さあ、2学期のスタートです!
1学期を振り返ると、様々な行事を地域の方々の協力を得ながら滞りなく進めることができました。改めて御礼申し上げます。そして、2学期も行事が目白押しです!
さて、1学期の終業式では手作りの真っ白い円柱(ウエットティッシュの筒にA4の紙を巻いたものを)を示しながら、同じものを見ていても、見る位置や場所、光の当て方などによって、円にも長方形にも見えること、これはものばかりでなく、人にも当てはまることを生徒に話しました。常に自分は同じ場所にいて他者を見るのではなく、いろいろと立ち位置を変え考え方を柔軟にして物事をとらえよう、そうすると今まで気が付かなかったことが見えてくるということを話しました。
この話を受けて、本日の始業式では、生徒に「処理水問題」について問いかけました。この問題は、一概に白黒をつけられるものではないこと、しかし、福島県人として、そしてこの地球に住む地球人としてしっかりと考えて欲しいこと、無関心ではいけないことを伝えました。本校では「地域課題探究」を学びの柱として日々の学習活動に取り組んでいます。この視点を更に大きく広げ、今回の問題について、まずは生徒同士で話をして欲しい、そして、「理論的」な解決方法を考えついたときには、是非校長室で話をして欲しいと伝えました。高校生という若い感性で、今学校で取り組んでいる課題解決の探究の力を是非発揮して欲しいと思っています。円柱が立ち位置が変わると○にも□にもみえることと同じで、この問題もどの位置に立って物事を考えるかで解が変わってくることを学んで欲しいと感じています。科学的、経済的、社会的、心理的、国際的・・・。この問題の切り口をどこにするのかという課題設定力も重要になってきます。最終的には、全てを網羅した視点で生徒なりの解を導き出して欲しいと思っています。そして、今あるこの大きな意見の違いを、生徒同士の直のコミュニケーションで味わって欲しいのです。今、SNS上には己の立ち位置を守りながら強い言葉で自分の主張をしているものが散見されますが、本校生には、今までの十数年の人生で得た知識や経験からで十分なので、他者と直のコミュニケーションを図りながら最適解を導き出して欲しいと思っています。本校では地域の方々と協力し、蕎麦や米の栽培から六次化商品の開発等を通じて食の安全安心についても取組を進めており、日々の学びの中で直のコミュニケーションが図られています。このような取組を進めている本校生だからこそ感じられる課題解決法が出てくることを期待するところです。
改めて、さあ、2学期のスタートです!
『地域創生に関わる日本一の学校』をスローガンに、新学期も生徒のパワー爆発で取組を進めて参ります。地域の皆様の御協力は勿論、県内、国内、そして世界中の皆さんの御協力と御支援をよろしくお願いします!
本校HPの記事や福島県教育委員会 公式noteを是非ご覧ください。
『地域創生に関わる日本一の学校』を目指して、今後も取り組んで参ります。
6/7 舟津の夕焼け
6/29 鬼沼
7/6 御霊櫃峠から望む磐梯山
7/7 学校上空に穴あき雲
7/22 猪苗代湖監視アルバイト
8/3 焼き畑(東京農工大生の卒論研究)
8/24 本校の蕎麦畑(花が少し・・・)
先月(5月)も、生徒のめざましい活動あり、地域の方々の温かいバックアップありと内容の濃い1ヶ月でした。
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生徒総会では今年一年の予算、事業が承認。続く選手壮行会では、ボート部、ソフトテニス部の選手に、本校伝統の「しょい」(※しょいについては次回)でエール。ボート部、ソフトテニス部の地区大会応援に参加。ソフトテニスの団体戦では、惜しくも敗れはしたが、ファイナルセットのジュースまで戦い抜く健闘。1年生の総探で「ぐるっと湖南」に同行。地域伝承会から大内さん、西田さんの御協力を頂き、私自身も湖南について勉強。新しい知識のインプットにより地域に対する興味関心がさらに倍増。説明の中からマニアッククイズを出すなど楽しませてもらう。第1回学校運営協議会が開催され委員の皆さんと「ガッコのこどもは、地域みんなで育てっぺ」という強い思いを共有。他県の高校生の短期ホームステイ受け入れなど新たな取り組みも相談。観光ビジネスの授業では、東京国際大学の前先生が、日光市観光課の田中係長と来校し具体的な講義。前回授業での宿題を前先生がポスターにしてくれたものを拝見し感動。また日光市の観光PR動画に生徒も感動しモチベーションアップ。6月1日に2年探究「つくる」班が実施する「ちまき作り」の材料になる笹の葉取りに同行。昨年体験した3年生に講師を打診したところ快諾し2年生を指導。「この葉っぱ大丈夫ですかぁ」の質問に「OK!」「だめぇ」など適確に対応し、300枚を超える笹の葉の採取に成功。ちまきに使う「い草」も地産地消を目指したが、地域の方も「ここいらへんではみねーなぁ」ということで、郡山市の豊畳座敷店さんに提供いただく。5月も大島そば同好会の皆さんのご指導により、そば道初段位認定に向け生徒、教職員ともにラストスパート。中間考査の校内巡回中、生徒は集中して黙々と問題に取り組む。廊下の窓から見える磐梯山を堪能している校長を気にする生徒は誰もなし。「米粉大作戦」では、城北埼玉高校の生徒さん52名と田植えで交流。田植え指導の阿部さん、様子を見に来てくださった近所の方々に感謝。田植え前、城北埼玉の学校紹介プレゼンを全員で視聴。ノー原稿での巧みなトークに爆笑と驚嘆。少年湖畔の村に宿泊した城北埼玉高校の食事のまかないは、本校で伝統食を指導いただいている菅野さんと西田さんが担当(本校生も一部お手伝い)。餅バイキングでまたまた感謝。ボート部県IH予選では、女子シングルスカル第2位、男子シングルスカル第3位と、インターハイ出場には届かなかったが、それぞれが全力を出し切る。続く県総体に向けて再始動。花壇整備を全校生で実施。学年ごと受け持ちの場所を徹底して取り組む。美しい草花で地域の方々の目を楽しませるとともに、生徒の心の安寧にも期待。
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「コミュニティ・スクール 湖南高校」の5月1日から31日までの取組でした。
「改行」も忘れてしまうほどの濃厚な1ヶ月を過ごしました。
このほかにも、校外で「湖水保全ワークショップ」に参加するなど、生徒は個々の探究を深めています。今後の活動にもご期待ください。
なお、詳細は、本校HPの記事や福島県教育委員会 公式noteをご覧ください。
生徒総会 慎重審議中
選手壮行会 「がんばっていきまっっ『しょい』」
ソフトテニス部地区大会 フルセット対戦中
ぐるっと湖南 布引山にて
第1回学校運営協議会 活発に意見交換中
ちまき作り事前準備 い草の提供ありがとうございました
そば道初段位認定 時間も計り、本番に合わせた練習中
米粉大作戦 植え方について実演中
ボート部IH県大会 健闘と悔しさと
花壇整備中 次回、花植です。
『地域創生に関わる日本一の学校』を目指して、今後も取り組んで参ります。
新年度が始まり、1ヶ月がたちました。
この間、コミュニティ・スクールとしての本校に対し、地域の様々な方々からご挨拶と併せて、「何でも協力すっから、声かけてね」という、温かいお言葉をいただいております。本当に頼もしい限りです。
生徒も早速探究活動にいそしみ、各学年そして個々人が取り組みを進めています。PTA総会では蕎麦部が蕎麦打ち体験の講師を。2年生の観光ビジネスでは、東京国際大学の前先生をお招きし情報の発信について。また、また、総探では、「つくる」「つなぐ」「つたえる」の各班がそれぞれの課題について考察を深めていました。1年生は福良(学校のある地区)を散策し、地域理解に努めています。今後の生徒たちの活躍に期待大です。
湖南の地に赴任し、この雄大な自然に包まれ、日々気に入った景色をスマホで撮っています。まずは、是非皆さんにこの地を訪れ、景色と空気を味わってほしいと思います。そして、湖南の地の食や文化、歴史を感じ取っていただければと思います。皆さんのご来町をお待ちしています。
今年度の本校の取組を、是非よろしくお願いします。
校舎屋上から360°風景(右端・左端に磐梯山、真ん中奥に布引山風車群)
校舎北側の磐梯山 校舎南側の布引山風車群