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CS 先進校(群馬県立尾瀬高校)視察研修報告

 コミュニティ・スクール事業の一環として、群馬県立尾瀬高等学校に、2020年10月27日(火)~28日(水)の2日間、先進校視察研修に行ってきました。

 全国で初めて「自然環境科」を設置した尾瀬高校は、沼田市内の利根中学校と隣接の片品村の片品中学校と連携型の中高一貫教育で互いに密接な関係にあり、地元からの進学者も多く、「地域に貢献し、自然との共生を図ることのできる人づくり」を目指しています。また、一般家庭等(民家や民宿)でのホームステイ制度により県内外から生徒募集を行い、近年、入学希望者が増加傾向にある学校でもあります。

視察研修の内容は、以下の通りです。

【 10月27日(火) 】 

13:00~13:30 情報交換

13:45~15:15 校外実習視察

15:30~16:20 学校の概要説明

16:30~17:30 ハートフルホーム・システムの説明

17:30~18:00 校長先生との懇談

18:30~21:30 ホストファミリー(梅木さんご夫妻)からの聞き取り調査

    

【 10月28日(水) 】

 7:50~8:15  ホームステイ先の訪問

8:30~8:45  聞き取り調査の打ち合わせ

9:00~10:15 片品村役場での聞き取り調査:教育委員会・むらづくり観光課

10:30~12:00 自然環境科施設見学

 左は、学校から車で10分ほどの場所にある雑木林での校外実習の様子です。自然環境科では、野外での自然観察や地域からの講師招聘がさかんに行われています。先生方が、生徒たちを下の名前で呼んでいたのが印象的でした。本校と同じく、「一人一人の生徒に寄り添う」雰囲気を感じました。

 真ん中は、ペンションを経営しながら、5名の男子生徒のホストファミリーになっている梅木さんご夫妻です。ホストファミリーとしてのやりがいやご苦労など、率直なお話を聞かせていただきました。心のこもった夕食とおもてなし、ありがとうございました。お世話になりました。

 右は、片品村役場での聞き取り調査の様子です。公務にお忙しい中、総勢5名の職員の方々が対応して下さいました。全国の中山間地域に位置する町村はどこも人口流出に悩んでいますが、片品村は尾瀬高校との連携を深めながら、地域に人材が残る取り組みに成功していると感じました。

 尾瀬高校関係者の皆様、本当に有意義な2日間でした。この研修の成果を、本校の地域協働の学校づくりにいかしていきたいと思います。