校長のつぶやき

無事に田植えが終わりました。そして地域の方々に感謝です!!

2022年6月7日 10時44分

 前日までの天気が嘘のように6月4日(土)は晴れ渡り、気温も上がり絶好の田植え日和になりました。田んぼや苗の準備、炊き出しなどは地域の方々に協力して頂き準備万端整ったのですが、自分もさることながら、ほとんどの生徒がやったことがない手植えが本当にできるのか校長としては不安で、朝4時に目覚めてしまいました(笑)。朝は湖南高校そば部と有志の生徒15名が「がち棒」という道具を使って、苗を植えるポイント作りを行いました。泥に足を取られるので、まっすぐに線を引くのが難しかったのですが、生徒と教員でおそるおそるやりました。どちらかというと生徒の方が上手にやっていたような気がします。
 12時前に城北埼玉高校の生徒が到着し、地域のお母様方が朝から炊き出しをした塩むすびとたけのこ汁、みそ揚げが配られ昼食となりました。また、AGAP取得の桑名秀一郎農場の秀一郎さんからは、朝4時から打ったぶっかけ蕎麦が振る舞われました。生徒達は大喜びで食べていましたが、湖南の生徒達より城北埼玉の生徒達がおかわりの連続で、その食欲に驚かされました。やはり湖南の米と蕎麦はとても美味しいということを再認識させられました。また、飛び入りで昨年まで勤務されていた遠藤教頭先生が娘さんと一緒に激励に来てくれました。昼食後は、認定農家の阿部さんからの指導を受けて、いよいよ田植えの開始です。最初は慣れないせいかかなりゆっくりのペースでしたが、飲み込みの早い若い力は徐々にスピードを上げて約1時間半位で終えることができました。天気が良かったせいか日焼けで顔を真っ黒にした生徒や足を取られて転んでしまい真っ黒になった生徒など、生徒達は充実した様子でした。城北埼玉の生物部の生徒は、自宅で稲を育てたいと言って余った苗をもらっていくほどでした。とても楽しかったようで、「また来年も来ます」とも言っていましたが、来年もやらなくちゃいけないとプレッシャーを掛けられた感じです(笑)。短時間の活動だったので生徒同士の交流は限られたものとなりましたが、10月には収穫に来る予定となっています。今度は湖南高校全生徒で交流をする予定です。
 校長としてはいい思い出にするばかりではなく、お互いの高校がある地域の課題に対して、生徒達が本気で向き合ってもらうことが願いです。他の高校では経験できないことができるのは地域の方々の協力があってこそです。感謝の気持ちを持ち、恩返しではなく地域に興味を持つことが大切なのです。湖南高校は地域の方々に支えられた学校なんだと改めて感じた1日となりました。無事に稲が育つことを祈るばかりです。協力して頂いた地域の方々、休み返上で参加して下さった先生方、本当のありがとうございました。

初めてのがち棒まっすぐかな?転ぶの早くない?私に任せて!美味しくできました。城北埼玉高校が到着!お世話になる秀一郎さんと阿部さん今日の昼食!いただきます。阿部さんからの田植え指導田植え開始転ばないでよあ~あやっちゃった!終了!無事に育ちますように!!楽しい一日でした。また来ます!

ステップアップ開始!!

2022年5月31日 18時42分

 インターハイの県大会が行われ、女子シングルスカルでは2年生の藤原早稀が14年振りに愛媛県で行われる全国大会への出場を決めました。ボート部は平日は学校、土日は喜多方市の荻野漕艇場に行って練習を行っています。決して恵まれた環境ではありませんが選手全員が一丸となり、高い目標に向かって日々努力しています。このボート部を牽引したのが3年生の諸橋俊輔です。3年生1人ながら9人の後輩をまとめてきました。昨年の新人戦では県代表として東北大会に出場しましたが、今回は惜しくも決勝で敗れてしまいました。しかしながら、今回の後輩の成長と活躍は、部長とし頑張ってきた諸橋の存在があったからだと思います。次は国体予選を控えています。気持ちを切り替えてリベンジしてもらいたいと思いま。また、ソフトテニス部も宗形春玖が3年生1人ながら部をまとめてきました。残念ながら県大会出場は果たせませんでしたが、この3年間の努力を次のステップで実らせてもらいたいと思います。
 さて、コミュニティ・スクールとしてもステップアップをしなければなりません。6月4日(土)には、米粉大作戦と称して、手植えによる田植えを行います。米価の急落と小麦粉の高騰を踏まえて、米粉に着目しました。阿部様の協力の下、米作りの苦労を体験し、米粉による商品開発を目指しています。今回の田植えには埼玉県の城北埼玉高校の生徒も参加してくれます。県内外の高校生と交流し、他地域の特徴や課題などを共有することで、自分たちが生活している地域の新たな気付きにつなげていきたいと思います。たくさんの学校とつながりを持ち、湖南の地域活性化に貢献していくために、常にステップアップを目指します。

成長著しいボート部しろかきの様子田植えの準備完了阿部さんありがとうございます

湖南に魅了されましょう!!

2022年5月10日 15時55分

 湖南高校の1年生は、湖南町を知るために「ぐるっと湖南」と称して毎年バスで史跡や名勝を見学します。今年は5月10日に行われました。ぐるっと湖南伝承会の大内様と西田様にお世話になりながら、1学年担当の半澤先生と安田先生、そして今年赴任した星教頭先生が引率として同行しました。実は一昨年、去年と私が同行しましたが、曇りや雨模様で寒かったという記憶がありますが、今回は絶好の天気でうらやましい限りです。日頃の行いのせいだと痛感しました(笑)。趣のある隠津島神社や磐梯山と猪苗代湖が一望できる布引高原、青松浜からの美しい景色で自然を感じ、福島県重要文化財である中地大仏や千手観音を間近で見ることで歴史的な学びをします。また、「お菅様と仏法僧」や「弘法大師の大蛇退治」など数々の民話も聞かせて頂きます。実際に体験すると、1日ではまわりきれない風土資産があることに驚かされます。私があっという間に湖南に魅了されたように、生徒の皆さんも湖南の素晴らしさに気付いてくれることを期待しています。
 5月は高体連の大会が始まります。3年生にとっては最後の大会となります。今までの努力を精一杯出し切って、上位大会進出を果たして下さい。ソフトテニス部の地区大会は13日~15日、ボート部の県大会28日~29日です。頑張って行きまっショイ!! 

ぐるっと湖南へ出発!湖南の素晴らしさを感じよう!学校からの風車(留守番の校長撮影)学校からの磐梯山(留守番の校長撮影)

いい季節になりました!!

2022年4月27日 19時10分

 田んぼのくろぬりや肥料まきが進み、田植えの準備が整ってきました。農家の皆さんは毎日忙しい日々が続き、綺麗に咲き誇った桜をゆっくり見ることもできないのではないかと思っているところです。また、山々の木々も新緑の季節となり、疲れた目を優しく保養してくれます。この季節を迎えると大雪だった冬も忘れてしまい、湖南の素晴らしい部分しか感じられなくなってしまう自分に笑ってしまいます。
 さて、今年は湖南の魅力をどんどん発信していくため、湖南高生が考えたイベントを数多く実施したいと考えています。普通科の湖南高校と実業高校のコラボ企画なんかができたらいいなと思っています。また、米価が下がっていることや小麦粉の高騰から米粉の利用にチャレンジしたいと考えました。実はある日お世話になっている方から米粉の話を伺ったのですが、2日後にまた別な方から米粉の話題が出されました。好奇心旺盛な変な校長としてはやらなくちゃだめだと感じ、どうせやるなら稲の栽培から始めようと、すでに田んぼを確保してしまいました。田植えは手で植えようと考えていますので、生徒の皆さんよろしくお願いします。
 米粉や蕎麦粉を使った六次化商品の開発、古民家を再生した「YOHAKU」の利用、SNS等を使った情報発信等、生徒の皆さんが活躍する場はたくさんあります。大いに活用し、湖南を知り、課題を解決する能力を身に付けて下さい。今年も色々な経験ができる1年になりそうで楽しみです。

馬入新田の水芭蕉玄関前のチューリップ昇降口の桜吹雪

爽やかなスタート!!

2022年4月12日 11時33分

 春の訪れとともに、新たに6名の先生・職員が赴任されました。星祐司教頭先生(体育)、入江格先生(体育)、半澤拓真先生(英語)、遠藤歩先生(音楽)、スクールカウンセラーとして高橋伸先生、事務職員として桑名敏生さんです。詳細については湖南高校だよりに掲載されると思いますが、着任された方々はやる気に満ち溢れています。生徒の皆さんは乗り遅れないようにしてください。
 4月8日(金)に始業式と入学式を終え、令和4年度の湖南高校がスタートしました。3年生のうち4人は1学期中に成人となります。今まで出来なかったことも出来るようになりますが、その分責任も重くなります。3年生の皆さんは大人になる準備をしっかりして下さい。2年生は学校の中心として活躍しなければなりません。1年生と3年生をつなぐ役割として先輩としての自覚を持ちましょう。そして新入生16名のみなさん、入学おめでとうございます。二瓶萌香さんの力強い決意のこもった誓いの言葉のように、過去の自分にとらわれるのではなく、新たな自分を発見し成長させて下さい。
 入学式と始業式で話した日本ハムファイターズの新庄剛志監督の言葉を覚えていますか?「夢をつかむためにはまずまわりに発信すること。人を笑顔にしたいなら自分が笑顔でいること。感謝されるには自分から感謝すること。その場を楽しませるにはまず自分が楽しむこと。失敗しないためには失敗しない準備をしておくこと。何かをやってもらう方法はまず自分からやること」でしたね。何事も自ら考え、実際に行動することが大切だということです。湖南高校生56名が自分の目標に向かって輝き出すことを願い、校長としても全力で関わっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。今年も昨年同様、変な校長で行動していきます。
 最後に、入学式・始業式の日の天気も、対面式の日の天気も素晴らしく良かったです。皆さんの日頃の行いがいい?からだと思いますが、いいスタートが切れたと思います。あっという間に雪が解け、春の息吹を感じる湖南で思う存分楽しみましょう。

満開の福島市の桜と愛犬(茶々)春を迎えた青松浜湖南の桜はまだまだかな!つくしが出ました!