校長のつぶやき

困難にぶつかることは最大のチャンスである!

2020年7月28日 15時23分

 新型コロナウイルス感染症は、落ち着くどころか各地で感染者数が増加し、第2波の到来と言わんばかりに猛威をふるっています。コロナウイルスは私たち教育現場にも大きな影響を及ぼし、3年間という短い高校生活しかない生徒にとっては寂しい思いをさせてしまっていると思います。特に部活動においては上位大会が中止となり、それに伴い地区大会も相次いで中止となってしまいました。仕方がないかも知れませんが、非常に残念なことです。しかし、各方面の方々の協力により、救済措置としての大会が行われる競技もでてきました。1度は諦めかけていた3年生にも希望の光が見えてきたと思います。
 本校においては、卓球部・ボート部・ソフトテニス部が最後の大会を迎えられず、引退の可能性がありました。残念ながら卓球部においては代替大会が行われませんでしたが、部内で引退試合を行い最後のイベントを行ったようです。ソフトテニス部は8月2日に会津で県大会、ボート部は9月に開催予定の全国大会の予選会を8月1日に行われる予定となりました。開催にあたっては、たくさんの方々が万全を期すために準備して下さっています。参加する生徒の皆さんは感謝の気持ちを忘れることなく、精一杯悔いの残らない試合をしてもらいたいと思います。また、ボート部においては地域の方のご協力を頂き、平日は青松浜で練習することができるようになりました。荻野漕艇場までは片道1時間ほどかかり、実際に水上で練習するのは土日に限られていましたが、現在は毎日実践的な練習を行っています。蕎麦栽培の畑同様、1日もかからず調整が進み、実行に移すことができました。ご尽力いただき誠にありがとうございます。
 部活動の引退は、終わりではありません。結果がすべてでもありません。皆さんが積み上げできた成果は大会だけではなく、長い人生の中で何度でも披露することができます。悔しく、残念な気持ちもあると思いますが、この困難を最大のチャンスに変えて欲しいと思います。

追伸 ボートの練習の際、キュウリの漬け物など差し入れを頂き申し訳ございません。教職員も楽しみにしており、おいしくご馳走になっております。

ボート部練習風景青松浜にて(ボート部)