地域カダイ探究・地域ミライ探究
第1回 総合探究:「ライフストーリーグラフを作る」
4月22日(木)、1・2学年合同で2021年度最初の探究活動をおこないました。今回のテーマは自己理解・他者理解。講師にホールアース福島校の和田さん、湖南町でワイン用ブドウ栽培などに携わる小山さんのお二人を招き、ライフストーリーグラフの作成に挑戦しました。自分自身の人生を振り返り、友人の話に耳を傾ける中で、自分自身の強みと弱みを再確認し、これからチームとして探究活動に携わる仲間とのつながりを深めることができました。
(生徒の感想):「自己理解と他者理解という言葉の意味について理解できた。自分の話だけでなく、相手の話を聴くことも大切だと感じた。今日の授業を通して、過去の出来事を振り返ると、いろいろなことがあったんだと改めて考えさせられた。また、思っていた以上に、友達も同じことがあったりと、いろいろ知ることができて良かった。」
「その話をした相手の過去を詳しく知ることができ、この人はそういう人なんだと思っていたこととは逆の人もいてとてもビックリした。やはり話してみないとその人のことを知ることができないなと思った。みんなの話を聞くことや知らない部分を知ることができて良かったし、もっと相手を知りたいので日常的にみんなと話したいと思った。」
いよいよ次回から、1学年と2学年にわかれて探究活動を開始してゆきます。1年生は「地域カダイ探求」として調査、研究、プレゼンのノウハウを学びつつ、湖南町の魅力や課題を調査してゆきます。2年生は1年次の学習をいかし、「地域ミライ探究」をおこなっていきます。地域ミライ探究では、昨年の蕎麦レシピコンテストに出された品目の改良などに取り組んでゆきます。2年生は、それと平行し、湖南町の古民家の再生をプロデュースし、湖南町の魅力発信の中核となる拠点構築に挑みます。ゆくゆくは、湖南高校生が考案した様々な商品やアイディアをこの拠点を軸に世界に向けて発信してゆく予定です。
第2回 総合探究:A班「新しい蕎麦レシピの商品化チーム」・B班「湖南町にある古民家を地域の情報...
5月6日(木):本日の地域ミライ探究からA班(新しい蕎麦レシピを商品化するチーム)とB班(湖南町にある古民家を地域の情報発信拠点に改造するチーム)に分かれて活動をおこなってゆきます!
A班では、6月10日(木)の蕎麦プロジェクト商品開発校内品評会に向けて、蕎麦を使ったレシピを考案しています。その後は考案したレシピに徐々に肉付けしていくイメージで、商品を6次化していきます。
本時はA班をさらに2グループに分け、それぞれで蕎麦を使ったレシピを2品ずつ考えました。昨年出たレシピから選んで決めたグループもあれば、新しく自分たちが作りたいものを考え出したグループもありました。その後は、材料や作り方をサーフェイスを使って調べたりグループで議論したりして、よりよいものがつくれるよう準備をしました。中には、「そばレシピコンテスト」の経験をもとに、昨年つくったものをさらに改良しようと試みている生徒もいます。次回は実際に調理をし、試食します。
B班では、地域で農業に携わる傍ら、地域興しに関わる活動に従事されている小山さんを中心として、湖南町の抱える空き家問題や湖南町に人を呼び込むためには何が足りないかなど共に考えていきました。
探究活動の後半では、古民家を情報発信基地として活用するにあたって、どのような利用法が考えられるか、活発な議論がおこなわれました。生徒達からは「カフェ」、「イベントスペース」、「A班の考えた蕎麦商品の紹介と販売」、「地域のみどころを紹介するコーナーを作る」、さらにはそれらすべてあわせた「総合センター」など興味深い意見がたくさん出されました。いよいよ、次回は実際に古民家を視察し、改装をお手伝いする中で、プラン実現のためのイメージを広げてゆきます!
次回以降も活動の様子をどんどんアップしてゆきたいと思います!
第2回 総合探究:1学年地域カダイ探究 湖南町全住民アンケート結果についての考察を行いました
令和3年5月6日(木)の総合的な探究の時間において、「データから見る湖南町」というテーマで、湖南町全住民アンケート結果についての考察を行いました。
ジグソー法を取り入れ、「人口からみた湖南町」「産業面からみた湖南町」「地域活動の面からみた湖南町」「暮らしの面からみた湖南町」の4つのエキスパート班に分かれ、地域の課題、理由、対策、私たちにできること、住民の方々に聞いてみたいことについて探究を行いました。
話し合いの中では、湖南町の産業について多くの人に知ってもらいたい、そのためには湖南町の産業について自分たちも詳しく知っていきたいと意見が出されました。
第3回 総合探究:1学年地域カダイ探究 地域の方へのヒアリングに向けて、よりよい話の聴き方を学...
令和3年5月20日(木)の総合的な探究の時間では「話の聴き方を学ぼう」というテーマの授業を行いました。これから始まる湖南町の方々へのヒアリングにおいて、よりよい話の聴き方ができるスキルを学ぶというものです。
演習を通し、「傾聴」の方法や質問の仕方について体験を通して学びました。活動の中では、他人の気持ちを思いやることや、相手の立場に立って考えることの大切さを理解し、実践しようとする姿が伺えました。
第3回 総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家班)空き家のリノベーションをおこないました。
5月20日(木)第3回目となるこの日は、地域情報発信のプラットフォームとなる空き家リノベーションのための実働作業をおこないました。古民家に足を運ぶのはこの日が最初、どう改築してゆくのか、これからそこで何ができるのか、生徒たちの期待と不安も高まります。古民家の場所は学校から徒歩5分程度の場所で、福良地区の中心地。湖南町の情報発信をおこなっていくにはうってつけの場所です。
この日の作業は、天井解体。みな、慣れない作業ながらも、バールとハンマーを片手に懸命に作業に取り組みました。実際に汗を流しながら作業するなかで、これから自分たちの活動の拠点となる情報発信基地に対するイメージを膨らませてゆきました。
2時間の作業時間はあっという間に過ぎていきました。最終的な成果は・・・天井解体全て完了!ミッション達成です。生徒たちからは、「某テレビ番組」みたい、「こういう活動って普通に生活していたらできないよね」などの声が聞かれました。
次回も引き続き、実働作業です。ビフォア・アフターで今後どのような形になるのか楽しみです。予定としては、年内には改築は完了し、年明けにはイベントや情報発信基地として機能していく予定です。今後古民家がどう変わっていくのか、乞うご期待!
第3回 総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班)そばレシピの試作を行いました。
5月20日(木)5・6校時、A班「そばの6次化班」はそばの商品開発に向けて、レシピの開発と試作を行いました。今回の実習は生徒10名が「そばの種・そばケーキ」と「そば団子・そばチュロス」のグループに分かれて、約2時間、そばを使った4品目を開発・調理しました。
生徒たちは、昨年の「そばレシピコンテスト」での経験を活かし、手際よく調理に取り組んでいました。また、調理をしながらレシピを改良したり、食品を再調理したりしました。そして、生徒たちは出来上がった4品目すべての試食をすることができました。
生徒からは、「(そばケーキは)ふわふわしていておいしかった。手間はかかるが人気が出そう。」「(そばチュロスは)揚げたてはサクサクで良かったが、時間がたつとシナシナになってしまった。もう少し工夫をするともっとおいしくできると思う。」などの感想がありました。
引き続き、A班では湖南らしさを大切にしながら、地域の方々とともに品目のさらなるブラシュアップを図っていきます。
第4回 総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班) そばのレシピの選定を行いました
6月10日(木)5・6校時、2学年ミライ探究のA班「そばの6次化班」は、そばの商品開発に向けて、レシピの選定を行いました。
初めに、前回試作した4品について、それぞれのレシピ班内で反省を行いました。その後、各班が反省を発表し、全体で各レシピの良い点や改善点等を共有しました。
後半は席を替え、別なメンバーと議論し、さらに深い議論をすることができました。議論の中では「商品化を考えると保存性が心配だから〇〇のようにすればいいんじゃないか」、「『そばレシピ』だからそばの風味があるかどうかが大事じゃないか」など活発な意見が飛び交っていました。
最終的に商品化していくレシピは、「そば団子」と「そばケーキ」に決まりました。さらに「そばの種」を決定した商品とコラボさせるという素晴らしい案が出されました。
今後は選定した2品の改善や企業へのプレゼンテーション資料作りを進めていきたいと思います。
第4回 総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班) 空き家のリノベーション②
古民家リノベーションチームは前回に引き続き、天井解体作業をおこないました。今回で2回目ということもあり、作業にも大分慣れてきました。バールやハンマーなどの道具の使い方も板についてますね。梁の部分は前回の板はがしとは異なり、釘で固定された木枠をはがしてゆく作業のため、難易度はかなり高めです。バールで直接剥すのが困難な場所には鋸で切れ目を入れ、その切れ目に沿ってはがしてゆきます。また、天井を壊した後に出る廃材の撤去作業も一苦労です。しかし、そんな難易度や暑さにもめげず、着々と作業を進めてゆきました。
全体を見ていて、みんな手先がものすごく器用なことに気づきました。鋸の挽き方もじつにあざやか!!でもやはり、作業にはコツが必要です。むやみやたらと叩いたり、引っ張ったりしても、うまく外れるものではありません。そこは持ち前のチームワークを発揮し、教えあい学びあい、作業の効率化を図り、一時間過ぎたころには120%くらいの力を発揮できるようになっていました。
今回の作業を通して、建物2階の半分近くの梁撤去が完了しました。たかが作業、されど作業。同じ目標に向けて皆が気持ちを一つにする中で、気持ちも高まってゆきます。作業終了後、みんなで古民家の前で記念撮影。大変な作業でしたが、みんなやり切ったという顔してますよね。
第5回総合探究:2学年ミライ探究(B班:古民家再生班)空き家のリノベーション③
6月17日(木)今回の空き家リノベーションは、Bチーム9人を6対3の班に分け、2階の壁剥がしと1階のお風呂場解体を行いました。壁剥がし班は、霧吹きで壁の素材を柔らかくしてから鉄ベラて削っていくという作業を進めていきました。前回実施した天井の解体と比べると、一見簡単そうに見えますが、壁の素材によって堅さが異なり何度も何度も削らないと剥がれないため、生徒たちは汗だくになりながら一所懸命に取り組んでいました。単調な力作業は集中力と根気が要りますが、誰一人作業を投げ出すことなく、真剣な表情で取り組んでいました。休憩中には、現代アートを壁に描いている生徒も…!?
1階のお風呂場解体班は、壁剥がし班の作業効率化のため、2階にたまった廃材を運ぶ作業から取りかかりました。解体の取組を始めて3回目ですが、今回の廃材の量には目を見はるものがあります。廃材を2階から1階へと運びきり、生徒達はその量に「こんなに運んだのか!」と、自分たちの頑張りを目で見て確認すると同時に驚きの声をあげていました。
その後、階段下にあるお風呂場スペースを活用するために、そこにある壁や柱、天井板などの解体を行いました。天井の作業同様に解体には手順と勢いが大切で、これまでの経験を持つ生徒たちは次々と自分から方法を考えながら協力して解体を進めていました。取材班が2階から1階に降りると、そこには生徒と一緒になって解体に取り組む校長先生がいらっしゃいました。
2時間後、お風呂場解体は無事終わりました。しかし、壁剥がしは作業箇所の多さもあり全てを終えることはできませんでした。生徒たちの表情には2時間の作業を手を抜くことなくやり切ったという達成感と自負心が現れていました。
新たに生み出した1・2階のスペースをどう活用していくのか、次の総合探究の時間からはその方法を生徒たちが話し合って考えていくことになります。現地での作業を通して「自分たちの場所」という意識が芽生えてきた生徒たちが、それをどのように活用したいと考えるのか。生徒たちの活躍にご期待下さい。
第5回 総合探究:2学年ミライ探究(A班:そばの6次化班) 企業へのプレゼンテーションの資料準備
6月17日(木)5・6校時、2学年ミライ探究のA班「そばの6次化班」は、企業へのプレゼンテーションの資料作りを行いました。
前回の話し合いで、4品の試食品から「そばケーキ」と「そば団子」の2品を選定しました。今回は、①昨年度まで行ってきた「そばプロジェクト」のまとめ ②今年度のミライ探究「そばの6次化」のまとめ ③「そばケーキ」のまとめ ④「そば団子」のまとめ この4班に分かれて活動を行いました。
まずワークシートを用いて、それぞれの班ごとに、今までの活動を振り返り、企業の方へ伝えたいことをまとめました。その後、プレゼンテーションの資料作りを進めていきました。ある班では、パワーポイントに入力しながら資料作りを進めていました。また別の班では、タブレットを利用して発表原稿の作成を先に行っていました。準備の進め方に違いはありましたが、どの班も熱心に取り組んでいました。
次回もプレゼンテーションの資料作りを進め、本番に向けて取り組んでいきたいと思います。
11月19日(火)10.0℃ 曇
霙が降っています