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地域カダイ探究・地域ミライ探究

スパイス班 収穫&乾燥作業を行いました。

スパイス班は、12月10日までに、「スパイス」を完成させる予定です。

そのために必要な手順は、「収穫」「乾燥」「粉砕」です。そのため、本日11月13日(金)は、収穫作業と乾燥作業を行いました。収穫対象は、コリアンダー(パクチー)、レッドペッパーです。サフランも二輪開花したため、一緒に収穫を行いました。

収穫した素材は、しっかりと洗浄します。調理室には、コリアンダ―(パクチー)のあの独自の香りが漂いました。

重さを量ってみると、コリアンダー(パクチー)17グラム、レッドペッパー2グラムでした。これから乾燥させるので、完成するスパイスは更に軽くなると予測されます。まとまった量のスパイスを得ることは、今回の栽培よりももっとずっと大変なのでしょう…。

綺麗に洗った素材を、別室で並べ、干しました。

乾燥した素材が飛ばないように、上にキッチンペーパーを重ね、四隅には重石を載せました。うまく乾燥するよう、日当たりや換気に注意しながら見守っていきます。また、レッドペッパー・サフラン・にんにくは継続して栽培中です。順次、収穫して素材を増やしていきます。

<主食班> そばの製粉を行いました。

 11月12日(木)、12月の「カレーライスを一から作る」本番前の、今回が授業時間としては、最後の総探。なんとか製粉を終わらせ、本番当日の蕎麦打ちをむかえたかったのですが……。前回、脱穀はしたものの、蕎麦の実の中に沢山の小石が混じっていたため、製粉前にその小石を一つまみずつ除去する地道な作業に明け暮れました。

しかし、人間は考える動物! 作業を進めていくうちに、蕎麦の実と小石を選別する方法を発見したのでした。蕎麦の実を軍手でつかみ取り、握りを緩めると、あ~ら不思議、蕎麦の実だけが、軍手の表面に残るのです。これにより作業は進展、自らの発明に満足顔。

ところが、今度は、総探の掟「機械は使わない」が私たちの前に立ちはだかったのでした。製粉に使用したのは、手挽きコーヒーミル。一度に製粉できる量は限られ、6校時目終了を告げる無情のチャイムが……。結局、時間切れとなってしまい、本番前に、もう一度時間を作って、製粉作業をする予定です。現在、石臼を探し求めています。どなたか、お借りできませんでしょうか?

 

 

その他班、カレーにまつわるエトセトラ。

 11月12日(木)の地域ミライ探究の時間、その他班はいつもどおりカレーにまつわる作業を多方面で実施しました。

まずは、肉班と調味料班のためにさっと火をおこし、

次年度の肥料づくりとしてキエーロの中をかき混ぜ、

カレーライス(そば)を食べるための箸をせっせとこしらえて、

油のサンプルをいただけるという精油会社と連絡調整。

とにかくみんなで笑ってカレーライスを食べられるように、足りないものはないかと明日も頭を回転させます。

スパイス班 とうとうスパイスが完成!!

いよいよ、12月10日(木)、今年度の総合的な探究の時間の集大成として、カレーを作ります。

その準備として、12月7日(月)に、スパイス班では、乾燥させたコリアンダー・レッドペッパー・サフランをすりつぶしました。

コリアンダーは香りづけ、レッドペッパーは辛味づけ、サフランは色づけの効果のあるスパイスです。ただし、レッドペッパーは完熟まで育つ前に収穫してしまったので、赤くはなく緑のままの実と葉を使用しました。どの材料も、乾燥しきってカサカサになっています。

すりつぶすために使用した道具は、乳鉢・乳棒とポリ袋です。乳鉢・乳棒でゴリゴリとすりつぶす方法と、ポリ袋に入れた材料を両手でもみ砕く方法、両方を試してみました。

乳鉢・乳棒で砕くには、予想よりも時間と根気が必要でした。担当者を交換したり、手首を休ませたりしながら、ひたすらゴリゴリすりつぶしていきます。少量ずつではありましが、きめ細やかな粉末を生成することができました。

一方…ポリ袋では、砕くことはできるものの、粉末と言えるほど細かくすることはできませんでした。そこで、こちらも乳鉢に入れ、乳棒でゴリゴリとすりつぶしました。

1時間半ほどかかって、三種類のスパイスが完成しました。

完成した量は、コリアンダー1.68g、レッドペッパー0.34g、サフラン0.32gほど。乾燥させる前と比べると、たった10分の1ほどの量でした。まとまった量のスパイスを生産するためには、今回の何十倍・何百倍もの苦労が必要なのだろうと、しみじみ思われます。

粉砕作業と、道具の片づけまでを終えると。

種蒔き・栽培・収穫・乾燥・そして粉砕を終え、自分たちの手だけでスパイスを完成させたという高揚感がありました。

すりつぶしている段階で既に、コリアンダーの香りは鮮烈ですし、レッドペッパーの刺激も感じられました。また、サフランは乳鉢・乳棒、そして作業者の指を、黄色に染めてくれました。完成したスパイスは少量ですが、カレーの風味として活躍してくれることと期待します。