成長を祈る!
2020年8月11日 17時11分 ホームページにも掲載いたしましたが、蕎麦プロジェクトの種まきが、学校運営協議会委員・そば栽培の中野生産組合代表の桑名秀一郎さんと福良地区認定農業者の阿部敏満さんの協力を得て無事に終了しました。本来であれば、蕎麦の種まきは梅雨明け後に行うべきですが、生徒に体験させるにはこのタイミングしかないということで決行しました。そんな状況下なので、1年生から3年生の全生徒が感謝の気持ちと順調な成長を願いながらの種まきとなりました。テレビ局や新聞の取材には「ちゃんと育つか不安」や「多くの人に蕎麦の魅力を知ってもらいたい」などと答えていました。いい経験ができたようです。
後日、イノシシよけの電柵を設置しました。阿部さんの指導を受けながら私も手伝いました。種をまく前の準備、鳥獣害の対策など、収穫までには大変な作業が必要なんだと、あらためて農家の方々の苦労を感じました。食品ロスの問題が言われていますが、この手間暇を考えたら、食べ物を粗末にすることは絶対にしてはならないと思います。今年は急な提案だったので、様々な作業をたくさんの方々に協力していただきましたが、来年はすべて生徒の皆さんだけでやってもらいたいと思います。畑をうねったり、肥料を蒔いたりと機械に頼らず行う予定です。楽しみにしていて下さいね(笑)
また、先生方は2回目の蕎麦打ち研修会を行いました。私は今回こそは上手に打つぞと強い思いを胸に臨みましたが、そう簡単にはいきませんでした。努力なしでの成長はあり得ないということです。蕎麦打ちの道具を一式そろえて、自宅で自主練習するしかないと感じました。「継続は力なり」と生徒にもよく話していたので、必ず実行に移したいと思います。(家族からは試食は誰がするの?と言われそうです。当分の間、週末の献立はそばメニューとなるのでよろしくお願いします。)
現在は、写真の通り蕎麦の芽が出ました。電柵のおかげでイノシシの進入形跡もありません。電柵の影響を受けず、生徒の皆さんが安全に観察できる場所も熊谷先生が作ってくれました。夏休み終了後からの経過観察をしっかり行って下さい。順調にいけば10月の中旬位に収穫となります。楽しみに待ちましょう。そして、蕎麦プロジェクトの最大の目標は、6次化商品の開発です。目にしたことのあるアイデアではなく、「発想を変え」「柔軟に」「大胆な」アイデアを考えて下さい。失敗を恐れてはいいものはできません。「どうせダメ」「やっても無駄」の先には何もありません。チャレンジすることで、はじめて結果がでます。その結果が失敗でも成功でもいいのです。その結果が新たなチャレンジとなるのです。商品開発だけの話ではなく、皆さんには「チャレンジ精神」を常に持ち続けてもらいたいと思います。