校長のつぶやき

今日のつぶやき

芽生え!!

 湖南にも本格的な冬がやってきました。昨年は雪が非常に少なかったと聞いていましたが、今年は予報通り多くなりそうです。覚悟しながらも湖南の冬を楽しみたいと思います。

 さて、そんな冬になぜ「芽生え?」だと思うかも知れませんが、今年1年、湖南校生は地域の方々に協力していただき、たくさんの経験をすることができました。その経験から意識が少し変わったように感じたからです。
 全校生徒が行った蕎麦打ち体験、皆さんが真剣に蕎麦打ちを行い、おいしそうに食べている姿はとても印象に残っています。スペシャルゲストとして桑名佐奈恵様with赤鼻の方々による「そば口上」も反応よく聞いてくれました。試食後、率先して後片付けをしてくれた生徒がいました。「一からカレーライスを作る」では、自分達の手で育てた野菜やスパイス・温泉水から作った塩、何度も北塩原まで行って捕獲したウチダザリガニ等、苦労して食材を集め調理しました。味の感想は様々でしたが、食材を集めたり育てたりする大変さや食品の大切さを感じてくれたようです。「あすチャレ!Academy」では、学校が休みにも関わらず参加してくれた生徒達。当日は大雪になりましたが、雪かきを手伝ってくれたり、来客者の案内や車いすの補助など自主的に行動してくれたのがとてもうれしく感じました。講演者の植松隼人先生(デフサッカー男子日本代表監督)、ゲストとして山本恵理先生(東京パラリンピック出場を目指すパラ・パワーリフティング選手)も参加された生徒や一般の方々の真剣な取り組みに喜んでくださいました。
 今年1年、「コミュニティースクール」「地域協働推進校」として地域の方々に協力していただき、様々な経験をした皆さんの成長を感じました。協力してくださった地域の方々への感謝の気持ちはもちろん、自主的に行動することができるようになりました。すばらしいことです。そして湖南校生の「芽生え」です。しかし、目標はまだ達成していません。湖南校生として湖南という地を知ることによって「地域の課題に気付き」、その課題に「どう関わっていくべきか」を考え、主体的に行動することができるようになることだからです。この1年、色々なヒントがあったと思います。ここからは皆さんがそのヒントを参考に自分ができることを考えなければなりません。冬休みの宿題?でもあるそば粉を使ったレシピ作りもその一つです。湖南の良さ・素晴らしさを活かした独創的なアイデアをたくさん考えてください。「芽生え」から「成長へ」です。期待しています。
 コロナ渦で制限の多い1年ではありましたが、地域の方々には本当にお世話になりました。また、生徒の皆さんはよく頑張ったと思います。コロナウイルスの脅威はまだまだ収まりそうにありませんが、私もチャレンジ精神を忘れずに頑張っていきたいと思います。
 それでは、1年間本当にお世話になりました。よいお年をお迎えください。

青松浜の白鳥完成したカレーあすチャレ!植松先生と山本選手

夢を語ろう!!

 11月に入り、色鮮やかだった山々の木々も葉を落としはじめ、少し寂しさが感じられるようになりました。高校の植木にも校務員の長島さんが雪囲いをしてくださり、いよいよ湖南にも厳しい冬が訪れようとしています。今年の冬は昨年度と違い、雪が多い予想となってるので、私としては通勤にちょっと不安を覚える今日この頃です。
 さて、厳しい寒さはありますが、湖南の空気はとても澄んでいて気持ちいいです。深呼吸をすると心がリフレッシュし、頭も冴えてきます。今年はコミュニティ・スクールとしてスタートし、教職員・地域の方々のご協力のお陰で、蕎麦プロジェクトの活動ができました。12月4日の蕎麦打ち・試食で一段落となりますが、アイデアだけでなく実行できたのは、湖南の地域性だと感じています。人間は欲張りなもので、一つ実行できると次も何かできるんではないかと考えてしまいます。湖南の澄んだ空気で頭が冴えた私も例外ではなく、アイデアがポンポン出てきてしまいます。実際に動かなければいけなくなるのは教頭先生を始め、先生方なのですが・・・(笑)。今回は私が来年度以降に実現できればいいなという3つの夢をつぶやきたいと思います。
 1つ目は蕎麦プロジェクトを継続しつつ、「全国高校生そば打ち選手権大会」に出場することです。今年は蕎麦打ちの体験ですが、来年は体験ではなく本格的に技術練習を行い、おいしい手打ち蕎麦を提供できる生徒を育てたいと思います。将来的に湖南のそば粉を使ったそば屋さんを開店してくれたら幸せです。
 2つ目は、湖南のそば粉を使った6次化商品の開発です。湖南校生の柔軟な発想で、お菓子やご飯のお供、おつまみ等おいしく湖南らしい商品を開発してもらいたいと思います。斬新なアイデアを待っています。
 3つ目は古民家再生です。高校の周辺には空き家が目立っています。この空き家をうまく利用して、例えば「カフェ」や「観光案内所」や「直売所」であったりと、町の活性化につなげたいと思っています。もちろん湖南校生がデザインを考えたり整備したりしてイベントを企画します。実際にリフォームまではいかなくても、みんなが「湖南にこんな施設があったらいいのに」と思うものを考えてもらいたいと思います。
 調子に乗っていろいろと夢を語ってしまいましたが、私は「夢は実現させるもの」と常に思っています。夢や希望・目標がなければ現状は維持できても向上はしません。自分の将来や地域の将来を考えた場合、「より良く」を目指さなければならないのではないでしょうか。
 最後に、なぜこんな夢をつぶやいたかというと、湖南にはこの夢を叶える力があると思ったからです。蕎麦プロジェクトが実現できたように、皆さんのやりたいことが実現できるはずです。私たちが本気で考えた事に対して、地元の方々は本気に向き合ってくれます。こんな素晴らしい環境の湖南で皆さん大いに「夢を語りましょう」。


鬼渡神社雪化粧の磐梯山(湖南高校より)植木の雪囲い 

感謝から行動へ!!

 蕎麦プロジェクトの蕎麦の収穫が10月5日(月)に行われ、小雨ではありましたが無事に終了することが出来ました。コンバインの力を借りることなく、手作業での刈り取りとなりました。慣れない鎌を手にみんなで力を合わせ約2時間ほどで終了しました。動物の侵入で倒されていたり、場所によって成長の仕方が違うなど、実際に体験してみてわかった事も多かったと思います。体育館ギャラリーで乾燥させ、15日(木)に脱穀を行いました。体育館一面にブルーシートを敷き詰め、蕎麦束を床にたたきつけたり、棒でたたいたりして実を落としました。なかなか実が落ちず意外と力が必要でした。その後、唐箕を使って選別しましたが、収穫量は約40㎏位で、蕎麦束の量に比べると意外と少ないといった感じでした。今後は粉をひいていよいよ蕎麦打ち体験です。予定では12月3日(木)を予定しています。生徒の感想も「楽しかった」「いい経験が出来た」などおおむね良好でしたが、これから必要なのは発想力と行動力です。今年度コミュニティ・スクールとしてスタートした湖南高校は、学校と地域の連携を図り、地域創生の核となり社会に貢献できる人材の育成を目的としています。これまでの活動は、地域の方々や学校が中心となって進めてきましたが、本来の姿は、皆さんがアイデアを出し、実行していくことです。湖南町に「興味を持ち」「課題を見つけ」「解決の糸口を考える」、そして自分達の力ではどうしようもない時に、地域の方々や先生の力を借りるのです。今年度は初年度として学校がヒントを与えました。次はいよいよ皆さんが主役です。湖南高校生が本気になることで、地域も学校も本気になります。「どうせやってもダメ」では先に進むことは出来ません。ダメでもともと、失敗してもいいのです。湖南の将来を見据えて、想像力を膨らませ、行動してください。「地元の高校が衰退すると町も衰退してしまう」「地元の高校に活気があると町が元気になる」という話があります。小規模校でも大きな役割を担っているのです。湖南校生の力で湖南町を元気に、そして魅力のあるよりよい町にしてもらいたいと願います。いや、必ずそうするのです。
 「感謝から行動へ」湖南校生なら「やればできる」。校長として期待が高まるばかりです。

当たり前のことを当たり前に!!

 8月31日(月)に昭和48年から始まった湖岸清掃を実施しました。47年間続く伝統ある行事です。湖南高校校歌の1番は「磐梯は紫紺の山肌」、2番は「猪苗代漫たるその水」とあります。猪苗代湖を前に見る磐梯山は美しくて心が洗われます。そして、猪苗代湖の清らかな水は、湖南町に限らず私たちの生活に欠かすことのできないものです。湖南高校の先輩方はこの猪苗代湖の育む命に感謝するとともに、美しさを守ろうという強い思いがあったのではないでしょうか。これからもその意志をしっかり受け継いでいきたいと思います。

 ところで、今年はコロナウイルス感染症の影響で湖南七浜は閉鎖されました。その関係もあったかも知れませんが、例年に比べてゴミの量は少なかったようです。浜によってはほとんどゴミがない状況でした。湖の管理をされている方々のご尽力もあったと思います。しかし、私が担当した浜の一部はひどいところがありました。花火の残骸や大量のたばこの吸い殻、バーベキュー用具など故意に捨てていったとしか思えない状態で放置されていました。ゴミは持ち帰るのは当たり前なはず、楽しむのにもマナーは大切です。とても腹立たしく、悲しい気持ちになりました。しかし、湖南校生の姿を見てその気持ちも少し和らぎました。小雨の降る中でも楽しそうに、そして真剣に清掃活動をやってくれたのです。ボランティア精神ではなく、自分のお世話になっている地域の清掃活動はやって当たり前という感じでした。
 話は変わりますが、湖南高校のそばファームは順調に成長し、収穫を待つばかりとなっています。生育記録は生徒が毎日4人一組で行っています。1人くらいさぼっても支障がないのですが、みんな責任を持って記録を取っています。観察に行くのが当たり前、誰かに任せることもできるけど自分の責任を果たすのは当たり前という思いです。
 湖岸清掃であれ、生育記録であれ、当たり前のことを自然に当たり前にできる湖南校生はすばらしいと思います。校長として誇りに思うとともに、誰からも信頼され、愛される人間になるんだろうと強く感じました。自信を持って突き進んでください。

収穫間近の湖南高校蕎麦ファーム中地地区のそば花畑そば街道

成長を祈る!

 ホームページにも掲載いたしましたが、蕎麦プロジェクトの種まきが、学校運営協議会委員・そば栽培の中野生産組合代表の桑名秀一郎さんと福良地区認定農業者の阿部敏満さんの協力を得て無事に終了しました。本来であれば、蕎麦の種まきは梅雨明け後に行うべきですが、生徒に体験させるにはこのタイミングしかないということで決行しました。そんな状況下なので、1年生から3年生の全生徒が感謝の気持ちと順調な成長を願いながらの種まきとなりました。テレビ局や新聞の取材には「ちゃんと育つか不安」や「多くの人に蕎麦の魅力を知ってもらいたい」などと答えていました。いい経験ができたようです。
後日、イノシシよけの電柵を設置しました。阿部さんの指導を受けながら私も手伝いました。種をまく前の準備、鳥獣害の対策など、収穫までには大変な作業が必要なんだと、あらためて農家の方々の苦労を感じました。食品ロスの問題が言われていますが、この手間暇を考えたら、食べ物を粗末にすることは絶対にしてはならないと思います。今年は急な提案だったので、様々な作業をたくさんの方々に協力していただきましたが、来年はすべて生徒の皆さんだけでやってもらいたいと思います。畑をうねったり、肥料を蒔いたりと機械に頼らず行う予定です。楽しみにしていて下さいね(笑)
 また、先生方は2回目の蕎麦打ち研修会を行いました。私は今回こそは上手に打つぞと強い思いを胸に臨みましたが、そう簡単にはいきませんでした。努力なしでの成長はあり得ないということです。蕎麦打ちの道具を一式そろえて、自宅で自主練習するしかないと感じました。「継続は力なり」と生徒にもよく話していたので、必ず実行に移したいと思います。(家族からは試食は誰がするの?と言われそうです。当分の間、週末の献立はそばメニューとなるのでよろしくお願いします。)
 現在は、写真の通り蕎麦の芽が出ました。電柵のおかげでイノシシの進入形跡もありません。電柵の影響を受けず、生徒の皆さんが安全に観察できる場所も熊谷先生が作ってくれました。夏休み終了後からの経過観察をしっかり行って下さい。順調にいけば10月の中旬位に収穫となります。楽しみに待ちましょう。そして、蕎麦プロジェクトの最大の目標は、6次化商品の開発です。目にしたことのあるアイデアではなく、「発想を変え」「柔軟に」「大胆な」アイデアを考えて下さい。失敗を恐れてはいいものはできません。「どうせダメ」「やっても無駄」の先には何もありません。チャレンジすることで、はじめて結果がでます。その結果が失敗でも成功でもいいのです。その結果が新たなチャレンジとなるのです。商品開発だけの話ではなく、皆さんには「チャレンジ精神」を常に持ち続けてもらいたいと思います。

電柵を設置しました電柵を設置しました8月11日現在

8月11日現在8月11日現在生徒観察用