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1. 第5回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班)空き家のリノベーション③

投稿日時: 2021/06/18 教員13

 6月17日(木)今回の空き家リノベーションは、Bチーム9人を6対3の班に分け、2階の壁剥がしと1階のお風呂場解体を行いました。壁剥がし班は、霧吹きで壁の素材を柔らかくしてから鉄ベラて削っていくという作業を進めていきました。前回実施した天井の解体と比べると、一見簡単そうに見えますが、壁の素材によって堅さが異なり何度も何度も削らないと剥がれないため、生徒たちは汗だくになりながら一所懸命に取り組んでいました。単調な力作業は集中力と根気が要りますが、誰一人作業を投げ出すことなく、真剣な表情で取り組んでいました。休憩中には、現代アートを壁に描いている生徒も…!?

 

 1階のお風呂場解体班は、壁剥がし班の作業効率化のため、2階にたまった廃材を運ぶ作業から取りかかりました。解体の取組を始めて3回目ですが、今回の廃材の量には目を見はるものがあります。廃材を2階から1階へと運びきり、生徒達はその量に「こんなに運んだのか!」と、自分たちの頑張りを目で見て確認すると同時に驚きの声をあげていました。

 その後、階段下にあるお風呂場スペースを活用するために、そこにある壁や柱、天井板などの解体を行いました。天井の作業同様に解体には手順と勢いが大切で、これまでの経験を持つ生徒たちは次々と自分から方法を考えながら協力して解体を進めていました。取材班が2階から1階に降りると、そこには生徒と一緒になって解体に取り組む校長先生がいらっしゃいました。

 

  2時間後、お風呂場解体は無事終わりました。しかし、壁剥がしは作業箇所の多さもあり全てを終えることはできませんでした。生徒たちの表情には2時間の作業を手を抜くことなくやり切ったという達成感と自負心が現れていました。

 新たに生み出した1・2階のスペースをどう活用していくのか、次の総合探究の時間からはその方法を生徒たちが話し合って考えていくことになります。現地での作業を通して「自分たちの場所」という意識が芽生えてきた生徒たちが、それをどのように活用したいと考えるのか。生徒たちの活躍にご期待下さい。