校長のつぶやき

夢を語ろう!!

2020年11月18日 17時00分

 11月に入り、色鮮やかだった山々の木々も葉を落としはじめ、少し寂しさが感じられるようになりました。高校の植木にも校務員の長島さんが雪囲いをしてくださり、いよいよ湖南にも厳しい冬が訪れようとしています。今年の冬は昨年度と違い、雪が多い予想となってるので、私としては通勤にちょっと不安を覚える今日この頃です。
 さて、厳しい寒さはありますが、湖南の空気はとても澄んでいて気持ちいいです。深呼吸をすると心がリフレッシュし、頭も冴えてきます。今年はコミュニティ・スクールとしてスタートし、教職員・地域の方々のご協力のお陰で、蕎麦プロジェクトの活動ができました。12月4日の蕎麦打ち・試食で一段落となりますが、アイデアだけでなく実行できたのは、湖南の地域性だと感じています。人間は欲張りなもので、一つ実行できると次も何かできるんではないかと考えてしまいます。湖南の澄んだ空気で頭が冴えた私も例外ではなく、アイデアがポンポン出てきてしまいます。実際に動かなければいけなくなるのは教頭先生を始め、先生方なのですが・・・(笑)。今回は私が来年度以降に実現できればいいなという3つの夢をつぶやきたいと思います。
 1つ目は蕎麦プロジェクトを継続しつつ、「全国高校生そば打ち選手権大会」に出場することです。今年は蕎麦打ちの体験ですが、来年は体験ではなく本格的に技術練習を行い、おいしい手打ち蕎麦を提供できる生徒を育てたいと思います。将来的に湖南のそば粉を使ったそば屋さんを開店してくれたら幸せです。
 2つ目は、湖南のそば粉を使った6次化商品の開発です。湖南校生の柔軟な発想で、お菓子やご飯のお供、おつまみ等おいしく湖南らしい商品を開発してもらいたいと思います。斬新なアイデアを待っています。
 3つ目は古民家再生です。高校の周辺には空き家が目立っています。この空き家をうまく利用して、例えば「カフェ」や「観光案内所」や「直売所」であったりと、町の活性化につなげたいと思っています。もちろん湖南校生がデザインを考えたり整備したりしてイベントを企画します。実際にリフォームまではいかなくても、みんなが「湖南にこんな施設があったらいいのに」と思うものを考えてもらいたいと思います。
 調子に乗っていろいろと夢を語ってしまいましたが、私は「夢は実現させるもの」と常に思っています。夢や希望・目標がなければ現状は維持できても向上はしません。自分の将来や地域の将来を考えた場合、「より良く」を目指さなければならないのではないでしょうか。
 最後に、なぜこんな夢をつぶやいたかというと、湖南にはこの夢を叶える力があると思ったからです。蕎麦プロジェクトが実現できたように、皆さんのやりたいことが実現できるはずです。私たちが本気で考えた事に対して、地元の方々は本気に向き合ってくれます。こんな素晴らしい環境の湖南で皆さん大いに「夢を語りましょう」。


鬼渡神社雪化粧の磐梯山(湖南高校より)植木の雪囲い