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コミュニティ・スクール(CS)

1年生が地域課題探究ワークショップに参加しました

 10月22日(木)に、福島県教育委員会が主催する地域課題探究ワークショップを本校会場に行いました。ワークショップは生徒が主体となって運営され、本校生徒は会場校代表あいさつや、午前中の進行を務めました。活動は西会津高校の1、3年生、川口高校の1年生とともに本校の1年生が8グループに分かれて行い、参加生徒は「地域の理想の未来」について意見を出し合いました。講演会では、OECD 東北スクール運営事務局長の七島貴幸様をお迎えし、高校生が未来を考えることの重要性や、復興イベントや高校生フェスティバルを完成させるまでの道のりなどについて、高校生の背中を押してくれるようなお話をいただきました。

 ワークショップに参加した生徒からは、「自分は人前に出ることが苦手なんです。でもそんな自分を変えたくて、グループの意見発表の役をやったんです。」「恥を捨て、自分から積極的に話しかけ、話題を盛り上げると班の人ともうまく打ち解けることができました。」「普段考えないことについて、他校の皆さんと考えられてとっても良かったです。」「今の湖南に似た問題点が、西会津高校や川口高校でもあるんだと勉強になりました。」などの声が寄せられ、また、アンケート結果からは、地域の未来について考えることが重要だと感じた生徒、他校生との交流が有意義だったと感じた生徒がほとんどでした。

 【おまけ】当日までの準備の様子です。

「蕎麦プロジェクト」 脱穀・選別をしました。

10月15日(木)の5・6校時、10日前から体育館のギャラリーで乾燥させていたソバの脱穀と選別を行いました。

地元の認定農業者の阿部敏光さんと中野生産組合の代表桑名秀一郎さんにご指導をいただきながら、まずは、脱穀の作業に入りました。唐竿(からさお)代わりの篠竹を利用して脱穀する者、ソバ束を床に打ちつけて脱穀する者、やり方はそれぞれでしたが、皆、手作業でなんとか全てのソバ束の脱穀を終えました。

 

 

続いて、阿部さんのお宅に大正時代から代々伝わる唐箕(とうみ)をお借りして、選別作業を行いました。また、生徒たちは、箕(み)や段ボール製の手作り箕を利用して、「ふぅ~ふぅ~」吹きながら、ソバの実と異物を選り分けていました。熟練技にはまだまだのようですが、それぞれ楽しみながら作業に取り組んでいました。

また、当日は、TV局や新聞社など複数のメディアからの取材がありました。「湖南高原のそば」の名と本校のコミュニティ・スクールの取り組みが県内各地に広まってくれることを期待しています。

第3回学校運営協議会が開催されました。併せて「第2回地域協働の学校づくりのための研修会」も行いました。

 10月7日(水)、本校全職員並びに学校運営協議会委員の方々を対象に、株式会社 Prima Pinguino 代表取締役の藤岡慎二先生に講演をいただき、地域協働の学校づくりのための研修会を行いました。

 藤岡先生は、全国的にも知られる島根県立隠岐島前高校魅力化プロジェクトに参画し、その実践をベースに全国各地で「高校魅力化プロジェクト」の中心メンバーとして活躍されています。現在は、会社経営とともに、大学でも教鞭を執られ、経営戦略・リーダーシップ・人材育成・地域活性化をご専門にされています。

 演題は「教育の魅力化による地域の活性化~全国に拡がる高校魅力化プロジェクト~」。本校のコミュニティ・スクールのあり方を考えていくにあたって、とても刺激的な内容でした。あいにく前日に体調を崩され、リモートでの講演となってしまいましたが、200枚を超えるスライドを準備され、その熱い語り口は、遠隔とは思えない臨場感にあふれた雰囲気を醸しだしていました。本当に中身の濃い有意義な時間でした。

 講演会に引き続き、第3回学校運営協議会を開催しました。

 小山伝一郎会長及び酒井祐治校長からの挨拶の後、事務局から前回協議会の議事についての報告がありました。熟議題「湖南ブランド」については、『蕎麦プロジェクト』として湖南町特産のそばの六次産業化が6月より始まり、現時点で収穫まで漕ぎ着けた旨、報告がありました。熟議題「湖南高校応援隊」並びに熟議題「イベントをいっしょにやってみませんか」の進捗状況についても報告がありました。続いて、先進校視察として群馬県立尾瀬高等学校を10月下旬に訪問する趣旨説明がありました。最後に、オブザーバーとして参加していただいた藤岡先生からアドバイスをいただき、また、高校教育課の渡部俊博指導主事が協議会全体を通しての感想を述べられました。

 詳しくは、議事録をご覧下さい。

「蕎麦プロジェクト」 収穫しました。

 7月27日の種まきから70日目にあたる10月5日(月)、そばの実の80%以上が黒褐色になっていることを確認し、地元の生産組合代表の桑名秀一郎さんと認定農業者の阿部敏満さんのご指導・ご尽力の下、刈り取りを実施しました。

 当初は、そば畑の三分の一程度を手刈りして、残りはコンバインで刈り取るつもりだったのですが、あいにく午前中に雨が降り、コンバインでの搬入が難しくなったため、急きょ予定を変更して、12㌃の「そばファーム」全てを手刈りで収穫することにしました。全校生徒に加え、学校運営協議会の委員の方々も参加され、総勢約80人が鎌を持って約2時間、大いに実ったそばと格闘しました。

 刈り取った後は、稲わらで結わいて体育館のギャラリーに運びました。現在、はぜかけにして乾燥させています。今月中旬には、脱穀・選別作業を行う予定です。 

 

「蕎麦プロジェクト」収穫の実施について

10月5日(月)は「蕎麦プロジェクト」の収穫日です。

当日の天気予報は「曇り一時雨」ですが、現時点では実施の予定です。

生徒のみなさんは長靴と体育着を持参してください。

なお、ご自宅に稲刈り鎌がある方は準備してください。

蕎麦の出前授業を受講しました

 9月2日水曜日に、蕎麦プロジェクトの一環として、理科の授業へ農業総合センターから講師を招きました。おいでくださったのは会津地域研究所の新田靖晃様で、本校の蕎麦プロジェクトで育てている蕎麦の品種「会津のかおり」に触れながら、植物そして農作物として見るソバについてご説明いただきました。

 5時間目は3年生、6時間目は1、2年生と2講座に分かれての授業でした。それぞれの講座で興味を深めた生徒たちから活発に質問も出されました。受講後に生徒からは、

湖南高校で育てている会津のかおりの収穫が楽しみです。

会津のかおりという品種に至るまでの苦労があってのおいしさがあるんだと思いました。

この講座を受講してもっと蕎麦プロジェクトに積極的に関わり、もっと多くの人に湖南のそばについて知ってもらえるようにしたいです。
などと感想が述べられました。

「そばファーム」の蕎麦生育観察

 8月27日(木)、「そばファーム」の蕎麦の様子です。

 好天に恵まれていることもあり、蕎麦はすくすく育っています。

 生徒は2人1組になり、毎日2組ずつ、天候や開花・出穂状況、病虫害獣被害などの生育観察をしています。

第2回「蕎麦プロジェクト」のための教員研修会

 8月10日(月)、第2回蕎麦プロジェクトのための教員研修会を本校教職員を対象に行いました。

 学校運営協議会委員・同窓会会長・そば栽培の中野生産組合代表 桑名秀一郎さんを講師に、湖南産新そば粉でそば打ちをしました。

 麺棒で生地を均等な薄さにしたり、大きな包丁を使って生地を細く切ったりすることには苦労しましたが、そば粉の「こね」や「のばし」は前回の研修の成果を実感しながらすることができました。打ち立てのそばは香りがすごく良く、茹でておいしくいただきました。

 そば打ちを生徒に指導できるよう、これからも研修を積み重ねていきます。

 

 

「蕎麦プロジェクト」種まき

 7月27日(月)、全校生による蕎麦の種まきを「そばファーム」にて行いました。種は福島県オリジナル品種「会津のかおり」です。

 はじめに、学校運営協議会委員・そば栽培の中野生産組合 代表 桑名秀一郎さんと福良地区の認定農業者 阿部敏満さんから種のまき方についての説明と指示がありました。その後、全校生、地域の方々、教職員が、約70㎝間隔に一列になって、種の入った紙コップを片手に持ちながら、一粒一粒、丁寧に種をまきました。

 生徒たちは畑に入ると、ずぶずぶと足が取られ、靴はすぐに泥だらけになりました。生徒のほとんどが蕎麦の種まきを体験したことはありませんでしたが、地域の方々に教えていただきながら行うことができたため、無事に終えることができました。

 帰校後には体育館で「蕎麦プロジェクト」ガイダンスがありました。学校運営協議会副会長 満田仁一さんからはコミュニティ・スクールと蕎麦プロジェクトについて、桑名さんからは「会津のかおり」の特徴や今後の作業などについてお話していただきました。

 雨が続く天候が少しだけ心配ですが、これからの成長が楽しみです。

 

 

塙工業高校生に車椅子を修理していただきました

 このたび、塙工業高校の3年生に、車椅子を修理していただきました。

 この車椅子は、タイヤがパンクしたままの状態で、本校の部屋の片隅に置かれていたものです。

 生徒の皆さんによって蘇った車椅子は、インクルーシブ教育「誰にでもやさしい学校」という点から、来校者が利用しやすいように本校事務室に置いてあります。

 塙工業高校の皆様、ありがとうございました。

湖南高校「菱の実祭2019」動画

 令和元年度(2019年度)に開催された「菱の実祭」において、文化祭実行委員会が湖南高校と湖南地域を舞台に動画を作成しました。この動画は、生徒と教員、地域の方々との関係など、コミュニティ・スクールとしての湖南高校の様子が分かる内容になっています。

 https://www.youtube.com/watch?v=Btj7IrG4L8E

「蕎麦プロジェクト」畑の土づくり

 「蕎麦プロジェクト」のための畑の土ができあがりました。土づくりは、1回目に引き続き、福良地区の認定農業者 阿部敏満さんご夫妻にご協力いただきました。

 7月9日(木)〔2回目〕は再耕起によって土をより細かくし、7月17日(金)〔3回目〕はその土を蕎麦づくりに適した通気と水持ちのよい状態にしていただきました。特に、3回目には「過石粒」「粒状苦土石灰」「硝燐安加里」を土に混ぜて、土の酸度などを整えていただきました。

 地域の専門家の手によって、子どもたちの育ちにつながる、そばプロジェクトがまた一歩前進しました。

 蕎麦の種まきは7月27日(月)を予定しています。

 

3年生が菅川の水質調査をはじめました

 7月13日(月)に生物基礎の授業で水質調査を実施しました。これは猪苗代湖美来(みずみらい)基金の助成を受けて、猪苗代湖に流れ込む菅川の水質調査を実施するもので、今回は、学校敷地内の用水路とその水を取水する菅川の地点、学校西部の菅川に架かる橋の下の水質を調べました。3地点ともに大きな違いはなく、水質はpH7.0~7.5、COD2~4、亜硝酸態窒素0.02という結果でした。

 敷地内の用水路にはホタルや水生動物、バイカモなどが生息しています。今後は毎週月曜日に調査を実施していく予定です。

湖南高校の敷地には蛍がいます

 湖南高校の敷地内には小さな川が流れています。この川は校歌にも歌われている菅川の水系で、水は猪苗代湖に流れます。水質は良好で、梅花藻(金魚草)が再び自生するようになりました。

 この時期、湖南高校の敷地内では蛍を見ることができます。

 

「蕎麦プロジェクト」のための教員研修会

 6月20日(土)、本校教職員対象に「蕎麦プロジェクトのための教員研修会」を行いました。この研修会は湖南高校同窓会役員の皆さまにご協力いただき実現しました。

 そば打ち体験では、学校運営協議会委員・同窓会会長・そば栽培の中野生産組合代表 桑名秀一郎さんによる丁寧な指導のもと、そば打ちの楽しさ、奥深さを実感することができました。自分たちで打ったそばを茹でて食べてみることにより、そばをより深くおいしく味わうこともできました。

 また、湖南の地域性を活かしたそばの作付けに関することや玄そばの状態を、選別、脱皮、唐箕(とうみ)、石臼挽き、ふるいといった作業を行って製粉する様子などについて学ぶことができました。