学校長挨拶
校 長 荒 義紀
令和7年4月に着任しました校長の荒義紀です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、本校は、昭和23年、農業科と家庭科からなる福島県立大槻高等学校福良分校として開校しました。昭和26年には、安積高等学校福良分校と校名を変更、翌年、普通科を併設して定時制高校に、さらに、昭和34年全日制普通科と変わり、昭和38年4月に福島県立湖南高等学校として独立しました。以来77年。地域の熱い思いに支えられながら、社会に有為な人材を輩出してまいりました。
校舎からは、北に雄大な磐梯山、南に壮麗な布引山風車群を望み、校舎周辺の水路には清らかな流れの中に梅花藻が揺らぐという、恵まれた環境の中に立地しています。近年、湖南町の人口減少に伴って、本校も小規模校となりましたが、このような自然に恵まれた環境の中で、「小規模校の良さ」を生かし、生徒一人一人に対して丁寧な指導がなされ、生徒たちは落ち着いた学校生活を送っています。
本校は令和2年度に「地域協働推進校」としてコミュニティー・スクールに指定され6年目を迎えました。地域の方々の支えや協力のもと、生徒は自らが地域と協働して課題を解決する「地域課題探究型学習」に取り組んでいます。
人の役にたてているという実感を得ることは、人間を大きく成長させ、さらに発展しようとする気持ちを呼び起こします。学びの大きな原動力になる自己有用感を得る機会に恵まれていることは、コミュニティスクールの最大の特徴であり、存在意義でもあります。
成長の機会に満ちた湖南高校での生活の中で、生徒一人一人が、自分を見つめ、地域を見つめ、広く社会に目を向ける。そうした本当の学びをとおして、生徒の成長をサポートする湖南高等学校を、どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年4月1日