校長のつぶやき

Enjoy 湖南

2020年6月29日 18時01分

 すでにホームページでご紹介しているとおり、湖南高校「蕎麦プロジェクト」がスタートしました。私としては蕎麦の栽培から蕎麦打ち、そして試食までを生徒一人一人にさせたいと思っていましたが、なかなか難しいと考えていました。ところが、発案から畑の選定までに1日とかからず、あっという間にプロジェクトが動きだしました。湖南の地域の方々の機動力には驚かされるとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。
 私たち教員も負けてはいられません。6月20日(土)に無理を言って、同窓会長の桑名秀一郎様のご自宅において蕎麦打ちの研修会を行いました。生徒たちに蕎麦打ちの指導を行うためです。蕎麦粉と水の分量、練り方、伸ばし方、切り方等、必要な工程を教えて頂きました。参加した教員は全員が初めての体験で、必死の形相で蕎麦打ちを行いました。予想はしていましたが、かなり技術が必要なことがわかりました。打ち終わった蕎麦を綺麗にトレーに乗せるのですが、ブチブチと切れてしまい「そば」ではなく「そ・ば」という感じでした。案の定、茹でて食べてみたのですが、蕎麦を「ずるずる」と音を立てて食べることはできませんでした。「ず・ず・ず」くらいだったような気がします。でも新鮮な蕎麦粉のせいでしょうか、味はとても美味しかったです。秀一郎様のお計らいで、一緒に指導して下さったプロが打った蕎麦を食べさせて頂きましたが、絶品でした。少し緑かかっ蕎麦は香りもしてそばつゆをつけなくても甘さがあり「うまい」と感動しました。もちろん「ずるずる」とすすることもできました。
 私の性格は負けず嫌いなので、このままでは終われないと思いました。蕎麦打ち合宿を考えています。良質な蕎麦粉を提供して下さる秀一郎様に失礼に無いよう修行したいと思います。先生方一緒に頑張りましょう。ちなみに合宿は強制ではありませんよ。
 最後に、写真は6月29日(月)の畑の様子です。雄大な磐梯山をバックに、蕎麦の白い花が一面に咲きほこる日が待ち遠しい限りです。ただ心配なのはイノシシです。