校長のつぶやき

歴史が動いた!!

2022年8月31日 14時56分

 雲は湧(わ)き 光あふれて 天高く 純白の球(たま) 今日ぞ飛ぶ
 若人(わこうど)よ いざ まなじりは 歓呼(かんこ)にこたえ
 いさぎよし ほほえむ希望 ああ 栄冠は君に輝く
 野球好きでなくても一度は聴いたことがある歌詞だと思いますがわかりますか?福島市出身の偉大な作曲家古関裕而先生の「栄冠は君に輝く」です。高校野球に携わってきた私としては、この曲を聴くと力がわいてくる感じがします。今年の甲子園大会は聖光学院の準決勝進出、仙台育英高校が優勝し104年目にして東北に優勝旗が運ばれました。歴史が動いた瞬間でした。仙台育英の須江監督の言葉も感動を呼んでいます。「高校生活っていうのは、何て言うか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違う。青春ってすごく密なので。でもそういうことは全部ダメだダメだと言われて。活動しててもどこかでストップがかかって。どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、でも本当に諦めないでやってくれた」。コロナ禍において湖南高校生も息苦しい生活を虐げられていますが決して諦めないことが大切です。そして「若人(わこうど)よいざまなじりは歓呼(かんこ)にこたえいさぎよしほほえむ希望」とあるように周囲の期待に応えようとする素直な意志が必要です。
 郷土料理を学ぶでお世話になっている菅野洋子さんは、昨年大病を患いながらも、湖南町の活性化のために忙しい毎日を送っています。年齢にもかかわらず行動力は若者以上です。9月6日に菅野さん達の郡山生活研究グーループ連絡協議会の方々と郡山女子大学の学生、そして湖南高校生による顆粒大豆を使ったレシピ作りを開始します。女性が変える未来の農業推進事業の一環です。高校野球の歴史は動きました。湖高生の力で白河の関ではなく、三森峠を多くの人に越えてもらい、湖南の魅力を知ってもらえるよう頑張っていきましょう。

湖南高校蕎麦ファームそば部ひまわり畑手植えの田んぼ顆粒大豆の試作品

すくすく育て!!

2022年8月4日 12時38分

 そばプロジェクトも3年目を迎えました。8月2日(火)に夏休み期間ではありましたが、全校登校日にし蕎麦の種まきを行いました。1年目の収穫量は58キロ、2年目は90キロ、3年目の今年は100キロを目指しています。オリエンテーションでは湖南で蕎麦の生産を行うきっかけや蕎麦の種まきまでの準備などのお話を伺いました。私達はお膳立てされたところでの活動なので、話を聞いた生徒達にとっては農業の大変さも理解できたのではないかと思います。水に弱い蕎麦なので雨が心配ですがすくすくと育つ事を祈るばかりです。
 6月に城北埼玉高校と行った手植えによる稲は順調に育ち、穂が出始めました。穂が出始めるとカメムシ対策が必要になりますが、先日その消毒作業を体験してきました。炎天下の中、風や天気を予測しながら広い水田の消毒作業は過酷だということがわかりました。これからも美味しい米を作るために色々な農作業を体験していきたいと思います。
 昨年失敗したひまわりプロジェクトもリベンジを果たすべく、今年もチャレンジしています。発芽も順調ですくすく育っていますが、種の撒き方が雑だった感じもします。たくさんの花を咲かせ、観光スポットになればいいのですが・・・。
 蕎麦や稲、ひまわりは自然の力と農家の方々の愛情ですくすく育ちます。湖南高校の生徒は保護者・教職員・地域の方々の支援と自分の力で成長します。支援は完璧なはず、後は生徒自らが成長するための努力をするかにかかってきます。夏休み明けに少し大人になった皆さんの姿を見るのが今から楽しみです。ソフトテニス部は新人戦に向けて3泊4日の強化合宿を行っています。県大会出場を目指して頑張って下さい。

蕎麦の種まきに参加して下さった方々緊張してるかも!!僕が一番上手!!すくすく育て!リベンジ、ひまわりプロジェクト穂がでました!!強くなれよ!!

3年生大活躍!!

2022年7月29日 16時32分

 夏休みに入って早いものでもう1週間が経ちました。宿題は順調に進んでいますか?夏休みは多くのイベントがあり、ボランティアの要請もたくさんあります。今年は3年ぶりに湖祭りが開催され、湖南高校生も清掃のボランティアに参加しました。ボランティアではありませんが、湖水浴の監視のアルバイトも1・2年生8名が頑張ってくれています。暑い中ですが、事故の防止に全力を尽くしている姿が印象的です。特に3年生の頑張りが凄いので紹介します。1つは湖南小中学校のボランティアです。吾妻さん、三瓶さん、牧山さんの3名が、湖南小学校の児童の学習指導やプール監視を行いました。小学生は高校生が大好きらしく、楽しそうに時間を過ごしていました。高校生が遊んでやっているのか、遊ばれているのか分かりませんがお互いに思い出深い期間だったのではないでしょうか。最終日は小学生も高校生も名残惜しそうでしたが、バスの見送りをして期間を終了しました。2つ目は湖畔の村の家族キャンプ体験のボランティアです。そば部の一ノ瀬さん、三瓶さん、穂苅さんの3人がテントの組み立てや薪割り、キャンプファイヤーの手伝いや朝食の準備等を行いました。3人とも最初は何をしていいか分からずぎこちない動きでしたが、徐々に慣れてきて、参加者からはさすが高校生と言われるようになりました。3人の中には火の神様になってキャンプファイヤーを盛り上げてくれました。進路で忙しい中、ボランティアに参加してくれてありがとうございました。
 日頃お世話になっている湖南の方々への感謝の意味を込めて、今後とも積極的にボランティアに参加しましょう。

ちゃんと教えてる?できるね!!あずまんじゅう!夕飯の準備

初めての飯ごう炊飯高校生の作った朝食いかがですか

夏がやってきました??

2022年7月15日 14時37分

 梅雨入りしたと思ったらあっという間に梅雨明け、例年より1ヶ月くらい早い宣言でびっくりしてしまいました。やはり温暖化は進み、今年も異常気象が続くのかと不安に思ってしまいます。しかし、梅雨明けしたとたんに梅雨空が続き、身体も心も調子を整えるのが大変な状況です。そんな中ではありますが、高校の中庭にあるアジサイが綺麗に咲き誇っています。どんよりした天気にもかかわらず、鮮やかなブルーの花を咲かせ、私達の心を爽やかな気持ちにさせてくれます。中野の梅花藻も花を咲かせました。綺麗な水の中で咲き誇るかわいらしい小さな花は涼しさを感じさせてくれます。全校生徒が行った花壇整備で植えたマリーゴールドやサルビアも順調に育っています。また、昨年失敗したひまわりプロジェクトも今年は早めに種をまきました。順調に発芽してもらいたいと思います。8月2日(火)には3年目のそばの種まきを行います。蕎麦ファームも阿部様のお力添えで綺麗に整備され、種まきを待つばかりの状況となっています。新型コロナウイルス感染症や異常気象にも負けず、力強く成長をしている植物の姿を見ると、私達人間も頑張らなければいけないと気付かされます。来週から夏休みです。だらだら過ごすのではなく、何か目標を決めて有意義な時間の使い方をしてもらいたいと思います。成長した生徒の顔を見られることに期待しています。

見事なアジサイがくあじさい花壇のマリーゴールド中野の梅花藻

種まきをしたひまわり畑3年目の蕎麦ファーム

関東進出。暑さにやられました!!

2022年6月29日 17時52分

 新型コロナウイルス感染症の影響で延び延びになっていた東京日本橋ふくしま館「MIDETTE」でのイベントが、6月25日(土)にようやく実現しました。館長様はじめ、物販リーダーの杣様の多大なるご協力のお陰で実施できたこと感謝申し上げます。今回のイベントは、湖南高校生による「湖南の魅力発信プロジェクト in MIDETTE」として、桑名秀一郎農場の蕎麦粉を使った手打ち蕎麦の実演と販売、湖南高校生が開発したパウンドケーキ「湖南 the 1st」やmogumoguさんの米粉クッキー、里山再生家の三宅正芳さんの純度100%のなたね油を販売しました。そば部の3年生三瓶槙也、一ノ瀬由斗、大山紗生、穂苅渉冴が参加し緊張しながらも蕎麦打ちの実演や厨房での盛り付けを必死になってやってくれました。来館された方々から励ましの声も掛けられ、はにかみながらも喜んでいた姿が印象的でした。校長からすると、お菓子の販売ではもっと元気よく商品の紹介ができたらよかったのにと感じましたが、東京での初めての経験としては上出来だったかなと思います。
 しかし、東京の暑さにはやられました。前日から入り準備を行いましたが、湖南の気候に慣れた私達にとって、東京の蒸し暑さは身体にこたえました。更に、この暑さのせいで人が出歩かず、来館者がいつもの半分位という状況でダメージが倍になってしまいました。暑い中来館された方々には、「蕎麦がものすごく美味しかった」「湖南ってどんなところ?」などと、湖南の魅力を伝えられたように感じましたが、なおさらもっと多くの方に伝えたいという気持ちが大きくなりました。反省点も多々あったので、より効果的に湖南をアピールできるようにリベンジを果たしたいと思います。
 とはいえ、今回のイベントができたのは桑名秀一郎夫妻、小山香純様、三宅正芳様、地域の方々、学校関係者などたくさんの方々の協力があってこそです。助けてもらってばかりで湖南にはまだまだ貢献できていませんが、一つ一つの経験を活かし、ステップアップしていきたいと思います。今回参加した4人のそば部は、何かを感じたと思います。そして行動に移してくれると思います。(校長としての熱い期待、し過ぎかも!)本当にありがとうございました。
 最後に、来館者の方から次のような励ましのメールを頂きました。
  「たまたま訪れたふくしま館でしたが、高校のそば部とは珍しいと、しばらく見学さ  せてもらいました。その手元が本格的で驚いてしまいました。早速自宅で頂きました  が、あまりの美味しさに二度びっくり。家族全員、何度美味しいと言ったかわかりま  せん。クッキーは米粉で作られていたんですね。二種類買ったのに、美味しくて翌日  にはもう無くなりました。湖南の魅力発信プロジェクトとのこと、我が家にはしっか  り届きました。あまりの美味しさにメールさせて頂きました」
 暑い中ご来館いただきましてありがとうございました。もう一度出展する機会があれば皆様に喜んでいただけるよう、今回以上に工夫を凝らしたいと思います。温かいメールありがとうございます。

蕎麦打ちの実演厨房の様子全員集合あつーいいらっしゃいませ!準備完了