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”イチ”からカレーを作りました。

12月10日(木)、今年度の総合的な探究の時間の集大成の日です。「イチからカレーライスを作る」のプロジェクト名通り、徹頭徹尾、自分たちの力で作った食材・道具を使ってカレーを作りました。

この日の作業は、大きく3つのグループに分かれて行いました。まず1つめのグループの作業は、食器の仕上げです。《その他班》が中心となり、竹の器・箸にヤスリをかけました。そのほか、裂けてしまった竹を削り取ったり、箸を追加生産したり…。安心して使用できる食器になるよう、このグループでは特に丁寧に作業をしていました。

2つ目のグループの作業は、蕎麦打ちです。《主食班》が行いました。前日までに挽いておいたそば粉をこねて、のばし、切り、ゆで、水にさらし…湖南高校産そば粉100%の十割蕎麦を仕上げました。カレーと共に食べるため、蕎麦は太めです。

3つ目のグループの作業は、調理です。中心となるのは《野菜班》です。

また、福島県郡山市でレストラン「なか田」を営んでいる中田智之様を特別講師としてお招きし、ご指導をいただきました。

調理の第一段階は、《野菜班》の育てたにんじん、じゃがいも、葉大根、わさび菜の下ごしらえです。しっかりと水で洗い、一口大に切ります。その間に、《その他班》が調達した米糠油で、《肉班》が調達したウチダザリガニを炒めます。

 

その後は、《スパイス班》の作ったコリアンダー・レッドペッパー・サフランと、切り終えた野菜を投入し、炒めます。野菜が煮崩れないようじっくりと炒めたら、《その他班》が汲んだ馬入の湧き水で煮て、《調味料班》が精製した塩で味をつけます。

調理の工程が進むにつれ、いい香りが漂います。中庭で食器のヤスリがけをしている生徒たちも、興味津々です。

最後に味見をしつつ味を調えました。食器に装い、彩りとしてわさび菜とウチダザリガニを添え、カレーは完成です。

また、中田シェフが、生徒とともに2種類のカレーを作ってくれました。同じ野菜を用いスパイスや調味料を足して作った「見本品カレー」と、中田シェフが食材から厳選した「オリジナルカレー」です。計3種類のカレーで、食べ比べも行いました。

~生徒の感想~

「正直、口に合わなかった。しかし、カレーを1から作ることはとても難しいと感じた。自分たちで色々調べて、食材を確保し、頑張れたと思う。自分は《調味料班》として、温泉水から煮詰めて塩を作った。手に入るまで時間がかかりすぎたのが欠点だった。これを来年の活動に生かしたい。今回の活動で、食に興味を持てた。そして、食を大切にしようと思った。」

「1からスパイスを育てて、それがカレーに使われて嬉しかった。たくさんの種類のカレーができて、いろんな味を楽しめてよかった。スパイスで育てられなかったものや量が足りなかったものがあったので、きちんと下調べをして調達した方がいいと思った。カレーの味は賛否両論だったが、私は美味しかった。」

「半年以上かけて作ったカレーは、やっぱり初めて作ったので、すごく美味しかった訳ではなかった。でも、皆で協力して作ったカレーは、とても優しい味がした。私は《肉班》だったので、ザリガニを捕りに行ったり茹でて殻をむいたりするのが大変だったことが記憶に残っている。また、学校でこういう企画があったらいいと思った。」

 

無事にカレーを作り上げることができたのも、校外のさまざまな方々のご理解とご協力をいただくことができたからです。電話やメール、または対面で、さまざまなプロフェッショナルの方々に助けていただきました。この場を借りて、お礼を申し上げます。

次回の総合的な探究の時間では、今回のカレー作りの反省と対策を練ります。今回の経験を次代に引き継げるよう、生徒たちの活動はまだ続きます。