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地域カダイ探究・地域ミライ探究

地域ミライ探究 第6回目報告

地域ミライ探究6回目。
見通しが見えているチームも、暗中模索するチームも、それぞれに動きの活発な1日でした。
地域内外の方に相談しつつ、先生方とも試行錯誤しながら、何が正解かもわからず、とりあえず手を動かす。
タネをまいたり、火を起こしたり、蕎麦の試し炊きをしたり、ビニールハウス(?)を作ったり。。
正しいと思っても内的・外的それぞれの要因で思うようにいかないことも。泣いても笑っても12/10のカレー実食の日まであと84日。
次回の全体会は10月1日(木)です!

ホールアース自然学校 和田祐樹

<主食班> 「そば」をどう調理すれば、カレーと相性が良いのか?

9月17日(木)、そばもだいぶ育ってきました。ただ、生育がまばらで、

いつ収穫をして良いのか迷いどころです。

 

収穫までの間、そばをカレーに合うように調理するにはどうしたらいいのか?

試作品をつくってみました。

 

左は、候補①「そばがき」です。作り方は簡単でした。

 

右は、候補②「そばの実ご飯」です。原始的な味が魅力でした。

 

 

 

候補③オーソドックスな「そばの麺」です。

蕎麦打ちから挑戦しました。蕎麦100%の粉は、すぐにボロボロと切れてしまい、麺というよりは、蕎麦団子のようになってしまいました。

 

 

 試食して、投票を行いました。

 なんと、投票の結果、5票を集めた候補③の「麺」が選ばれました。どうやら、みんな、蕎麦打ちの醍醐味を味わってみたいようです。

 ということで、12月のカレーライスは「カレーそば(団子?)」ということになる予定です。

スパイス班 コツコツお世話中&新しいスパイスが…

夏休み中のスパイス班は、プランターを家に持ち帰り、各自でお世話をしていました。二学期に入ってからは、プランターを学校に持ってきて、当番制でお世話をしています。水やり、草むしりなどをしていくうちに、唐辛子の花が咲きました。コリアンダーも、着々と成長しています。クミンも、とうとう芽が出てきました。写真でお分かりいただけるでしょうか…?

本日9月17日の総合探究では、ビニールハウス(?)を作りました。秋が深まり気温の下がっていく中、ビニールハウスで気温を保つことが狙いです。廃材を組み立て、ひもで固定し、透明ビニール袋をかぶせました。今後は試行錯誤しながら、ビニールハウスを増やしていくことを計画しています。

また、新たなスパイスを植えました。このスパイスの球根は生命力が強いので、畑・プランター・水耕・土水なし…と、4種類の生育環境を整えました。水耕栽培用の容器は、生徒がペットボトルを切って作成しています。どの生育環境がこのスパイスに合うのか、栽培しながら検証していきます。

「世界一高価」と言われるこのスパイス、10月頃の開花が楽しみです。

<主食班> 刈り取りをしました。

 そばの種まきから72日目の今日10月1日(木)、収穫の目安と言われる実の黒化率がほぼ8割に達し、そばの刈り取りに踏み切りました。

 機械を使えないルールがありますので、収穫後は、そばの穂を軍手で押さえ、引き抜く感じで脱穀を行いました。職員の増子さんからご教示をいただき、箕での選別方法も教わったのですが、なかなか上手くいきませんでした。しばらく乾燥させてから、選別作業に移りたいと思います。

その他班の今日。

 10月1日(木)にその他班は、竹を利用したカレーライス皿とスプーンの試作、米ぬかから油を採取する可能性の模索、キエーロでの肥料作りを行いました。

 特に、油の作り方については、生徒が突然電話したにも関わらず、三和油脂郡山工場様に親切にご助言をいただくことができました。

 12月10日においしいカレーライスが食べられるように、足りないものはないかどうか、常にアンテナを張り巡らせながら、その他班は進みます。

スパイス班 ビニールハウス(?)はその後…

前回9月17日(木)に、木の杭とビニール袋でビニールハウスを作ったスパイス班でしたが…。残念ながら、そのビニールハウスもどきは、風で杭が倒れてしまいました。

そこで、今回10月1日(木)は、「どうすればプランターの気温を保ち、スパイスの成長を促進できるか」をまず話し合いました。その結果、出た対策は「プランターを室内で栽培する」「ビニールハウスを作り直す」の二点です。

方針が決まったので、すぐに動き出しました。

まずは校長先生や事務長に、プランターを教室内に移動していいか交渉しました。防水対策をしっかりと行うという条件で、許可していただけました。

続いて、ビニールハウスを作りました。今回は木の杭ではなく、針金ハンガーを活用しました。

針金を伸ばし、形を整え、ビニール紐で固定しました。

そうして出来上がったビニールハウス第二弾が、こちらです。

無事にプランターの気温が保てているようで、10月6日(火)現在、それぞれの植物の茎が頼もしい太さになってきました。

前回新たに植えた球根も、着々と芽を出しています。収穫に向けて順調に育つよう、お世話を続けていきます。

<主食班><その他班>合同で、ソバの脱穀・選別をしました。

 10月15日(木)、今日は5・6校時目に『蕎麦プロジェクト』の【脱穀・選別】作業がありました。そこで、地元の方からお借りした唐箕を使って、ソバの実と異物を選り分ける作業を行いました。

 これ幸いとばかりに、私たち<主食班>は、『一からカレーライスをつくる』プロジェクトのソバの脱穀・選別作業も、この唐箕を使って行いました。<主食班>だけでは、バス時刻までに作業を終えることができるか心配があったので、急きょ<その他班>の協力も得て、どうにか唐箕での選別作業を終えることができました。ただ、ソバの実の中に、沢山の小石が混ざっていたので、製粉の前に、小石を除去する作業が必要になってくるようです。まだまだ、蕎麦打ちまでの道のりは長そうです。

<肉班>ウチダザリガニ捕獲記

    カレー作りの肉班では、その材料としてウチダザリガニの肉を考えています。

    私たちは裏磐梯の水場でウチダザリガニの捕獲活動を行いました。北塩原村「ペンションとも」さんにご協力をいただきながらの活動で合計500匹以上のウチダザリガニをカレーの材料として確保することができました。

    ウチダザリガニは外来種であり、裏磐梯では大量に繁殖し自然環境に悪影響をおよぼしています。その反面、肉は美味しくフランス料理の材料としても用いられているそうです。私たちはこのザリガニを美味しく料理して食べることで、ザリガニの駆除だけでなく、自然環境の保護についても学んでいけたらと考えています。

    今回の活動にご指導・ご協力いただいた裏磐梯エコツーリズム協会様、ペンションとも様には深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

スパイス班 栽培状況はピンチ…!?

全ては、来る12月10日に、おいしいカレーを食べるために。

スパイス班では、現在スパイスを栽培中です。そして12月10日までに、収穫した素材を乾燥させ、粉末状にすりつぶし、「スパイス」に仕上げなければなりません。ところが…ここ最近の冷え込みで、スパイスの成長がゆるやかになってきたようです。

コリアンダーの葉は青々と伸びていますが、種は果たして…?レッドペッパーは本当にレッドになるのか…?

そんな中、新しく仲間入りしたにんにくは、着々と根と芽を伸ばしています。

また、とうとう、サフランには青紫色のつぼみがでてきました。近日中には、開花でしょうか?

カレーを作る日が迫り焦りも生じる中、安心するニュースでした。

これからも、スパイス班で、じっくりコツコツお世話を続けていきます。

速報!スパイス班 サフランが咲きました!

昨日、サフランのつぼみが出てきたことをお知らせしました。本日11月10日11時段階で、つぼみはより膨らみ、目立つ姿になっておりました。

そのつぼみが、本日午後、開花しました!

球根では見分けがつきませんが、花が咲くと、本当にサフランなのだと実感します。

カレーのスパイスに使用するのは、この花のめしべの部分のみです。放課後、さっそく3本すべてのめしべを抜きました。このめしべを乾燥させ、粉末にすると、高級スパイス「サフラン」となります。

めしべを抜かれた花は物寂しく見えますが…心を鬼にして、サフランの採取を続けていきます。