための準備に取りかかりました。この日の前半は、マイプロアワードの先行事例動画を視聴し、行事の全体像をイメージしました。後半は、「プロジェクトの目的と目指すもの」「実際の活動」「苦労した点」「得られた学び」など、班ごとに意見を交わし合いました。
次回の授業に向けて、放課後等の時間をうまく活用して、得られた意見をもとにエントリーシートの作成に取り組みました。12月8日(木)の総合探究の授業では、エントリーシートの完成を目指し、原稿の見直しを行いました。
2班ともに、書類選考は無事通過することができました。1月19日(木)の総合探究の授業におけるプレ発表、22日(日)のマイプロ当日、そして2月2日(木)に校内で行われる地域探究発表会に向けて、限られた時間を有効に活用していきましょう。
第11回 総合探究:2学年地域ミライ探究 マイプロジェクトアワード福島県Summitに向けての...
令和5年1月19日(木)の総合探究の授業では、マイプロジェクトアワード福島県Summitに向けてのプレ発表を行いました。2年生の生徒たちは、限られた時間の中、10分間の発表のための資料作成、プレゼンテーション作成、発表練習等を、放課後の時間を利用して行ってきました。当日は、福島県教育庁教育総務課の皆様に授業を参観していただきました。a班、b班それぞれ10分間の発表を行い、それぞれのプロジェクトや発表の良いところやプロジェクトや発表についてさらに改善・ブラッシュアップが図れる点について、OneDriveやExcelワークシートを用いて意見共有を行いました。協議の中で得られた意見等を、マイプロ当日の発表に反映させようとする姿勢も見られ、一人ひとりがプロジェクトに対して一生懸命に取り組んでいました。マイプロ当日、他校生とともに熱い議論ができるよう頑張りましょう!
ぐるっと福良散策に行きました!
4月13日(木)の午後、1学年の生徒が湖南町福良地区を散策に出かけました。湖南高校のある福良地区の店舗や名所を訪ねて、生徒に地域について理解してもらうためです。当日は天気が良く絶好の散策日和になりました。
学校を出発し、福良地区のお店や旧所名跡を回りました。その後いつも通学でお世話になっている会津バス郡山湖南営業所で写真撮影を行いました。途中精肉店に立ち寄り、担任・副担任の先生からコロッケの差し入れがありました。最後に、菅川沿いの道を歩きながら、「湖南高校そばファーム」を見学し、帰校しました。
生徒のみなさん、福良地区のことが理解できたでしょうか?来月は湖南地区全体を回る「ぐるっと湖南」を行います。
第1・2回総合探究:1学年地域カダイ探究 自己理解&地域課題研究を行いました。
4月20日(木)及び27日(木)、第1・2回の1学年総合探究「地域カダイ探究」を行いました。正式には第1回目として「福良散策」を行いましたが、他学年と平行して行う総合探究の時間は今回が初めてになります。
まず始めに「自己理解」を深めるためのトレーニングとして、「マインドマップ」の作成を行いました。生徒たちは、「自分」というものから様々なもの(好きなもの・趣味・など)を連想させ、マップを作成していきました。その後、各班でマインドマップを使っての自己紹介を行いました。
次に湖南地域の様々なデータを読み取り、湖南地域の現状(魅力と課題)について班ごとに話し合いを行いました。話し合いの後には各班が全員の前で発表を行いました。発表では、湖南地域の「課題」「理由」「対策」「湖南高生ができること」「住民の方に聞いてみたいこと」についてのまとめが述べられました。
今回の授業を通じて湖南地域の現状への理解が深まったと思います。次回からは2年生インタビューの準備を進めていきます。
第3回総合探究:1学年地域カダイ探究 2年生インタビュー準備を行いました。
5月11日(木)、第3回の1学年総合探究「地域カダイ探究」を行いました。今回は、18日に行われる2年生インタビューの準備を行いました。
まず、付箋に各自が考えた質問を書き出し、班で質問を選定していきました。次に、2班ずつに分かれてインタビューの練習を行いました。
次回は2年生インタビュー本番になります。
第1~3回 総合探究:2学年地域ミライ探究
4月20日から2学年の地域ミライ探求が始まりました。本年度は「つくる」、「つなぐ」に新たに「つたえる」が加わり、3つのチームが中心となり、湖南町の地域課題解決に取り組みます。本年度の取組を簡潔にご紹介すると、まず「つくる」では、湖南町に伝わる郷土料理を発掘・アレンジし、Instagramを軸に湖南町の食について発信してゆきます。「つなぐ」では、湖南町観光プロジェクトということで、観光パンフレットを作成し、里山湖南の魅力を発信してゆきます。最後に、「つたえる」では、地域に伝わる民話の伝承を担うということで、語り部として民話の里湖南の伝統を継承してゆきます。
5月11日、「つくる」班では、湖南町在住の郷土料理研究家、菅野さんと西田さんを講師としてお招きし、湖南町に伝わる食文化を題材に座談会を開催しました。当日の運営は生徒達が行い、講師の先生方からは四季折々の湖南の食、地域の農家が抱える課題、原発問題の影響など様々なテーマについて理解を深めることができました。ここを出発点として、これから湖南高校のInstagramにて、湖南町の食に関する情報をどんどん発信してゆきますのでご期待下さい。
同日「つなぐ」班ではつなぐ班では、自分たちで思いつく湖南町の情報を色分けした付箋に書き込み、先日作った湖南町の大きなマップに貼っていきました。情報のジャンルや地域の偏りが見えてきたので、今後の活動の道筋が少し見えてきました。その後パンフレットの大まかなレイアウトを議論し、見開きの冊子にする、マップを最初のページに持ってくる、地域ごとではなく季節ごとに情報を分けるなどが決まりました。菅野さん、西田さんのお2人につくる班での活動後に参加していただき、自分たちでは気づけなかった情報を得ることができました。つなぐ班は今後も、湖南町内外の人から様々な情報をお待ちしています!
「つたえる」班ではどの民話の語りに挑戦するかを決め、挑戦する民話の内容を理解できるよう誰が、いつ、どこで、なにをした、を書き出しながら民話の読み込みを行いました。今年度も講師を民話のふるさと湖南継承会 代表 西田忍 様にお願いし、来週からいよいよ語りの練習が始まります。つたえる班の生徒のほとんどは、湖南民話に触れるのが初めてで、聞いたことのない湖南の方言や場所など、分からない単語などをメモし、来週の練習に向けて準備を進めました。
第4回 総合探究:2学年地域ミライ探究
6月1日(木)、「つなぐ」班・「つくる」班・「つたえる」班がそれぞれの活動を行いました。
地域ミライ探究の様子はこちら(湖南高校no+e)からもご覧いただけます。
「つなぐ」班では今回、パンフレットに記載するスポットの取材のため、湖南町にある史跡を訪問しました。自分たちの目や耳など、五感で豊かな自然を感じ、改めて湖南町の魅力を発見することができました。
「つくる」班では郷土料理研究家の菅野洋子様、渡部幸子様を講師にお招きし、湖南町の伝統料理の「ちまき」作りを1年生と合同で行いました。今回使用した笹は5月18日(木)の放課後に、つくる班の生徒たちが自分たちで取に行ってきました。昨年ちまき作りを体験した3年生が講師として同行し、使える笹の葉の指導などを行いました。
1年生は初めてちまきを作る生徒が多く、最初は時間がかかっていましたが、講師の方や経験者の2年生からの丁寧な指導のもと、終盤には慣れた手つきでちまきを作っていました。
「つたえる」班では講師の西田忍 様から、民話と昔話の違いや湖南町における民話がどんなものなのかお話いただきました。また、実際に民話を語っていただき、生徒たちは聞き入っていました。その後、民話を語る際の注意点や生徒たちが挑戦する民話に登場する方言や地名などを説明していただきました。説明のあとはいよいよ練習です。生徒たちは、湖南民話の特徴である強弱をつけない、というところに苦戦していました。
第5・6回総合探究:1学年地域カダイ探究 地域インタビューを行いました。
5月18日(木)に2年生インタビューが行われ、地域インタビューの予行練習を含めて「地域カダイ探究」の概要が分かることができました。
6月8日(木)は、1週間後に行われる地域インタビューの準備を行いました。タブレットを使い、企業のHPを閲覧しながらインタビューでの質問を考えていきました。その後、付箋を使って質問を選定し、質問の順番や担当を決めていきました。
6月15日(木)、地域インタビューが行われました。渡富建設株式会社 田中様・佐藤様、有限会社小山電設 小山様、有限会社大越自動車 大越様、湖南行政センター 高橋様に御来校いただきました。始めは緊張した様子でしたが、段々と打ち解けていき、和やかな雰囲気で行うことができました。また、インタビューの答えに対して真面目にメモをとっていました。次回は地域インタビューをまとめ、発表の準備を行います。
第5回・6回 総合探究:2学年地域ミライ探究
6月8日(木)、6月15日(木)、「つなぐ」班・「つくる」班・「つたえる」班がそれぞれの活動を行いました。
「つなぐ」班では、パンフレットの仮タイトルが決定しました。仮タイトルは「まるっと湖南」です。
タイトルを決定した後は、レイアウトを考えたり、郷土資料を参考にしながら紹介する場所の説明文を考えたり、パンフレット作りの基本となる作業を行いました。
「つくる」班では講師の菅野様、渡部様、西田様をお招きし、6月8日にたけこ汁を、6月15日にアカハラの天ぷらを作りました。
アカハラの天ぷらでは、遠山様にも講師をお願いし、計4名の方から作り方を教えていただきました。生徒からは、魚独特の匂いがあって最初は怖かったけど、上手に作ることが出来て良かった、などの感想がありました。
「つたえる」班では6月8日に語りの個人練習を行い、6月15日に講師の西田様をお招きし、これまでの個人練習の成果を見ていただきました。西田様からは生徒個人に合ったアドバイスやお褒めの言葉をいただき、生徒たちは自信を付けていました。
また、西田様が民話を語る際に着用する「作務衣」を持ってきてくださり、生徒たちも着てみることに。実際に作務衣を着て、民話に対する意識が一層高まりました。
第7回 総合探究:2学年地域ミライ探究
7月6日(木)、「つなぐ」班・「つくる」班・「つたえる」班がそれぞれの活動を行いました。
「つなぐ」班では、パンフレットの仮タイトル「まるっと湖南」の題字書きに挑戦しました。慣れない毛筆に苦戦しながらも、味のある題字が幾つか出来上がりました。また、地元の飲食店のページ作成も行い、マップの形が少しずつ出来上がってきました。
「つくる」班では講師の菅野様、渡部様、西田様をお招きし、みそあげを作りました。今回は4パターンのみそあげを作り、それぞれ食べ比べを行いました。
「つたえる」班では、これまで練習してきた民話の発表を行いました。全員の発表が終わると、講師の西田様から「民話は特技です。人前で発表することによって自信が付きます。これからも民話を続けてほしいです。」と講評をいただきました。
第7~9回総合探究:1学年地域カダイ探究 地域インタビューまとめ&発表を行いました。
6月15日(木)に行われた地域インタビューを終え、第7~9回の1学年地域カダイ探究では、地域インタビューのまとめと発表を行いました。
6月22日(木)及び7月6日(木)、地域インタビューのまとめ作業を行いました。各班ごとに地域インタビューで得られたことをスライドにまとめていきました。質問ごとにまとめていくのか、企業ごとにまとめていくのか、スライドの担当はどのようにするか、スライドのレイアウトはどのようにすれは良いのか、などを考えながらまとめていきました。
7月13日(木)、地域インタビューまとめの発表を行いました。質問ごとにまとめ発表した班、企業ごとにまとめ発表した班、スライドに書いてあること以外に補足を効果的に用いて発表した班など各班ともそれぞれ特色ある発表を行いました。
1学期の地域カダイ探究の授業は今回で終わりになります。2学期も、「プレ・インターンシップ」「合同ワークショップ」など様々な活動が行われる予定です。これらの活動を通して湖南地域の魅力や課題を発見して、来年の活動につなげていってほしいと思います。
第8回 総合探究:2学年地域ミライ探究
7月13日(木)、「つなぐ」班・「つくる」班・「つたえる」班がそれぞれの活動を行いました。今回の総探では、当日短期交流として滞在していた城北埼玉高校の生徒もそれぞれの班の活動に加わりました。
「つなぐ」班では先週に引き続き、パンフレット作成に取り組みました。
「つくる」班では講師の菅野様、渡部様、西田様をお招きし、山菜おこわを作りました。
今回は時間の最後に他2つの班も合流し、つくる班が作った山菜おこわを2学年と城北埼玉高校3名の生徒と一緒に食べ、和やかに交流をすることができました。
「つたえる」班では1学期に取り組んだ活動の振り返りと、2学期に向けての活動目標決めを行いました。
地域カダイ探究の「インスタ」発信がはじまります!
第1回の発信は、6月1日におこなった「ちまきづくり」です。これから、毎週金曜日にインスタ配信をしていきますので、よろしかったらフォローしてください。
https://www.instagram.com/konan_hs_fukushima/
総合探究:2学年地域カダイ探究「つたえる班」練習&発表
12月18日(月)視聴覚室にて、2学年地域カダイ探究「つたえる班」による民話の語りと劇の発表を行いました。
発表に先立ち、12月12日(火)・13日(水)の放課後、つたえる班は民話発表のリハーサルを行いました。生徒たちは台詞の確認や衣装合わせを行いました。
当日は一人一つ民話の語りと、班員全員で取り組んだ劇の発表を行い、全校生徒、教職員及び地域の方々に見ていただきました。
まず発表生徒から今までの活動の内容や、今回行う発表の説明をしました。続いて、一人一つの民話の発表を行いました。今回は「弘法大師と大蛇退治」「草取り地蔵」「赤津の弁天様」「午前桜」を語りで、「そばの宿」を劇形式で班員全員で発表しました。
発表者からは「とても緊張したけど、最後までやり遂げることが出来て良かったです」、発表を見ていた生徒からは「劇で民話発表って本当に伝わるの?と思ったけど、民話にでてくる昔の言葉だと伝わらない、分からない所が具体的になっていて、湖南民話がもっと広く伝わる可能性を感じました」などの感想がありました。
民話のご指導及び衣装などのご協力をいただいた西田忍さん、小道具を提供していただいた小山伝一郎さん始め、今回の民話発表にご協力いただいた方々に深く感謝申し上げます。
総合探究学習成果発表会を行いました
2月1日(木)、視聴覚室にて今年度の総合探究学習成果発表会を行いました。
1学年「地域カダイ探究」、2学年「地域ミライ探究」の「つくる班(郷土料理)」「つなぐ班(観光PR)」「つたえる班(民話)」の3班がそれぞれ今年1年間の学習成果について発表をしました。各班ともスライドを用いて、活動の成果や課題について分かりやすく発表を行いました。また、発表を聴く方も真剣に聴き、生徒全員で学習成果の総括を行いました。
来年度の課題と目標を見つけるきっかけとなり有意義な時間となりました。
11月19日(火)10.0℃ 曇
霙が降っています